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煮麺から学ぶマクロビオティックの陰陽バランス
連日猛暑が続いていますが、むそう塾生はその中でも煮麺やカレーうどんの復習メールを送ってくれます。
暑い時に熱いものを食べるのは体に良いことです。
特に冷房でガンガン冷やされた体には、冷たい麺より温かい麺の方が体調を崩さないのでおすすめです。
でも、汗をガンガンかいた時には、あの涼麺が絶対悶絶しますよね。
(もう立秋をすぎましたが。)
ところで、煮麺の写真を見ていて思うのは、葱の青い部分が情けないことになっていることです。
もしあのままが実際の出来上がりだとしたら、葱を加熱しすぎですが、おそらく写真を撮るのにモタモタしているのだと思います。
私も教室で写真を撮るときには大急ぎでシャッターを押します。
湯気と闘いながら。
こんな湯気が出る状態で写しています。
葱がピンピンとまだ起きているのが判りますね。
もう少し近寄ってみましょう。
これは13枚目の写真なので、それなりの時間は経っているのですが、まだ葱はしっかりと綺麗な緑をキープしています。
ということは、復習投稿される皆さんはおそらく盛付けがもたついているか、加熱し過ぎか、撮影に時間がかかりすぎということになります。
常々むそう塾ではお料理をする際にスピードを要求します。
特に麺料理は速さが味を決めてしまうので、スピードが命です。
中川さんからは最高に美味しい割合の作り方が伝授されています。
材料も同じならあとは作る人の腕次第ということになりますが、その腕の中にはスピードが入ることを、この際しっかりと認識しましょう。
出汁巻き玉子もスピードが鍵を握ります。
速いというのは、マクロビオティックでいうと陽性なエネルギーが働きます。
ですから、いつも陰性エネルギーにどっぷりと浸かっている人は、美味しい麺料理は難しいです。
このブログでは度々書いていますが、人間は中庸からちょっと陽性寄りがちょうど良いです。
人間関係もね。
物事には落とし所というのがあって、陰陽バランスがうまく調和できる一点(幅を持たせてゾーンでも良い)があります。
自分の気持ちだけで物事を進めると、このゾーンを逸脱して緊張や悲しみや不満が出てきて、ストレスが生じます。
でも人間は自分が正しいと思いたいし、自分のスピードが世の中一般のスピードだと思い込んでしまうのです。
それは独りよがりになっているので、いずれまわりと摩擦を生じるようになります。
それを修正しようと思うなら、落とし所のゾーンまで自分が移動することです。
それは自分では見定められないことが多いので、第三者の力を借りるか、自分を客観視する必要があります。
落とし所には笑顔があって、気持ちの良い空気が流れていますから、このゾーンを知ったらきっと病みつきになります。
お料理からそのゾーンに到達できるなんて素敵でしょ?
さ、きょうも美味しくてドンピシャのお料理が作れる人でいてください。
そのためにはまず心の陰陽バランスを!
環境の陰陽バランスを!
カテゴリー: こころ・想い, マクロ美風の陰陽落としこみ講座
4件のコメント
誕生は死へのカウントダウン 崩壊は完成への第一歩
先日開催した「マクロ美風の陰陽落とし込み講座 各論特集@京都」を受講されたてんこさんから、感想の文章をいただきました。
きちんとWordにまとめてくださっているので、そのまま記事にさせていただきます。
<てんこさんのご感想より>
先日は、陰陽落とし込み講座・各論特集に参加させていただきありがとうございました。
実際の生活に沿ったお話で納得!の連続でした。
私は、人はなぜ陰陽バランスのとれた赤ちゃん時代を忘れてしまうのか?と質問させていただきました。
陰陽バランスが崩れる(変化する)ことはゆらぎの世界で生きる上では必然であると教えていただきました。
人間は生きる事で酸化し続けているという中川さんのお話もありました。
美風さんと中川さんのお話を伺い、人が死に向かって生き続けていることを忘れてはいけないという思いを強くしました。
最近医療を否定する主旨の本をよく見かけるようになり、これが元で不安が増幅している方がいます。
私は読んだ事がありませんが、病院に行くと結果が悪くなる(例えば抗がん剤を投与すると返って予後が悪くなる)という内容のようです。
そういった本を読んで、医療行為に不安を感じる人がいます。
そのような方の多くは、病院にまったくかからないことも不安に思います。
病院に行くのも行かないのも不安。(なんと陰性なことか〜)
でも、病院に掛からない方がいいとう意見の通りにしてみても、病気が勝手に治るわけでも不死身になるわけでもありません。
