「青春とは、心の若さである」 サムエル・ウルマンを再び

調べ物をしていたら、サムエル・ウルマンの詩が出てきました。
青春 2010.7.25

75歳になった今、読み返してみると笑えるほど私の人生もこんな感じだったなぁと思えます。
つい最近もある塾生さんに、似たような話をしていたところでした。
希望や夢があったら挑戦すればいいし、ためらうことなんて何もない、前進あるのみですよと。

失敗?
あら、物事が思い通りにいかないのは当然のことだから、そのときに考えればいいんじゃない?
あらかじめ考えるより、ずっとパワフルな判断が短時間でできるから、事前にウダウダ考えるのは時間の無駄遣いだと思いますよ。

ということで、もう一度サムエル・ウルマンに登場してもらいましょう。
今度は作山宗久さんの訳です。
なお、この詩はサムエル・ウルマンが80歳の誕生日祝に、家族が自費出版して縁者だけに配った本に収められていたそうです。
それをマッカーサー元帥が気に入って、執務室の壁に飾っていたのだとか。

 
 

***

< 青 春 >

サムエル・ウルマン
作山宗久 訳

青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方を云う。
薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく、
たくましい意志、ゆたかな想像力、燃える情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。

青春とは臆病さを退ける勇気、
安きにつく気持を振り捨てる冒険心を意味する。
ときには20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない
理想を失うとき初めて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、熱情は失えば心はしぼむ。
苦悩・恐怖・失望により気力は地に這い精神は芥になる。

60歳であろうと16歳であろうと人の胸には、
驚異に惹かれる心、おさなごのような未知への探求心、
人生への興味の歓喜がある。
君にも吾にも見えざる駅逓が心にある。
人から神から美・希望・喜び・勇気・力の
霊感をうける限り君は若い。

霊感が絶え、精神が皮肉の雪に覆われ
悲嘆の氷に閉ざされるとき、
20歳であろうと人は老いる。
頭を高く上げ希望の波をとらえる限り、
80歳であろうと人は青春にして已む。

「青春とは、心の若さである」  角川文庫

原稿はこちらの記事からお借りしました。

 
 

(京都の空)

 
 

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「体の声」とマクロビオティックの陰陽

ブログの記事だけ見ていると、マクロ美風は毎日のように美味しいものを食べているように思われてしまうかもしれません(笑)
もともと美味しいものは好きですが、マクロビオティックを知ってからは「体の声」を大事にしています。
ですから、外でコース料理をいただいた日は、大抵その1食だけになることが多いです。

そもそもコース料理の品数は、胃袋が小さめの私には多すぎて、途中でギブアップしそうになります。
昨日も中川さんに少しずつ手伝ってもらって、最後までたどり着きました。
デザートもお味見程度で、中川さんに助けてもらいました。

一般的に体力のある人は、お食事もしっかりとれる人が多いですね。
「大食漢」や「健啖家」なんて言葉もありますが、それだけの量を消化吸収できるのですから、胃腸が丈夫だということです。(陽性)
私のような胃腸だと、本来は虚弱体質(陰性)になるところですが、「体の声」に従っているので案外病気とは無縁で過ごしています。

私の両親はともに95歳まで長生きしてくれましたが、父は健啖家タイプ、母は少食タイプでした。
ですから、私の中では「その人に合った食事が一番よい」のだと、自然に感じていたようです。
食事量は肉体の使い方にも比例するので、「仕事量が食べる」面もあります。

ということで、昨日は夜の9時頃に梨を2分の1個食べて、あとはお白湯が2杯でした。
今日はお白湯を1杯、午前11時に「鶏南蛮蕎麦」をいただきました。
あとは、夜ご飯に何か食べておしまい。
ざっとこんな感じです。

栄養学的にはかなり不足している栄養素もあるでしょうが、それは気にしていません。
食べたいなぁというものを体が教えてくれるので、それに従います。

 
 

***

昨日のお食事で、ふと思ったことがあります。
和食のコース料理に比べて、洋食のコース料理はウエットさが少ないなと。
もちろん、お料理の内容によりますから断定的は言い方はできませんが、体の声がそのような発信をしてきます。

授業や試作会では、体の声は無視して行いますから、そうでない日は体をいたわります。
さらに、体の声にはなるべく早く応えてあげるようにすると体調が崩れません。
こんな食べ方をしていると、結構内臓はご機嫌よく働いてくれますよ。

コース料理にウエットさが少ないからといって、ワインや他のアルコールを摂っても、それは正しい水分補給にはなりません。
アルコールは利尿効果があるので、むしろ水分不足を助けてしまいます。
お口から喉にかけては、水分でホッとするのですが、体の内部では真反対のことが起きています。

こんな時にはやはり、「スープ」がいいですね。
スープには塩分も含まれているので、体に浸透しやすくてとても効果的です。

 
 

