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コロナにも通じる「風邪の効用」と甲野善紀先生の考え方 

甲野善紀さん。
私が甲野先生を知ったのは、一冊の本からだった。
当時日本CI協会の書籍コーナーで、マクロビオティック関連の本の中にあった。
2003年頃のことで、「ナンバ歩き」というのに興味をひかれた。
今は文庫本になっているらしい。

 
 

ナンバ歩きというのをご存知ない方は、こちらの動画をどうぞ。

 
 

【甲野善紀先生と野口整体】

その甲野先生が、先日とても重要なことをTweetされていた。
はしかの下りでは、私の息子がはしかに罹った時、当時整体の指導者になっていた友人が、「羨ましい! 宅急便で送ってほしい!」と言っていたのを想い出す。

コロナに関しても、「避ける」のではなく「利用する」ぐらいの気持ちになれたら、精神的にも楽になれると私は思っている。
野口整体に50年も関わっている私としては、とても納得の行く内容だった。

 
 

甲野善紀

私が人生の様々な面で多大な影響を受け、私にとって大恩人とも言える社団法人(現公益社団法人)整体協会の創設者である野口晴哉先生には『風邪の効用』の名著がある。

この本は、上手く風邪を利用して体を改善しようということが説かれているが、野口先生は、風邪に限らず、ハシカは上手に経過すれば呼吸器が丈夫になり、耳下腺炎も上手く経過させることで生殖器がちゃんと育つということを説かれていて⇒

そのため、この「病気を使いこなす」という整体思想を身をもって実感している人達は、ハシカに罹った子がいれば、まだハシカに罹っていない我が子を連れて見舞いに行ったりしていたものだし、耳下腺炎なども同様の対応をしていた。

つまり、野口晴哉先生には、病に罹るまい、罹るまいとして病に怯えるのではなく、病を使ってより丈夫な身体を獲得しようという、現在の医学の常識の上を行く発想と、それを支える整体の観察法と技術があったという事である。

ただ、それは感覚主体の術理であり、当然のことながら誰にも理解できるハッキリとした数値として示すことは出来ない。

こう言うと、多くの人は「何だ、そんな非科学的なものか」と言うかもしれないが、人々が現に暮らしている日常で、その人にとって重要なことは、他の人達との交流であり、自分にとって好ましいと思う人、あるいは好きな音楽や身の回りの物などは、すべて感覚中心で選んでいる。

自分が生きていく上での行動に極めて大きな影響を与えている、これらの感覚を、こと身体のことになると軽視するというのは何ともおかしなことだと私は思う。

ただまあ、いまこうした事を論じていても、現在の世の中の人達の常識が一夜にして変わるわけではないから仕方ないが、人間の身体の調整に関しては今の医学常識では全く及ばない事が、まだまだ色々とあり、いま流行中のCOVID-19に関しても、私のごく親しい知友の中に⇒

COVIDー19のクラスターに巻き込まれ、保健所からPCR陽性とされ、隔離さて、39度近くの発熱に吐き気、倦怠感、味覚嗅覚が失われるという典型的なCOVID-19の症状を呈しながら⇒

一夜で劇的にこの状態を乗り越え、症状もなくなってみると、もう何年か前から失われていた右足が痺れて感覚がなくなっていたところに感覚が戻っていたうえ、実に気分が良くなったという人物がいる。まさに『風邪の効用』を体現している。

詳しくは、この人物からのメールなども引用して、夜間飛行から配信している、私のメールマガジン「風の先・風の跡」で紹介したいと思う。yakan-hiko.com/kono.html

整体協会では「風邪を治す」と言わず「経過させる」と言うが、常に成長し、また老いて死へと近づきつつある人間にとって、元の状態に戻るということはあり得ない。常に変化し続けているだ。それならば、その流れの中でより健やかに過ごすことが何より重要だろう。

現代の医学がとにかく目の前の症状をなくすことに躍起になっているのは、本質的に重要なものを見落としているような気がしてならない。

その辺りに目を向け、人間一人一人の生き方と社会全体の在りようを見つめ、その事と医療との関係を考えてくださる医師の方が、今後一人でも増えることを願わずにはいられない。

幸い近々そうした志のある医師の方とお話し出来る機会がありそうなので、今から楽しみである。

 
 
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火傷(やけど)は冷やすより温めた方が治りが早いそうです

火傷をしたとき、あなたは冷やしていますか?
温めていますか?
冷やすという人が多いと思いますが、温める内容の記事を見つけましたので、ご紹介させていただきます。

 
 

