京都やマクロビオティックのことなど」カテゴリーアーカイブ

マクロビオティックを知ったなら氣の流れとプロセスを大事にしましょう

マクロビオティックとはお料理のことだと思っている人がとても多いのですが、実はお料理はマクロビオティックの入り口です。
肝心なのは、マクロビオティックのお料理で心身ともにバランスの取れた状態になって、どんなふうに生きるか(何をするか)ということです。
ですから、最終的には精神面のあり方がとても重要です。
私はマクロビオティックの面白いところは、この精神的な変化や物事のプロセスではないかと思っています。
ですから、今マクロビオティック料理に興味津々の人も、早く精神的な変化を味わえるとマクロビオティックが面白くて人生が激変してきますよ。

ところで、京都でお部屋を借りるにあたってお世話になった不動産屋さんは2軒でしたが、営業方法が対照的で面白かったです。
まず①店でA物件を見たところ、立地などに問題はないものの、壁も床も空間も陰性すぎてやめました。
築1年のため、臭いが強くてこれには閉口しました。
このようなところでは病気になってしまうと思ったのです。
新築は問題が多いですね。

別の日に②店でB物件を見に行きました。
ここは間取りに特長があって、そのゆったり感と立地場所が気に入りました。
しかし、②店の営業から良い氣を感じなかったため、それ以上は進めないでおきました。

また別の日に、最初にご縁があった①店にC物件の見学をお願いしたところ、部屋の鍵が奈良にあるというのです。
私が京都を出発するまで2時間しかなかったので、奈良まで鍵を取りに行くのでは無理だから違う物件を探そうと思っていたところ、何とか間に合わせますというではありませんか。
京都から奈良までは特急で片道1時間なので、どんな方法で鍵を持ってくるのか興味があったため待つことにしました。

その時に①店の担当者aさんがとった行動はまことに陽性で、なるほどーと感心しました。
そしてその方法は最善だったと思います。
何とかしてお客の希望に応えるべく真剣だったし、誠意があってとても好感が持てました。
しかしそのC物件は場所は良いのですが、余計な造作が気に入らず見送りました。

①店のaさんが奈良まで鍵を取りに行っている間に、もしC物件が気に入らなかった場合に備えて、B物件も見たい旨を会社の方に電話で伝えておきました。
B物件は①店の直接の扱いではなかったのですが、aさんの行動力に惚れたのでB物件をもう一度見学したいと思ったのでした。

するとaさんは移動中にも関わらず携帯電話を駆使して、bさんと見事な連携プレーを展開してくれました。
この対応の仕方がとても納得の行く方法だったので、B物件をもう一度見ることができました。
この時には中川さんにも同行してもらって、その辺の土地の素性を教えてもらいました。
昔と今では環境も変わっていたそうですが、それが良い方向に変化していたそうです。

このような経緯で①店のお世話でB物件をお借りすることになりました。
短期間で良質の物件を契約できたことは、陽性なaさんの行動力のおかげです。
気持よく京都に住むためのスタートは、最初に①店にお電話した時から始まりました。
どのプロセスをとっても良い氣の流れがあることはとても重要なことです。
家具選びも信頼関係を築きながら進めることが出来て、とても満足な状態になりました。
あとはそれぞれの配達日を待つだけです。

 
 

青嵐 京都 宝泉

 
 

(青嵐 京都 宝泉にて)

お菓子の模様にも盛り付けの舞扇理論が!
さすがは京都ですねぇ。

 
 
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京都の通り名を覚える歌

京都市の地図を初めて買いました。
観光マップではなく、ごく標準的な地図です。

京都市の地図

 
 

京都の中心街は碁盤の目で東西南北がはっきりしていても、私には辻の言い方が分からないのです。
交差点の名前がすぐ言えるようになるには、まず通り名を覚えなくてはならないため、地図を買ったのでした。
京都の通り名を覚えるわらべ歌もあるそうで、一度タクシーの運転手さんに聴かせてもらったことがあります。
タクシーに乗って目的地を告げるには「◯◯町△番地」というより、たとえばむそう塾のある交差点なら「川端仁王門」(かわばたにおうもん)と言った方が運転手さんにはすぐ分かるのです。
タクシーの運転手さんもこのわらべ歌で覚えるのだそうです。

