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サプリメントよりお腹の調子がよいと大評判のお料理

12月の「自由人コース3」でお教えした「牛蒡のスープ」は、あちこちから凄い!と反響があります。
もともと牛蒡はお腹のために毎日少しずつ召し上がってくださいと、幸せコースのときからお伝えしているのですが、それが最新のお料理で反応しているようです。

今回はスープとしてのお料理でしたから、消化吸収が大いに助けられます。
胃腸が弱い人でも効果てきめんで、次のようにおっしゃる塾生さんのご家族さまがいらっしゃいます。

母が「ビオフェルミンのサプリメントよりもお通じが良くなる、ビオフェルミンの
購入はもうやめる」と申しておりました。

そうでしょそうでしょという感じです。
根菜類の力は腸のために欠かせないのですが、中でも牛蒡は素晴らしい力を発揮します。
動物性の酸性を毒消し(中和)してくれるからです。
また、植物繊維が腸内細菌のエサにもなります。
「自由人コース3」バンザイですね。

 
 

(牛蒡のスープ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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おせちのカウントダウン おはるさんのおせちノート

塾生のおはるさんが。おせちについて想うことを書いてくれました。
他の塾生さんの参考になることもあると思いますので、記事にさせていただきます。

 
 

【おせち雑感】

今年もおせちと共に迎えることができました。

喪中ということもあって心身穏やかならず、準備もままならず、
集中力もいつまでたっても出てこなくて、今回はとても不安でした。

それが、暦と共に作り始めると思いの外に、例年になくいつのまにか、でした。
いつの間にか、年中行事になっていました。
あらかじめ作った行程表の通りに作れば、必ず間に合う、という安心感のおかげで
集中しながらも平常心でいられました。

9回目のおせちをつくって一番の驚きは、
出来上がったお料理を順番に並べて保管するスペースがとても少なくて済んだこと。

例年、置き場所に困りあちこち工面して寒い場所にスペースを確保していました。

どこが例年と違ったのかな?と思い巡らした結果、、思い当たった点は
・冷蔵庫を買い替えた
・ぴったり5人分だけ作った
(多めに作りたいものは食材は揃えたものの、年明けてから新たに作り足すことにした)
・食材と献立がほぼ頭の中で整理されてた
・おせちづくりの前段階、材料を揃える時点で、冷凍室も食材のありかも
整理されていた
・教室での風景、いろんな便利なお道具使いを参考にした

などなどです。

作り始まる前の、食材の整理、献立の整理、覚書の整理が、作り始めるととても助かりました。
超・苦手な献立はさすがに練習もして、安心感を蓄えました。

いろんなものを整理した状態で作り始めたのが良かったようです。

限られた時間の中で、おせちに取り組むと、一つ一つの所作、一瞬の所作の無駄も
許されない緊張感です。
そんな中で、家族の食事準備も並行しつつでした。
(ええっ。。お食事!?と戸惑う一瞬すらもったいなくて節約しました)

真に必要なことが見えてくる瞬間、無駄な気持ちは潔く捨てることができました。

お料理技術だけでなくて、キッチンのお掃除から、食材の整理から、お道具使いから、、
一年の総決算とは、目に見えるものの整理から始まるのだと感じたりです。

高度な技術も必要だけど、お料理以外の部分もものすごく大きいと
改めて感じました。

そしてやっぱり、食べてくれる家族の存在がなによりもの原動力です。
今年も、皆で楽しく元気になれるお料理を、毎日嬉しく作っていきます。

そんな数々のお料理を伝えていただいて、ありがとうございます。

 
 


おはるさんが12月31日に投稿したおせち

 
 

【おせちノート】

おせちノートを書き始めてから、ちょうど3年目になりました。

おせちの盛付秘伝講座を初めて受けた時に、カウントダウンのお話をお聞きし、
書き始めました。お気に入りの、表紙が硬い紙でできているノートを選び、
秋口以降は常に肌身離さずバッグに入れて持ち歩いています。

1冊目のノートに3年分書いてあります。
大きなメモ帳的な、ざっくりしたものですが、過去の記録を見るのに助かっています。

鉛筆で書いて、随時修正できるようにしています。

書き始めるのは、だいたい、秋頃、栗、子持ち鮎の出る季節に、
献立、材料と、書き始めます。

 
 


(おはるさんのおせちノート)

 
 

【おせちノートに書いてある内容】

1)おせちの献立(煮物・焼き物・蒸し物にわけて)

2)必要な食材 (野菜・魚等、種類別に、購入先も書く)
昨年の発注時期を参考にして、翌年発注する
11月中には目処をつけて購入先にお願いしておく

3)秋口からは、季節に乗り遅れないように、子持ちあゆ、栗を準備すること

4)年末10日間くらいの、仕込みスケジュール
仕上げの日時を決めて、逆算していく
なるべく具体的に書く
食材の状態・置いてある場所も確認のタイミングを書き傷んでないか、
消えていないか(!)を実際に確認する
特に、最後の買い物前は、要チェック!!