ー引用開始ー

甲野善紀さんの「随感録」より

2016年11月27日(日)

以前、私が火傷に関して「火傷は温めるとよい」とツイートした事があったが、この「火傷は温めるとよい」という手当て法が、少し前に「いい加減なデマ」として、いろいろ取沙汰されているという噂があった。そこで、私がなぜこの事をツイートするに至ったかについて、過去の私のツイートや、これに関連したサイトの記事などを紹介しておく事にする。
これらを読んでいただければ、火傷はすぐに湯などで温めるという事が有効だと私が確信した経緯がわかると思う。ただ、この方法はあくまでも本人が納得して行なっていただきたい。私の身近な人間にも「火傷は温めるは有効かもしれないけれど、私はやらない」という者もいる。ましてや、その自覚のない幼児などは、泣き叫んでトラウマになる恐れもあるので、火傷に有効なクリームなどの塗布や湿潤療法がお勧めである。
では、私が火傷の革命的な手当て法を知るに至った経緯をどうぞ。

 


 
 

2011年06月03日(金)(実質的に2日の深夜ツイート)

昨夜、寝る前にガス台のすぐ側にあった小さな湯呑を何気なく持った瞬間、一瞬その左手の人さし指の皮がめくられたような感覚。「アッ」と思った時、湯呑はハネ飛んでいた。

「あっ、そうか、いまガスの火を止めたばかりだったなあ。これは結構キツイ火傷したなあ」と思いつつも、同時に釈尊の教えを思い出す。

それは、以前どこかで書いたと思うが、「知って犯した罪と、知らないで犯した罪はどちらが重いか?」という話。普通、一般の常識では故意と過失とでは、当然故意の方が罪が重い。

しかし、釈尊の考えは逆である。そして、その理由として出された譬えが、「熱く焼けた鉄を握った時、熱いと知って握るのと、知らないで握るのとでは、どちらの火傷がひどいか?」という問いかけである。

これは当然の事ながら、知らない方が「ぐっ」と握るから火傷の度合いはキツイ。釈尊はそれを例にして、知って犯した罪は軽く、知らないで犯した罪は重いと説いたのである。

(中略)

とにかく、すでに皮膚が白化している人差し指の先を水道の水で冷やしながら、そんな事を考えていた。

もちろん火傷の手当ても同時に考えた。私は3つほど火傷に特効のあるものを持っているが、昨晩は手近にあったRHクリームを使うことにした。

これは表向きはただの肌用クリームだが、打撲や火傷に対して、それらの専門薬よりも効力があることは、知る人ぞ知る事実。

しかし、凄く痛いことも事実。とはいえ、3日から九州で、4日は稽古会。指の内側に火傷の火ぶくれが出来ていては、ロクロク稽古も出来ないので、クリームをたっぷり塗って絆創膏で止める。

塗って約10分、段々と激しくなる痛みは、何と言ったらいいのか、「生皮を剥がされているような」というか、「活け花の剣山でこすられているような」というか、とても寝るどころではない物凄い痛さだ。

経験上、「そうそう、この痛さがあるから明後日は、もう大体普通に使えるな」と思えるから我慢できるが、知らなかったらビックリして慌ててクリームを洗い落として、普通の火傷の薬でも塗ってしまうだろう。

さしもの痛みも約1時間で次第に治まり眠ることが出来た。

翌朝は、絆創膏の上から押さえても痛みはなく、クリームの残りを拭き取ってみると、ちょうど人さし指の指紋の辺りがローソクを垂らしたような状態になっていたが、水ぶくれはなく、実用にはあまり差し支えはなさそうだ。

ただ、大事をとって一応クリームを塗り直して絆創膏を貼っておいたが、明後日の稽古には支障なさそうだ。

 
 

2011年6月3日午前11時過ぎのツイート

(この前の火傷の手当てのツイートを昨晩遅くアップしておいたら、複数の方々から「火傷は温めた方が良い」というツイートをいただいたので、以下2つのツイートにその事を書いている。つまり、「私が火傷は温めると良い」と知ったのは、この2011年6月3日の午前中である)

火傷の手当て法についてツイートしたら、「火傷は冷やすよりも温めた方が治りが早いですよ」と複数の方々から教えていただいた。「毒には毒を」の同種療法の原理だとか…。

確かに火傷はすぐ冷水で冷やせというのは、いかにも常識的で「本当にそうなのかな」という疑念が多少あったので、次回の火傷では「温める」という方法を試みてみたい。

 
 

