素晴らしい桂剥き投稿メール(Taさんの場合)

桂剥き投稿のメールで素晴らしい内容がありました。
まるで桂剥き投稿の見本のようです。

そして、刻々と進化する彼女の分析力と体現力には驚くばかりです。
剥くときには目標を決めて剥き、剥いた後に自分で分析し、それを反映してまた剥いてみる。
それをまた分析して次回への課題を添えてメールを送る。
こんな素晴らしい投稿をしてくださったTaさんは、今朝またまた進化した写真を送ってくれました。
こちらの記事と併せてごらんください。
Taさんの進化が歴然としてビックリされることでしょう。
では、Taさんのメールをご紹介します。
<Taさんのメール>
中川さん
おはようございます。AクラスのTa(Ta34-9)です。
今朝練習した写真を貼付しています。
今朝のテーマは、一定の厚さで剥くことでした。
そのためには、まず上側と下側の厚みが揃っていないといけません。
昨日で剥いてきて、剥き始めの1周で円錐になってしまうことが多く、
その原因が、剥き始めの丁寧さが欠けているからだ、と感じました。
大根が見えてきて、なおかつ少し細くなってくると、リズムがあがっても大丈夫なのですが、
そこにいくまでは、リズムも大事だけれど落ち着いた呼吸がとても大事だ、と思って取り組みました。
それから、右の脇が締まりすぎていると、右親指が上下したつもりでもカタカナの「ノ」を書くような動作に近づくので、
(腕もそうですが、親指も真っすぐついていないのですね!)焦らず、丁寧に、リラックスして、と言い聞かせて取り組みました。
1回目です。
ゆっくり丁寧に、と気をつけたけれど、やっぱり皮を剥くときに下が厚くなってしまいました。
全体的にも厚いです。たぶん、皮の部分は、包丁が透けて見えないので、厚さが「見えない」のだと思います。
見えないから、親指でちゃんと押さえることにためらいがあって、送りも中途半端になり指の腹の力が弱くて、
面圧がきちんととらえられず、むしろ刃先が食い込む形になっていて、厚く剥けてしまうのだと思います。
「なんで円錐になるんだろう・・・!?」とあれこれ考えてみましたが、すごく基本的な部分が抜けてしまっていました。
視覚以外の感覚で、厚さを確か感じるものだと思うので、親指の指紋を使えるようになりたいです。
皮が終わったあとは、やや円錐になってしまいましたが、続けようと思って剥きました。
途中若干上が厚くなったときもありましたが、最後まで切れずに続きました。
今回のよかったところは、ちょっと切れ目は入りましたが剥いている途中や撒いている途中でも切れなかったこと、
切れないので剥き続けていたら、だいぶ細くなってからも裂け目が入ったものの切れずに続いたことです(厚さは駄目ですが)。
剥きながら力みが抜けて感じがあるので、やはり最初、それも右手にかなり力が入っています。
それに次は気をつけたいです。



次からが2回目です。
前回まで皮が厚く剥けるのは、刃先が食い込んでいたからで、
両親指が機能していなくて面圧をつくれていなかったからだ、と考えて、面圧を作りました。
そしたら皮の部分も薄めに、均等に近く剥けてうれしかったです。
皮のところに最初から裂け目が入っていた部分があったのですが、その場所も無事通過できました。
よく考えれば、面圧がきちんとかかっていて、かつ包丁は上下しかしていなければ、
左手の指が切れるようなことは起こりえないのだから、信じて最初から同じ動きをしようと思います。
皮が剥けたあとは、微妙に上が厚くなるときがあったり、少し薄くなりすぎたりしましたが、最後まで剥けました。
切れる感じがしなかったので、続けましたが、最後まで続けるというか、
最後まで同じ厚さで続けるようにすることが大事だと思うので、
ベストの厚さを均一に続けられるよう、練習します。



どうぞよろしくお願いいたします。
高◯花◯

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コメント

  1. 中川善博 より:

    記事にして下さってありがとうございました。
    彼女の書いて下さっていることは授業中や、この数年ブログでもアドバイスしてきたことばかりなのです。
    ただその砂浜の砂のように無数にあるアドバイスを掴むのか指の間からこぼれ落とすのかは練習者次第なのです。
    何が凄いってね、私はまだこの方に同じアドバイスを2度したことが無いんですよ。 ここが凄いのです。

  2. マクロ美風 より:

    中川さん、こんにちは。

    連日のご指導ありがとうございます。
    彼女の理解力には脱帽ですね。
    頭で記憶するだけでなく、それをすべて体で確認して自分のものとして使っていることも素晴らしいですよね。
    同じアドバイスの経験なしはお見事!
    これからが楽しみです。

  3. りんの より:

    毎日、Taさんの投稿を見せて頂いていると、本当に一日しか経ってないの?!っていうくらいの上達の仕方で「すごいなぁ~」と思っていましたが、彼女はこのメールのようにきちんと正しく分析しながら取り組んでいらっしゃったのですね。メールの内容の凄さにただただ驚いています。やみくもに繰り返すだけではいけないことがよく理解できました。
    同じクラスメイトとしてとても励みになっていますし、共に歩みを進められるよう、私も自分の頭と身体を最大限にいかせられるよう見習いたいです。
    記事にしてくださりありがとうございました。
    Taさん、ありがとうございます!

  4. 子象 より:

    美風さん、こんばんは。
    Taさんの記事をご紹介下さりありがとうございます。
    そしてTaさん、投稿メールを公開下さりありがとうございます!

