満を持して~大森一慧先生の新刊本~

私の恩師、大森英櫻先生。
その奥様でいらっしゃる大森一慧先生。
満を持して素晴らしい本が出ました。
◆書名:からだの自然治癒力をひきだす生きかた
◆出版社:サンマーク出版
◆定価:1,400円+税

ここには、私がお伝えしたかったことが、大森一慧先生の言葉で書かれています。
私もこんな生き方を皆さんに提案します。
                *    *    *    *
<まえがき>より

「玄米菜食に変えたら、最初のうちはいろいろなことが思いどおりになってきた。
続けていたら、今度は思ってもみなかったいいことが起こるようになってきた」
これは、玄米菜食を実践している人の、ほとんどが体験していることです。
おいしいものがいくらでも食べられる現代社会で、ストイックな食事ともとられる食事をあえて続けたいと思うのは、健康でいられるからだけではないということです。
それは、玄米に霊的な不思議なパワーがあるからでしょうか? 
それとも、玄米教のような宗教があって、信じれば救われるといった世界なのでしょうか? 
いえいえ、そうではありません。
食事を見直したことで、まず体の健康が得られます。
すると、それまでいやなことが起こると落ち込んだり怒ったりしていたのが、たいしたことではないと思えるようになるのです。
体に余裕が出てくると、心にも余裕が出てくるからです。
あらゆるストレスから解放されていく、いつも穏やかな気持ちでいられるようになっていく。
こういうことが、人間にとって「正しい食事」をすることでもたらされるのです。
そうなると、いままで身のまわりで起こっていた「思いどおりでないこと」も、「必要があって起こっていること」ととらえることができるようになります。
そして、気がつけば、すべてが「思いどおりになっている」のです。
そうわかったら、毎日が楽しくてたまりません、。
いつだって笑顔でいられます。
そんな人に出会ったら、だれだっていい対応をしたくなりますから、その人のまわりにはいいことばかりが起こるようになる。
つまり、玄米菜食は、生き方や運命までをも変えてしまうのです。
この本では、一八歳で玄米に出会ってから七六歳になった今日までに、私の身の上に起こったたくさんのいいことと、そのいいことがどうして起こったかのからくりをお伝えしたいと思います。
玄米菜食に変えたことで私に最初に起こったいいことは、食養指導者の夫、大森英櫻と出会ったことでした。
大森と過ごした五〇年余りの日々は、同時に多くの病気と触れ合った日々でもありました。
私がみなさんに料理教室や本を通して、玄米菜食のすばらしさをお伝えできるのは、食養による病気治しの研究と実際に病人を救うこと、そして健康になるための「食の理論と実践法」の確立に一生をかけた大森のおかげです。
そんな私たち夫婦の軌跡を追い、さらに玄米菜食を実践していくうえでの手引きとなるようにと、この本はまとめました。
毎日の暮らしに本書でお伝えする「食の理論と実践法」を取り入れて、「食は運命を変える」ということを、「人は幸せになるために生まれてきた」ということを、ぜひ体感していただきたいと思います。
大森一慧


