むそう塾スタイル」カテゴリーアーカイブ

【大阪府「主食の重ね食べ」は肥満のもと…ダブル炭水化物が気になる】について

マクロビオティックでは粉物の摂取はなるべく減らした方が良いと考えています。
理由はいくつもあるのですが、やはり腸へのダメージが強いことが一番ですね。
そうはいいながらも、マクロビオティックの料理教室では「車麩のカツ」なんて教えています(笑)
むそう塾も以前はマクロビオティック料理として「車麩のカツ」を教えていました。
でも、一般のマクロビオティック料理教室で教えている方法ではなく、何倍も美味しくした料理方法なのですけどね。

 
 

車麩のカツ マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

中川式車麩のカツ 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

しかし、この車麩のカツは実は小麦粉だらけなんですよね。
美味しいけど、そういうのを教えるのは止めようということになって、むそう塾ではカリキュラムから外しました。
そして今は、正面からトンカツを教えています。
体に負担にならない食べ方と毒消し方法をしっかり教えながら。
過去記事:「マクロビオティック料理教室なのにトンカツも?」

*   *   *

むそう塾は京都にありますので、大阪から通われる塾生さんも多いです。
関西方面のかたとお話をしていると、粉物はおかずの中に定着していて、それが食文化を作っていますね。
ですから、一概に粉物が悪いとか粉物は避けろとか言いません。
それが体に負担になるようなら減らせばよいし、大丈夫ならそんなに気にしなくてもよいだけです。
人の体って本当に個人差があるので、杓子定規で答えは出せないのです。

こういう記事がありました。
大阪府「主食の重ね食べ」は肥満のもと…ダブル炭水化物が気になる

「粉もん」とご飯、肥満の人ほど高頻度 大阪府調査 を受けての記事ですが、炭水化物が体にどういう働きをするかを考えたら、すぐ答えが出ますね。
単純に「食べたい気持ち」に従ってしまうと肥満は助長されるので、そこで一つ、「食べた結果」に思いを巡らせると選択の仕方が変わります。
その判断基準にマクロビオティックの陰陽が大いに役立ちます。

極端に炭水化物抜きダイエットに走ると、これまた陰陽バランスが崩れますので、まずはご自分が口にされる食べ物は「何からできているのか?」に気をまわしてほしいなと思います。
そうすることで現代社会のひずみや矛盾を知ることになったり、いっぱい勉強することになるでしょう。

なお、むそう塾の中川善博はお腹が出ていますが、あれはピザ屋さんの商品開発をしていた時代に、粉もんやそれに合わせるドリンクを朝から晩まで試食し続けた結果の負の遺産です。
決して今重ね食いや大食いをしているわけではありません。
ちなみに、京料理のお店をしていた時にはスリムでマッチョな体だったそうですよ。
食べるものによって体型が変わる生きた見本ですね。

チーズは陽性なので、中川さんのようにお腹がリンゴ型に出ます。
一方炭水化物の摂り過ぎはチーズより陰性なので、お腹が少し下がって洋梨型に出ます。
それらとともにアルコールを一緒に摂るとさらに陰性が加わるので、お腹はたるんでブヨブヨになってきます。
「食べたもののようになる」のは本当です。

 
 
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主食の玄米が美味しくて満たされる幸せ

こちらの記事にいただいたさなえさんのコメントが深い意味合いをもっていますので、記事でお返事をさせていただきます。

玄米をはじめて食べた時の美味しさを体質に合わなくなってからはだんだん感じなくなり、それでもしばらくの間は頭で考えて食べようとしていたせいで玄米の存在が重たい&どんよりしたものに感じる様になってしまいました。(軽い拒絶状態ですよね)どうにか美味しく食べたいと色々工夫してみるけれどやはり食べ続ける事ができませんでした。
なので実は福ZENで玄米を見た時も軽い拒絶反応がわいてきたのですが、とにかく食べてみました。食べ終わった時、私玄米食べたんだよね!?こんなにす~っと食べれるなんて!と驚きでした。そして食後のからだの軽やかさにも驚きでした。

私はいつも美味しいものが食べたいって思っていました。一瞬は美味しくてもなんだか満たされない。中川式玄米を食べている今その気持ちが満たされています。玄米の炊き上がりの美味しいかおりに幸せを感じ、玄米を食べては美味しさに幸せを感じています。
主食が美味しくて満たされるってなんて幸せなんだろう。
こんな幸せな毎日を積み重ねていける未来が楽しみです。