考えてみると、どんな道を進んでもいずれ人生が終わるという点では同じです。
その点で、病院に掛かるのも掛からないのもどちらも正解とは言えないのではないかと思うのです。
例えば、CTという画像検査がありますが、放射線被爆のリスクがあります。
しかしお腹の中で起きていることやがん患者さんの転移の有無などが分かり、有用な面もあります。
むやみにどんな患者さんにもCT検査を行うとしたら問題ですが、何か症状がある方や他の検査で癌の転移が疑われる方の精密検査として行うなら有害な検査とは言えない、と私は考えています。
一方で、癌が再発しても積極的な治療をするつもりがない方には、再発を発見する目的での検査は必要ないという考えには共感できますので、そのような方には望まない検査はしません。
しかし中には、CTの被爆は怖いし、検査をしないで再発・転移の発見が遅れるのも怖いとウロウロしている方がいます。
ウロウロ心配しているうちに確実に1日分死に近づきます。
CT検査をしようとしまいと、死に向かっている事には変わりありません。
何もかも不安に思う人は、どこかに正解があってそれが見つからないのが不安であるように見えます。
どちらかに進んだら、全てが上手くいくような回答があって、そちらに進みたいと思っているのではないでしょうか。
そんな正解なんてないのです。
どちらに進んでも何らかのリスクは必ず背負わなくてはいけません。
でもそれは絶望ではなくて、そんな中でも人は生を充実させたり成長したりできるという希望と共にあるのだと思います。
中川さんがブログのコメントのお返事に、人間なんて『産膜酵母』みたいなもの、と書いて下さったことがありました。
宇宙の中の自分、長い歴史のなかの自分を俯瞰すれば、その不安なんて『ちっちゃいな〜』って簡単に笑い飛ばせそうですよね。
今回お話を伺って、どうせ人は死ぬんだよ!と投げやりになるのではなく、どんな状況でも『今』を充実させる事が生きる意味なのだと理解して、確実に終わりに向かっている有限な生を大切にしたい、そうできる人になりたいと思いました。
これからもひとつでも多く、無駄なく、美風さんと中川さんから受け取れるよう頑張ります。
濃厚な1日をありがとうございました。
<マクロ美風より>
私がまだ20歳のころ、知り合いの詩人にお子さんが生まれました。
「おめでとうございます」と言葉をかけましたら、意外な言葉が返って来てとても印象に残っています。
「生と同時に死を与えてしまって、実のところ複雑な心境なんだ」とおっしゃったのです。
もちろん彼はマクロビオティックの陰陽を踏まえて発したわけではありませんが、「命」というものを考えるとまさに「生まれた時から死に向かってカウントダウンしていることになります。
詩人ですから、宇宙規模で物事を考えているとそうなってしまうのでしょう。
ですから私は20歳のときからずっと「死に向かって生きている」と意識していました。
それは人生にタイムリミットを設ける意味で非常に有意義な思考になりましたが、マクロビオティックの陰陽で物事を考える時に、まさに核心はこれだと感動しました。
日々私たちは死(陰)に向かって生きよう(陽)として、その陰陽バランスを取ろうとするのが人生だと思うと、なんだか滑稽な感じがするくらい人生が愉しく思えて来ます。
マクロビオティックを知らないで生きることと、マクロビオティックを知って生きることの違いは、こんな点でも歴然とすることでしょう。
ですから私はマクロビオティックに惚れているのですが、この講座でそんなことを共有できて嬉しく思っています。
いつも専門的立場からのご感想をお寄せいただき、たくさん学ばせていただいております。
ありがとうございました。
(マクロ美風の陰陽落とし込み講座 京都会場より)
カテゴリー: マクロ美風の陰陽落としこみ講座
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「マクロ美風の陰陽落とし込み講座」色彩の陰陽と波動を考える
昨日は「マクロ美風の陰陽落とし込み講座 各論特集@東京」を開催しました。
今回は各論特集なので、具体的なお話を並べました。
休憩時間に最前列に座っていた「ちーちゃん」の服装が目にとまりましたので、ちょっとカラー談義をしていました。
色の陰陽五行とのからみです。
彼女はいつもやわらかい雰囲気のデザインと色のお洋服が多いのです。
ご自分でもお洋服を作る器用な腕の持ち主ですが、色をもっとインパクトのあるものにした方が精神的にも陰陽バランスが変わるので、私のスカーフを巻いて色比べをしたのです。
まずは彼女が着ていたお洋服。
最後の集合写真から引っ張ってきました。
カラーその1
やや!
