アトピーと腸の改善のために

アトピーに苦しむ人があとを絶たない。
私も息子もアトピーで苦しんだ。
二人とも温泉で治した。
しかし、長い年月ののちに、またアトピーは復活した。
要因は沢山あるけれど、ストレスと食事が最大の原因だと確信した。
いわゆるアレルゲン探しをして除去する行為は、大いなるストレスを生むので考えものである。
ざっくばらんにアトピーの治し方を言ってしまえば、「血を整える」ことに尽きる。
アトピーにつきものの痒み。
あれは血が汚れているために起きる現象だ。
血をきれいにするためには、まず腸を整えること。
口で言うのは簡単だ。
そしてその腸を整えるための方法もあらゆる商品が出まわって、怪しい方法までゴロゴロしている。
しかし、私たちマクロビオティック実践者は、腸をいかにして整えるかを知っている。
玄米はそのための強力な食材だけれど、玄米を食べ始めるとアトピーが悪化したかのように感じることがある。
それはいわゆる排毒現象で、玄米に含まれる排出力が働いている証拠だ。
その時に猛烈に痒みが出て苦しむ人が多い。
これは、身体の中に溜め込んだものが血液の中に溶け出てきて、それが全身を駆け巡るからだ。
刻々と場所を変えて皮膚が変化していくさまは、ある意味恐ろしくなってしまい、不安におののく人もいる。
しかし、血や尿や汗や便からそれらが排出されると、今度はアトピーが恢復に向かう。
*   *   *
排毒現象と間違えてならないのは、未消化現象である。
未消化とは読んで字のごとく、食べたものの消化が不完全なのである。
良かれと思って食べている玄米ご飯も、炊き方を間違うとこの未消化現象を引き起こす。
この現象は、食べたものが完全に腸から消化吸収できないまま、血液にのって全身をまわることである。
分子の粗い状態だから腸壁を傷つけ、腎臓での濾過も思うようにいかない。
腸内にはガスが溜まり、それが肝臓にも負担をかける。
同じような食事をしても健康な人とアトピーになる人との違い。
それはひとえに腸の強さ、腎臓や肝臓の代謝の差にあると思う。
おうおうにしてアトピーの人は腎臓が弱いことが多い。
血液の質を改善するためには、このような自分の身体の体質を知って、それに対応した暮らし方や食べ方をすれば良いのだけれど、なかなかそれが実行しにくかったりする。
それは精神面も影響するから。
いかに血液をきれいに保つか。
その一つの助っ人が糠漬けであることは間違いない。
発酵食品の代表格である糠漬けを毎日摂って、アトピーの改善に役立ててほしいと心から思う。
むそう塾は塾生さんのために、糠漬けに関する講座と宅配で、皆さんの腸を守りたいと思っている。

カテゴリー: 中川式糠漬け, マクロビオティックが楽しい♪ パーマリンク

コメント

  1. おはる より:

    美風さん、こんにちは。
    アトピーの復活、環境の変化、
    身に覚えのあることばかりです。
    炎症があると、思考も炎症モードになったりです。
    基本に立ち返って、自分を知って、
    一日も早く、元気になりたいです。

  2. マクロ美風 より:

    おはるさん、こんばんは。

    >炎症があると、思考も炎症モードになったりです。

    よ~く、分かります。
    お仕事があるとつらいですよね~。
    おはるさんの場合は、歯の治療がきちんと終了しなければ、腸が整いません。
    他人の何倍も噛むことで補わなければ、アトピーの改善は望めません。

    ストレスは新しい職場に徐々に慣れることで、少しずつ減ると思いますよ。
    家に帰ったらストレスを発散できる環境が整いつつありますから、これからに期待しましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です