2013年08月03日(土)

*都内の小学校で美術担当の先生から小学生に鍛冶仕事を指導する事を依頼されたので、その小学校に出向き、鍛冶仕事の実技指導をした折の事。

それにしても、全くそういう事が初めての小学生9人が、鉈で炭をきったり、赤熱した鉄をハンマーで叩いたりという鍛造の実習をして、火傷や怪我が全くなかったのは不思議なくらいだ。

もっとも、その身代わりでもあるかのように、私が、革手袋をしていた小学生が持っていた鉄材を素手で受け取ろうとして、火傷してしまったが…。

まあ、それほど大した火傷ではなかったが、手がジンジンしてくるので、ここはひとつ身近にあるもので手当をしておこうと思い、湯を使うことにした。

今回の鍛造実習の依頼主であるH先生に、事務所から熱湯の入ったポットを持って来て貰ったので、紙コップにその熱湯を入れ、水で温度調整をし、手を入れられるギリギリくらいの温度にして、そこに火傷をした部分を入れる。

紙コップでは2分もすると冷めてくるので、もう一つの紙コップに熱めの湯を入れて、差し湯をしながら4、5分漬けておいた。

この方法は以前私が火傷をした時の事をツイートした際、何人もの方々から「そういう時は流水で冷やしたりせずに、その部分を湯に入れたり、ドライヤーで温めたりした方が治りが早いのです」というリプライを頂いた事に始まる。

「火傷はとりあえず冷やせ」というのは常識中の常識だが、そこを敢えて「温めよ」というのは、何だかホメオパシー的発想で興味を惹かれ、「これは本当に有効かもしれない」とは思ったものの、やはりためらう気持ちはあった。

しかし、その後、たまたま人と食事をした際、鉄板焼きの鉄板で火傷を負い、ちょうどそこに土瓶に入った熱いほうじ茶が置いてあったので、湯呑にそのほうじ茶を入れ、そこに指を突っ込んで試してみた。

結果はきわめて良好で、その日の夜は火傷した事すら忘れているような状態となった。

今回は火傷してから少し時間が経っていたせいもあってか、効き目が今ひとつな気がしたが、今日になってみると、一体どこを火傷したのかほとんど分からないような状態になっていて、あらためてこの火傷時の温熱療法の威力を実感した。

私の場合、これで二例目だが、火傷を負った時温めるという方法は、今まで私が知った火傷の手当法の中でも出色の方法だと思う。関心のある方は、あまり酷くない火傷で試されることをお勧めしたい。

酷い火傷の場合、これがどれほど有効かは私もまだ分からないので、状況をみて試してゆきたいと思う。酷い火傷の際もこの方法を試みられたご経験がある方は、またお教え下さい。

 
 

2014年08月25日(月)

夕方遅く御岳山から帰宅。帰宅早々、指先を火傷してしまったが、いままでの経験で確信が持てたので、すぐ熱めの湯を茶碗に注ぎ、差し湯しながら5分ほど火傷した指を温め続けた結果、火傷の部位が小さかったせいもあり、ほとんどもう何でもなくなった。

火傷は流水でまず冷やせというが、そうすると、どうも身体が火傷を火傷をとして認識してしまうようだ。

逆に熱い湯に漬けると「気にならない効果」が発揮されるのか、とにかく身体は火傷を火傷と認識しないらしく、部位が小さければ、湯に漬けて程なく火傷の事実も忘れ、その後の指の使用にほとんど支障がない。

このツイートで関心はあっても信じられない方は、まず小さな火傷の際に試みられるといいと思う。この方法は以前私が火傷をし、それを火傷に効くといわれるクリームを塗布し、「事なきを得た」とツイートをした時に知った方法。

この時、何人もの方から、「火傷は温めればすぐ何でもなくなる」とのリプライを頂き、半信半疑ながらその後恐る恐る試みたところ、本当に有効で驚いたものである。以来、「火傷は温める」を実行しているが、今まで常に経過は良かった。

しかし、火傷も心理的影響が大きいと言われているので、「温めるなんてそんな方法がいいはずがない」と深く思い込んでいる方には、あまり効果が出ない恐れもあるので、一応「ご縁のある方には有効だ」という事にしておきたいと思う。

 
 

2014年11月04日(火)

もちろん、メールはそれだけではなく、新たな企画に繋がりそうなものなども、いくつかある。

その中の一つに、「火傷したら暖めろ」という普通の常識的な「流水でよく冷やせ」とは異なった火傷の対応法がどこから生まれたかについて、「ああ、このあたりがその発信元だったのか」ということを、今回知る事が出来た人からのメールがあった。