ちょっと大人になったイメージ。
カラーその2
ぐっと華やかになりました!
いかがですか?
この見た目に受ける感じの違いは、自分が接する人への印象の違いに影響するのです。
彼女はお顔は十分に美人さんなのですが、最初の写真ではインパクトが弱いのです。
このインパクトが弱いというのは、結構影響があるものです。
よく、目立たない色の方が安心だからといって、黒やグレーを選ぶ人がいます。
つまり引っ込み思案な性格なんですね。
でも、その引っ込み思案が損をする時があります。
特に異性間ではね。
そんなとき、フッと華やかなお洋服や小物(たとえばスカーフやアクセサリー)を身につけると、何となく気持ちが華やいで来るものです。
それが色から受ける陰陽なんですね。
色には波動があって、その波動が私達の肉体や心に影響するからです。
お洋服から受けた波動は気持ちの変化を招き、それがいつしか行動の変化へとつながります。
そこに波動エネルギーの存在があるわけです。
ですから私はお洋服の色は重要だといつも思っています。
写真の2枚の私のスカーフは、いつもお化粧をしない私の顔の演出に使うためのカラーです。
ハンドバッグには黄色のスカーフも入っていたのですが、休憩時間が終わりになって写真を撮れませんでした。残念。
お仕事が私服の職場の人は、お仕事中の首元と、アフター5の首元をスカーフやアクセサリーのような小物で変化させるのも良いですね。
そんなちょっとしたことが女性らしさを覗かせて、異性の関心をひくこともあります。
とまあ、そんな色彩のことにも時間を割いた陰陽落とし込み講座でした。
各論は楽しい側面がありますが、パターン化して覚えないで、ぜひ応用がきく実力を備えてほしいと思います。
そうすると陰陽を自由自在に操って実力を存分に発揮し、あるいは実力以上の処理を可能にしてくれます。
つまり、刻々と成長することが可能になるんですね、
そう。
人間は死ぬ間際まで成長出来るんです。
死の淵にあっても変わることが出来るのです。
たったひと言を発することによって相手を変えることが出来るのです。
そんな生き切り方をしたいと思いませんか?
そんな人生のために、心を込めて陰陽落とし込み講座をさせていただきました。
皆様のなんらかのお役に立てていただけたら嬉しいです。
カテゴリー: マクロ美風の陰陽落としこみ講座
2件のコメント
「マクロ美風の陰陽落とし込み講座@京都」へのお返事集
「マクロ美風の陰陽落とし込み講座@京都」の3回目が終わってから半月が経ちました。
より陰陽の感覚を伸ばしておられるかた、足踏みをされておられるかた、それぞれですが、間違いなく言えるのは「続ける」ことが理解を深めるということです。
これは何事においても共通していて、「継続は力なり」を実感します。
本当は毎月落とし込み講座を開催したいくらいですが、皆さんのご都合もおありでしょうから、少しでもこうしてブログからでも陰陽の考え方を発信できたらと思っています。
記事にいただいたコメントのお返事ができないままでしたので、こちらで一本の記事としてお返事をさせていただきます。
新たな陰陽の勉強になることを願って。
<じゅん子さんへ>
>私にとっては「暮らし方、生き方の落とし込み講座」になりました。
マクロビオティックはそもそも「実用弁証法」として、机上の空論ではなく実生活で使われることを前提にした考え方です。
それなのに食べ物のことばかりがクローズアップされてしまっているのが現状です。
あくまでも食べ物は手段に過ぎず、目的ではありません。
ですから、じゅん子さんが感じておられるように、「暮らし方、生き方の落とし込み講座」で良いのです。
私はそれを狙っていたのです。
>あとは、やるかやらないかだと思うのですが限界を決めずに挑戦してみます。
「限界を決めずに」というのがいいですね〜。
期待しています!
