手で習ったものは手で覚える

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「包丁を診てくださ・・い」
「どれどれ」

 

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「ん! 上手に砥げてる! 偉いっ!」
この言葉がどんなに嬉しいことか。
そしてその蔭ではどんなに努力されていることか。

写真には撮りそびれましたが、右下の方にガラス容器に入った一番出汁があります。
これも見事に合格でした!

自分のしていることが教えられた水準にあるのかどうかは、自分では判らないものです。
ですからむそう塾では、放課後にお料理の味見や包丁の砥ぎ具合をチェックしてもらう光景が見られます。
こうしてチェックをしてもらいながら、教えられた味や砥ぎ方に近づいて行くのです。
習いっ放しでは100%身につくことは不可能です。
それは知識として少し増えただけになるからです。
しかも間違っている場合があります。

手で習ったものは手で覚える。
これが鉄則です。

また包丁の砥ぎ方講座をしますから、自信のない人はちゃんと砥げるようになっておきましょう。
今、上級幸せコースで作っているお寿司は、包丁仕事が芸術になる場面です。
そんな世界を味わうためにも、あなたの氣を研ぎ澄ませておきましょう。

 

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コメント

  1. teku-teku より:

    マクロ美風さん、こんばんは。
    記事にしてくださってありがとうございます。うれしいです。
    幸せコースで包丁砥ぎを教えていただいてから約3年が経ちました。
    何年にもわたる温かいご指導に心から感謝しております。

    幸せコースの授業の翌月は包丁砥ぎ講座でも学ばせていただきました。
    私の場合はこの2度の学びで理解を深めることができたと感じています。
    1度目は基本を教えていただいて試行錯誤しながら復習しました。
    2度目は復習してきたことを診ていただいて修正していただきました。
    この時に「砥いでいるつもり」から抜け出せたと思っています。

    幸せコースに申し込む時から包丁砥ぎを楽しみにしていました。
    夫任せだった包丁砥ぎを自分で出来るようになりたかったからです。
    また、技術的に未熟でも切れ味の良い包丁だとストレスが少ないし、
    野菜の切り口がツルツルして心地良いのが嬉しくて好きなのです。
    こんな単純な理由から諦めずに続けることができました。

    包丁砥ぎを通していろいろなことに気づくきっかけがあったり、
    包丁砥ぎにまつわる思い出もたくさんあって楽しいです。
    もっともっと自信を持って砥げるようになりたいと思います。
    これからもご指導をよろしくお願いいたします。

    • マクロ美風 より:

      teku-tekuさん、おはようございます。

      なるほどね。
      そのように包丁砥ぎに向き合って来られたんですね。

      >技術的に未熟でも切れ味の良い包丁だとストレスが少ないし、
      野菜の切り口がツルツルして心地良いのが嬉しくて好きなのです。

      いつもteku-tekuさんって独自のペースで生活を大切にされていらっしゃるなぁと感じていました。
      何年もそのように感じていたのですが、それはこのように日常を愉しめる感覚がしっかりされているからなんだと思いました。

      何気ない日常に喜びを感じる生き方。
      それを昔の人(特に女性)は出来ていたのだと思います。
      それは日々の暮らし方のテンポや、いらないものをそぎ落としていける精神力や、そんな「自己表現」があってのことだと思います。
      teku-tekuさんはそれが上手にできているのだと感じました。

      それはこちらの記事でも感じたことです。
      http://musojuku.jp/bifu-blog/?p=51703
      ホッと出来る生き方をありがとうございました。

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