京都やマクロビオティックのことなど」カテゴリーアーカイブ

ホテルのお雛様もコロナの影響を受けている? お雛様の飾り方も

先日「萬亀楼」さんからの帰り道、ふとお雛様のことを思いました。

「ANAクラウンプラザホテル京都」の 「コトラウンジ」でお茶を飲もうと思って入り口に入ると、お雛様が目に飛び込んで来ました。

 
 


(ANAクラウンプラザホテル京都にて)

 
 

ホテルに入って七段雛のお雛様を観るとホッとします。
なぜなら、その前に待ち合わせ場所だった「ホテルオークラ京都」では、今年は内裏雛だけの親王飾りでちょっと寂しく感じたからです。

 
 

 
 

例年ならもっと豪華に、七段雛が飾られていたものです。


(ホテルオークラ京都にて 2019.3.2撮影)

 
 

ホテル業界も長引くコロナ自粛によって、存続自体が危ぶまれる状況になっていますから、少しでも経費を削りたいのでしょう。
すごく分かります。
でも、寂しいですね。

むそう塾が一番利用しているホテルなので、活気あふれるホテルに戻ってほしいなあと思っていたら、今夜のオークラは8割近くのお部屋に明かりがついています。
何かのイベントがあったのでしょうか?

明かりは大切ですね。
皆さんの心にも明かりが灯りますように。

 
 

<お雛様の過去記事>
お雛様の飾り方 京都はなぜ関東と違う飾り方なのか? 2019.3.2
お雛様の飾り方をマクロビオティックの陰陽で考える 2016.3.2

 
 
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京都 萬亀楼さんでの2人課外授業 良い氣がいっぱいでした

きょうは塾生のおはるちゃんと、京都の「萬亀楼」さんに行きました。
萬亀楼さんは、むそう塾の塾長である中川善博が修業を積んだお店です。
今年が創業300年ということで、InstagramFacebookでも発信されています。
むそう塾のあらゆるコースの1期生として、650種類以上のお料理を習っているおはるちゃんと、課外授業のつもりで出かけました。

 
 

通されたお部屋は、2方向がお庭に面した一番よいお部屋でした。

 
 

 
 

写し忘れましたので、もう一つのお庭はサイトからお借りします。

 
 

お庭を眺めながらご機嫌なおはるちゃん。
椅子式を希望したので、ローチェア・ローテーブルの組み合わせです。

 
 

髪を切って可愛らしくなったおはるちゃんです。

 
 

下地窓がいいですねぇ。

 
 

雪見障子を通してお日様の光が入って来ました。
こういう景色に癒やされる二人です。

 
 

さあ、お料理が運ばれてきました。
今月は2月なので、節分にちなんだお料理です。
蓋の上にひいらぎの葉が載っています。

 
 

白魚は酢の物になっているのですが、やさしいお味で気に入りました。

 
 

 
 

日本酒は月桂冠の料亭用に作られたもの。
軽くて爽やかで、お料理の邪魔をしないお味でした。

 
 

次は煮物椀です。

 
 

蓋をとると、あらまあ♪
鶯宿梅蒔絵吸物椀ですね。豪華!

 
 

 
 

鶯菜の下にあるのは、雲子入りの玉子豆腐です。
雲子が美味しくて幸せなお味でした。

 
 

次はお造りです。
鯛の厚みがちょうどよかった。

 
 

あえて真上から。

 
 

 
 

おや?

 
 

左端の茶色いのはアワビ。やわらかくて美味しかった。

 
 

 
 

馬上杯の中身は海鼠(なまこ)のみぞれ和え イクラ載せ。
私の大好きなお酢の味が嬉しい。

 
 

温物。

 
 

中には穴子ときくらげ入り。

 
 

唐墨(からすみ)をこんなにたくさん!とビックリしたけれど、薄味なので食べやすくて、お酒が進みました。

 
 

 
 

これがもう、中川さんのお味そのもので、笑っちゃうくらいw
中川さんが作ってくれたのかと思ったほど。

 
 

香の物はちょっと量が多い気がしました。

 
 

お茶が登場。

 
 

鯛茶漬け。

 
 

蓋の裏に文字が。

 
 

萬亀楼の萬でした。

 
 

ついに果物までたどり着きました。

 
 

おや? 切り込みが。

 
 

鬼さんなのだそうです(笑)

 
 

 
 

 
 

おや? これは?

