「できることから少しずつ」って生ぬるくないでしょうか?

私ね、ずーーーっと気になることがあるんです。
いつからか、どこからか、「できることから少しずつ実行します」という言い方を目にする度に思うのです。
前向きに取り組む気持ちを表現しているのでしょうが、「できることから少しずつ」では物事はあまり変化しないんですね。
ま、口の悪い私に言わせれば気休めですね。
物事を変えようと思うと、大胆に実行する方が効果の出ることが多いです。
そして、その変化の度合いが本人も自覚できるので、ますますやる気が湧いてきます。

そもそも「できること」ならそれをしなかったことが怠慢なわけで、改めて意識するものではないと思うのです。
それよりも「出来なかったこと」に取り組む方がずっと成長します。
そこには副産物として達成感があります。
この達成感が人間を大きくし、喜びを味わい、生きる意味を感じ取って変化につながるのです。

ですから、メールの最後に「できることから少しずつやってみます」と書いてあると、私なら「ああ、本気で取り組む気持ちじゃないのね」と判断します。
この考え方には厳しすぎると異論のある人もおられるでしょうが、多くの人が変化して行く過程をつぶさに観察していると、度胸とか勇気とか決断力とか、そういったことも影響することをいつも感じるのです。
決断力と突破力。
変化にはこれが不可欠ですね。

ただし、障害のある人、病気に伴う機能回復訓練中の人、子育て中の人、災害復旧時などは、「できることから少しずつ」が基本スタイルです。
この記事はそのような場合を除いて、一般的に向上心を高めたい場合を想定して書いています。
どうか誤解されませんように。

さあ、きょうはどんな一日にしたいですか?
土曜日でお仕事がお休みの方もおられるでしょうね。
朝寝坊しますか?
何かにとりかかりますか?

 
 

栗

 
 

・包丁を砥ぐ
・桂むきができるようになる
これが正しく出来ていると栗がきれいにむけるようになります。

 

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コメント

  1. ちる♪ より:

    美風さん、おはようございます。
    「できることから少しずつ」、私はよく使っていました。
    私の場合、この言葉は「やらないことへの言い訳」です。
    「今はこれをやっているから、これはやらなくてもいい」と向き合わない自分を正当化することに使っていました。
    決断力と突破力不足を認識した私はどうするのか?どうしたいのか?
    考え過ぎず、行動にうつします。

    • マクロ美風 より:

      ちる♪さん、おはようございます。

      最近のちるさんは良い感じになって来ましたよ〜。
      きのうの包丁もバッチリでしたね。
      砥ぎの神様が降臨されているなんて、なかなかもらえない言葉です。
      苦手な感性の世界をちょっと前進しました。
      私も応援できる記事を書くようにしますので、一緒に頑張りましょう。

      >考え過ぎず、行動にうつします。

      そうそう。
      行動あるのみです。
      考えるより環境を変える方が効果的です。
      刺激のある環境にするのです。
      たった一度の人生ですから、楽しくね(^_-)

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