<あこさんへ>
>陰陽とは、宇宙の法則とは、ととてつもなく大きなテーマでしたが
身近に感じる所に当てはめてみました。
そうなんです。
身近なところから陰陽の特徴に気づけば良いのです。
そのための落とし込み講座でした。
<マメコさんへ>
>〝健康の七大条件〟の眠ることについて、ハッとさせられました。
睡眠については色々な情報がありすぎますが、単純に考えるとあのようになります。
みんなお顔が違うように睡眠時間も人ぞれぞれで異なりますが、肝心なのは「どんな目覚め方をしているか」ということです。
そこを意識して眠りを見直してみましょう。
寒くなっても布団からパッと出られて、二度寝をしない眠りができているか?
パッと起きて「やりたいことがある」日々なのかどうか?
そこが大事ですね。
>何に対してもカチコチになってないで、弾力のある心を持ちたいと思います。
そうそう。
弾力こそが陰陽です。
楽しく陰陽を実感なさってください。
<香華さんへ>
>陰陽ってシンプルでとてもダイナミックですね。
そうなんです。
陰陽ってミクロからマクロまで説明出来る視点です。
だからこそダイナミックなものまで包含できるんですね。
世の中には複雑な情報が出回りすぎているので、シンプルな視点で情報を見分けられたら不安が減ります。
そんな精神面での効用がかなり大きいですよ。
小さな陰陽からでも結構ですから、日々に転がっている陰陽をお楽しみください。
楽しく理解するのが一番です。
<てんこさんへ>
>完璧にしてきちきちに生活することはそこに無理にとどまってしまうことになって、ゆるやかなリズムを失ってしまった状態なんですね。
>なるほど~と納得でした。
講座でもお話ししたように、私は大きな意味での完璧なんてないと思っています。
小さな意味でも完璧というのはごく少数です。
仕事上や自己満足としての完璧はありますが、陰陽バランスとしてみれば、それは一瞬の完璧なのだと思います。
すべてはゆらぎの範囲内ですね。
私たちは相手のある社会で生きているのですから、自己満足ではいけないと思うのです。
常に相手のことを考えて、そのうえでの自分を最大限に活かすことが、一番障碍を少なくする物事の進め方ですね。
そして満足感も大きいです。
>子供には子供のリズムがあり、そこに手をいれようとすることには無理があり、ご法度なのですね。
>でも行き詰った時には手を貸すよ、と見守るのが出来ることなのでしょうか。
一番の違いは子供は成長しつつあるということです。
親から見たらどんなに不満なことでも、子供はまだ知らないのです。
これから体験をしながらそれらを知っていくのです。
ですから親がするべきことは、子供のリズムを乱さないことでしょうか。
よく言われることですが、「目をかけて手をかけない」は真実でもあります。
しかし思春期になると、目をかけることが子供の負担にならないようにするべきですね。
この頃までに子供と親との信頼関係が築けていれば、「氣をかける」くらいがちょうど良い感じです。
大人になろうとする子供のエネルギーを、よどみなく開放してあげるためにもね。
<子象さんへ>
>上手に緩急をつけながら、今日の精一杯にチャレンジし、自分の可能性を広げたいと思います。
物事って同じモードでこなしているとだんだん効率が落ちてきます。
ですからそこにショック的に異なるモードを入れます。
そうすることによって、それが刺激になってまた効率が上がって来ます。
一日も、人生も、そんな感じなんだと思うのです。
変わらずずーーっと一本調子って、ちょっと面白くないかな?