 
 

こんなふうにして

 
 

こんなふうに使うのだそうです(笑)

 
 

お食事中に常にお庭を眺められ、本当に落ち着く空間でした。

 
 

お食事が済んでお部屋を出ると、さっきは見落としていたお花が。
なんて美しいのでしょう。
こんな演出が素敵すぎます。
そして、この柱の触感がまたいいのです。

 
 

目を下にやると、こんなアーチが。すごい技術ですね。
離れだったお部屋を廊下でくっつけたために、このような継ぎ目ができたそうです。

 
 

廊下の角を曲がると、広間が見えます。

 
 

その奥にも広間が続きます。
窓の向こうにお庭が見えます。
40人ほど座れるそうです。
この他にもお2階に38人が座れるお部屋があるのだとか。

 
 

広間からは、このお庭が見えます。

 
 

 
 

おや、ここにもお花が。

 
 

広間の奥に見えていたお庭を、玄関近くから見たところです。
広間の中が丸見えにならないように、光悦寺垣に竹穂を組み入れています。
こういう技術にゾクゾクする私です。

 
 

いいですねぇ。こういう景色。
でもね、きょうは雨が降っていないのに、こうして石も苔も濡れているのです。
散水機がどこかに設置されているのでしょうね。

 
 

お庭の反対側に目をやると、あら素敵な鉄行灯!

 
 

最後になりましたが、ここが玄関です。
暖簾をくぐったところです。

 
 

外に出て、記念写真を撮ってもらいました。

 
 

*   *   *

課外学習としてお伺いした萬亀楼さん。
とても丁寧な仕事がしてあって、さすが中川さんが修業されたお店だなあと思いました。
そして、お味もやはり中川さんと同じ系統で、どこかに中川さんがいるような、そんな落ち着くお料理たちでした。
ですから、私もおはるちゃんも、親戚に来たような気がしてとてもリラックスできたのです。
そして、器や盛り付けなどに違和感を感じることもなく、それも心地よいことの一つでした。

おはるちゃんはお部屋の造りが昔懐かしくてすっかり気に入った様子です。
古いはずなのに、綺麗にお掃除が行き届いていて、そのことに背筋が伸びる思いがしました。
本当にピカピカなのです。
どこを向いても良い氣が漂っていて、すっかり気に入りました。

さっぱりした感じで美人の女将さん。(陽性さん)
ハンサムで爽やかな若主人さん。
なんだか、会話も楽しくて、すごく温かい感じの老舗料亭でした。
人からも良い氣をもらえて、大満足な一日になりました。

おはるちゃんは今年秘伝コースを再受講するのですが、瓢亭さんでの課外授業は、今年から萬亀樓さんでしたいと大興奮です。
秘伝コースの再受講者は3名もいらっしゃるので、それもいいかなと思っています。
中川さん、46年前を想い出しにみんなと一緒に帰ってみませんか?

 
 
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2022年 京都 吉田神社の節分祭 山蔭神社と菓祖神社

京都市左京区にある「吉田神社」では、毎年3日間にわたって「節分祭」を行っています。
むそう塾では、授業がある年は塾生さんと一緒に、授業がない年は中川さんと私とスタッフ全員でお参りしています。
今年は授業がない年だったので、お昼頃4人でお参りしてきました。

吉田神社には沢山の神々が祀られているそうですが、私たちはその中の「山蔭神社」(お料理の神様)と「菓祖神社」(お菓子の神様)に、手を合わせて来ました。

 
 

【山蔭神社】

 
 

 
 

昨年からコロナ禍のために、河道屋さんのお蕎麦をいただけなくなりました。
お店がないとこんなに殺風景な景色になるんですね。

 
 

きょうの京都は曇り空でした。

 
 

【菓祖神社】

 
 

菓祖神社の方も、昨年からお茶とお菓子がいただけなくなりました。
火鉢があって、緋毛氈の上に腰掛けて、塾生さんたちと笑顔でお茶をいただいた年が懐かしいです。
こちらの記事にその時の写真があります。)

 
 

 
 

*   *   *

京都は「まん延防止等重点措置」が実施されているため、例年より縮小された節分祭でした。
しかし、昨年はなかった露店が隙間はありながらも、たくさん出ていましたし、平日の初日なのにぞろぞろと人出も増えていました。
明らかに昨年よりはよい感じです。

