家族の絆・子供編

きょうは、我が家の子供について書いてみます。
子供といっても1人しかいないのですが・・・。
私が高齢出産だったため、育てているうちに疲れて、「ま、いいか」になってしまいました。
私は独身のころ、子供は3人ほしいと思っていました。
理由は、3人いると「子供たちの世界ができる」からです。
でも、私がちょいとお酒を楽しみすぎたせいで、結婚するのが遅すぎましたねぇ(笑)
子供には申し訳ないと思っています。
 (息子よ、ゆるせ)
さて、この息子は「理解不能人」です。
お腹にいる時から、最善の方法で育てたつもりなのですが、親の想いとは180度反対の方向に育っています。
ま、子供は親の所有物ではないのですから、それでいいのですが・・・。
この子はお腹にいる時から、「野口整体」で育てたので、個性が強いことは百も承知だったのですが、そのあまりに強い個性に、親の方がついていけません。
結果として、「子供は勝手に育っていくから、親はそのお手伝いをするだけ」ということを学びました。
トイレトレーニングにしても、離乳食にしても、保育園や小中学生時代にしても、ずっとよそのお子さんと違うのです。
その上、ひどいアトピーを抱えていたので、私は精神的にも肉体的にも10人子供を育てたくらい疲れたと、よく夫にこぼしたものです。
 (でも、本当の子育ては楽しいもので、疲れるのはどこか間違っていると野口先生は本に書いています)
今、息子は高校2年生で、定期テストの真最中だというのに、な?んにも勉強をしません。
インターネットに夢中です。
楽天でブログを開設していて、毎日アクセス数が600前後あるそうです。
高校時代は、将来の基礎をつくる大事な時期なので、もっと勉強に取り組んでほしいところなのですが、息子にはそんなことちっとも通じません。
「自分が興味をもてるもの」にしか関心がないのです。
ですから、「勉強」に興味のない彼は、毎朝「死にに行ってくらぁ」と家を出て行きます。
学校から帰ってくると、朝とは別人のスピードでブログ仲間に会いに行きます。
「あ?、楽しかった」といって夕食に戻ってくる息子をみていると、趣味を共有する仲間がいることに、「ありがたいな」と思います。
17歳という微妙な年齢にあって、「楽しい」時間は必要です。
そして、そのひとときは彼の作リ出した時間だから、心から満足しているのでしょう。
何だか、私がブログ仲間と想いを通じ合い、マクロビ井戸端会議で盛り上がるのと同じですね。
そうそう、「野口整体」では、子供がお腹の中にいる時から父親のかかわり方を重視します。
夫に協力してもらってそれを実行した結果、やっぱり、父親への反応が違いました。
すごくお父さんっ子で、反抗期であっても父親との関係は良好です。
 (これが野口整体子育てのポイント)
私は息子を育てる時、いつも守っていることがあります。
それは、「もし、このまま息子が死ぬことがあっても、絶対後悔しないように接すること」です。
 (ただし、死をいつも意識しているわけではありませんよ。もう、癖としてです)
毎朝、我が家では、息子が一番早く家を出るのですが、その時は夫婦そろって「いってらっしゃい」と玄関まで送ります。
学校が休みの時は、息子が玄関まで来て「いってらっしゃい」と送ってくれます。
これはほんの一例ですが、この気持ちを持っていると、「ああ、あの時こうすれば良かった」という育て方はできません。
いつも真剣勝負です。
今は勉強が嫌いで、パッとしない息子ですが、こんな息子でも私は精一杯育てました。
だから、何も後悔することはありません。
息子の将来に何があっても、すべて受け入れてやります。
親の子供に対する愛情は、「無償の愛」だから。


 

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コメント

  1. macrobi papa より:

