マクロビオティックが楽しい♪」カテゴリーアーカイブ

マクロビオティックの陰陽は生きるエネルギー源になります

「産むは一瞬 育てるのは一生」。
そんな感じが私の子育て観です。
私はね、結婚適齢期より子育て適齢期というのがあると思っています。
お若いうちに出産された人なら感じないであろう疲労感が高齢出産者にはあります。
とても子育てを楽しむゆとりなんか生まれてきません。
ただただ「早く大きくなってほしい」なんて思ってしまいます。
私はもともとそんなに体力のある方ではなかったので、高齢出産はかなり体に影響しました。
なんというか、子供にエネルギーを全部持って行かれた感じです。

そんな私が今はこんなに元気に動けるようになったのは、やはりマクロビオティックのおかげだと断言できます。
先の見えないような疲労感から、希望の持てる思考と体力に変化していくなんて、こんなに素晴らしいことはないと思います。
それが可能になったのは、やはり物事を陰陽で考えられるようになったからです。
単に玄米ご飯を食べれば良いのではなく、思考を含む環境すべてを陰陽で考えて改善して行くことで、体の中にエネルギーが満たされてくるようになりました。
その結果、今の私の姿があります。

つらいときこそマクロビオティックを。
うまくいかない時こそマクロビオティックを。
心からそんなふうに思います。
だから私はマクロビオティックの陰陽をお伝えしたいと思います。

 

玄米ご飯UP

(すべてはここから 玄米ご飯 料理:中川善博)

 

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「できることから少しずつ」って生ぬるくないでしょうか?

私ね、ずーーーっと気になることがあるんです。
いつからか、どこからか、「できることから少しずつ実行します」という言い方を目にする度に思うのです。
前向きに取り組む気持ちを表現しているのでしょうが、「できることから少しずつ」では物事はあまり変化しないんですね。
ま、口の悪い私に言わせれば気休めですね。
物事を変えようと思うと、大胆に実行する方が効果の出ることが多いです。
そして、その変化の度合いが本人も自覚できるので、ますますやる気が湧いてきます。

そもそも「できること」ならそれをしなかったことが怠慢なわけで、改めて意識するものではないと思うのです。
それよりも「出来なかったこと」に取り組む方がずっと成長します。
そこには副産物として達成感があります。
この達成感が人間を大きくし、喜びを味わい、生きる意味を感じ取って変化につながるのです。

ですから、メールの最後に「できることから少しずつやってみます」と書いてあると、私なら「ああ、本気で取り組む気持ちじゃないのね」と判断します。
この考え方には厳しすぎると異論のある人もおられるでしょうが、多くの人が変化して行く過程をつぶさに観察していると、度胸とか勇気とか決断力とか、そういったことも影響することをいつも感じるのです。
決断力と突破力。
変化にはこれが不可欠ですね。

ただし、障害のある人、病気に伴う機能回復訓練中の人、子育て中の人、災害復旧時などは、「できることから少しずつ」が基本スタイルです。
この記事はそのような場合を除いて、一般的に向上心を高めたい場合を想定して書いています。
どうか誤解されませんように。

さあ、きょうはどんな一日にしたいですか?
土曜日でお仕事がお休みの方もおられるでしょうね。
朝寝坊しますか?
何かにとりかかりますか?

 
 

栗

 
 

・包丁を砥ぐ
・桂むきができるようになる
これが正しく出来ていると栗がきれいにむけるようになります。

 

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玄米の陰陽(栽培方法を含む)と体の反応

中川さんのブログに「木村式自然栽培米」の玄米ご飯が載っていました。
この記事では玄米のエネルギーについて書かれています。
ふっと過去に私が体験したことを思い出しました。
すでに過去記事を読まれた方はご存知だと思いますが、私はマクロビオティックを知ってから、玄米の種類や栽培方法の違いで体の反応がどのくらい変わるのか、入手可能な玄米を片っ端から試したことがありました。
その感想と中川さんが導き出した感想が同じだったので、妙に安心したことを覚えています。

それらのことからトータルで言えることは、慣行栽培の玄米に比べて不耕起米や棚田米はエネルギーはとても感じるのですが、少々皮の感じがしっかりしている傾向にあります。(陽性)
それをやわらかく炊飯するには少しテクニックを要します。
ですから、ネット通販で栽培方法に惹かれて購入すると、玄米ご飯としては炊き方が難しい玄米もあります。
しかし、精米して白米でいただくなら、最高に美味しいこと間違いなしです。
ということで、中川さんのブログに載っていた玄米ご飯は、炊飯の難易度は高いでしょうが、エネルギーのある玄米だと感じておられることが納得出来ます。

実はこのエネルギーですが、毎日強いエネルギーに接すると、いつかちょっと重く感じることがあると思います。
このことは、食べる人が健康であればあるほど、それを早く感じるはずです。
つまり、陽の力が強い玄米になるからですね。
そんな時には炊き方を陰性方向に工夫したり、もう少し陽性の少ない玄米に変えたりすることも良いでしょう。
こんなふうに、玄米にも陰陽があることを知って、ご自分の体調にピッタリの玄米ご飯が炊けるようになりましょう。

<参考記事>
不耕起米について
玄米の毒素排出力とフィチン酸

子象ちゃんの玄米ご飯 むそう塾

(2013年度産玄米600cc : 水700cc 料理 by 子象さん)

たまたま子象さんから玄米ご飯のお写真が送られてきました。
つやつやで美味しそうに、上手に炊けています。
この玄米ご飯ならしっかり消化吸収できて、毒消しもバッチリ行えるはずです。
そして、鉄火味噌を作るパワーも玄米ご飯からもらえることでしょう。
相性の良い玄米に感謝!