食材集め、おせち仕込みは、終わったものからチェックして、
やり残しのないように、常に確認

スケジュール等作成時は、前年のものを参考に改善して作成し、
本番はひたすら、行程表の通りに作る。
煮詰まったら、洗い物をして工程表を確認して、
全体の中の現在の位置を眼で確認し、次にするべきことを判断する。

 
 

(見開きノートの上部には、12月26日からのカウントダウン内容が書かれています)抜粋

 
 

【おせち用覚書ファイルのこと】

おせちノートの他に、自宅には、おせち用の覚書ファイルも保管しています。
これには、おせちに入る献立の覚書を抜き出して、1冊のファイルにまとめ、
仕込み本番に覚書を探す手間を最小限に短縮しました。

お手本の盛込写真もプリントして入れてあります。

おせちの盛付秘伝で教わったポイントも、昨年の自分の作品の写真に書き込んで
入れてあります。

 
 

【今年おせちに向けて新たにしたいこと】

包丁砥ぎの克服 早い段階で、、どんなに遅くても鱧の始まるまでに
苦手な献立の精度を上げる 薄焼き玉子、黒豆、マナガツオの切り出し

一年に一度のこと、今は爽快感だけが残り、作っている途中の反省がどんどん薄れ、、
おせちの盛付秘伝講座の開催がとてもありがたいです。

おせちに詰まっているお料理の全てを題材にしていただけるなんて、、
とても貴重な機会です。
どんな深みに触れることができるのかと、震えます。よろしくお願いします。

 
 

【おせち雑感としてつぶやきたかったこと】

ふと呟きたかったことは、おせちの保管スペースが昨年の3分の1くらいで済んだことです。
このことは、つぶやいていいのかな、、、???と悩み、謎の呟きになりました。

教室のマルシェでわけていただいた、大きなバットのおかげで、運ぶのに往復する回数が
格段に減りました。

階段横の屋根裏スペース(段ボールがいっぱいあった部屋)に、窓を開け放してお料理を
置いていました。

美風さんと選んでいただいた、あの冷蔵庫のおかげで、食材整理ができたことが、
とても助かりました。
おせちの食材集めも、冷蔵庫を入れ替えてからの開始でした。

来客は例年は、おせちを仕上げ終わった、12月31日の午後からきてもらい、
今年も真ん中の妹にはそうしてもらいましたが、金沢に住む末の妹は仕込み真っ只中の、
29日、30日と、2日間来て、母と話したり、のんびりしたりで、お食事は母が、
「何か作ってあげて、、。」と言い、息子もいるのでついでに妹の分も、となり
新たな試練でした。
(さらに、おせちが仕上がってから、31日に取りに来てもらったので、
三日間こちらに通いました。
残ったものをささっと盛り込んだだけでしたが、、、大喜びでした。)

そんな感じのことを綴ってみました。
もちろん他にも想いはいっぱいです。

もし皆様のご参考になればです。

 
 


(おはるさんが妹さんに持たせたおせち)

 
 

<マクロ美風より>

いかがでしたか?
おはるさんのおせちが出来上がるまで、裏ではこんなふうにして準備されていたのです。
12月31日のお昼(12時53分)には、中川さんのパソコンにおはるさんのおせち投稿メールが届きました。
もちろん、トップ到着です。

その間に、妹さんやご家族のお食事も作って、とてもたくさんのことを仕上げました。
ご本人が書かれているように、綿密な準備ができていたからこその31日の処理能力でした。
むそう塾に初めて来られたときのおはるさんは、実はお料理がとても苦手な人だったのです。
でも、今はこんな凄いことをこなせる人になりました。

おはる先輩に多くの人が続いてくれたらうれしいです。

 
 
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玄米ごはんと糠漬けで自力排便ができ、むくみが取れて来た体験談