「火傷した時、流水で冷やさず、我慢できる限りの熱さの湯につける」などという方法が、火傷を早く回復させることについては、すでに何度かツイートした。

それに関しては、疑問視する声もいくつかあった。たとえば「野口整体でも火傷は、冷やせって言いますよね」というリプライもあった。

確かに野口晴哉先生の著書には、「火傷は冷やせ」と出ている。しかし、いかに天才野口晴哉と言えども、身体に関する効果的対応方法を全て掌握していたわけではない。

野口晴哉先生が、いろいろな経験をして、いろいろな気付きを得られていたことは、著書を読んでも、また私が野口裕之先生から伺ったエピソードなどからでも明らかである。

もし、野口晴哉先生が今世にあって、火傷に対する「暖める」という対応法を知られたら、きっとそれを評価されたと思う。なにしろ、発熱したら後頭部を暖めて、発熱を促進させる事を勧められていた方だから。

とにかく、ちょっとした火傷であれば、何とか我慢出来るくらいの湯や蒸気で暖めれば、数時間後には一体どこを火傷したか忘れてしまうほどの効力があるから。

私自身何度か試し、私の話を聞いて試みた何人かの体験談などから、「火傷は暖めろ」は私の中で新たな常識として定着している。しかし、いったい誰がそのことに気付いたのかということについては、かねてから興味があった。

それが今回、名古屋の講習会にわざわざ九州から参加したE女史から「『火傷した時暖めろ』というのは、ヨーロッパの料理人の間では常識のようですね。火傷した時、熱い湯気にその部分を当てるようにと言われているようですから。」という情報を得た。

このE女史からの話しで「火傷は暖めろ」という現在では、まだあまり世間で常識化していない話の起源が分かった気がした。こうしたことは、湿潤療法などと同じく、恐らく他にもまだまだありそうである。
(ツイート引用ここまで)

 
 

最後に火傷を温めるという私の情報から試みられたらしい外科医の方のブログや、この火傷の手当法を最初に広めたと思われるホメオパシーの参考資料にアドレスを載せておく。

関連サイト:
パラダイムシフト好きの外科医のblog
http://blog.livedoor.jp/skado1981/archives/10279704.html
http://blog.livedoor.jp/skado1981/archives/5369405.html

My journal of homeopathy ホメオパシー日記 やけどしたら、お湯に入れる
http://blog.goo.ne.jp/arnicaakiko/e/8a32cfa98868f6b7f4514624766f8eed

以上/掲載日 平成28年11月27日(日)

 
 

【Twitterでの補足】2021.8.22
甲野善紀@shouseikan
火傷に関しての補足です。浸ける湯の温度は火傷していない所で耐えられる、45度から47度くらいでしょうか。ただ、非常にジンジンしますから、それが薄らぐまで数分から10分ぐらいの間、我慢出来る人に限りますので、幼児には向きません。

 
 

ー引用終了ー

 
 
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私が玄米ごはんと和食をおすすめする理由 子育て中の食事のポイント 

【癖】

人間というものは誠に面白いもので、癖によって生きているといっても過言ではありません。
昔から「無くて七癖有って四十八癖」といいますから、もう癖の塊が人間だと思った方が現実的です。
しかし、その癖というのを、本人は案外知らないものです。
全部無意識で行われているからですね。

食事に対する癖もあります。
その「癖」の結果として偏りが出ると、本来持っているはずの体力が出なかったり、体調不良に陥ったりします。
それに精神面でのストレスなどが加わると、病気になったりしますから、癖といえども侮れません。

その「食べ癖」を見直したら、もっとあなたはパワーアップできますよ。

 
 

【朝食】

あなたは朝食を食べる派ですか? 食べない派ですか?
もしかしたらそれは癖ですか?
それで体調がよくて、仕事もバリバリできるならそれでよいのですが、そうでないならその癖を見直すのもアリです。
低体温だったり、寝起きがつらい人は、むしろ朝食を軽く摂った方がよかったりします。

また、肉体労働だったり、お昼ごはんが遅くなる人は、朝はしっかり摂った方がよいですね。
あ、授乳中のママもここに入ります。
育児は肉体労働なのです( ー`дー´)キリッ

 
 

【朝食の種類】

朝食は基本的に、その時の自分が食べたいものを食べるのでよいのですが、単純に洋食と和食に分かれますね。
これも癖だったりします。
育てられた環境を引きずっていることが多いです。

これもその人が元気にフル活動できる状態ならよいのですが、そうでないなら反対にしてみることをおススメします。
一般的に洋食は油分を使うことが多く、和食は油分は多くないのですが塩分が多めになります。
しかし、この塩分は体にとって必要なものなので、塩分を気にする人はそのお勉強から始めましょう。
減塩がよいと思い込まされていませんか?