 

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マクロビオティックでも特別な存在 軍隊調理法の特別食 鉄火味噌 

鉄火味噌の歴史を調べていたら、大日本帝国陸軍が編集した「軍隊調理法」の中の特別食にすでに存在していた。
ということは、その前からあった料理法なんだろうねぇ。
今なら自衛隊にも引き継がれているのだろうか?

それにしてもこの特別食は面白い。
「削節の佃煮・鰊甘露煮・鱈甘露煮・牛肉佃煮・金ぴら牛蒡・鉄火味噌・黒豆硬煮・煮豆・きゃら蕗・するめ味噌・牛肉の時雨煮・鱈時雨・刻みするめ照煮」
どれも超陽性で、食材と作り方を連想しただけでパワーが出そう!と思ってしまう。
私は「するめ味噌」を食べてみたいなあ。

さらに調べてみると、するめ味噌の作り方がありました!
なんと、神社のHPです。
中川さんが作るともっと美味しく改良すると思われますが、「イヤ!」って言われることは目に見えています。

 

鉄火味噌 千勝

 

これは幸せコースのCさんが作った鉄火味噌です。
今はもう臨月だというのに、先月大きなお腹を抱えて作ったのでした。
あの暑い真夏に・・・。
この鉄火味噌はサラサラと実に軽く仕上がっています。
素晴らしい仕上がりです。

 

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マクロビオティックの本丸が誤解されている 陰陽バランス

マクロビオティックといっても少しづつその伝え方に差異があります。
何といっても一番大きな差は油とお塩の使い方にあります。
どれが正しいのかと答え探しをするために時間を費やすのではなく、自分の体で答えを出すのがマクロビオティックの王道です。
なぜなら、人はみな体質も体調も異なるので、100%同じ答えはあり得ないからです。
それなのにそれなのに、「一つの答え」を求めてしまうから体調が悪くなるのです。

そもそもマクロビオティックというのは、陰陽の物差しで物事のバランスを取り、健康な肉体と精神を保ち、哲学的な判断で人生をより良く生きられるようにし、もっと大きな視点では平和への道も開ける考え方です。
しかし、その導入部分であるマクロビオティック料理の段階で多くの誤解が生じている現状を見るにつけ、とても悲しくなってしまいます。

あえて声を大にして言います。
「マクロビオティックとはバランスを取ることです」と。
ですから、Aさんにはプラスに作用するお料理でも、Bさんにはマイナスに作用してしまうこともあります。
それを知るために陰陽バランスを使いこなすのです。

昨日の上級幸せコースのメニューは、「おからの炊いたん」と「一番出汁の取り方」と「二番出汁の取り方」のみでした。
出汁の取り方は幸せコースですでにお伝えしていますが、「見極め」がしっかり出来ていない人も多いようなので、上級幸せコースでは各自がもう一度挑戦します。
その出汁をもとにお味噌汁を三種類作って次々と飲んで行きます。
そうすると体に変化が出てきます。
つまり陽性の症状が出てくるんですね。

もともと陽性なタイプの人は、すでにお味噌汁を飲む段階から反応が出ています。
あまり飲みたくないんですね。
でも、陰性タイプの人は「美味しい美味しい♪」といって4杯飲んでいる人もいました。
この差が体の声なんですね。
この体の声に忠実に対応すること、それがマクロビオティックなのです。
決して画一的にみんなが同じ方法をとることではありません。

お料理をしている時から、陽性な中川さんはお味噌に反応してキュッ!となり、中川さんより陰性な私は「美味しい♪」とお味噌汁を飲んでいました(笑)
そんな私でもさすがに3杯目は苦行なので、その後には陰性をお願いしました。
(きょうは1杯だけでやめておこう・・・。)

 
 

水物

 
 

さすがに多くて、これ全部は一気にはいただけませんでしたが、一口頬張るごとに体が緩んで行くのが判りました。
皆さんも実感されているようで、表情が変わって来ます(笑)
これが陰陽のバランスが取れてくる体感なんです。
常々こんな乱暴な実験はしなくても良いのですが、ぜひ体で感じて頂きたくてこんな方法を取りました。

冒頭の油とお塩は、マクロビオティックを間違って解釈しているために、体調に合っていない使い方をされている人が多く見受けられます。
油とお塩を少なくするのがマクロビオティックだと思わないで、ぜひ臨機応変に増減出来るバランス感覚を身につけてください。
それこそが真のマクロビオティックであり、その「バランスを取る」ということがマクロビオティックの本丸です。

 

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