子育て・野口整体・アトピー」カテゴリーアーカイブ

アトピーと修学旅行

昨夜、高校3年の息子が、1週間の修学旅行から帰って来ました。
旅行先は韓国です。
旅行直前まで、アトピーと食事のことがあるので、「行きたくない」と言っていたのですが、「避ける」ことのこだわりを払拭して、自分の体で体験するいい機会なので、参加させました。
「何を食べたって、1週間ぐらいで死ぬことはないから、大丈夫。食べ物より大事なことがあるよ。」
「人間は本来、何を食べても平気なはずなんだよ。完全ならね。」
などと言って、背中を押したのです。
帰宅した彼に、「どうだった?」と聞くと、「楽しかったぁ」という言葉が。(ホッ)
しかし、明らかにアトピーは酷くなっていました。
お風呂から上がると、顔も、首も、胸も、背中も、脇も、腕も、足の付け根も、手足の指も・・・、ブツブツです。
ところどころ皮が破れて、汁も出ています。
 (あー、後が大変そう、温泉に入ればこんなのスパッと良くなるのになぁ)
連休中に温泉に行かせようと思ったのですが、飛び石で学校があります。
 (あー、自宅に温泉のお湯が湧いていたらなぁ)
学校より身体の方が大事だといっても、彼は「休みたくない」と言い張ります。
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彼の話によると、韓国では毎日お肉料理で、機内食もお肉だったそうです。
旅行会社が、高校生ならお肉が一番喜ぶと考えているのでしょうが、その他の理由もあるかも知れません。
まぁ、アトピーが悪化する理由は、いくつもあるので、環境の変化が最大要因だと思っています。
彼は彼なりに、食事の大切さを実感したようですが、払った代償は大きかったようです。
今朝、枕カバーもシーツも、血と汁と引きちぎられた皮膚で、酷いことになっておりましたから。
ああ、アトピーはつらいネェ。

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赤ちゃんとの会話・上の子供の納得

Happy Healthy Lifeのakkoさんの記事で、気になることがありました。
“下のお子さんが生まれてから、上のお子さんの態度に変化があって、そのことで悩んでいる”という内容です。
コメントをしようと思ったのですが、子育て中なら、どこの家庭でも起こり得る問題なので、記事にしてみました。

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まず、子供って本当にそれぞれ違っていて、赤ちゃんの時から個性があるものです。
何事にも神経質だったり、少々のアクシデントでは動じなかったり、おとなしくて扱いやすかったり、とにかく忙しく動き回ったり、観察していても、飽きることがありません。
最近は、マクロビオティックで子育て中のお母さん達にお会いする機会が増えて、大勢のお子さんとも接することが可能になりました。
私は独身の時から、“野口整体”を取り入れた生活や考え方をしていたのですが、今では、マクロビオティックの観点からも考えることが出来て、とても複眼的になりました。

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そんな私が、幼児期の子育てについてのポイントだと思うのは、ただ一つ。
“赤ちゃんと会話してますか?、上のお子さんは納得してますか?”
ということです。
赤ちゃんは、“お腹の中にいる時から”会話をしましょう。
1 お腹に手を当てて、「おはよう♪ おやすみ」
2 「さぁ、一緒にご飯をたべようね」
3 「ああ、お風呂は気持ちがいいねぇ」
などと、お母さんが行動するたびに、語りかけましょう。

ここで大切なことが、三つあります。
 「○○ちゃん」と名前をつけて語りかける ことです。
 お父さんにも協力してもらって、お母さんのお腹に手を当てて、
「○○ちゃん、お父さんだよ、おはよう♪」
などと語りかけてもらうことです。
この行為が、誕生後の父子関係を格段に良いものにします。
赤ちゃんは、お腹の中にいる時から、お父さんの声を聴いているので、誕生しても、すぐ父親を認識できるからです。

 赤ちゃんのお世話は、気持ちを集中してしましょう。
オギャーと生まれてからのことですが、オムツを換える時も、オッパイを飲ませる時も、目を見ながら語りかけます。
つまり、親の気持ちを赤ちゃんに集中させながら、授乳などをするのです。
もちろん、テレビを観ながら授乳するのはダメですねぇ。
気持ちがテレビに向いているからです。
時々、ベビーカーに赤ちゃんを乗せたまま、抱っこもせずに哺乳瓶をあてがっている光景を見ますが、ゾッとしますね〜。
この時点ですでに“孤食”が始まっているからです。

