仕事とやりがい

「人生を設計しすぎていませんか?」の記事にコメントを寄せられた舞さんは、職場の人間関係に不満はないけれど、仕事の内容がちょっとというケースです。
このようなパターンが人生には圧倒的に多いので、みんなで考えたいと思って記事にさせていただきます。

<舞さんのコメントより>
美風さん、こんばんは。

心にひびく記事で、何度も読ませて頂きました。

わたしはkyoroさんとは逆で、ただ、ひたすらこなすだけの仕事をしています。

以前は好きな事を仕事にしていたのですが挫折をして、今の仕事はやりたいことのため、お金を稼ぐためだけにWワークのしやすい仕事を・・・と条件だけで決めました。

人にやさしい会社で、上司にも環境にも恵まれ、人間関係も不満はありません。

だけど、仕事の内容はとても面白いとは言えず、はっきり言ってやりがいのかけらも、ないのです。

今の仕事を選んだ目的はやりがいを求めてでないことは自分でも重々承知しているし、その中でも小さな目標や小さな達成感、小さな面白みを探りながら、お給料をいただけることに感謝して過ごそうとしてきました。

だけれども・・・やりたいことを仕事にして、大変だったり、辛かったり、葛藤しながらでも精一杯仕事をしている女性たちをみていると(むそう塾にはとくにそういう方々が多いように思えます)、「こなすだけの仕事をしている自分」にどうしても、引け目をもってしまうのです。

自分で選んだ道なので後悔はしていないのですが、Twitterで美風さんがおっしゃられていたように、他の人と比べてしまっていて、自分を好きになれないままなのだと思います。

>それぞれがそれぞれの世界で満足して生き抜けばそれで良いのではないでしょうか。

この一文を読んで、自分が欲張りで傲慢だから、今の環境に感謝をして過ごすことができていないのだ、と氣づきました。

今は、人生の中での仕事比重が少ないことで、ストレスもなく、家事や復習にも時間を使うことができます。

今の自分を全肯定することはやっぱりできないけれど、この環境に感謝して、大切なことを大切に人々を大切にしていこうと思います。

美風さん、記事をありがとうございました。

kyoroさん、きっかけを、ありがとうございました。

kyoroさんがますますのびのびと輝ける環境になりますように。

長々と失礼いたしました。

<マクロ美風から>

舞さん、こんにちは。

人生ってね、すべて満たされるようには出来ていないんですよ。

どうしてかというと、すべて満たされたら成長がなくなるからです。

だから必ず何かしらの物足りなさを抱えるようになっているんですね。

その物足りなさは精神的なものだったり、物質的なものだったりしますが、多くの人はお金の物足りなさでしょうか。

もしお金があり余っている人なら、精神的な不安をいつも抱えているはず。

そんなことを考えると、満点なんてないのだと落ち着く気持ちになりませんか?

確かにお仕事にはいろんな職種があって、やりがいの多い職種もあれば単純作業もあります。

しかし1日24時間はみんな平等なのです。

その24時間をどのような気持ちで過ごすのかは、大いに個人差があります。

その積み重ねがその人となりを形成すると思うと、たとえ10分でもマイナス思考では取り組みたくないと思いませんか?

幸い舞さんの職場の人間関係に問題はないのですから、与えられた時間をどのような気持ちで消化するかを考えてはいかがでしょうか。

単純作業であっても、絶対ミスをしないとか、絶対最高の氣で取り組むとか、自分自身を向上させる手段としてお仕事に向かってはどうでしょうか。

ただ漫然と勤務時間が過ぎるのを待つことほど卑しいことはありません。

みんながみんなやり甲斐のある仕事ばかりをしているのではありません。

舞さんが他の人と比べてご自分のお仕事がつまらないと思っていらっしゃいますが、やり甲斐がありそうなお仕事についている人にだって悩みはあるものです。

その立場になってみないと分からないことがいっぱいあります。

隣の芝生は青く見えるのと同じですね。

お金のために職種を選ばず働かなければいけない時も人生にはあります。

いえ、多くのサラリーマンは案外お金のために歯を食いしばって働いていることでしょう。

さらにやり甲斐のある仕事に熱中出来ている人なんて、ほんの一握りです。

宝くじに当たるようなことだと思っていれば間違いないでしょう。

低すぎますか? この確率。

いえ、そんなものです。

人生って長いから、どこでどんなどんでん返しがあるか分からないのでこんな確率にしました。

それでも働かせてもらえることに感謝して、働ける自分の健康に感謝して、1分1分に感謝の気持ちを込めて時間を使ってみましょう。

感謝はすべての感情を凪にすると私は思っています。
最後にこれだけは言っておきたいことがあります。
やり甲斐とは、どこかにあって辿り着くものではなく、自分の手で創りだして行くものです。
大いに主観的な要素を含みますが、ここだけは間違えないでくださいね。