節分は明日ですが、私たちは教室に飾る稲穂を買うために、初日に出かけました。
明日になると、なくなってしまうことがあるからです。
やはり料理教室として、主食の稲穂は教室に存在していてほしいのです。

今年も中川さんがおみくじを引きました。
「半吉」だそうです(^^)
このご時世にふさわしいかもしれません。
これから上に向かって良いことが増えますように。

 
 

 
 

塾生の皆さんと手をつないでお参りした時のこと。
一生忘れません。
2013年2月3日。
この時の塾生さんが未だにTwitterで「おはようございます。」とつぶやいてくださるのが、嬉しくて、嬉しくて。
またいつかお会いできますように。

 
 

 
 

<過去記事>
2021年 京都吉田神社の節分祭 2021.2.2
2020年 京都吉田神社の節分祭 2020.2.3
2019年京都吉田神社の節分祭 2019.2.2
京都 吉田神社の節分会と山蔭神社 2018.2.2
節分会 吉田神社 2013.2.3
みんなでお参り 2012.2.3

 
 
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京大に留学したフランス人のお弁当箱専門店が京都に! #BENTO

お弁当箱を検索していたら、京都に変わったお弁当箱屋さんがあることを知りました。
「Bento&co (ベントーアンドコー)」というお店で、なんと塾生さんたちがよく通る、京都の寺町通りや錦市場の近くにあるようです。
現在は店舗を休んで通販だけみたいですが、コロナの関係でしょうかね。

お弁当箱を入れる巾着袋やランチバッグなども可愛いのがあって、さすが色使いが楽しい商品が多いです。

 
 

詳しくは下の記事に書かれていますが、日本人の感覚とは異なる視点が面白いなと思いました。
「京大に留学したフランス人が弁当箱で起業、世界105カ国に輸出 その魅力を語る」
2019.12.6

 
 

日本のお弁当は世界でも注目されていて、「BENTO」で通じるほどですが、肝心の日本人がお弁当離れしつつあるかもしれませんね。

でも、むそう塾では毎朝「お弁当投稿」があります。
塾生さんが早起きしてお弁当を作り、それを投稿してくれるのです。
今日もその中から「100点」のお弁当を一人だけ選ぶコーナーが2400回を迎えました。

キリ番に当たった人にはプレゼントがあります。
今回は“好さん”が選ばれました。

お弁当は日本が世界に誇れる文化です。
今後も大事にこの文化を伝えていきます。

 
 


(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 好さんのお弁当)

 
 
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「自由人コース2」の課外授業 京都祇園「富久」さんのふぐ料理

きょうは「自由人(びと)コース2」の課外授業兼新年会でした。
ふぐ料理をいただくため、京都祇園のふぐ料理専門店「富久」さんへ。

課外授業の詳しい内容は、中川さんのブログをご覧ください。
私の方では残りの写真と動画のみアップさせていただきます。

 
 

(京都祇園 富久(とみきゅう)

 
 

乾杯用のシャンパンを注いでくれています。
和服の美しさは後ろ姿にもあるので、素敵な帯も華を添えてくださいました。

 
 

乾杯を待っているところ。

 
 

11時直前に1名が欠席との連絡が入りましたが、当日なのでどうすることもできません。
もちろんお金はお支払いしますが、用意していただいた食材が無駄になってしまうのは、私たちお料理を作る者として避けたいことです。
そこで、スタッフとして時々お手伝いしてくれる“にっち”さんに声をかけたところ、急遽駆けつけてくれることになりました。
ありがとう、にっちちゃん!

 
 

さあ、「てっさ」をいただきましょう。
きょうの全員が勢揃いです。

 
 

ところで、ふぐ料理といえば「ひれ酒」です。
ひれ酒は初めてという人がいたので、動画に撮らせていただきました。
マッチで着火した炎を、次々と移していきます。
ちなみに、アルコールの発火温度は78度だそうです。

 
 

ゆっくりとお酒をいただいて、お食事をしている間、奥の方ではせっせと「てっちり」を作ってくれています。

 
 

こんな感じで、あれこれ話ながら楽しい課外授業でした。
お鍋のお世話もお店側で全部仕切ってくださるので、私たちは美味しいところをどんどんいただくだけです。
おかげさまで全員がゆっくりお食事することができました。

富久さん、お世話になりました。
大変美味しゅうございました。
またお伺いさせていただきます。

 
 
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