鶏の唐揚げが食べられた塾生さん うれしかったこと

彼が初めてむそう塾に来てくれたのは、高校生のときでした。
コーヒーの淹れ方を学ぶために来てくれました。

その頃彼はお肉を食べられなくなっていました。
ある本を読んだことがきっかけです。
そういうこともありますよね。

そのことを心配したお母さんからご相談があったのですが、「体が求めるようになったら食べるでしょう」とお答えしました。
お肉はどうしても食べなければいけないものではなく、そんなに積極的に摂らなくても大丈夫なので、そのようにお返事をしました。

その後彼は、玄米ご飯やお味噌汁を習って、一人暮らしを始めました。
なかなかお料理のセンスがあって、上手に作るので、「幸せコース」にお誘いしました。
案の定、かつらむきも、出汁巻き玉子も、大学生とは思えない仕上がりで、彼の才能を見た感じがしました。

 
 

***

今年の5月から「上級幸せコース」に進まれて、8月の授業で「鶏の唐揚げ」を習う日を迎えました。
食べなくても作り方だけは知っておいた方がよいので、特別扱いすることなく唐揚げを作ってもらうことにしました。
私は密かに、中川さんの唐揚げは本当に美味しいので、きっと彼は食べてくれるのではないかなと思っていました。

まずは中川さんが揚げた唐揚げを試食してもらったところ?

 
 

反応は良好です\(^o^)/

 
 

キャベツを刻んで、

 
 

自分で唐揚げを揚げました。

 
 

さあ、いただきましょう!

 
 

自分で揚げた唐揚げを頬張り、嬉しさもひとしおのようです。

 
 

その後、「切り干し大根の炊いたん」を食べておられましたので、「切り干し大根も毒消しになるからね〜」とお伝えしておきました。
とても安心した表情をされていましたので、もう大丈夫でしょう。

 
 

苦手な食品があってもよい。
動物性を控えてもよい。
ただ、体がそれらを求めているセンサーを感じ取れたなら、迷わず食材を厳選の上食べてほしい。
それが健康にはいちばん大切なことです。

 
 
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コメント

  1. みかん より:

    美風さん、いつもありがとうございます。

    完全にお肉を断って1年くらい経ち、体調や肉食、菜食に対する考え方を時々考えたり見直したりしていました。
    最初は肉食=悪、菜食=善、と二元論で考えてしまい、お肉を食べて喜ぶ人を軽蔑していました。
    そこから時間が経って人を軽蔑したりすることは無くなり、”自分はこうする”と割り切れるようになって慣れと余裕が出たので、思考が柔軟になってから肉食、菜食そのものを見直しました。
    両方に利点と欠点があり、善悪どちらかではないことが理解でき、同時に夏の暑さで体力が足りなかったことから、薬膳として食べてみることにしました。
    基本は菜食にして、菜食の欠点を補う形で、お肉(4本足以外)を食べる方針でいこうかなと思っている所です。

    肉食解禁でむそう塾の唐揚げを食べることができて本当に良かったです。陰陽の考え方を知らなければ今も菜食を続けていたと思うので、その学びの機会をつくってくれたことにも感謝です。
    ありがとうございます。

    • マクロ美風 より:

      みかんくん、こんにちは。
      コメントをありがとうございます。

      薬膳として食べてみる。
      この姿勢に大いに賛成です。
      私にも完全菜食にしていた過去がありますので、みかんくんの体調のことはよ〜く理解できます。

      みかんくんもそういう時を経て、柔軟な考え方ができるようになってきて、本当によかったと思っています。
      食べたもののようになる心身を、これからどんなふうに操っていかれるのか?

      みかんくんは「陰陽」という羅針盤で、大海原を進んで行かれるわけですが、これがとっても楽しいので、一生仲良く付き合って行かれることでしょう。
      素敵な将来に期待します!

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