子育て・野口整体・アトピー」カテゴリーアーカイブ

私は本来の私のからだでいたいだけ コロナに思うこと

まだ「アトピー」という言葉がなかったころ私は生まれた。
生後間もなくひどい湿疹に襲われ、体中に薬を塗られた。注射もされた。

私の母は、父がシベリア抑留中に肋膜炎になり、ずっと薬漬けの状態だった。
具合が悪くて寝ていると、子どもたちが布団に乗っかってきてつらかったと話していたことがあった。

そんな母を毎週病院に連れて行ってくれたのは、祖父(母の実父)だった。
経済面でも祖父がずっと支え続けてくれた。

父がやっと帰国できたとき、父も母も命があるだけだった。
そんな状態で母は私を妊娠した。
このままでは母体がもたないからと、中絶を医者から勧められたほどだった。
しかし母は産みたいといって、薬漬けのまま出産した。

私は母の胎内にいるときから薬漬けだったのだ。
何年も薬では治らない私の病気を案じて、母は私を温泉に連れて行った。
何ヵ月も滞在していたので、父はときどき兄を連れてきて私の遊び相手をさせてくれた。
兄と広い温泉で遊んだ一コマを今もよく憶えている。

温泉のおかげで、私の全身はきれいに治った。
小学校に入学する直前のことだった。
地球の中から湧き出るエネルギーが、薬の陰性さを少しずつ消してくれたのだと思う。

マクロビオティックを知って、私は幼児期の湿疹の理由が理解できた。
あれは私の排毒現象だったのだ。
母の胎内でさんざん影響された薬を、外に出さなくては私が持たなかったのだと思う。

温泉は排毒のお手伝いをしてくれた。
そして、地球の内なる生命エネルギーと、豊富なミネラル成分を補充してくれた。
付き添ってくれた母も体調がよくなってきた。

 
 

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私はそんな体を愛おしく思う。
間違った使い方をしたくないと強く思う。
人には裡なる力があるから、それを最大限に尊重した生き方をしたいと思う。

薬は使いたくない。
予防接種もしたくない。
可能な限り自分の力で頑張りたい。

そのためには、体の本来の働きを歪めるものは極力排除したい。
マスクしかり、ワクチンしかり。

美容室やエステサロンで頭のマッサージをされるのもいやだ。
頭には大事なツボがあるので、それを狂わされるのがいやなのだ。
そういう意味では鍼灸にも整体にも、気軽にお世話になりたくない。
よほど腕のよい人でなければ…

それより、体に上手につき合うことをしたい。
体に備わった免疫力の邪魔をしない生き方。
それを私は目指している。

 
 

 
 

ある日の街角
ここは庭師さんのお宅
本業に忙しいのだろうか?
「紺屋の白袴」状態なのかも
でも 自然体の花は綺麗だ

 
 
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本当に美味しいお味噌汁とは? 塾生さんの食事日記より

塾生さんから提出された食事日記で、嬉しいことがありました。
それは、5月の授業で習った「一番出汁」でお味噌汁を作ったら、お味噌汁嫌いの子どもがおかわりして飲んでくれたというのです。

また、今まで何も言わなかったご家族が、「このお味噌汁美味しいね」と言ってくれたそうなのです。
そんなふうに言われると、作った者としてはすごく嬉しいですよね。
「美味しい!」という反応は、お料理をする人には最高の応援になります。

なんというか、報われるんですよね。
お料理を作り上げるまでに費やした時間が、無駄にならなかったことが嬉しいんです。

そこにあるのは、食べた人の笑顔。
作った人の笑顔。

これって、最高の空間ですよね。
良い気に包まれた空間です。

 
 

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でもね、食事日記を見ていてちょっと気になることがありました。
ものすごく具沢山にしている人が何人かいました。
お料理が苦手だと、お味噌汁に色々な材料を入れて、それをおかず代わりにしてしまう考え方があります。

しかし、それだと本当のお味噌汁の美味しさから少しズレてしまいます。
お出汁の美味しさを味わうためには、材料がいくつも入ってしまうと、その分だけお出汁の味に濁りが出てしまうのです。

よく素材の美味しさを引き出すために、出汁すら不要で、いくつもの食材のハーモニーで美味しくなるのだという考え方もあります。
それも分かりますが、多すぎるとやはり雑味が出てしまって、透き通った美味しさにはならないことが多いです。

もっと単純に、お出汁の美味しさを味わうお味噌汁。
お味噌も具材も添え物みたいなお味噌汁が、案外喜んでくれたりします。
毎日飲むものは、あんまり複雑でない方がいいのです。
その方が体が疲れません。

