乳酸菌たっぷり玄米炒飯

玄米チャーハン

(by 中川善博)

 

二日間ほどジャーに入っていた玄米ご飯と、冷蔵庫の中の残り物で作った玄米炒飯。
すぐきの葉がとっても美味しい味を演出してくれる。
乳酸菌たっぷりの玄米炒飯を食べると、「うん、大丈夫!」って思えるから不思議。
玄米が嫌いだという人でも炒飯にすると喜んで食べる人が多い。

きのうから予防接種やワクチンや医療関係のことをリツイートしたりシェアして来たけれど、流れている情報の背景をしっかりと知ることが大切。
そのうえで「自分の体は自分で守る」姿勢を確立して、毎日の食事に気を使えば不安は少なくなる。
人間だから不安が皆無ってことはないだろうけれど、少なくても大きな間違いはしないと思う。

これからクリスマス・年末年始と食事が乱れがちになる時だけれど、主食を忘れない食事をすることが免疫力をつける土台になることを知ってほしい。
1杯のお味噌汁、1杯の玄米ご飯、1切れのお漬物。
これらを感謝していただいているだろうか?

すべての命に感謝して、それらすべてと共存して、その中の一部として生かされている自分を意識できたら、あなたの体はきっと健康に向かえる。
それらの気づきはマクロビオティックが教えてくれる。

 


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我が家の家訓

我が家の家訓は二つあって、その一つは「宣伝している物はすぐ買うな」です。
息子が保育園時代からそう言い続けていたら、自分で試してみるしかないので、買う前にあれこれ調べたり見に行ったり行動しています。
そうしてやっと手に入れると大事に使うのですが、問題はお金がかかることですね。
でもお金を使いながら身につくことがあるのも事実ですから、まったくリスクを伴わないで正解だけ求めようと思うと身につくことに限界があるような気がします。

検討した結果購入したものが仮に宣伝しているものになってもいいのです。
購入に至るまでの過程で、その物が出来上がるまでのプロセスや販売のされ方やその他諸々が勉強になるのですから。
要は自分の考えや価値観を構築していくことを大事にしてほしいと思うのです。

自分の視点をもつには情報に踊らされないことが大切です。
本当に必要な情報はその人を安定に導きますが、不必要な情報は不安に導きます。
いつも安定した心身で穏やかな暮らしができること。
それが最高の幸せであると思います。

その最高の幸せを手にするには、失敗を恐れないことですね。
失敗していないうちはまだ物事はスタートしていないくらいの認識をした方がいいでしょう。
たま〜に失敗なしの人生を過ごされるかたもいらっしゃいますが、その数は多くはないはず。
失敗して傷ついて、転んでも起き上がって、馬鹿だと言われながらも自分の関心事に没頭して、信じられるものや人に出会ったら徹底的にのめり込んでみる。
そこから確固たる自分が築けると思うのです。
要領よく生きるのがカッコいいのではなく、芯のある人がカッコいいと思う私です。

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マクロビオティック料理とマクロ美風の体験(むそう塾スタイル)

先日「マクロ美風の体験的マクロビオティック」という新しいカテゴリーを作りました。
ブログのお引越しで崩れてしまったカテゴリーをまだ整理できていないのですが、これを機会にカテゴリーを見直せということなんだと受けとめて、これから徐々にカテゴリーを変えてみようと思います。
第一弾として「マクロビオティック料理とマクロ美風の体験(陰性の質)」と題して記事を書いてみました。
早速反応があって、「なんでも食べていいんですね〜♪」というメールが届きました。
あ〜、やっぱりこうして早とちりする人がいるんだよね〜、だから一方的な発信は難しいし危険なんだよねと改めて思った次第です。
ですから私はお会いした人でなければお食事の詳しいアドバイスはしないことにしているのです。

マクロビオティックの食事法は、桜沢如一先生が陰陽という二つの視点で物事を考えた場合、人間に一番ふさわしい食べ物はこんな食べ物でこんな食べ方だよ〜って言い出したわけです。
そうしたらその食事法を実践した人の病気がどんどん良くなる事例が相次いだので、いつの間にか病気治しの一方法として一人歩きしてしまったわけです。
ですから病気を抱えた人たちが藁にもすがる思いでマクロビオティックを実践するというケースが多かったのでした。
でも私は思います。
ひとたび病気になってしまうと、なかなか元通りに戻れないものです。
いや、薬を飲んだり手術をしたりして元通りになったとおっしゃる人もいるでしょう。
しかし正確にはそれは元通りではなく、最悪の時より少し(あるいはかなり)マシになったというだけで、薬や手術で受けたダメージは多かれ少なかれ尾を引くものです。