***

明日からは9月です。
今は「処暑」とはいっても、今年は異常気象でまだまだ暑い日が続いています。
暑いためにお米の実り具合も早くて、もう稲刈りをしているところもあるそうです。
京都でも街路樹が暑さのために黄変したり、落葉しているところがとても多いそうです。

皆さんも「体が喜ぶ水分」を補給して、秋の特徴である乾燥を上手に乗り換えて、肺を守ってあげましょう。
これが上手にできないと、秋に咳き込んだり、氣が乱れてしまうことになります。(陰性)

秋は実りの季節ですが、人間の氣もまた実りに向かって陽性の流れになります。
いつまでも拡散(陰性)せずに、集中(陽性)を意識しましょう。
次に拡散してもよいのは春から夏です。

 
 

(サルスベリ 京都市左京区にて)

百日紅が咲くと夏本番で、これが散ると秋本番になる。

 
 

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2023年度 むそう塾課外授業のお知らせ

もうすぐ9月。
いよいよ課外授業が始まる月ですね。
今年もそれぞれのお店にお邪魔して、あれこれ学ばせていただきましょう。

 
 

【2023年9月9日()】
・秘伝コース
瓢亭さん本館
・11:45 現地集合
・12:00 お食事開始

 
 

【2023年10月29日()】
・自由人コース4
DODICI(ドーディチ)
・11:45 現地集合
・12:00 お食事開始

 
 

【2023年11月4日()】
・自由人コース1
cenci(チェンチ)
・11:45 現地集合
・12:00 お食事開始

 
 

【2023年11月5日()】
・自由人コース3
DODICI(ドーディチ)
・11:45 現地集合
・12:00 お食事開始

 
 

【2024年1月27日()】
・自由人コース2
富久(とみきゅう) 11/17に変更記事あり
・11:45 現地集合
・12:00 お食事開始

 
 

以上です。
どうぞ、お楽しみに♪

 
 

(京都 瓢亭本館)

 
 

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京都 チェンチさんにてミーティング

今日は久しぶりにミーティングをしました。
いつも忙しい中川さんとスタッフの麗可ちゃんが、ランチの時間を作ってくれたので、チェンチさんへGO!
私は京都のマンションから歩いて10分かからない距離なので、トコトコと。
早速、いただいたお料理を載せておきましょう。

烏賊 ウニ

ガスパチョ

ペルシュウ

フォカッチャ

オリーブオイル

とうもろこし ズッキーニ 縞海老 バクチー

鮎の骨(美味しい!)

新生姜 キャベツ 胡瓜 鮎 ライム

トマト オクラ 穴子 クミン レモングラス ワカタイ

上賀茂唐辛子 賀茂茄子 フェンネル ピスタチオ 酢橘

アスパラ 大豆 麦 経産牛 黒にんにく

スイカ ブラッドオレンジ ハスカップ

つるむらさき 牡蠣 檸檬 フェットチーネ

胡瓜 今帰仁アグー カルナローリ(宮城県産)

放牧牛乳 桃 フレッシュ (撮り忘れ)

アマゾンカカオ マンゴー パッションフルーツ

 
 

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京都 瓢亭別館と長楽館へ 上質の癒やしを堪能する

昨日は塾生の“おはる”さんと、ランチデートをしました。
おはるさんはお盆もずっと働き通しだったので、束の間の夏休みといった感じです。

まずは、瓢亭別館へ。
面白いことに、おはるさんは秘伝コースの課外授業で、2回本館でのお食事を経験しているのですが、別館は始めてとのことでした。

 
 

 
 

向かい側に本館があります。

 
 

今回はお肉は出ませんでした(^^)
赤ずいきの胡麻和えがあって、懐かしかったです。

 
 

鯛のあら煮は今回もありました。
前回よりほんの少しだけ煮詰め加減が少なかったです。

 
 

今日は鮎の塩焼きを別注しました。
この大きさなら2匹は行けそうでした。

 
 

煮物椀。

 
 

ふらふらと歩こうかなと思って外に出ました。

 
 

でも、あまりにも暑くて、本館の前からタクシーを呼んで丸山公園へ。

 
 

着きました!
長楽館です。

 
 

以前、中川さんに連れてきてもらって、とっても気に入ったのです。
この建物の壁や天井、そして階段を見ていると、ワクワクするほど素敵なのです。

 
 

 
 

ここの建築の魅力の一つは、直線と曲線の唸るような美しさです。

 
 

私の大好きな階段の手すりは、これだけにして、後でご紹介する動画でごらんください。

 
 

あ、そうそう。
もちろん、お飲み物はウインナーコーヒーにしましたよ(^^)

 
 

<京都の迎賓館・長楽館様の施設をご紹介!>

 
 

<長楽館コンセプトムービー>

 
 

<長楽館の過去記事>
京都 瓢亭 長楽館 2016.10.18
京都 長楽館 京フレンチ ル シェーヌ 2016.11.9
むそう塾が伝えたいのは「ほんまもん」が持つ陽性の力 2016.11.10

 
 

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