何やら法則があるそうで、これがよそ者には厄介ですが、誠に合理的に出来ていて、行きたい場所の特定にはなかなか便利だなと思うようになりました。

<南北の通りに面した場所の特定には>
「上る」(あがる) 「下る」(さがる)
<東西の通りに面した場所の特定には>
「東入」(ひがしいる) 「西入」(にしいる)

なお、昔は御所に向かって行くことを「上る」と言ったけれど、今は御所より北(御所を通り過ぎる)であっても「上る」と言っているとタクシーの運転手さんが話していました。

こんなわけで、私の京都暮らしは通り名を覚えることから始まりそうです。
さて、今日はこれから東京へ家具選びに出かけます。
雨ですが・・・。

 
 
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家具選びあれこれ

京都に部屋を借りるにあたって家具選びが伴うのですが、今の私はまるで家事アドバイスを受けてくださった塾生さんのように、家具屋さんやショールームやデパート巡りをしています。
万歩計をつけていたら何万歩になるのだろうと思うくらい歩くのですが、それもまた楽しいです。
家具というのは機能性だけでなく、質感も大事な要素になるので、選定がとても難しいものです。

今回家具選びをしていて感じたのは、質の良い家具がとても少なくなったことと、お値段の落差が激しすぎることですね。
私はまず質感から入って行きますので、最終的にはオーダーになることが多いのですが、昔のように家具選びの自由度があったのは古き良き時代の話です。
ちなみに私が自宅で使っている家具の材質は、もう入手が少なくて「100年待ってください」と言われてしまいました。
樹を切りすぎて生育が間に合わないのだそうです。
そんな状態ですから、自宅に帰ってみるとなお一層家具を大事にしようと思えたのはいうまでもありません。

樹というのは人間より寿命が長いものが多いので、そこには相当なエネルギーを内在しています。
マクロビオティックを知る者としては、やはりエネルギーの問題は避けられないので、氣のある物とない物では、絶対氣のある物に軍配が上がります。
肘付き椅子ならアーム部分、机やテーブルなら天板部分に直接手が触れるので、その部分の材質は吟味が必要です。
そんな目で見ていると、北欧家具には良質の物が多いですね。
中にはエクスタシーを感じてしまうほどのデザインや質感を持つものもあります。
指の腹でアーチ部分をやさしく撫でると、まるで女性の体に触れているようで、とろけるような快感が伝わって来ます。
(まるで私が男性のような表現ですが、本当にそんな感じになるのです。)

家具には作り方によってそれほどの魅力が含まれているので、いかにその樹の魅力を引き出してあげられるかが家具職人の腕なのだと思います。
よくデザイナーものの家具がありますが、デザインが優先されていて樹の良さが今一つ発揮できていない時には残念な気持ちになります。
樹の本当の個性(癖を含む)まで見抜けないと、デザインだけが一人歩きすることになります。
そういう家具は耐久性の面で樹の持つ力を全部発揮出来ないことになりますね。
一番良いのは「樹の特質を見抜ける眼力を持った腕の良い人が作った家具」ということになります。

私が死んでも家具は残ります。
子供が使いたいと思えば使えます。
ですからヨーロッパでは古い家具や絨毯が大事に世代を越えて受け継がれて行きますし、古い家具がデパートにも並んでいるほどです。
そんな家具ですが、このご時世ではご多分にもれず中国製も多く出回っています。
今すぐ使いたいと思えば、中国製家具がその需要に応えてくれるでしょう。
値段も安価です。
国産品はかなり時間がかかることを覚悟しなければなりません。
3〜4週間は当たり前、場合によっては2か月待ちなんてことにもなります。

ま、そんな感じで家具選びをしているとお金が足りなくなるので、自分のお財布と相談して妥協点を探すのですが、これがまた一苦労です(泣)

 
 

京都 宝泉

 
 

(京都 宝泉にて)

 
 
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京都 祇園会 四条河原町

京都 祇園祭 四条河原町

 
 

(京都 祇園会 四条河原町)

 
 