    野口整体には子育てに関する考え方もあるのですね。

    そういえば子育ての先輩である、ふうさんにそういう話をお聞きしていなかったと思い当たりました。

    もし次にお会いできるときには、そういう話も伺えればと思います。

    僕は高校時代、図書室の「手塚治虫全集」と「三国志全80巻くらい」を読破することに一生懸命でした。

    なにか一生懸命に打ち込めることがあるなら、素晴らしいと思います。ブログでアクセス600は才能と呼べます。

  2. マクロ美風 より:

    papaさん、おはようございます。

    野口整体は“風邪”と“子育て”が双璧ですね。

    私は独身の時から、野口先生の子育ての本を全部読破していて、“子育てはこれでやる”と決めていました。

    いいですよ~。

    食事はマクロビオティックではありませんが、全体の考え方はマクロビオティックと非常に似ています。

    息子は、手塚治虫ではなく、その生みの親の方を何回も読んでいました。

    「三国志全80巻」はすごいですね。

    パパさんの素晴らしい文体は、それで培われたのだと、謎が解けました。

    息子のブログは、ホームページのようにカラフルで凄いインパクトがあります。

    写真が一杯で、私のブログとは対照的なんですよ。

    若さを感じます。

    トップページの左上には、ブログ仲間に向けた集合の日時が大きく表示されていて、どうも「言いだしっぺ」タイプのようです。

    どんな大人になりますことやら。

    間違っても、天才タイプでないことは保証いたしますよ。ハァー

  3. macrobi papa より:

    「好きなことだけしかやらない」タイプは、

    自分の好きなことに対しては、驚くほどの集中力を発揮することが多いようです。

    (ブログやってるときの僕がそれだったりしますが・)

    なにか自分のやりたいことが見つかると良いですね。

  4. マクロ美風 より:

    実は、好きなことはあるんですよ。

    それは、スピードです。

    憧れは“カーレーサー”なのに、家はお金がないから無理だ~と言っています。

    レーサーにはお金だけでなく、体力も集中力も要求されるのに、それが分かっていないようです。

  5. gentaroh より:

    久々に?ブログを拝見させていただいて、子育てについて書かれていたので、興味深く読ませていただきました。

    「子供は勝手に育っていくから、親はそのお手伝いをするだけ」を見て、なるほど、うんうん、と頷いてしまいました。

    私の甥っ子は、まだ今月で1歳8ヶ月の玄米っ子で、何でも自分でやらないと気が済まない性格に、毎日親が振り回されているのですが、親があれこれと教える必要が無い点では、楽なのかもしれません。

    あまりに元気が良すぎるので、周りの人にもビックリされっぱなしで、親としても出産前の構想から見ると想定外だったようでも、それはそれで受け入れて育てているようです。

    彼は大森先生を偲ぶ会でも、会場中を歩き回り(私も追いかけていましたが)、あのおむすびも完食してしまったようで、おかげで姉は、「せっかくの会だったけど、ほとんど参加出来なかった」と嘆いていました。

    ところで息子さんの興味はスピードとカーレーサーですか?

    確かにカーレーサーには、お金と体力と集中力も必要でしょうが、もう一つ、人間力も必要だと私は認識しています。

    その人間力とは、周りの人を惹きつける魅力や、人々を束ねる魅力(力)といったものがないと、所詮は人間社会の縮図なので、その世界の才能がある上に、人間的な魅力もなければやっていけない世界のようですよ。

    もっとも、これはごく、当たり前のことかもしれませんが。

    あと、お金については、必ずしも家にお金がある必要はないようです。

    あの世界で成り上がって行った人たちには、「好きこそものの上手なれ」が一番で、その時は貧乏でも、すべてをお金と車のためにつぎ込んだ人々が多いと私は認識しています。

    そうなるためには、極陽性な状態で突っ走る必要はありますが。

    しかし、周りに人がついているのであれば、カーレーサーでなくとも、好きな世界で生きていくことは可能だと私は思いますよ。

  6. jazz より:

    こんにちは

    マクロビオティック、アマチュアレーサーのjazzです。

    子育ての記事、興味深く拝見させていただきました。

    僕も高校生の頃から、いつかサーキットを走ってみたいなと思っていました。その頃のイメージを大人になってからも抱いていて、1999年の12月に、このまま2000年に地球が滅亡してしまうと困ると思い(笑)、その時に自分が乗っていた普通の車をサーキットに持ち込んでだのが、今の趣味のきっかけです。