ですから私はまずは病気にならないことが一番だと思います。
私は幸か不幸か胃が弱いです。
そのために食べ物の反応もよく判り、薬の反応もすぐ感じてしまいます。
体に異物が入ると必ず伴う不快感。そんな不快感を抱えたまま生活をしたくないので、極力病気にならないように精神面をいつも変化させながら生きてきました。
私が重度のアトピーという生まれながらの難題とつき合いながら知らず知らずに身についた生き方は、ふと気がつくとマクロビオティック的な内容を多く含んでいました。
それまでは「私って変わり者なのかな?」と漠然と思っていた自分の生き方が、マクロビオティックを知ってみると「な〜んだ、これで良かったのね」という安心に変わりました。
まるで自分のそれまでの人生を認知してもらったような気がしたものです。

その私の安堵感はひとり私だけのものではなく、多くの人がそれぞれ自分の中に抱えておられるはずです。
ただそのことに気づかず、漠とした不安を感じたり、自分に自信が持てなかったりしているだけなんですね。
そこをマクロビオティックの考え方は、救世主のように価値観の変化も含めてあなたを助けてくれると確信しています。

どんなに崇高な理想を掲げていても、どんなに楽しい夢を描いていても、健康でなければ実現できません。
健康があってこその夢なんです。
ですから夢を実現するためにもまずは健康を手にしましょうと言い続けているのです。
それを説いたのが桜沢先生のマクロビオティックの世界だったのです。
その健康はどうしたら手にできるのか? 方法は?
巷に色々な健康法がありますが、誰でも簡単にできて長続き出来る方法として私は食事法を意識するのが一番だと思います。
生きている限り人間は食べるからです。
毎日続けられる方法は食べ物を自分の体に合わせてあげることです。

そのためには一人ひとりの顔が違うように一人ひとりの体も違うのですから、一人ひとりの「その時」に合わせたお食事をするのがベストになります。
そのためにマクロビオティック料理は有効なので採用されるといいなって思います。
ただお食事は美味しい方が楽しいのは事実です。
治したい病気のために薬代わりにまずいお食事をするのは地獄です。
それよりも病気にならないために健康に寄与できる美味しいお食事を食べた方が楽しいですよね。

マクロビオティックのお食事は色々制限が多いと思われている方が圧倒的多数でしょうが、健康な人はそんなに制限する必要はありません。
ただ、自分の体をよく理解して納得した上でお食事をされると、もっと体が軽くなってパワーがつくような体験ができると思います。
もし不幸にも病気になったとしたら、ひたすら血液をきれいにする方向に舵を切ってそれに専念するべきです。
その時には制限のあるお食事にした方が効果が出てきます。

私はその辺をきちんと使い分けることがある意味でのストイックなマクロビオティックではなかろうかと思うのです。
ですからマクロビオティックのいわゆる制限食を実践することが正しいマクロビオティックではなく、自分の体調に合わせるために時として動物性も取り入れることが本来のマクロビオティックであることを理解してほしいと思います。
現に昔から食養の世界でも動物性を取り入れて症状に対処していることはよくあることですからね。

そんな柔軟な対応ができて、家族みんなで「美味しいね♪」って笑顔でお食事ができる毎日。
それを「むそう塾スタイル」として提案します。

 
 

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(結び紅白 本結び by 中川善博)
あなたの人生が本結びでありますように。

 


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小豆南瓜

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きょうは冬至だったので小豆南瓜をいただきました。
腎臓の働きを助けてくれる小豆はマクロビオティックでも重要な食材です。
小豆と南瓜の甘味を引き立てるほのかな塩分加減が絶妙でした。
作り方を知ってまたまたビックリ!
こんなに塩分の奥行きを感じた小豆南瓜は初めてでした。

 


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マクロビオティック料理とマクロ美風の体験(陰性の質)

マクロビオティックを始めたばかりの頃、私は食事を変えたら何でも良くなることがいっぱいあるんだと思っていました。
それまで持っていた膨大な料理本は98%処分して、新しく陰陽の視点でお料理をすることにしたのでした。
もともと調味料は厳選していたのですが、お酒とみりんも使わない料理法のため、それらを新しく買うことはしませんでした。
独身の時から白砂糖は使っていなかったのですが、甘酒と菊花かぶの時だけは白砂糖を使っていました。色の関係でね。
ただ、お酢もダメということでこれには参りました。
だって私は酢の物が大好物だったからです。
ストイックにマクロビオティックを実践しようと思ったら、私がそれまで使っていたお気に入りのお酢ではなく梅酢にする必要がありました。
しかし梅酢では色がついてしまいます。
そうこうしているうちに酢の物も食べない生活に慣れました。