*   *   *

<マクロ美風より>

あなたからいただいたコメントはとても正直に書かれていて、学びの多い内容でした。
マクロビオティックの典型的なパターンを歩んで来られて、これから先のことも手に取るようにわかります。
最初は美味しく感じた玄米ご飯も、体質や体調の変化とともに美味しく感じなくなっているのに、頭で「体に良いから」と信じて食べようとすること、さらに、その体の声を無視してしまうことにより、玄米そのものを体がうけつけなくなってしまうこと、もう多くの人が歩んだコースどおりです。

その理由は体調に玄米ご飯の陰陽が合わなくなったためですね。
主食が体調に合わなくなると、何か物足りなくて精神面が不安定になったりするのですが、あなたも物足りなさを感じて「おいしいものが食べたい」と思っていましたね。
満たされない気持ちを美味しいもので埋めようとしているのです。
そんなとき往々にして甘いものを食べたくなる人が多いのです。
ですから、マクロビオティックを始めてからかえって甘いものが食べたくなったという人は、案外玄米ご飯がうまく炊けていないことがネックだったりするのです。
さらには排除食のストレスですね。

主食が美味しくて満たされるってなんて幸せなんだろう。

幸せですよね、こういう幸せって本当に落ち着きます。
あなたの場合はご主人様も玄米を炊いてくださるようになったので、精神面でも最高に満たされていると思います。
心が強い絆で結ばれましたよね。
再び玄米ご飯を召し上がれるようになって、私もとても嬉しいです。
あなたが玄米ご飯を召し上がるようになって、おっぱいの質がグンと変わったのがお子さんの肌が綺麗になったのを通じてわかりますね。
体って本当に正直だなあと改めて感心します。

これからも主食を大事にして、むそう塾の三種の神器を土台にした食生活を確立しましょう。
そうすれば、より健康になられるはずです。

 
 

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おんぶの姿が素敵でした。
上手な子育てで感心しましたよ。
とても精神面が安定したお子さんで素晴らしかったです。

 
 
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夫婦で炊き合う玄米ご飯

先日パスポートを取得されたNiさんから、素敵なメールがありました。
私だけが読んでいるのはもったいない内容なので、皆さんと共有したいと思い記事にさせていただきます。

<Niさんからのメール>

中川善博様 マクロ美風様

ご連絡ありがとうございます。

教えて頂いた通りにしただけで、こんなに美味しい玄米ご飯が炊ける様になりました。中川さんが玄米の炊き方を研究し、誰でも教えてもらった通りにすれば美味しく炊ける様に素晴らしい鍋とコンロとふうわりさんを探しだして下さったおかげです。そしてそれを惜しみなくお伝えして下さった事に感謝でいっぱいです。

夫婦で参加して本当によかったです。玄米ご飯の事など色々と話し合うことができて楽しいです。ひとりで頑張るよりもとても楽しいです。これが美風さんが言われる夫婦円満の秘訣かもなぁと思います。主人は自分で炊いたご飯って美味しいと言っていて、こどもが自分でとった野菜を喜んで食べるのと一緒だな(笑)と微笑ましいです。

これからも精進して家族が幸せになる美味しい玄米を炊き続けていきます。
そしてぜひ来年は幸せコースに行きたいです。
これからもよろしくお願いします。

Ni

*   *   *

<マクロ美風より>

Niさんはご夫婦で愛クラスを受講してくださいました。
むそう塾ではご夫婦でパスポートを取得されている方が何組かいらっしゃいますが、皆さんがとても良いご家庭を築いていらっしゃいます。
何よりも大事な食べ物のことで、ご夫婦が共通の話題をもてるというのが円満の秘訣です。

ご主人様が玄米炊飯を楽しいと感じてくださって、ご自分で炊き上げたご飯を職場に持参してくださるようになったことが画期的で安心しました。
主食を社食から置き換えるだけでも、体調面で感じることがこれから増えてくるはずです。
ぜひその変化を教えてくださいね。

>主人は自分で炊いたご飯って美味しいと言っていて、こどもが自分でとった野菜を喜んで食べるのと一緒だな(笑)と微笑ましいです。

そうそう。ホントに似ていますよね(^^)
でも、ご主人様は教室で炊かれた時にすでにパスポートレベルでしたから、本当に美味しいのだと思います。
これで主食は押さえました。
あとは三種の神器をクリアして、幸せコースでおかずを習うようになると、もっともっと幸せが増えますね。
包丁砥ぎに関心を示しておられたあなたなので、きっと幸せコースのカリキュラムが楽しいことでしょう。
お待ちしています!