    僕が言うまでも無いと思いますが、息子さんの夢も、その想いが強ければ実現できると思います。同じ趣向を持つ男同士、勇気付けて上げたくて、コメントさせて頂きました。

  7. ちゃこ より:

    私も、毎日悔いが残らないように生活しています。

    主人が出勤する時は、玄関の外で車が見えなくなるまで送ります。息子が登校する時も勿論です。

    こんな世の中だし、自分がもしくは主人や息子がいつどうなるか検討も付かないですから、元気な姿を覚えていたいし覚えていてもらいたい。。。そんな気持ちからです。

    そんな日が来ない日を願いながら毎日見送りしています。

  8. ちゃこ より:

    コメント。。。ちょっと間違えました。

    『そんな日が来ないことを願いながら。。。』

    の間違いです。

  9. マクロ美風 より:

    genntarohさん、ホントに(笑)お久しぶりです。

    コメントをいただき、大変ありがとうございます。

    あの偲ぶ会でのお子さんは、gentarohさんの甥っ子さんでしたか!

    確かに、元気に動き回っていましたね(笑)

    お手洗い近くの壁で、ぶつかりそうになりましたよ

    (フフ)

    私も、玄米っ子でそれはそれは元気な子を知っていますが、やたらと玄米を食べるので、陽性に傾いていると思っています。

    でも、子供って不思議で、ある日突然プィっと、きのうまで好きだったものを、嫌いになったりするので、その日まで、しばらく想定外の日々が続くかも知れませんね(笑)

    我が家の息子も一時、学校から帰ったら、おやつに玄米おにぎりを食べる日が続いていましたが、ある日突然、「もういらない」と宣言しました。

    大きくなるために陰性が必要だったんでしょうね。

    ところで、“人間力”ね~。

    どんな世界でも、人間力は必須ですね。

    独立できるための人間力となると、もっと多くのものが要求されますが、とりあえず人が集まってきてくれる人間になって欲しいと願っています。

    男性ならではのコメントが、とても参考になりました。

    また、教えて下さいね。

    よろしくお願いいたします。

  10. マクロ美風 より:

    jazzさん、コメントをいただきありがとうございます。

    そうなんですよね~、jazzさんはカーレーサーなんですよね~。

    食べ歩きの記事とともに、優雅なイメージが伝わってきて、「jazzさんってお金持ちなんだなぁ」といつも思っていました。

    理論もセンスも兼ね備えていて、夫とともにjazzさんのファンだったんですよ。

    それにしても、2000年に地球滅亡のお話、楽しいですねぇ(笑)

    新潟からのずぶ濡れの記事とともに、jazzさんの感覚、好きです。

    よく男の子は、車派と電車派に分かれると言いますが、息子はオムツをしている頃から、車派でした。

    今となっては、電車派の方が良かったなと思います。

    第一、「電車がほしい」とは言わないでしょうから。

    車派は「自己所有」したがるので、お金がかかって仕方ありませんよね。

    金銭感覚をしっかり植えつけておかなければいけないと思っています。

    仮に想いが強かったとしても、息子は根性がないので、この点でギブアップすると思うのです。

    でも、人間はひょんなことがキッカケで、コロッと変わったりする事もあるので、強い息子になれるよう見守り続けてやります。

    jazzさんには、教えていただく事がいっぱいです。

    これからも、どうぞよろしくお願い致します。

  11. マクロ美風 より:

    ちゃこさん、お返事が遅くなってごめんなさい。

    ちゃこさんも私と同じ気持ちだったのね。

    嬉しいです。

    “今生のわかれ”ではありませんが、いつそうなっても後悔しない気持ちで生きると、日々を丁寧に生きようって思いますよね。

    何かあった時、最後の姿が怒った顔では後悔するので、必然的に“笑顔”が多くなりますよね。

    緊張感のある時間の使い方って、私好きです。

    これからも、よろしくね!ちゃこさん♪

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