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だんだん、赤ちゃんの起きている時間が長くなってくると、「お母さんは、トイレに行ってくるから、1分待っててね」というように、事前に親の行動を説明します。
そのくり返しが子育てなのですが、もし、上にお子さんがいる場合は、そのお子さんへの対応がとっても重要です。
それは、難しいことではありません。
ポイントはただ一つ。
「○○ちゃん(下の子)にオッパイをあげたいけれど、△△ちゃん(上の子)い〜い?
「○○ちゃん(下の子)のオムツを換えたいけれど、△△ちゃん(上の子)は大丈夫? 」
と、下のお子さんに手をかける前に、上のお子さんに声をかけることです。

すると、上のお子さんは、何らかの意思表示をしますから、そちらを納得させてから、下のお子さんのお世話をすると、上のお子さんは納得しているので、精神的に満たされます。
必ずこれを守っていれば、下のお子さんが生まれても、上のお子さんの情緒は安定しているはずです。
幼児期は、母親(父親)との信頼関係を築く大切な時期です。
この時期に、精神的に満たされた子供は、親から離れるべき時に、“スッ”と安心して離れて行きます。

しかし、信頼関係が築けていない子供は、精神的な自立が思うように行かなくて、のちのち問題を抱え込むことも少なくありません。
お母さんやお父さんは、大変だと思われるでしょうが、ちょっと順序に気をつけるだけのことですから、ぜひ、実行してはいかがでしょうか。

 

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家族の絆・子供編

きょうは、我が家の子供について書いてみます。
子供といっても1人しかいないのですが・・・。
私が高齢出産だったため、育てているうちに疲れて、「ま、いいか」になってしまいました。
私は独身のころ、子供は3人ほしいと思っていました。
理由は、3人いると「子供たちの世界ができる」からです。
でも、私がちょいとお酒を楽しみすぎたせいで、結婚するのが遅すぎましたねぇ(笑)
子供には申し訳ないと思っています。
 (息子よ、ゆるせ)
さて、この息子は「理解不能人」です。
お腹にいる時から、最善の方法で育てたつもりなのですが、親の想いとは180度反対の方向に育っています。
ま、子供は親の所有物ではないのですから、それでいいのですが・・・。
この子はお腹にいる時から、「野口整体」で育てたので、個性が強いことは百も承知だったのですが、そのあまりに強い個性に、親の方がついていけません。
結果として、「子供は勝手に育っていくから、親はそのお手伝いをするだけ」ということを学びました。
トイレトレーニングにしても、離乳食にしても、保育園や小中学生時代にしても、ずっとよそのお子さんと違うのです。
その上、ひどいアトピーを抱えていたので、私は精神的にも肉体的にも10人子供を育てたくらい疲れたと、よく夫にこぼしたものです。
 (でも、本当の子育ては楽しいもので、疲れるのはどこか間違っていると野口先生は本に書いています)
今、息子は高校2年生で、定期テストの真最中だというのに、な?んにも勉強をしません。
インターネットに夢中です。
楽天でブログを開設していて、毎日アクセス数が600前後あるそうです。
高校時代は、将来の基礎をつくる大事な時期なので、もっと勉強に取り組んでほしいところなのですが、息子にはそんなことちっとも通じません。
「自分が興味をもてるもの」にしか関心がないのです。
ですから、「勉強」に興味のない彼は、毎朝「死にに行ってくらぁ」と家を出て行きます。
学校から帰ってくると、朝とは別人のスピードでブログ仲間に会いに行きます。
「あ?、楽しかった」といって夕食に戻ってくる息子をみていると、趣味を共有する仲間がいることに、「ありがたいな」と思います。
17歳という微妙な年齢にあって、「楽しい」時間は必要です。
そして、そのひとときは彼の作リ出した時間だから、心から満足しているのでしょう。
何だか、私がブログ仲間と想いを通じ合い、マクロビ井戸端会議で盛り上がるのと同じですね。
そうそう、「野口整体」では、子供がお腹の中にいる時から父親のかかわり方を重視します。
夫に協力してもらってそれを実行した結果、やっぱり、父親への反応が違いました。
すごくお父さんっ子で、反抗期であっても父親との関係は良好です。
 (これが野口整体子育てのポイント)
私は息子を育てる時、いつも守っていることがあります。
それは、「もし、このまま息子が死ぬことがあっても、絶対後悔しないように接すること」です。
 (ただし、死をいつも意識しているわけではありませんよ。もう、癖としてです)
毎朝、我が家では、息子が一番早く家を出るのですが、その時は夫婦そろって「いってらっしゃい」と玄関まで送ります。
学校が休みの時は、息子が玄関まで来て「いってらっしゃい」と送ってくれます。
これはほんの一例ですが、この気持ちを持っていると、「ああ、あの時こうすれば良かった」という育て方はできません。
いつも真剣勝負です。
今は勉強が嫌いで、パッとしない息子ですが、こんな息子でも私は精一杯育てました。
だから、何も後悔することはありません。
息子の将来に何があっても、すべて受け入れてやります。
親の子供に対する愛情は、「無償の愛」だから。