具沢山のお味噌汁はたま〜にね(^_-)-☆

 
 


(アジサイ キンシバイ)


(ビヨウヤナギ)

 
 

埼玉の自宅に帰ったら、エントランスに色々な花が咲いていた。
この後にはクチナシも咲く。

 
 
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子供の熱にあなたはどう対応しますか? 野口整体やマクロビオティック

先日、お子さんが熱を出したと、塾生さんからご連絡がありました。
お手当法と病院に行くタイミングを相談されましたが、すでに豆腐をおでこに当てて、保冷剤を首に当てているとのこと。
体温は39度近くまで上がっているそうです。
この方はすでにマクロビオティックの教室で学ばれていたので、そのようにされたのだと思います。

私はその時点で、お子さんの元気さを質問しました。
熱が出ているのに「元気さ」なんておかしいと思われるでしょうが、熱が出ていても必ずしも病気ととらえなくてもよいことがあるからです。

子どもは大人より体力があるので、すぐ熱を出します。
食べすぎても熱を出すことがあります。
ストレスを感じても熱を出すことがあります。
少し体力のない子は、ストレスを皮膚から出すこともあります。

熱が出たからすぐお手当てと考えるのは、西洋医学で解熱剤を使うかわりに、お手当てでなんとかしようと思っているようにも感じます。
マクロビオティックを知っている人にこういう人は多いですね。
私はこれを悪いとはいいません。
でも、それらを使う前に、ちょっとお子さんの様子を見ることが大事だと思っています。

熱はあるけどまだ元気さがある。
こんなときには、ちょっと環境の変化も考えてみましょう。
この時期だと、保育園や幼稚園、新入学、新学期などで環境が変わってストレスになっていることが考えられます。

小さいお子さんは多くの言葉で自分の気持ちを説明できないので、熱という手段で訴えているのかもしれません。
親はそのへんも考えてあげる必要があります。

 
 

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さて、体が熱を出すということは、何らかの必要性があるのですから、できれば自然に下がるまで待ってあげられたらいいですね。
体の中ではその熱を出しながら修復に懸命なわけですから、途中で人為的に下げると回復が長引いたり、予後が悪かったりします。

お子さんにはしょっちゅう熱を出すタイプと、あんまり熱を出さないタイプがいるように思います。
色々な背景があると思いますが、体温の高さに驚かないで、お子さんの気持ちになって対処してあげましょう。

冒頭のお子さんの件ですが、その後お母様が私のブログ記事を読んでくださって、お豆腐と保冷剤のお手当てをやめたそうです。
お子さんが嫌がったのだとか。
それはそうでしょう。体を冷やされて嬉しいことは滅多にありませんからね。

その後のご報告です。
◯は今朝、平熱に戻りました。
本人は高熱が出ていたことも、気づいてなかったようです。
ただ、私が冷やしたことは覚えてるようで、「凍えるよ」と怒ってました。

私にメールが来たのは夜だったのですが、一晩でお子さんは回復されました。
お子さんは本当に悪くなるのも良くなるのも早いです。
体がまだ汚れていないので、反応が早いんですよね。

ですから、お子さんの体を信じて、自力で乗り越えられるお手伝いをするようにしましょう。
そうすることによって、一つずつ体力をつけていけるようになるからです。
こんなことが子育てのポイントかなと思っています。

なお、野口晴哉氏の書かれた「風邪の効用」は、子育て中の人にはぜひお薦めの本です。
私は50年も前に、この本で健康に対する考え方が変わったし、新型コロナウイルスのときにも役立ちました。
下の記事もお読みいただければ、子育てがしやすくなると思いますよ。
健康の基本的な考え方(健康でないことこそが人間として当然である) 2015.6.1

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾) 

 
 
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うちゅうの夜明け(平飼い有精卵) 京都美山 卵アレルギーのこと 

京都の「GOOD NATURE STATION」(グッド ネイチャー ステーション)の1階にある、「BIOマルシェ」で、先日面白い鶏卵を見つけました。

「株式会社バイタルフォース研究所」という会社が作った鶏卵です。
なんだか色々なことを手掛けているんですね。

 
 

【うちゅうの夜明け】
平飼い有精卵というところがいいですね。
卵を食べるなら有精卵がオススメです。

 
 

お値段は1個216円と高めです。

 
 

なんだかこだわっていることがいっぱいあるようです。

 
 

 
 