    実はこの記事を拝見した直後、気になって私も1作剥いてみました。
    Taさんが分析された内容を今一度確認しながら、丁寧に呼吸を意識して。

    私は改めて「一定の厚さに剥くことの大切さ」を実感しました。
    「一定の厚さに剥く」ということは「一定の面圧をかける」ということ。
    また、意識すること、イメージすることの大切さもTaさんの言葉から改めて気づかせていただきました。

    驚きと感動でいっぱいです。

    まだ投稿は始まったばかり。
    これからのTaさん、そしてみなさまの進化を想像すると身震いがしてきます。
    私も自転車をこぐのと同じ感覚でいつでも一定に桂剥きができるように練習します。

    すばらしい投稿を共有させていただき、ほんとうにありがとうございました。

  5. 子象 より:

    上記の文面で「Taさんの記事」は「Taさんの投稿」の誤りです。
    大変失礼いたしました。

  6. Ta より:

    美風さん、おはようございます。
    ご紹介して頂いて、恐縮です・・・。
    教室でとても明確に「どうしたらできるのか」という理屈と方法を教えて頂けたので(面圧・上げる・送る)、
    「どうしてできないのか」というと「それらができていないからだ」とシンプルに考えられるようになったのだと思います。
    ただ、差があまりにも大きすぎたので、
    1個ずつ細分化して解決しようと小さな目標設定と反省をしていて、
    その際、先輩方の過去記事をとても参考にさせて頂いています。
    ほとんど全ての場合に対する何らかのアドバイスがあるので、
    本当に去年と一昨年の桂剥き投稿の記事は毎日読ませて頂いています。
    それから、動画とAirキットも本当にすごいです。
    Youtubeのリピート機能を使って、
    体感しながらイメージを作る練習ができます。
    自分との違いが視覚的にわかって、改善点を意識しやすくなります。
    本当に、素晴らしい学びの機会に感謝しています。
    ありがとうございます。
    けれどやっぱり、いちばんすごいのは「包丁が仕事する」という姿勢なのではないかと思っています。
    「わたし」ではなくて「包丁」が切る、
    ということをもっと実践できるようにしたいです。
    まだまだなので、締切まであと数週間、
    練習を重ねたいと思います。
    本当にありがとうございました。

  7. Ta より:

    以下、コメント欄お借りします。

    >中川さん
    毎日ご指導ありがとうございます。
    本当に過去記事に学ばせて頂いています。
    動画もそうですが、普通に公開されていていいのだろうかと思う程です。
    少しずつ近付けるよう頑張りますので、
    どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

    >りんのさん
    ありがとうございます!!
    いつも練習しながら、みんなも頑張っているのだなあと思うと、
    とても心強いし、なんだか楽しい気持ちになれるんです。
    たくさんのことを一気にはやれないし意識できないので、
    1個だけでも解決できるように、と思ってやっています。
    一緒に頑張りましょう!!

    >子象さん
    コメントありがとうございます…!
    大先輩にそのように言って頂き、恐縮です。。
    1個ずつ解決しよう、と思ったときに、
    先輩方の投稿記事に本当に学ばされています。
    ありがとうございます。
    子象さんのように美味しそうな桂剥きができるよう、
    がんばります!

  8. マクロ美風 より:

    りんのさん、おはようございます。

    >やみくもに繰り返すだけではいけないことがよく理解できました。

    当然です!
    やみくもに繰り返しても時間と大根が無駄になるだけです。
    むそう塾ではそれを最小限に抑えて上達する方法をすでに開発してご紹介しているのですから、それらを上手に利用してください。
    Taさんとクラスメイトで良かったね。
    一緒に上達してください。

  9. マクロ美風 より:

    子象ちゃん、おはようございます。

    >驚きと感動でいっぱいです。

    あらあら、そんなに?
    風車先輩が何をおっしゃる(笑)
    毎日紙一枚の進歩を忘れずに中川さんに近づいてください。

  10. マクロ美風 より:

    Taさん、おはようございます。

    >「どうしてできないのか」というと「それらができていないからだ」とシンプルに考えられるようになったのだと思います。

    この着眼点が素晴らしいですね~。
    出来ていない部分を知ったら、その答えはすでに過去記事や動画やAirキットにあった。
    このことを自力で探し、自力で解決点を見い出しているのが素晴らしいです。
    あとは体現するための回数をこなして行くだけですね。
    どんな形で最終回を迎えるか。
    今から楽しみにしております。

  11. Kaguyahime より:

    美風さん、昨日はありがとうございました。
    コメント欄お借りします。

    私も昨日「桂剥き」の講義を受け、その時に同期の花ちゃんのお話をお聞きして感激しました。
    勿論毎日画像拝見して、その進化の早さに驚いています!

    >ほとんど全ての場合に対する何らかのアドバイ>スがあるので、本当に去年と一昨年の桂剥き〉>投稿の記事は毎日読ませて頂いています。
    >それから、動画とAirキットも本当にすごいで
    >す。

    同感です~!!
    私も「桂剥き道」の32~480までの中川さんのコメントをすべてコピペして印刷したら60ページ以上になりました。それを読むと「理論編」ではほぼ桂剥きが理解できるようになりましたが
    昨日の「実技編」はさっぱりでした~(笑)
    でも、花ちゃんに励まされて
    私もがんばりますね~^^

  12. マクロ美風 より:

    Kaguyahimeさん、こんにちは。

    ワオ!
    60ページですか!
    頭だけでなく、目でイメージで動きをつかんでくださいね。
    その動きを間違うと怪我をしますから、必ず正しくイメージができるようになって真似てください。

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