7月に入ると京都の街中には祇園会(ぎおんえ)の赤い提灯が灯ります。
8年も京都通いをしていると、よそ者の私でも「ああ、今年も祇園会の季節だなあ」と特別な気持ちになります。
そしてこの季節になると、鴨川沿いには納涼床が立ち並んでいます。
むそう塾は鴨川のすぐそばなので、塾生さんたちも京都に通いながら情緒豊かな京都の風情を楽しんでいることでしょう。

写真は高島屋京都店のある四条河原町の交差点です。
山鉾巡行が始まって一番最初に辻回し(左折)をする大事な交差点だと教えてもらいました。
この巡行は左折しかしないそうです。(ロの字に回るため)
左折、左回り、陽性。
マクロビオティックを知っていると、すぐ左・右の言葉に陰陽で反応してしまう癖がついているので、この祇園会も陰陽で考えると面白いかも知れません。

 
 
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私の林住期から遊行期は京都で

名前にも画数があるように、地名にも画数があります。
たとえば私が生まれ育った北海道は32画、20代の大半を注ぎ込んだ神奈川は21画、人生の練習場になった東京は16画、結婚して家族関係を築いた埼玉が16画、人生最後の場所と決めて心を磨こうとしている京都が24画。
もともと私は占いの類は信じないタイプですが、マクロビオティックを知ってから姓名判断を習い、画数の勉強をするうちに陰陽として無視できない面があるなぁと思ったのでした。

もちろん、京都はバッチリ!陽性の画数です。
東京の16画とは異なる陽性ですね。
ちなみに大阪は15画で東京と似た陽性さがあります。
これが昔の「大坂」だったら陰陽の質が変わっていたかもしれませんね。
画数って面白いものです。
だからといって画数に依存しているわけではありませんが、一応意識はしておきます。
陰陽バランスのために。

私は引っ越しが大好きで、中学を卒業した時から部屋を借りて、いろんな環境で住んでいましたが、そのたびに感じ方や発見があって実に面白かったものです。
結婚のスタートは賃貸でしたが、その後凝りに凝った一戸建ての家を建て、庭の設計も相当勉強しました。
その後、阪神淡路大震災をきっかけにマンションも購入して、3年ほど両方の家を行ったり来たりしていました。
結局生活の重心はマンションの方に流れたので、一戸建ての家は手放してマンションだけにしました。
そこで味わったのは広さ(陰性)と狭さ(陽性)です。

そもそも私は北海道の陰性な環境で暮らしていました。
それが神奈川→東京→埼玉と土地と住まいを変えているうちに陰陽が変化して陽性な環境になったのです。
今度お部屋を借りる京都は、言わずと知れた観光都市ですから、とても陽性なエネルギーを持つ土地です。
世界各地から大勢の人がこの街に足を運んでお金を落とすだけでも陽性です。
そして、古い歴史(時間の陽性)はさらに陽性ともとらえられるのですが、お寺やお庭が多くて、これが素晴らしい陰性を放っています。
この陰性が人々の琴線に触れるのでしょう。

京都に瀕雑に出入りするようになって丸9年が過ぎました。
その間京都が私に与えてくれたものは、一貫して「落ち着く」という精神面と、「綺麗だなぁ」という感動の心でした。
マクロビオティックを知って陰陽で物事を考えるようになると、この「落ち着く」と「綺麗」は陰陽バランスが取れた状態であることに気づきます。
常々陰陽バランスを口にするものとして、自分の陰陽バランスがどんなふうに変化するのかを試してみたい欲求に駆られました。

これから私が住むマンションの近くには疎水や木々があって、心がホッとする場所がたくさんあります。
毎日時間に追われる日々であることに変わりはないのですが、そんな場所を伝って来る空気だけでも吸い込みたいと思いました。
京都で吸い込む空気が変わると、私の心も少しずつ変化することでしょう。
五木寛之氏の「林住期」によると、これからの私には「林住期」(50〜74歳)と「遊行期」(75〜90歳)があるそうです。
どんな人生になるのか楽しみにしながら、一呼吸でも大事に生きて行きたいと思います。

 
 

京都 琵琶湖疏水

 
 

(京都 琵琶湖疏水にて)

 
 
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