不良の私はそんなふうに悪魔のささやきをします(笑)
<愛さんへ>
>今まで、目が外へ外へと向い、いろいろなことが中途半端になってきましたが、家族とか住空間とか日々の暮らしの中ですべきことが沢山あるなと改めて感じています。
学校教育の延長で社会に放り出されると、目は自然に外に向かいますね。
知識偏重と競争の疲れる社会です。
今は昔と違って情報量が半端じゃないので、よけい振り回されてしまいます。
でも、どんな時代にあっても人間の心はそんなに急激な変化はしていません。
ですから、自分の暮らしや家族といった最小単位を心満ちたものにすることが不可欠です。
最小単位が安定して初めて次なるステップに進めるのです。
これが陰性でない生き方ですね。
ご参考になさってください。
<ゆきこさんへ>
>自分の遠い昔の子育てや人との関わり方等を振り返ってみると、「無双原理の12の定理」の8や11がすーと入って来ました。
落とし込み講座ではマクロビオティックが初めてという方もいらしたので、そのような人達でも無理なく陰陽が理解できるように心がけました。
ですから、ゆきこさんが無双原理を嫌いにならないで良かったです。
じゅん子さんへのお返事で書きましたように、マクロビオティックは実用的な考え方なので、人生経験の豊富なゆきこさんは、お若いかたより頷けることも多いかと思います。
これからも一緒に陰陽の世界で楽しんでみましょう。
<おはるさんへ>
>回を重ねるごとに、陰陽はシンプルで筋道が通っていることが染み渡り、現実世界の中にすでにあるものだと感じました。
私がいつも言っているように、「マクロビオティックとは特別なことではなく、すでに連綿と存在していることなのだから、そのことに気づくだけ」ということを再認識していただけたかと思います。
今はたまたまマクロビオティックという言葉で表現していますけれど、昔の人達はそんな言葉も使わずに「あたりまえ」として暮らしの中に溶け込んでいたのだと思います。
そんなことを陰陽という2つの視点で気づき直してみるというのが落とし講座の目的でもありました。
どうかおはるさんの迷いや悩みが減ってくれますように。
<好さんへ>
>「環境を変えなければ、
>体調は好転しないよ」って言われた事があるのですが、
>もっと出来る事がある!って、気付きました。
陰陽の中でも環境の陰陽は一番大きな問題です。
自分で能動的に陰陽を調えたとしても、環境の陰陽がグチャグチャだと焼け石に水状態ですから。
反対に環境の陰陽が調っていると、自分ではかなりいい加減な状態でも救われてしまいます。
そのくらい大きな影響力をもつので、私は環境を調えることを皆さんにお伝えしています。
一口に環境といっても内容が多いので、身近なところから大きなところへ進んでください。
大きなところはチャンスがあれば到来します。
<麻莉さんへ>
>いつもいつも100%を求めて自分が苦しくなっていたので、今回お話を伺って肩の力が少し抜けました。もう少し周りの方の力も借りて、もう少し軽やかに生きていきたいなあと思います。
100%を目指すことは大事です。
特に仕事においては100%が要求される場面が多いです。
それでも何か欠けてしまうことがあります。
だから私は完璧は少ないと言い切っているのです。
それがきっと麻莉さんは許せないのだと思いますが、自分が目指すことを他人にも求めないでくださいね。
人にはそれぞれの進歩があるので、その人のペースで進歩するのが良いと思うからです。
それがその人の陰陽なんですね。
仮に仕事は完璧にこなせても、人生の完璧はあり得ないでしょう。
それは相手のあることだからです。
それほど人間相手は難しいです。
だからこそ、人間関係の陰陽を身につけましょう。
その一歩としてお名前を変えられましたね。
やわらかな印象のこのお名前で、多くの人に愛されてください♡
あなたのそのチャーミングな笑顔そのままに。
<ますますさんへ>
>物事全て陰陽といつも
>言って頂いてましたが、
>今まではピンと来ませんでした。
そうなんでしょうねぇ。
学校で習わなかったことって、どこかで排除してしまう癖がついているのだと思います。
人一倍頑固なあなたゆえ、新しいことに手を染めるのは大いなる勇気が必要なのだと思います。
でもあなたは間違いなく健康に向かっています。
ご両親様も以前よりずっと良い体調になってきました。
この事実から陰陽を学ばない手はありませんね。
今までは頭で学ぼうとされた人生だったと思いますが、事実から学ぶことも選択肢の一つに入れられたら生き方が楽になると思いますよ。
学ぶと言っても陰陽を知ることは楽しいことなので、これからも一緒に陰陽を勉強しましょう。
<ふみよ丸さんへ>
>無双原理の世界観が、哲学よりずっと好きになりました。
きっと大学で習った哲学より、もっと生活に密着した見方ができるのではないでしょうか?
常に現実の生活から目をそらさず、それでいて人生に夢を託せるマクロビオティックの考え方は、きっとあなたに最も必要なものです。
マクロビオティックに照準を合わせて生きてみると、今までの疑問が氷解したり、人間関係がスムーズになったりと、色々な動きが出てきます。
もしそれらの動きがまだならば、それはまだまだ今までのあなたが優先されているということですね。
これから「実用弁証法」の凄さに驚いてください。
<直さんへ>
>日々は、ずっと続いていき、その連続を幸せなものになるように、コントロールしていくことが大切なのだ、と考えました。
そうですね。
しっかりと受け取れていますよ。
そのコントロールの基準にマクロビオティックを据えるととてもわかり易くなります。
>明日、わくわくと目を覚ませるように、常に未来のことを前向きに考えていくことが、ひとつのポイントになるのではないか、ということが私の得たことです。
目覚めから即行動へ!