 

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風邪?おめでとう!

風邪が流行っているようです。
風邪をひいた人に、野口整体では、「おめでとう」と言います。
こんなことを言うと?????。
頭がおかしくなったと思われるでしょうね。

 

でも、頭痛、腹痛、のどの痛み、倦怠感、鼻水、くしゃみ、咳などの症状
すべては、実はもう回復の過程なんですよ。
極めつけは熱ですね。
熱は、高いほど体力がある証拠ですから、怖がらずに熱を楽しむぐらいの
ゆとりがほしいもの。

 

これらの症状は排泄(排毒でもOK)段階なので、逆算すると、体に歪みが
来ていて、それを治そうとして起きたものです。

 

歪みとは、体が鈍って正常に機能していないことなので、風邪を引く前には、
食べ過ぎたり、働き過ぎたりする人が多いようですよ。

 

それで体が揺り戻しを求めて、発熱などを利用して元に戻るというわけです。

 

ですから、風邪には薬というより、早く熱を出してしまうお手伝いをするのが
一番です。
その点、マクロビのお手当ては理に適っていますよね。
ここまで書くと、「風邪はウィルスによるものだ」という声が聞こえてきそうですが、
それはそれで間違いありません。
問題は、風邪をひく人とひかない人が一家にもいるということです。
その差は、個々人の体の状態にあるわけです。
一般には「風邪もひかない」ことを、イコール健康の証拠として使っていますが、
本当に体が整っていて「風邪をひかない」のなら、それでOKです。
しかし、体が鈍っていて、「風邪もひけない」人は、立派な病人です。
ですから、風邪の諸症状が出る前に、「歪み」という病気になり、風邪を経過する
と、すっきり整った体に戻るので、「おめでとう」というのです。
風邪は、体を整えるチャンスなのです!
発熱は体の掃除をしてくれます。
大切です。
解熱剤に頼らず、熱を利用しましょう。
一般に「病気」と思われていても、それを活用して元気になれるんです!
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アトピーと食事の関係を教えてあげたいけれど

今日、デパートの食料品売り場のレジに並んでいると、一見して
アトピーの肌とわかる人が、前に並んでいました。
カゴの中には、コーラ・ポテトチップス・焼肉のお肉・牛乳・アイス
クリームなど、マクロビではギョッとするものばかり入っていました。
いつもは他の人のカゴの中なんて、目が行かないのですが、アトピー
の肌を目にしたとたん、ついカゴの中味が気になってしまいました。
案の定、これでは良くなるわけないよなぁ、と思うと同時に、マクロ
ビオティックを教えてあげたい衝動にかられました。
でも、余計なおせっかいは禁物。
でもでも、あれじゃ夜も眠れないだろうに・・・。
あの人は、いつかマクロビを知ってくれるのだろうか?
それとも、一生知ることなくつらい日々を送るのだろうか?
こんな時、私の気持ちは複雑です。
まるで、不作為犯の犯人になったような・・・。

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