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コメント

  1. より:

    美風さん、こんにちは。
    丁寧な、記事でのお返事ありがとうございました。

    >その24時間をどのような気持ちで過ごすのかは、大いに個人差があります。
    その積み重ねがその人となりを形成すると思うと、たとえ10分でもマイナス思考では取り組みたくないと思いませんか?

    その積み重ねができていない、と自分でもわかっているので、他の人がうらやましくなってしまっていました。
    多分わたしは、がんばれていない自分がいやだったのです。
    それを、仕事の内容のせいにしてしまっていたのだ、と
    お返事を拝見して気付き、恥ずかしくなりました。

    働くことができて、お給料をいただいているということはとてもありがたいことなのに、
    頭では分かっていたつもりなのに、いつの間にかその気持ちが薄らいでいってしまっていました。
    頭でわかっているだけ、というのは、わかっていないのと同じでした。

    できていないのなら、やるだけ。
    何度も何度でも、くじけずに懲りずにやるだけ。
    なんでも一緒ですね。。

    記事を拝見しながら出勤して、お昼休みの今まで、
    やり甲斐を創り出す、を強く意識して仕事してみました。
    誰がやってもいい作業を、いつもより多く、積極的に。
    やってもやらなくてもいいことも、
    やっても誰に評価されるわけではないことも、
    少し意識を変えると、充実感はぜんぜん違いました。

    今までは、この程度で充実感を持っても意味がない、と思ってしまっていたのですが、
    今日は素直に、気持ちよかったです。

    きっと「この程度の仕事」と思ってしまっていたのがわたしの固定観念だったのでしょうね。。
    この小さな充実感を大切に、自分を向上させるのは自分、と言い聞かせながら、仕事に取り組んでいきます。

    ありがとうございました。

  2. マクロ美風 より:

    舞さん、こんばんは。

    先ほどツイートで今日一日を積極的に頑張ったことを呟いてくださいましたね。
    嬉しかったです。

    >きっと「この程度の仕事」と思ってしまっていたのがわたしの固定観念だったのでしょうね。。

    そうですよ~。
    どんな仕事にも最高を求める姿勢が大事です。
    そこにはプロ意識があります。
    こんな仕事と思った時からもうプロではありません。
    今ではほとんど見かけなくなった飲食店の下足番ですが、それでもこんな仕事と思えば末端の寂しい気持ちでこなさなければなりません。
    しかし、誰にも負けない最高のサービスが出来る下足番になろうと思ったら、そこからプロ意識が芽生えます。
    お給料をもらう以上はみんなプロなんです。
    それなのに舞さんにはそのプロ意識が欠落していたのではありませんか?

    絶対誰にも負けない、舞さんだけの世界を作るつもりでお仕事に取り組んでごらんなさい。
    その優しい気持ちと気働きを長所にして、プロ意識のある仕事をこなすのです。
    その仕事は誰に評価されるとかされないとかではなく、自分のためです。
    自分のためにプロに徹するのです。
    私も中川さんもいつもその気持で働いています。

  3. より:

    美風さん、こんばんは。
    だいぶ前の記事に失礼します。

    美風さん、わたしの周りの仕事の環境、だいぶ変わりました。
    この記事を書いて頂いてからプロ意識、というのを気をつけるようにしていたら
    春くらいから少しずつ流れが変わって来て、2ヶ月前にあたらしいプロジェクトの立ち上げメンバーになりました。

    新プロジェクトといっても仕事の内容がすごく変わったわけではなく
    あいかわらず派遣というよわい立場ですが、
    ふと気付いたら毎日、あぁ、今日もよく働いた、と思うようになっていました。
    それにつれて、だんだんわたしのできること、わたしの仕事の影響が大きくなり、
    新しい仲間や上司にも恵まれ、仕事の時間が充実しています。