それはその前(前夜)の眠りにつくときまでの一日の過ごし方が鍵を握ります。
不満を残さない生き方が潔くさわやかな目覚めを運んで来てくれます。
昼間の自分を観察しながら、「明日の朝心地よく目覚められるかな?」という視点でチェックしておくといいですね。
そんなちょっとしたことが大きな安心を生み出します。
<ちる♪さんへ>
>これからは地に足をつけて、「今置かれている状況での最大限を100%」とし、感謝の気持ちを持って、諦めることなく楽しみながら生きていこうと思います。
「ベストを尽くす」という言い方がありますが、これも「今置かれている状況下での最大限」ということと同じですね。
完璧主義はうまく行けば達成感がありますが、そうでない場合は自分も周りの人も不完全燃焼に導きます。
不完全燃焼は多くのススを発生して良いことは何もありません。
でも毎日ベストを尽くして終えられたら、そこには爽やかな達成感が残ります。
マクロビオティックはそれを提案しているんですね。
それを陰陽のバランスという視点で確認することが出来ます。
>3回の講座とも、美風さんの実体験や、皆さんの質問に対するツッコミのような回答に笑うことが多くて、とても楽しく学ばせてもらいました。
お、そうなんですね(^^)
毒舌が過ぎていなかったでしょうか?
そんな時にはどうぞツッコミ返してください(笑)
<ののかさんへ>
当初は3回の受講が危ぶまれていましたが、結果として3回受講することが出来てホッとしました。
それは単に受けられたということではなく、「目的を達成するために時間がうまくまわってくれた」結果だからです。
マクロビオティックではこのことをとても重要視します。
最初は綱渡り状態でセーフだったものが、そのうちに気がつくと、余程のことがない限りいつもセーフになるのが普通になることを目指します。
そういう段階になって初めて「すべてが上手くまわって行く実感」が得られます。
アクシデントというのはそんなにそんなに起きるものではありません。
これからは、いつも「氣」がうまく流れている日々が実感できるようになってください。
<麗可さんへ>
>過去を振り返ると宇宙の秩序に反した事ばかりしていました
>陰陽は身近で自由で楽しいものなのですね
>お陰様で毎日がとても楽しいです
過去の麗可さん=泣いてばかりいた。
今の麗可さん=笑ってばかりいる。
その理由は宇宙の秩序と結果的に近づいて来たからです。
まだまだ山積みの課題はありますが、それは理想を含めた課題であって、心根の部分ではとても素晴らしい陰陽を育てつつあります。
その調子でしなやかな陽性を目指してください。
<最後に>
皆さんにまとめて記事としてお返事をさせていただきましたが、他のかたへのお返事でもご自分にあてはまるものがたくさんあります。
特にマクロビオティックの総論部分は、しっかりご理解いただきたいので、こうして一覧性をもたせました。
総論部分は各論を理解するために必須のものです。
年が明けましたら各論特集を開催しますので、そこでより具体的な総論の当てはめ方を練習しましょう。
では来年!
(宝泉 京都)
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「マクロ美風の陰陽落とし込み講座@京都」(3)が終わりました
昨日で「マクロ美風の陰陽落とし込み講座@京都」の3回目が終了しました。
東京と合わせて6回の予定がすべて滞りなく終えられたことに、感謝を申し上げます。
陰陽を実生活で身近に感じられるようになってほしいというこの講座の目的はどの程度達せられたでしょうか?
昨日、「マクロビオティックって実践弁証法なんですね。私、桜沢先生の本が好きになりました!」という塾生さんがいました。
マクロビオティックと彼女のお仕事が結びついたようです。
また、次のような感想が中川さんのブログに寄せられました。
>遠いところの話と思っていたのが、身近なところに広がっている話だと気付くことが出来ました。
>日々の生活に活かしていきたいと思います。
こんなふうに受け止めていただいたことがとっても嬉しかったです。
これがこの講座の趣旨でしたので、そのまま素直に伝わってホッとしました。
まだまだ具体例で陰陽を感じる練習をしたいので、1回だけ「各論特集」を開催したいと思います。
来年の2月頃になるかと思いますが、マクロビオティックを生活に活かし、迷いや悩みを払拭した快晴の人生を送ることが出来るように、最後のひと押しをしてあげたいです。
後日日程を発表しますので、お待ちくださいね。
なお、疑問点などがあれば、ご遠慮なくメールをください。
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