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ストレス

毎週の京都通いがある私は、糠床を冷蔵庫に入れて京都に出かける。
そして京都から帰宅するやいなや、服も脱がずに糠床を冷蔵庫から出す。
「ただいま、お留守番ありがとう、ごめんね、寒かったでしょう?」の気持ちを添えて。
昨日の朝も、ちょうど良い漬かり具合になっているお漬物をいただきながら、乳酸菌の力に改めて感謝した。
でも糠床にとっては、こんな環境は凄くストレスになるはず。
できれば常温で管理してあげたい。
ふっと思う。
玄米ご飯を蒸らす時、火加減を上下させることは玄米にストレスを与えるからいけないと、中川さんから教わった。
それと同じことが煮物についても言える。
加熱するときには温度を上下させない。
ただしこれは鍋の中の話。
そのための火加減は上下させなければならない。
?と思われるだろうか。
つまり、鍋の中の温度を上下させないためには、コンロの火加減を上下させなければならないのである。
これは長い間料理をしていて、私も自然に身についていたことであるが、中川さんはそれをとてもロジカルに説明してくれる。
「幸せコース」の今月のお料理は煮物である。
すでに4クラスが終了したが、この火加減の出来ない人が実に多い。
でも、材料の気持ちになってみれば、教えられなくても自然に火加減が出来るはずだ。
だって鍋の中での温度変化は、彼らにとっては心地よくないから。
*    *    *    *
田舎のおばあちゃんで、お料理なんか習わなくたって、とってもお料理の上手な人はたくさんいる。
そんな人はきっと、材料の気持ちになることが出来る人なんだと思う。
人づき合いも同じ。
相手の気持ちになれる人の方が、人間関係を良好に維持出来る。
う?ん。
玄米ご飯をうまく炊けない時には、氣が乱れていることが多いが、これは「玄米の気持ちになりきれていない」ということなんだろうなと思う。
糠漬け、煮物、玄米ご飯。
それぞれを美味しく仕上げるためには、氣の問題がからむ。
中川さんが玄米投稿のコメントで、いつもいつも「氣」のことに触れるはずだ。
「氣」が整ってくると、お食事の内容も変わる。
必要最小限という感じだ。
だから氣が整っていると、家の中もすっきりしている。
無駄がなくなる。
これも必要最小限だ。
こんな空間にはストレスがない。
だから美味しいお料理ができる。
良好な人間関係が保てる。
良い仕事もできる。
あ?、だからお掃除は重要なんだなぁとつくづく思う。
ここでハッと気づく。
ストレスで病気になるのは当然だと。
玄米や煮物を人間に置き換えればいいのだ。
ストレスが人間に与える影響は、医学の知識がなくても答えが出てくる。
実にお料理は奥深い。
特に中川式は驚異的に奥深い。


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「陰陽ひとり立ち講座」のこれからついて

「陰陽ひとり立ち講座」が始まって約3週間が経ちました。
この間に真剣にお食事と向き合った人、イマイチだった人、成果が出てきた人、まだ変化を感じられない人、実に様々です。
でも、それで当たり前なんです。
それでいいのです。
この講座で皆さんに学んでほしかったこと。
それは、他人任せのマクロビオティックではなく、自分の体で感じるマクロビオティックを体験することでした。
色々な先生のセミナーを聞いたり、マクロビオティックの講座に通っていても、頭でマクロビオティックを実践したつもりになっていて、体に落とし込んでいない人がいっぱいいます。
陰陽の考え方は知っていても、自分の体調と食事の調節もできない。
マクロビオティックをしたら楽しく健康になるはず、と思い込んで今ある不調をただやり過ごしながら嘆いている。
そんな人たちに、短期間で自分の力で自分を知ってほしいと思ったのが、この「陰陽ひとり立ち講座」です。
「食べる」という視点からマクロビオティックの陰陽の実態を知り、それを生活や人生や人間関係やお仕事などにつなげて、最終的なマクロビオティックの真髄に達してほしい。
そのための3ヵ月のつもりです。
そろそろ息切れしている人も出ています。
思うように出来なくてぼやいている人もいます。
そうなると思っていました。
ですから講座の最初でも申し上げましたが、3ヵ月間ずっと食事日記をつけて私に送ることが目的なのではなく、食事日記をとおして自分を発見することが目的なんです。
そこに現れた心や体の変化を陰陽的に判断して、次の自分に反映していく。
これこそが本来の目的です。
裾野は広いです。
だから、頑張りましょう!
                *    *    *    *
今月の17日(火)・21日(土)が2回目です。
この日はいつも召し上がっているお味の「玄米ご飯・お味噌汁・きんぴらごぼう」を持参していただきます。
その塩分濃度と火の入れ方、材料の陰陽が、召し上がっている人の体調と合っているかどうかのチェックをします。
そのチェックが済んだら、もっとスケールの大きい陰陽に入って行きます。
人生や人間関係、あるいは職業の選択など、身のまわりに起きる様々なことを陰陽で考える練習をします。
ですから、食事日記はご自分の体調管理のためにつけていただいて、私への送信はしなくても結構です。
その代わり、日常の観察日記をつけていただきます。
記入する事柄は何でも結構ですが、体調や心の変化、人間関係の変化も陰陽で考えて記入します。
この観察日記を送信してください。
12月はいよいよ「ひとり立ち練習」をします。
マクロビオティックの真髄である「無双原理」の考え方を、人生に最大限に反映させられるようにしたいと思っています。
ですから、今お食事のことばかり考えて疲れてしまった方もご安心ください。
あと1週間の辛抱です。
でも、手を抜かないでくださいよ。
この1週間を真剣にやり抜くことが、次の1カ月いや2ヵ月を実り多いものにするのです。
「陰陽ひとり立ち講座」の3ヵ月間は、必死になって頑張ってみてください。
長い人生の一時期、必死になる期間があった方がいいです。
「今」を真剣に生きないで、その先の「実り」はありません。
「将来」幸せに生きたかったら、「今」を幸せに生きることです。
明日は今日の延長なのだから。