    やりがいって、本当に自分で作るもので、
    その立場で、その立場のベストを尽くす、というのが充実感なんだなぁ、と思いました。
    どの時間も、自分の人生の大事な時間ですね。

    わかってくるのがのろのろでお恥ずかしいのですが。。
    それでもこう思えるようになったのは、いつも真剣に伝えてくださる美風さんのおかげです。
    お礼が伝えてくて、過去にさかのぼってしまいました。
    美風さん、いつも、どうもありがとうございます。

    • マクロ美風 より:

      舞ちゃん、おはようございます。

      良かったですね〜。
      手応えを実感できる展開になって私もとても嬉しいです。
      ちょっとした環境の変化でも、それが精神的には大きな弾みになって、もっともっと大きなスパイラルになって行くことが考えられます。
      ぜひ今の流れを維持して、良い波に乗り続けてください。
      いつも応援していますからね。

      古い記事へのコメントは嬉しいものです。
      コメントをありがとうございました。

  4. あやの 49-3 より:

    美風さん、舞さん、おはようございます。

    舞さん、状況の改善おめでとうございます!

    私は就職直前にこちらの記事を拝見して、すごく励みになりました。
    ふと仕事が退屈に思えそうなとき、何度も「プロ意識」そして「働かせてもらえることに感謝」という言葉でよい方向へ意識を変えることができました。
    これからも、忘れずに意識し続けます。

    真っ直ぐご自分に向き合われている舞さんと、的確なアドバイスを記事にしてくださる美風さん。
    どうもありがとうございます。

    • マクロ美風 より:

      あやのちゃん、おはようございます。

      おお、この記事を読んでいてくださったのですね。
      それは嬉しいです。
      日常の光景が当たり前なのではなく、実はとても恵まれているのだと思うことでどれほど物事がスムーズに流れることか。
      良い氣というのは、流れが良いことを含みますので、その辺も意識して過ごされると暮らしのレベルアップがはかれますよ。

  5. より:

    美風さん、おはようございます。
    お返事ありがとうございました。
    こうして働かせてもらえること、ありがたいです。
    意識することの大切さ、教えていただいてありがとうございます。
    いい流れ、乗って行きたいです。

    コメント欄お借りします。
    あやのちゃん、おはようございます。
    おめでとうをありがとうございました。
    あやのちゃんが真剣に仕事や人生に向き合って努力をしている様、
    そして引き寄せていっている様にわたしのほうこそとても勇気をいただいています。
    どうもありがとうございます。

  6. マクロ美風 より:

    舞ちゃんもあやのちゃんも素敵だね!
    お互いに刺激し合える仲間がいるのは幸せなことです。
    頑張ってください!

  7. より:

    美風さん、こんばんは。
    またまた過去の記事に失礼します。
    先日、上記の職場を無事に退職しました。

    環境や人間関係にも恵まれたおかげで仕事に誇りと充実感を感じられるようになり、感謝でいっぱいの退職日でした。
    このコメントをした当時には信じられないことです。

    手前味噌のようでお恥ずかしいのですが
    最後の挨拶回りでは話したことのなかった上の方の上司に
    「誰より詳しくて人の3倍仕事するという噂のKさん!」と
    言われて、とても嬉しかったです。

    記事に書いて頂いたプロ意識や感謝の気持ちを持つこと、やりがいは自分でみつけること、の他にも
    陽性な伝え方をすることや、氣を込めること、
    例えば同じ文でもコピペではなく手書きにすることで
    相手により届くようになったりと
    むそう塾で教えて頂いたことを実感することがたくさんありました。
    改めて、ああ、生き方の姿勢を教えて頂いているのだな、と感じました。

    意識の持ちようで変わることを体験できて、本当によかったです。
    本当にありがとうございます。
    以上、ご報告でした。

    これからもっとがんばります!

    • マクロ美風 より:

      舞さん、こんばんは。

      円満に退職されておめでとうございます。
      このようなご報告をいただけて、とても嬉しいです。
      努力してご自分を変えて行かれた末に、このような結果を残すことができて一つの自信につながりましたね。
      これからもさらに素敵な舞さんになられることでしょう。
      期待しています!

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