 
 

赤ちゃん マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

この笑顔が最高のプレゼントでした。
上手に育てていて感心しました。
お見事です!

 
 
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【瀬戸内寂聴さんと桂剝き 続けることの大切さ」を再び

今年も熱い桂剥き投稿期間が過ぎました。
その後のあなたはどうされていますか?

続けるって口で言うのは簡単ですが、実行するのは結構大変です。
誘導してくれる人がいないと、どうしたらいいか分からない人が多い時代ですからなおのこと。

2013年の記事ですが、まだお読みになっていない方のために、リンクしておきます。

「【瀬戸内寂聴さんと桂剝き 続けることの大切さ」を再び」

 
 

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品

 
 

(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品の桂剥き)

 
 
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家庭料理だからこそプロの技術を!

むそう塾でお伝えするお料理は、どれも絶対美味しいお料理ばかりです。
それはプロの技術を惜しむことなく投入した作り方だからです。
私がなぜ中川さんと一緒にお料理教室をしようと思ったか?
それは、家庭料理の危機を感じたからです。
マクロビオティックを知ってからマクロビオティックの指導校に通いましたが、そこに通う人たちのお料理に対する姿勢や技術にはビックリすることが多かったです。

それは彼女たちが悪いのではなく、親からも教えてもらえなかった世代がゴロゴロしているだけだったのです。
下手をすると、その親世代もまた子どもたちに伝えるべきお料理を知らない時代であることを実感しました。
ましてや時代の風潮とともに女性が外に働きに出て、家庭料理はどんどんみすぼらしくなり、挙げ句の果ては食源病とも思える病気が増加しています。

どんなにマクロビオティックの魅力を伝えようと思っても、導入部分のお料理がまずければ絶対受け入れてもらえません。
食べるものは美味しくないと軍配が上がらないからです。
どんなに体に良いお料理だと口で説明しても、まずいものは敬遠されてしまいます。
子供が一番わかりやすいのですが、美味しいと感じたら残しません。
そして食べるのが早くて笑顔になります。
ですから、子供に好き嫌いが多いということは、その食材がニセモノか、お料理する人の腕がニセモノということがほとんどです。

絶対美味しいマクロビオティック料理を伝えたい。
体調不良のマクロビオティック難民を救いたい。
そう思ってむそう塾を始めて8年目になりましたが、やはり中川さんのお料理の美味しさが大絶賛されて、ご家庭でもその味を再現してくださる方が増えました。
ご家族様の体調が良くなったのはもちろんですが、お子様やご主人様の反応が凄いのです。
嫌いだったはずの食材も食べてくれるとか、煮魚がきらいだと言っていたご主人様が「美味しい!美味しい!」と言って食べてくれるとか、この類の話は枚挙にいとまがありません。

それは、プロの技術をご家庭でも使えるようにアレンジして、味の妥協は一切しないでお伝えしているので、この結果が出せたのだと思っています。
ご家庭で毎日食べるものこそ安心で美味しいものを。
これで本当のマクロビオティックの良さを伝えられると確信しています。
家庭料理だから三流の味で良いのではありません。
愛情だけ注げばそれですべてがチャラになるような時代ではありません。

食材や環境の汚染を含む複雑な時代にあって、自分の健康や命を守るために、今ほど家庭料理の大切さが問われている時代はないと思います。
だからこそ、家庭料理は笑顔のこぼれる内容でなければなりません。
マクロビオティックの玄米菜食だけにとどまらず、動物性の良さも取り入れようとすれば、そこにはプロの技術が大いに活きて来ます。
そのための最低限の基本である包丁砥ぎと剥き方・刻み方だけは最初に身につけていただこうとするのが幸せコースの最初の授業です。

今は桂剥き投稿の真っ最中ですが、目的を見失うことなく、今の自分にできる精一杯を目指してください。
苦手なことに取り組むのは誰でもいやなものです。
でも、だからこそ、その人の真価が問われる場面でもあります。
桂剥きというチャンスを活かして、ぜひ飛躍なさってください。

 
 

カツオのタタキ マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(カツオのたたき 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

【これから開催予定の講座案内】
【玄米の炊き方秘伝(第98回愛クラス)のご案内】

 
 
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