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あなたのぺースでいいのよ(陰陽ひとり立ち講座 投稿29)

先程京都から帰宅しました。
季節の割には暖かい日でした。
<陰陽2-2さん> 甘いものが大好きでたまらない人です。
2-2さん、お返事が遅くなってすみませんでした。
別メールもいただきまして、ありがとうございます。
すべて細かく拝見させていただきました。
そのうえで、とても大切なことをお伝えしたいと思います。
まず、今ご病気を抱えていらっしゃるのに、毎日お菓子をいくつも召し上がるのは、どう考えても自殺行為と言わなければなりません。
せっかく私がアドバイスをさせていただいても、そんな食べ物の効果は、1個のケーキで相殺されてしまうでしょう。
何のためのお食事だったのか分かりません。
それが証拠に、検査の結果が芳しくなかったわけですよね。
それは当然だと思います。
お菓子は何個も食べる。
玄米ご飯はお代わりしない。
お味噌汁・醗酵食品は少ない。
この状態で病気をマクロビオティックで克服されようとするのは、かなり困難を極めると思います。
ですからあなたの場合は、西洋医学の力を借りるのも良いのではないでしょうか。
そのうえで同じ病気を繰り返さないために、マクロビオティックのお食事で細胞をきれいにして行く作業が必要ですね。
それにしてもご主人さまは大人ですね?。
大局を見る目がしっかりされています。
私もご主人さまが分析してくださったあなたへの評価を信じます。
あなたの真剣度は、メールからビシビシ伝わってきますよ。
私も中川さんも真剣にあなたを応援していますから、一緒に頑張ってみましょうね。
あなたに本物の大きな笑顔がこぼれますように。
なお、G 睡眠のことは、そんなに気にされなくても大丈夫ですよ。
徐々にその方向にもっていけたら、体のためには確実に良い方法なので、生活に充実感が感じられるようになりますからね。
睡眠には個人差があるので、気長にお待ちください。
焦らないで。
ご主人と同じ観点ですからご安心を。
では、あなたのペースでコツコツと頑張りましょう。


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中川式筑前煮など煮物3種

今月の「むそう塾 幸せコース」は煮物です。
煮物を3種作るので、とてもハードなスケジュールです。
日曜日のクラスはお食事を始めたのが4時。
昨日の月曜クラスは3時5分でした。
この違いは「片付けながら作る」ことが出来るかどうかにかかっています。
とにかく作るのが忙しいです。
でもその結果、凄く嬉しいコメントが届きました。
よつばさん、早速復習してくれてありがとうございます。
どんどん作って、煮物美人になってね!
                 *    *    *    *
よつばさんの復習記事はこちら。
その後日談を次に掲載します。(中川さんのブログコメントより)
なかがわさん こんにちは☆


昨日、主人のお弁当に煮物3種を詰めて持って行ってもらったのですが
帰ってくるなり


夫「この煮物美味いなぁ?。中川さんが作ったん?」
私「いやいや・・・・私ですけど?(笑)」
夫「マジで・・・?ありがとう!」


やった?っ!!


なかがわさん 男心をくすぐる味を伝授してくださって
ありがとうございますっ!


ヒミツのお出しもツル?ンとして2人で感動して頂きました。
朝から肌がプルンプルンです☆


今日、早速デパートに買い出しに行ってきます!
今週は、毎日煮物です(^^)v


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