飼料や水など不安な材料は使用していないみたいですね。
卵の蛋白質に反応する場合を除いて、飼料に反応するアレルギーのお子さんなら、もしかしたら食べられるかもしれないなと思いました。

というのは、スーパーの安売り卵には反応するけれど、良質の1個60円程度の卵なら反応しないお子さんが何人かいたからです。
餌の問題が大きいなあと思った例でした。

 
 

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マクロビオティックでは鶏卵を避ける場合が多いのですが、長年塾生さんを見ていると、むしろ鶏卵くらい食べた方がよいと思える人がゴロゴロいます。
もし食べたいのを我慢しているのだったら、ぜひ食べてみてほしいな。
そして、体の反応で決めてほしいです。

昔は病人のお見舞いには、お花ではなく卵だったんですよ。
それほど卵は栄養のいっぱい詰まった優れもの食品なのです。

マクロビオティックでも食養に「卵醤(らんしょう)」というのがあります。
ダブル陽性であることに「ははーん!」と気づけたあなたは陰陽を分かっている人です。

卵醤は文字どおり、卵の黄身とお醤油なので、メチャクチャしょっぱいのですが、これのお醤油を少なくして、白身もあるのが「卵かけご飯」というわけですね。
ですから、卵かけごはんは簡単で栄養のつく食べ物なのです。

ところが、コレストロールが高くなるからと卵を敬遠している人がいますね。
でも、卵はそんな悪者ではありません。
高血圧と同じく、コレストロールの高さを「悪」だと思いこんでいる人が多いのです。
怖いですねぇ。

たとえば、こんな記事があります。
「最低1日3個」コレステロールを気にせず卵をどんどん食べるべき理由
この前はジム通いの男性が、卵5個をごはんにかけて食べているのがありました(笑)
これは極端すぎますが、卵を著しく避けてしまうのは、私としてはすごく勿体ないと思います。

お子さんが卵のどんな成分に反応しているのか調べてみて、良質の卵であれば食べられるのだったら、おかずの悩みが減りますね。
卵料理は本当に数が多いのです。
そして、年齢が上がると良質のタンパク源も必要ですから、卵料理を増やしてみるのもよいでしょう。

 
 
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人間は無意識に体に支配されている

息子はすごく神経が細くて、生まれ落ちたときから大変でした。
授乳するときも、母子二人だけでないとおっぱいから口を離してしまいます。
初めて会った私の母が息子を抱っこしようと思っても、大泣きしてイヤイヤします。

それは、恐怖心がすごく強いからなんですね。
今でもそういう面があります。
ということは、生まれたときからすでにその片鱗を見せていたことになります。

むそう塾では、出産後しばらくの間は赤ちゃんを教室に連れてきてもよいことになっています。
瀕雑に授乳をしなければならないので、母子が離れない方がよいためです。
ただし、寝返りを打つようになると、危険なので託児施設に預かってもらいます。
この記事の中に託児施設のご紹介があります)

教室で授乳をしている母子を見ていると、息子の授乳時を思い出します。
幸いなことに、どのお子さんもしっかり集中して、コックンコックンとおっぱいを飲んでいます。
平和な授乳光景です。

よく、マクロビオティックで子育てをすると楽チンだと言われますが、あれは本当ですね。
赤ちゃんが教室にいるのを忘れてしまいそうなくらい静かなのです。
そして、ご家庭での親の接し方も見えてきます(笑)

ということで、人の性格はすでに授乳時でも把握できるということです。
こちろん、後天的に性格は少しずつ変化する要素はありますが、根本的には持って生まれた性格が支配する部分が多いと思います。

 
 

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さあ、あなたはご自分の性格がお好きですか?
そして、お子さんの性格を認めていますか?

案外NOなんですよね(笑)
でも、人はその性格を土台にして生きて行くわけですから、その性格を元にして健康管理をしたらよいと思うのです。

なぜなら、性格そのものも陰陽の結果だからです。
その性格を良い体調につなげることは、陰陽の力を借りればできます。
そうやって、体調を望むべき方向に調整(支配)しておくと、俄然生きやすくなります。

なぜなら、人間は無意識に体に支配されているからです。

 
 

(上賀茂の農家さんから今年最初の無農薬胡瓜をいただきました 4月22日撮影)

 
 

新鮮な野菜からは、生きるエネルギーがビシビシ伝わってきますね。
花の部分には乳酸菌がいっぱいついていますので、糠床に入れるときには花をつけたまま入れましょう。
糠床が喜びます。

 
 
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