あるむそう塾生(Aさん)のお母さまが、突然脳梗塞で倒れて3月に入院されました。
過去に心臓の手術をされています。

半年間入院されましたが、右手足の麻痺が残り、歩行困難になり、車椅子の状態で9月に退院されたそうです。

Aさんはもともととても玄米ごはんを上手に炊き上げる才能があって、中川さんからも感心されていました。
そして、お母さまは、むそう塾の糠漬けが大好きなのです。
Aさんも糠漬けを漬けるのですが、美味しいもののお味がよく判るお母さまは、中川さんの糠漬けに軍配をあげます。

お母さまが退院されたので、すぐにAさんは「お宝さんDIRECT」で糠漬けを注文されてきました。
お母さまは、入院中は自力で排便できずに、お薬で排便されていたそうです。
ところが、その後に驚く変化が起きます。

Aさんの炊く玄米ごはんと、中川さんの糠漬けを毎日召し上がっていたお母さまは、毎朝自力で排便できるようになったそうなのです!
そうしたら、動かない方の足のむくみが取れて来たそうなのです!

確実に腸内環境が変わって来たのだと想像できます。
すごいですねぇ、食べ物の力って。

これを知った私は、もう、嬉しくて嬉しくて、玄米ごはんと糠漬けを教える教室をしていてよかったと、心から思えました。
私でもこんなに嬉しいのですから、中川さんはもっと感動されていることでしょう。

 
 

これからは、親を介護する立場になる人も多いかと思います。
そのとき、病院や介護関係の力を借りることもあるでしょう。
しかし、お食事の力も大きいので、陰陽に則った食べ方で応援できたら最高だと思います。

むそう塾でお料理を習っている人たちは、引き出しがたくさんあるので、その腕をフルに活かしてほしいと思います。
病院ではダメだったことでも、お食事の改善から道が開かれるかもしれません。

私のマクロビオティックの恩師が、「玄米が入れば大丈夫」と常々おっしゃっていました。
この言葉の重みを改めて感じているところです。

 
 

(玄米 京都府産)

 
 
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うれしかったこと マクロビオティックもどきを脱出してくれました!

先日「マクロビオティック(もどき)で体調不良になった人からのご相談」という記事を書きました。
今日はその結果のご報告です。

何回もメールでやり取りをしました。
病院でも診断してもらいました。
ちょっとその経過を記してみます。(抜粋)

【9月22日】
玄米菜食ですが、どこかの教室で教わったりはしていませんでした。
自分でインターネットで調べ、自分で行っておりました。
主食は玄米が絶対に自分の身体に合っていると勝手に頭で考え、2年間断固として白米を頂いておりませんでした。
玄米菜食は絶対に玄米で無いといけない、とも思っていました。

【9月23日】
玄米は食べずに白米のお粥を頂きました。
初めは、少し恐怖感があったものの思い切って頂いて見ると、とても美味しく感じました。
今日の朝起きるとなんと、いつもより身体が軽く調子が良いのです。
次は卵や白身魚も試してみようと思います。
本当に有難うございます。
感謝申し上げます。

ダイエットを行っていた頃は酷く、痩せる事で頭が一杯でストレスばかり溜まっていました。
白米は太る、身体に悪い、老ける、絶対に玄米で無いと痩せれないなどと言う事は、その頃にインターネットから覚えた知識でした。
玄米信仰や過食の道から早く抜け出せるように、食事や考え方を改善しようと思います。

【9月25日】
今まで胃腸や身体の事は全く無視していましたが、これからはしっかりと胃腸はもちろん、身体の声を聞いて偏らず、痩せにこだわる事は辞めて生活自体を改めようと思います。白米はとても美味しく、食べていて非常に満足した気持ちになりました。

今までは、何だか食事自体があまり好きではありませんでした。
玄米信仰やこの食べ物は太るから駄目、動物性や乳製品は悪い、小麦は毒、等今思うと情けないです。
アドバイスに感謝申し上げます。
今は白米は毒や動物性や乳製品が悪い、痩せる、玄米信仰や菜食主義は無くなりました。

 
 

***

相談者さん(Aさん)がすぐ対応してくださって、本当によかったです。
今は体調を立て直すために、お医者さんの診断を仰いで、ご自分の体がどうなっているのかを正しく把握していただきました。
そのうえで、胃腸に負担のかかるものを一旦お休みして、健康人の胃腸に戻す段階です。

Aさんはダイエットのためにネットで情報を得て、玄米菜食がよいと信じられたのですが、それはすべて「玄米が胃腸に負担をかけない状態に炊けていることが前提」でした。
しかし、玄米を炊飯器で炊かれていて、Aさんの胃腸には無理だったわけです。
これでは玄米の良さを享受できません。