白砂糖を他の甘味料に置き換えてお料理をしても味の限界があります。
ですから私はマクロビオティック仕様の甘味料を使うことも減ってしまい、お料理の種類も少なくなってしまいました。
そのうちに本当に体は陽性になって来ました。
もともと私は陰性タイプだったのですが、明けても暮れてもマクロビオティックのことを考えて、マクロビオティック料理を食べて、マクロビオティックの先生や仲間と過ごしていたら、知らず知らずのうちに中庸を通り過ぎてしまったのです。
もちろん、毎日が楽しくて、睡眠時間が極端に少なくても平気で効率の良い日々が過ぎていたのですが、長年続けていたお料理への懐かしさみたいなものが時折顔をもたげることがありました。
それは処分した本に載っていた「ふつうのお料理」の世界でした。

そのことを当時はどう受けとめて良いのか分かりませんでした。
でも、その後山村慎一郎先生との出会いで私のマクロビオティックは変わりました。
山村先生は私に「もっと陰性を取った方がいいよ〜」と独特の慎ちゃん節と笑顔でおっしゃるのです。
慎ちゃん(二人の間ではこのように呼んでいます)は私に陰性の大切さを教えてくれた大事な先生です。
それまでの私は陽性へ陽性へとなっていましたが、慎ちゃんと行動することによってどんどんと陰性が入って来ました。
お料理にだって使わなかったあのお酒を慎ちゃんと飲んだり、白砂糖とお酢の入った酢の物やお寿司を食べたり、白砂糖もバターも生クリームも牛乳も使ったお菓子を食べたり、それはそれは天地がひっくり返ったような日々でした。

でもそんな日々が突如訪れたことによって、私の体も思考も中庸になっていくのが良く判りました。
一番変化があったのは、ストイックにマクロビオティックが出来ない人に優しくなれたことでした。
むしろ、ストイックなマクロビオティックってどうなんだろうって考え直すきっかけにもなったのです。
慎ちゃんからはマクロビオティックの食べ物というより精神面での影響を大きく受けました。
人間の弱さや哀しさや無常感。
どうにもならないことがこの世の中にはあるんだということへの気持ちの持ち方など、それは師としてより同年齢の親友みたいな感じでの共有でした。
朝まで呑んだり笑ったり涙したり、時には慎ちゃんのムードたっぷりの歌を聴かせてもらったり。

そんな中で私は陰性の良さを学んだのでした。
陽性ばかりに走ると人間は疲れます。
その疲れが甘いもの(陰性)を求めるのですが、それを食べ物だけで解決しようとするのがマクロビオティックをかじった人の悪いところです。
私もあれほどマクロビオティックは哲学であり食べ物だけではないと頭では知っていたのに、行動で実行出来ていませんでした。
気づかなかったんです。盲点でした・・・。
私は慎ちゃんから体ごとマクロビオティックを教えてもらった気がしています。
今こうして思うのは、現代人には良い陰性が必要なのに、それを甘いお菓子や飲み物でバランスを取ろうとしていることの多さへの驚きです。
精神的に良い陰性を得られたら、そんなにお菓子や飲み物に手を出さなくても陰陽のバランスが取れるのになぁと思います。

精神的に良い陰性で一番効果的なのは愛です。
愛情に満たされることが最高で良質の陰性です。
親子の愛、異性同性の愛、ペットとの愛、物を育む愛などたくさんの愛がありますが、この愛が満たされていれば、物質的な欠乏はあまり気にならなくなります。
物質優先の生活から精神優先の生活に意識が変わると、人生そのものが変わります。
これが本来のマクロビオティックであり、桜沢如一先生が伝えたかった考え方でもあります。
マクロビオティック料理の域から脱出できて初めてマクロビオティックの本当の素晴らしさを知ることになるのです。

私は思います。
人間を癒すのは人間なのだと。
誰かとしっかり繋がっている心強さ。
絶対信頼できる関係。
それらは人を強くします。
陰性から陽性が生まれるんですね。
だから陰性も必要なのです。

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(菊花蕪 by 中川善博)

 


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