うれしかったこと」カテゴリーアーカイブ

「宝石みたいなちらし寿司」 ある塾生さんの復習投稿より

「マクロビオティック京料理教室  むそう塾」には、「復習投稿」というのがあります。
この投稿は必須ではないので、投稿したくない人はスルーをしてもかまいません。
しかし、人間はえてして勘違いをする生き物なので、習ったことを正しく持ち帰っているかどうかを確認するために、家で復習をして、それを投稿するシステムを設けているのです。

習ったとおりの味と技術を家で再現できるまで、お料理を教えた中川善博がみずからとことん指導するのが、むそう塾の特長です。
これによって、格段にお料理が上手にできるようになるので、塾生さんも熱心に取り組んでおられます。

2月のことですが、復習投稿でとても心に残る内容のものがありました。
「上級幸せコース」に通われている塾生さんのものですが、メールの書き方といい、文章の内容といい、とてもスッキリしていて心打つものでした。
私は嬉しくて、スクショを撮って、ずーっとデスクトップに鎮座させていました。

明日は「上級幸せコース」の修了月です。
頑張って遠くから通ってくれる彼女のために、この記事をプレゼントしたいと思います。

 
 

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<Hさんからの復習投稿文>

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<マクロ美風より>

いつも物静かなHさんですが、「宝石みたいなちらし寿司」の言葉に感じるように、Hさんの内なるセンスを垣間見た文章でした。
そして、やっとそのちらし寿司の授業がやってきて、ワクワクしながら復習してくださったのだと思います。

召し上がるときのお気持ちも丁寧に書かれていて、慈しみのお気持ちも感じられる素晴らしいものでした。
でも、Hさんは教室では寡黙なんですよ(^^)
内面では感動していても、あまり表情には出さないタイプなんですね。
人間には色々なタイプがあるので、それでも一向に構わないのですが。

来月からHさんは「満足コース」に進まれます。
42種類のメニューから何を楽しみにされているのでしょうか?
これからも復習投稿で実力を積み重ねて行きましょう。

 
 

(玄米ちらし寿司 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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マクロビオティックでもお魚は食べたほうがよい話 青森の例

きょう、青森に住む女性(Aさん)から相談メールが届いた。
メールの文章は簡潔に書かれていたので、もう少し詳しく把握しないとアドバイスが的確にできないと思い、お電話を入れた。
結果的に2時間近く話しただろうか?

お住まいのこと、お隣さんのこと、お子さんのこと、ご自身の健康のこと、マクロビオティックのこと、お料理のことなどなど。
話は尽きないほどいっぱいあった。

私は過去に2回青森を訪れている。2008年5月と7月だ。
この頃は「美風ゼミ@秋田」「美風ゼミ@仙台」「美風ゼミ@新潟」「美風ゼミ@青森」などで東北方面でもお世話になった。
そのすぐ後、京都でむそう塾を始めたため、他県に行くことがなくなった。

しかし、Aさんは私のブログをよ〜く読んでいてくださって、記事の内容をよく把握されていた。
驚いたのは、「青森は三方が海に囲まれた土地なのだから、お魚は摂った方がいい」と書いた記事をしっかり読んでいてくれていたこと。
マクロビオティックのブログだから驚いたそうだ。

青森で私は、「厳しい寒さを乗り越えるには、むしろお魚は必要」と話してきたのだった。
沖縄には沖縄の、北海道には北海道の、東北には東北の郷土料理があって、それこそが一番大切にされるべきお料理だと話し、そんなことをブログにも書いていた。
だから、その大事なことが伝わっていて、本当に嬉しかった。

 
 

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ところで、むそう塾には青森から通われている人がいると伝えて、町名をお教えしたら、なんと、自転車で行けるくらいの近さだった。(もちろん、塾生さんの許可を得てお教えした)
広い青森で、そんな近くにむそう塾生がいるなんて、なんというラッキーなことだろうか!

さらに、Aさんはブログ上からその塾生さんのお料理を知っているとのこと。
ちゃんと「お弁当投稿」の記事を読んでいてくれたのだ。
だから、初めてお話ししたのに、グングンと具体的な内容の会話ができた。

私たちは一歩前に踏み出すと、そこで風が起き、その風が次の動きを呼び込んでくる。
Aさんは私にメールを送ることによって、悩んでいたあれこれの問題に対する解決法を見つけ、確実に次のステップに移行した。
そして、ご近所であるむそう塾生とも連絡がとれた。

私のマクロビオティックの第二の師匠は、「偶然は、その時心に抱えている問題に対する直感的解答なのである。」と言い切る。
Aさんがこの直感的解答を、どのようにこれから活かされるのか、とても楽しみにしている。

 
 

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あ、そうそう。
Aさんは、マクロビオティックの料理教室に通ったことがあるそうだ。
そして、「私って、もどき料理ばかり作って来たなあと思う」と話しておられた。