 
 

【ごはんの種類】

ほとんどの人はごはんと言ったら白米を連想されるでしょう。
でも、健康に関心のある人は、分づき米だったり雑穀を混ぜたり、玄米を召し上がっているかもしれません。
私もこれらを全部経験しました。
その結果落ち着いたのは、玄米とたまに白米です。
基本は玄米ごはんなのですが、おかずによって白米を選ぶことがあります。

これは私が何十年も試してみて、体で感じ、塾生さんにも玄米や白米を召し上がってもらって、健康状態をチェックして到達した食べ方です。
玄米ごはんの方がやっぱり体力がつきます。
毎日の積み重ねが下半身を強くしてくれるのを実感します。

塾生さんの中には糖尿病患者さんもいますが、この食べ方で元気に働いてくれています。
玄米ごはんは食後の血糖値が急激に上がらないので、糖尿病の人には強い味方となってくれます。

 
 

【子育て中の食事】

子育て中は断然和食で育てることをお奨めします。
理由は簡単。和食は成長に必要な栄養素を摂りやすいからです。
栄養栄養と神経質になりすぎる必要はありませんが、子育て中は何かと忙しいし、お食事の準備も大変です。
ですから、食材の力に頼った方が育児がうまくまわります。

白米と玄米の栄養素の差は歴然としていますし、ごはんは加工がしやすいです。
つまり、ごはんはおにぎりにすればおやつにもなるし、炒飯にすれば1食まかなえます。
子育て中はこうして、ジャーにごはんがあるだけで救われるのです。
さらに、ごはんにはパンにない栄養素がいっぱいあります。

玄米ならミネラルや繊維質も豊富なので、もっと理想的です。
それだけ玄米には栄養分が多いので、おかずが少なくてもOKなのが嬉しいところです。
ミネラルは現代人が一番不足しているものですから、それを主食から補える玄米は最強ですね。

ということで、忙しい子育て中には、玄米ごはんを炊いて、お味噌汁とお漬物(できれば糠漬け)があれば7割完成です。
常備菜があれば、あと1品を作って百点満点!
これならなんとかなりそうだと思いませんか?

 
 

【和食のメリット】

なんといっても一番のメリットは、主食の概念があることです。
まずご飯で5割程度を摂り、その残りを植物性や動物性の割合を考えればOKなのですから。
その比率を崩すと偏りが出て、長い間には病気へと発展してしまうこともあります。

それから和食には水分が多く含まれていることです。
そもそも和食を料理するときには、蒸したり茹でたりする工程が多いので、出来上がりに水分が多いのも納得ですね。
またご飯もパンより多くの水分を含みます。
こういう点が食べやすさにもつながっていることに気づけたら、パンとのつき合い方も上手になると思います。

これは、お食事全般だけでなく、一日中にどんな水分を摂るかという問題とからめて、とても重要なことなのです。
お食事に水分が含まれていれば、別途飲み物を補う必要がありません。
しかし、パサパサのものばかり食べると、必然的に飲み物をほしくなります。
この飲み物が健康に与える影響はとても大きいのです。
ここまで考えて「何を食べるか?」を選択するようにしましょう。

 
 

【上級者】

むそう塾では上のような食べ方をマスターされた塾生さんには、パンの焼き方も教えています。
時々軽いものをほしい時がありますし、小さいときからパンに馴染んで育った人もいらっしゃるので、そういう人の食習慣も満たしてあげたいからです。

むそう塾で教えるパンは、市販のパンとは違って体の反応が驚くほどよくて、皆さんがビックリされます。
逆に言うと、市販のパンにはいかに色々なものが入っているかということですね。
食材の問題は本当に大きいです。

安心できるだけでなく、ものすごく美味しいパンが自分で焼けるようになって、和洋のお食事を自由に楽しめる食生活。
こんな暮らし方が素敵ですね。

 
 

【コロナに負けないために】

子育て中はなおのことですが、全世代を通じて貝類を摂るようにしましょう。
今はコロナ禍でもあり、マスクをしている人が多く見受けられます。
そうするとどうしても酸素不足になるのですが、鉄分が不足していると、体内で酸素を運搬する力が弱ってしまうため、免疫力も下がってしまいます。
子どもの場合は発育にも大きく影響します。