Aさんの胃腸の状態をマクロビオティックで治すことも可能ですが、まだお若いので、一旦知識をリセットされて、仕切り直しをされた方がよいと判断しました。
それで、社会生活やお友達との関係も、20代にふさわしいものに戻してあげたいと思いました。

マクロビオティックもどきと本来のマクロビオティックの違いは、正しい陰陽判断があるかないかです。
陰陽の判断のうえに食べ物をコントロールするのはマクロビオティックですが、特定の食材を排除するのは単なる偏りにすぎません。
偏りは必ず途中で破綻します。

陰陽を正しく知って、楽しくなるように活かすことがマクロビオティックでもあります。
食べ方だけでなく、暮らし方や生き方、人づきあいや考え方など、至るところに陰陽を当てはめていけば、心穏やかに人生を過ごすことができます。

Aさんには、今後陰陽を知っていただいて、そのうえで充実した人生になることを応援させていただきたいと思っています。

「うれしかったこと その1「その2」に続いて、「その3」になる出来事でした。

 
 

(中川式小豆玄米ご飯 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

絶対胃腸の負担にならない小豆玄米ご飯の炊きあがりです。
小豆は玄米と同じか、それ以上の柔らかさに炊き上げます。

 
 
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47歳で出産(自然分娩)しました! むそう塾生に女児誕生!

さきほど、とっても嬉しいメールが届きました。
第二子誕生のご報告です。

 
 

中川さん、美風さん

こんにちは。
お久しぶりです、えりんこです。
ご無沙汰しておりますが、むそう塾のサイトやTwitterをいつも楽しく拝見いたしております(^^)

この度は私ごとですが、報告がありお便りいたしました。
4月に第2子を出産いたしました!
1人目出産後に働き方を大きく変えたせいか、今度は女の子です。
もっと早くご報告したかったのに毎日ドタバタですっかり遅くなってしまいました。すみません。

実は妊娠35週で家族全員コロナ陽性になったのですが、みんな2日ほどで治ってしまい、
自宅療養期間はヒマだな~と思いながら過ごしていました。
ところがコロナはなんともなかったのに、分娩予定だった大学病院で「療養期間は過ぎても
PCRで陽性は出続けるので、指定日に帝王切開してください」と言われてしまいました。
なんとかならないか色々交渉しましたが決裂(笑)、でも転院した結果いい病院に巡りあえ、
予定日ちょうどに娘は自然分娩で出てきました。
47歳で8年ぶりの出産でしたが、妊娠中もお産もスムーズでした!

元々小さい子の大好きな長男は妹を溺愛していて、色々とお手伝いもしてくれます。
私自身は思うように片付けや事務作業が進まなかったり、
自分にため息をつきたくなることもありますが、
なんとかご飯だけは作れているかなと思います。
いつか娘が卒乳したら、中川さんの珈琲を飲みたいです!
そして京都でまたみなさんにお会いできる日を楽しみにしています。
麗可さん、TAMOくんにもよろしくお伝えくださいませ。

えりんこより

 
 

(はじめまして! いつかお会いできますように♪)

 
 

***

<マクロ美風より>

えりんこさん、お久しぶりでございます!
そして、大変お疲れ様でございました。

第二子のご誕生、おめでとうございます!
黒目パッチリの美人さんですねぇ。
月日が満ちて、自然に産まれてきてくれた満足感のようなオーラが、お子さんからも感じますよね。
そして、畳の上で育てられているのも素晴らしいと思いました。

それにしても、ご出産に至る経緯があなたらしくて感心しました。
何事も病院任せではなく、ご自分で切り開いて行ったあなたを尊敬します。
コロナでも動揺することなく、ご自分の生き方を貫かれているあなたに、心から拍手を送ります。
さすがむそう塾スタイルです!

 
 

ところで、えりんこさんが愛クラスを再度受講されたときの記事があります。
「第86回愛クラス」を終えて 玄米赤ちゃんが素晴らしい! 2015.2.9
このときのお子さんが成長されて、ついにお兄ちゃんになられて、ときの移り変わりを感じます。
お兄ちゃんはお料理がお好きとのことなので、これから大いに助けてもらえそうですね。

高齢出産と高齢育児は体力勝負ですが、しっかりと健康を意識されているので、あなたなら大丈夫!
主食ですが、「第2世代の小豆玄米ご飯」がメチャクチャ美味しくて、お子さんにもお薦めなので、ご都合のつくときに習われたらよいと思います。
もちろん、卒乳後の珈琲講座でもお待ちしていますね。

 
 
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