中川式車麩のフライ

むそう塾でお伝えするお料理にはアッと驚く料理法が多いのですが、それは中川さんが研究に研究を重ねた結果であり、私が中川式と名付けたくなる所以です。
そんな驚き料理の代表的存在の一つが車麩のフライでしょうか。
マクロビオティック料理ではよく「車麩のカツ」として広まっていますが、私はあえて「車麩のフライ」と呼びたいです。
理由は簡単です。
牛肉や豚肉を使うカツレツとは違い、フライとして独自の美味しさを打ち出しているからです。
材料がお肉と違って野菜の場合は、フライと呼んだ方がしっくり来るのも理由の一つです。
マクロビオティック料理の多くには、名前がもどき料理そのものを連想させることが多いです。
しかし中川さんのお料理は元の料理を超える味を生み出しているので、私はもどき料理の名前は使いたくありません。
中川さんの揚げ物は実に美味しいです。
美味しさの秘密は、料理法が見事に科学されていてロジカルだからです。
幸せコースで1月に登場する天ぷらもそうですが、素材が揚がって行く過程を実に詳しく解説してくれます。
きのうもその解説を聞きながら、改めて男の人の思考だなぁと感心しました。
どんなお料理の本にもあそこまで詳しく「揚げる」ことを解説した本を私は知りません。
あの「揚がる理屈」を知ってしまえば、もう揚げ物が苦手になるはずがありません。
あとは回数をこなして自分に落としこむだけです。
しかし、揚げ物を食べることはしても自分で揚げるのは苦手という人が多いです。
キッチンが汚れるからというのも大きな理由の一つですが、揚げ油の処理も面倒な理由にあげられますね。
中川さんはその辺もよ?く考えて鍋を選び、方法を考えて教えてくれます。
1月に登場する上級幸せコースの「鶏の唐揚げ」は、こんなことを踏まえて伝授されます。
余談ですが、この「鶏の唐揚げ」を習いたいために上級幸せコースに申し込んだという人がいらっしゃるほどです。
これから揚げ物を中川さんから習える人は、間違いなく一生の宝物をいただくことになります。
しっかりと学んで、きちんと復習しましょう。
復習なくして腕は絶対に上がりませんし、教えてくれた人に対しても失礼というものです。
さ、頑張りましょう!

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コメント

  1. 秋乃 より:

    美風さん、こんばんは。
    中川さんに教わった揚げ物論、衝撃の連続でした。
    理系脳とはとても言えないわたしにも、わかりやすく教えていただいて(脳に汗はかきつつも楽しかったです)、「あ~なるほど!」と思った時は本当にうれしかったです。
    中川さんから「頭と身体を同時に使って覚えたことは忘れない」とコメントをいただきましたが、まさにそのとおりだと思います。
    感謝してきちんと練習、がんばります!

  2. マクロ美風 より:

    秋乃さん、おはようございます。

    ね~、中川さんの説明はとても納得できることばかりでしたね。
    普通のお料理本では、絶対あそこまで詳しい理論は書かれていませんよね。
    それらは知っていても本に書かないか、書きたくてもそのスペースをもらえないかのどちらかです。
    でも中川さんは、家でも絶対美味しく作れるように、それらを全部説明して体験させてくれました。
    愛情ですね。
    その愛情をしっかり受け取ってほしいと思うばかりです。

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