貝類には鉄分が豊富に含まれているので、毎日摂ってもよいくらいです。
ぜひ貝料理にも挑戦してみましょう。

 
 


(しじみのお味噌汁 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

【「玄米の炊き方秘伝講座(愛クラス)」のご案内】

玄米の炊き方をお教えする講座が、2021年7月25日(日)に開催されます。
詳しくはこちらの記事をごらんください。

 
 
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マクロビオティックの指導現場から お弁当が育てた子どもの心

検索をしていたら、むそう塾のお弁当写真が出てきました。
ひと目でむそう塾生のお弁当は判別できますね。
理由は簡単、整っているから。

 
 


(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生さんのお弁当)

 
 

懐かしいなあ。
“姫”さんの作ったお弁当です。
クリックすると私のブログ記事が登場しました。
マクロビオティックの指導現場から 「子供のお弁当」(2014.5.15)という記事でした。

姫さんは今年から秘伝コースに通われています。
満足コースまで進んでいたのですが、ご家庭の事情で間が空いていました。
この写真のお弁当は7年前のものですが、当時のお子さんたちも大きくなって、中学生のお子さん(男子)はお料理にとても関心があるそうで、中川さんから玄米の炊き方を習いたいそうです。

そういえば先日、別の塾生さんから、まだ幼稚園児のお子さんの話がありました。
「いつになったら私もお料理を習えるの?」と聞かれたそうです。
どうやら、京都に行って美味しいものを習ってきてくれるお母さんに憧れているようです。
「なんだか、京都には楽しいことがあるらしい」と思っているのでしょうか。

そうしたら別の塾生さんも、「うちの子も中川さんからお料理が習えるのを楽しみにしているの」とおっしゃるではありませんか。
まだ小学1年生になったばかりなのに。
お母さんが中川さんに習って来たお料理を作ってくれると、美味しいのが分かっているからだそうです。

すごいですねぇ、子どもの味覚って本当に正直です。
小さいうちに正しいお料理の味をインプットしてあげると、こんなふうにお料理に関心を示してくれるんだなあと嬉しくなりました。
美味しいって大事です。

子どもは楽しいものや、美味しいものに素直に反応するので、きっとお料理も楽しいことの範疇に入っているのかもしれません。
こう思ってくれたらシメたものですね。

お料理を楽しいと思えたお子さんは、将来が明るいです。
自分を積極的に支えていけるだけでなく、誰かを喜ばせることだってできるからです。
こんなお子さんたちが増えてくれて、心から嬉しく思っています。

 
 
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むそう塾生に赤ちゃんが産まれました!

嬉しいメールが届きました。
塾生の“けいと”さんからです。

 
 

<けいとさんからのメール>

中川さん
美風さん

こんにちは。
ご無沙汰しております。
けいとです。
3/17に第二子となる男児を出産しましたのでご報告します。お陰様で出産はスムーズで時間もかからず、母子ともに大変元気にしています。

第二子は助産師さんも驚くほどおっぱいを飲む欲求が強いそうで、食いしん坊の我が家に産まれた子らしいなぁと思っています。

また、妊娠中から夫がよく玄米炊飯をしてくれて、体調不良の時は本当に助かりました。

これから、2人の男の子を育てるという、私にとって未知の世界が始まりますが、不思議と不安はありません。
折々ご相談させて頂くと思いますがこれからもどうぞ宜しくお願い致します!

けいと Ka43-6

 
 

【生後1日目】
(ようこそ、第二子ちゃん♪ いつか抱っこできますように。)

*   *   *

<マクロ美風より>

けいとちゃん、ご出産おめでとうございます!
大仕事をお疲れ様でした。
お産がとても軽かったとのこと、心からホッとしています。
ご主人さまが玄米ご飯を炊いてくれたんですね。
なんて素晴らしいことでしょうか!
優しそうなご主人さまだったから、けいとちゃんを助けてあげたい一心だったのでしょうね。

そして、おっぱいもいっぱい飲んでくれる第二子ちゃん。
お写真を拝見していると、頑張って産まれてきてくれたんだねって気持ちになります。
しっかりしたお顔立ちに、すでにやんちゃの片鱗を感じてしまいます(笑)
頼もしくていいですね(^o^)

これから大忙しの日々ですが、どうかお元気に乗り切ってくださいね。

 
 
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