そうなるのがよく分かる。
しかし、もどき料理は本来のお料理と陰陽が変わってしまうのが問題だ。
お肉のかわりに、お魚のかわりに植物性の食材が使われれば、植物性の影響が体に及ぶからだ。
大事なことは、食材の陰陽を素直に体のために役立てること。

そして、その食材の美味しさに感動して、感謝していただくこと。
これが一番健康への道になると思っている。

Aさんとお目にかかれる日が来てくれますように。

 
 

(タラの芽の天ぷら 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

旬の食材をいただくのが、一番健康のためになる。

 
 
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白髪に黒い髪が増えた事例 「血余」の状態を知っておこう

今月は「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」の修了月です。
むそう塾のコース授業は、5月〜翌年の4月までの1年間に12回行われます。
それは、四季それぞれのお料理の旬をお伝えしたいことと、四季の陰陽をマクロビオティックの観点からご理解してもらうためです。

7コースあるうちの4コースが終了して、残すはあと3コースとなりました。
4月9日には「幸せコース」の皆さんから、1年間むそう塾に通って感じたことをお一人ずつ話していただきました。
いくつか嬉しいことがあったのですが、次のような事例があって驚きました。

一昨年の秋からお母様と同居を始めた塾生さん(Mさん)のお話です。
それまではMさんの妹さんと同居されていたお母様ですが、食も細くて痩せていたそうです。
Mさんはお母様を元気にしたいと、お料理を頑張ってくれました。
お母様は例のワクチンを接種していたため、その解毒もかねて私や中川さんと綿密に連絡を取り、積極的にお料理に向き合ってくれました。

そのMさんからのご報告ですが、妹さんとZoomで話していたら、「お母さんの髪の毛に黒い髪が増えたね」とのこと。
すごい!

 
 

髪の毛に変化が出るのは、血液が変わった証拠でもあります。
中医学では「血余(けつよ)」という言い方があって、血液が豊富にあると、髪の毛も豊かで良質の状態になると考えられているからです。
つまり、髪の毛や爪の状態は、血液の質や体の機能状態を目で判断できるわけですね。

「血余」というのは、西洋医学のように「血液」だけを意味するのではないので、たっぷり余力のある体をイメージしてください。
ざっくり簡単にいうと、若返ったということになりますね。
本当にすごいことなんですよ、これは。

そして、お母様の体重も増えてきたとのご報告があって、とても嬉しかったです。
コロナ禍で行動が制限されながらも、Mさんはお料理を頑張ってくれて、このような変化を生み出されました。
とても自信になったと思います。

昨年の夏はせっせと鱧料理を召し上がって、お母様だけでなく、Mさんにも陽性さが増してきました。
決断のスピードにも変化が出てきました。
これからこの調子で、Mさんがもっともっと変化できたら素敵だなと思っています。

 
 

(甘鯛のアクアパッツァ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾 イタリアンベーシック講座  第1弾の授業より)

甘鯛を鱧に置き換えてアクアパッツァにすると、ものすごく滋養豊かなお料理になります。
元気になりたい人にはぜひお奨めします。
何よりも美味しくて、簡単で、病みつきなること間違いありません。

鱧が用意できない塾生さんには、「塾長の骨切り鱧」を「お宝さんDIRECT」でお送りします。
7月頃から開始でしょうかね。

 
 
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シルキーな舌触りの食パンだから「絹角食パン」と名付けました

むそう塾の玄米ごはんは、「絹玄米ごはん」として塾生さんたちにお教えしてきました。
ボソボソとした一般の玄米ごはんとはかけ離れた、とけるような柔らかさが消化吸収を助けてくれます。

たまに噛みごたえのある玄米ごはんが好きというかたがおられますが、そういうかたはよほど胃腸が丈夫か、ものすごく噛む習慣がついている人ですね。
しかし、そういう玄米ごはんは、小さい子どもが食べてくれない可能性が高いです。

小さいうちにかたい玄米ごはんを食べさせると、一生玄米ごはん嫌いになる可能性がありますので、お子さんがいらっしゃるご家庭では気をつけましょう。

 
 

さて、その絹玄米ごはんに続いて、本当にシルキーな角食パンが完成しました。
全粒粉パンとは思えないしっとりした舌触りに、誰しもが驚く出来上がりです。

 
 

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ところで、先日ご自分でもパンが焼ける自由人コースの塾生さんに、最新の塾長パンを試食していただきました。
その結果をメールで教えてくださったので、記事でご紹介したいと思います。

 
 

<Oさんからのメール>

夫にまずはトーストせずにそのままで
食べてもらったところ
「我が家のパンもおいしいよ」
(ちょうど一昨日、食パンを焼いたばかりでした)と言ってました。
が、トーストした食パンを食べてもらったら
「絹と麻くらい違うね…
僕は麻も好きだけど中川さんのパンは絹だね」
と言っておりました。

自分のパンと比べると特にトーストした時の
もちっとした感とサクッとした歯応えが
全然違うなぁと思いました。

 
 

この文章を読んで私は驚きました。
だって、先日中川さんが、「新しいパンの名前は“絹角食パン”だな」と話していたからです。
そんなことはまったく知らない塾生さんのご主人の口から「絹」という言葉が出てきたことに、なんて繊細な味覚をお持ちのかただろうと感心したのでした。

それは奥様への言葉の選び方にも現れていますよね。
愛されているね、奥様って感じです(^o^)
ご試食をありがとうございました。

 
 

ということで、新しい角食パンの名前は「絹角食パン」に決定です!

