鉄火味噌の歴史を調べていたら、大日本帝国陸軍が編集した「軍隊調理法」の中の特別食にすでに存在していた。
ということは、その前からあった料理法なんだろうねぇ。
今なら自衛隊にも引き継がれているのだろうか?
それにしてもこの特別食は面白い。
「削節の佃煮・鰊甘露煮・鱈甘露煮・牛肉佃煮・金ぴら牛蒡・鉄火味噌・黒豆硬煮・煮豆・きゃら蕗・するめ味噌・牛肉の時雨煮・鱈時雨・刻みするめ照煮」
どれも超陽性で、食材と作り方を連想しただけでパワーが出そう!と思ってしまう。
私は「するめ味噌」を食べてみたいなあ。
さらに調べてみると、するめ味噌の作り方がありました!
なんと、神社のHPです。
中川さんが作るともっと美味しく改良すると思われますが、「イヤ!」って言われることは目に見えています。
これは幸せコースのCさんが作った鉄火味噌です。
今はもう臨月だというのに、先月大きなお腹を抱えて作ったのでした。
あの暑い真夏に・・・。
この鉄火味噌はサラサラと実に軽く仕上がっています。
素晴らしい仕上がりです。
興味深い記事をありがとうございました。
実に面白いですね。
動物性、塩分、糖分を高めに調理してあります。
これは兵士の士気を保つために動物性を強く(陽を強く)仕上げてあるという事とともに携行時の腐敗防止を求めてあるのです。
今の人間のように砂糖の摂り過ぎや水の摂り過ぎのヤワ男は居なかったので砂糖を大量に使う料理は貴重なエネルギー源であったのです。
陰性な体調でいると雑菌やウイルスによる発病、僅かな怪我からの化膿というリスクを抱えるということを体験上判っており、それを防ぐための食を確立していたのですね。
戦争はいけない事ですが、戦いぬくための知恵と工夫は大事に継承すべきだと思っています。
中川さん、コメントをありがとうございます。
軍隊調理法を見て真っ先に思ったのは父のことでした。
父は陸軍に13年間も行っていたので、おそらく相当数の軍隊メニューを覚えているはずです。
父が生きているうちに詳しく聞いておけばよかったと思う反面、軍隊のことは語らないかなと思いました。
死んだ戦友のことを思って、軍隊当時のことは口数がめっきり少なくなるのです。
軍医として石塚左玄もいたので、マクロビオティックの先祖的メニューがあることは容易に推測出来ますね。
むそう塾として伝えたいのは、どんなサバイバルにも打ち勝てる体力をつけるためのお料理なので、軍隊調理法のメニューは参考になりました。
陽性の意味を教えられますよね。
>戦争はいけない事ですが、戦いぬくための知恵と工夫は大事に継承すべきだと思っています。
同感です。
一緒に頑張りましょう。
美風さん、こんにちは。
以下のリンクから『軍隊調理法』(糧友会、1937)の全文を読むことができます。
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1454902
「特別食」の項目は257頁(コマ番号145)からはじまります。
ご参考になれば幸いです。
hanaさん、こんにちは。
わあ! ありがとうございます!
ちゃんとカロリーや蛋白質まで書き込まれている!
なるほど〜、これで納得。
尺貫法の換算表を壁に貼って材料を計ったと書いてあったことが。
ちなみに、1928年版にも鉄火味噌などが載っていますが、「特別食」の項目はなく、多くが「煮物」に分類されています。
また、材料や作り方、表記もやや異なっています。
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1464360
重い資料ですが、読み解かれるべきものだと感じました。
なるほど〜。
9年間で改訂されたわけですね。
裏でお料理方法も研究されていたんですね。
より詳しく分類されて行く過程と戦況がオーバーラップします。
再度のコメントをありがとうございます。