今日は今年最初の講座が始まります。
まだ市場がお休みなので、お料理のない座学のお勉強です。
「中川善博の盛付秘伝&料理写真の撮り方講座」。
これは過去に何回も開催しているのですが、新しい塾生さんは受講されていないので、こうして時々開催することになります。
食卓でのお食事だけでなく、お弁当を作る時には、盛り込みの基本を知っておくと食中毒も防げますし、何よりも美しさが違います。
美しいというのは、人の心に潤いをもたらしてくれますので、美術品を鑑賞したあとのような優雅で満足感のある気持ちになれます。
そんな上質の氣に触れようというのが、今年最初のお正月らしい講座です。
それから、今では携帯電話が普及して、気軽に写真を撮ることが増えたのですが、お料理写真を美しく撮るにはある程度の工夫が必要になります。
特に冬の早朝で暗いうちに撮ることも多いお弁当の写真は、明るいときの屋外撮影とは違った工夫が必要なので、そういったことも学びます。
私は写真のことはさっぱり分からなかったので、「写真は光を撮るもの」という中川さんの教えを守ってシャッターを押すようにしています。
すると、ドキッとするような写真が撮れることがあって、「なるほど〜」と思います。
盛り付けというのは、なかなか奥が深くて難しいのですが、ちゃんとセオリーがあるので、それを守るだけでも見違えるように美しくなります。
あ、むそう塾ではもう一つセオリーがあります。
「速く!」です。
「速さも味のうち」と、お料理を作る段階から言われ、シャッターチャンスも数秒しかないお料理もあるので、速さは欠かせない要素です。
人は楽な方に流れるので、すべてにおいて「速く」を心がけると、あなたの1年は物凄く変わるかもしれません。
事実、のんびりしていると達成感から程遠い生き方になっている人を多く見受けます。
でもね、「速く」すると「丁寧さ」がなくなるのは本物ではありません。
丁寧にできるようになるには、数多くの「無駄」を省かねばなりません。
ということは、無駄の発見をしなくてはいけませんよね。
そのへんから取りかかると、充実した1年になると思います。
ちなみに、マクロビオティックでは速いというのは陽性ととらえます。
ですから、速く出来る陽性さが心身に必要です。
そんなところから着手するのが現実的かもしれません。
(京都タワー 2020.1.3)
昨夜京都に戻ってきて、京都タワーを見ると安心する自分がいました(笑)
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美風さん
遅ればせながら…って既に陰性のご挨拶になってますが(^^;;
新年明けましておめでとうございます。
日々皆さんのお弁当や盛込みの美しさに魅せられています。
写真もiPhoneなどカメラの性能が上がり、編集アプリも充実して、加工も随分しやすくなりましたよね。
であったとしても原画をしっかり撮らないとそれすら生きてこないという現実を痛感する今日この頃です。
そんな中、撮影の基本を的確に教えてくださるむそう塾の存在はやはり凄いなぁと。
中川さんのお料理には色気があって
写真からもそれが伝わってきます。
あぁ…私もその色気が欲しいです…(笑)
今年も塾生皆さんの投稿写真、お料理を楽しみにしています。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
わあ、あけねー、コメントをありがとうございます!
お久しぶりです♪
おっしゃるとおりで、最近は写真に関する周辺機器やアプリが、どんどん様変わりしてくるようになりました。
後からかなり補正がきくものの、やはり撮影時の環境はとても大事なので、このような講座を開催しています。
やはり光をどう反映させるかが苦手な人が多いので、この講座で光を意識してもらえたらいいなと思っています。
でも、お料理の場合は景色などと違って、自分で作る部分があるので、そこも一緒に上達する必要があるため、盛付のセオリーから学び直してもらっています。
中川さんの色気の世界を表現出来るようになるためには、ひたすら合理的な練習や美しさに対する学びが必要だと、つくづく感じる今日このごろです。
あけねーは元々お写真がお上手ですから、理解しながら眺めてくれていると思います。
後輩たちの成長を、応援してくださったら嬉しいです。
美風さん、こんにちは。
タイムリーな記事に思わずコメントしてしまいました。
昨日友達とお茶をしながら「丁寧と速いは両立できるんだよね、きっとね」と話していたところでした。
私も無駄の発見や不便の発見をしていく一年にしようと思います。
こつぶちゃん、こんばんは。
おお、それはまさにタイムリーな!
それにしても、「丁寧と速いは両立できるんだよね、きっとね」という内容のお話が出来るお友達って素敵ですね。
多くの塾生さんを見ていると、遅くなるには遅くなる原因があるし、丁寧さに欠ける人には丁寧に出来ない理由があるし、そんなところから本腰を入れて直せるように向き合っています。
あとはご本人がどこまで真剣に取り組めるかどうかですね。
むそう塾ができることは、客観的な視点を正直にお伝えして、その改善方法を提示してあげることです。
最後は本人次第ということになりますね。
>私も無駄の発見や不便の発見をしていく一年にしようと思います。
自分ひとりだと見落としがちなところがあるので、できれば第三者の視点もあったらなおよいですね。
変化を実感できる年になりますように。