 
 

(絹角食全粒粉パン 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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住まい探しは空気の動きとマクロビオティックの陰陽も考えること

今日は、先日探した神戸方面のお部屋の審査が通ったと、午前中に不動産屋さんから電話がありました。
\(^o^)/
ホッとしました。
おそらく審査は通ると思っていましたが、何があるかわかりませんから。

 
 

関東方面のお部屋の件は、昨日は業者さんがお休みのため、シーンと静かなのですが、私は黙々と探していました。
ネットの情報は同じ物件でも、10軒くらいは違う業者さんのサイトを見ます。
そうすると、写真の違いや間取りの違い、お部屋の向きなどで微妙に違いが出てくることがあります。
ということは、どれかが正しくない情報ということになります。
その他に方角や近隣環境も調べます。

一番よいのは内覧することですが、私はそこまで出しゃばることはしてはいけないと思っています。
立派な親御さんがついているのですから、まずは親子でご相談されるのがよいと思っています。
しかし、ここは素早い行動が必要というときには動きます。

 
 

午後になって、ある業者さんに電話を入れました。
ネットに出てこない裏情報を得るためです。
実は、本当にいい物件はネットに載る暇がなく、右から左に決まってしまうことが多いのです。
仮にネットに載ったとすると、瞬殺で決まってしまうことが多いです。

また、営業の方が外に出さないで、相手を見てここぞというときに奥から出して来る場合があります。
これらは駆け引きの世界でもあるのですが、今はネットがメインになったので、例としては少なくなったことでしょう。
でも、この「奥から」体験をされた塾生さんは、過去に何人かおられます。

A業者さんも、B業者さんも、C業者さんも、D業者さんも火曜日とあまり変わらないような状況でしたが、「もし動きがあったらお電話をお願いします」と伝えておきました。
もちろん、お電話を受けてくださったかたのお名前も伺っておきます。

 
 

17時頃、B業者さんから、「前にご希望されていたお部屋ですが、先に申し込まれていたかたの審査が通らなかったので、キャンセルになりました。」とのお電話が!
\(^o^)/
なんとラッキーな!
お礼を述べて、すぐE業者さんに確認してくれるよう電話を入れました。

なぜなら、E業者さんで、同じ物件の別のお部屋の申し込み手続きが進行中だったからです。
すると、E業者さんは「あのお部屋はもう決まっているんですが…」と言います。
「いや、今B業者さんから電話があって、審査が通らなくてキャンセルになったと電話があったのです。ですから、確認してください。」と伝え、確認を急いでもらいました。

10分ほどしてE業者さんから電話がありました。
「本当にキャンセルになっていました。今、押さえました。」と。
\(^o^)/
よかったー\(^o^)/
最初の角部屋が絶対いいと思ったので、本当に嬉しかったのです。
今日は本当に引き寄せの実感を味わいました。

 
 

***

お部屋の空気は動くことが必要です。
そのためには、窓が1つより2つ以上ある方がいいのです。
できれば水回りにも窓があると理想的です。
こうして初めて部屋の中の陰陽バランスが整うわけです。

今回のお部屋は、南と東に窓があって、バルコニーは南に面していて、その先は遠くまで景色を遮るものがありません。
これがこれから一人暮らしをする彼の気持ちを、どれほど清々しくしてくれることでしょうか。
哲学的な思考をするのが好きな彼は、きっとこのバルコニーがお気に入りになると思います。

住まいというのは、生活の拠点というだけでなく、心身をコントロールする場所でもあります。
住まいに居ながらその場の陰陽の影響を受けて、健康にも不健康にもなるのです。
ですから、私はこれから未来のある青年に、可能な限りのよい場を見つけてあげたかったのです。

ここで彼が陰陽を意識して暮らせたら、すごく素敵なことだなあと思うのです。
だって、マクロビオティックの考え方は哲学ですから、彼も興味を持つと思うのです。
あ、そうそう。
余談ですが、建物の名前も陽性なんですよ。
彼が住所を書くたびに、やさしい陽性な気持ちになってくれることでしょう。

 
 

あとは、審査を通るのみ。
よい報告が届きますように(祈)

<追記>
審査が通りました! 2023.3.17 14:16

 
 

(教室の掛け花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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