ブログ内を検索する
-
最近の投稿
- これから開催予定の講座案内(2025.7.4現在)
- 再開催ご希望講座一覧(2025.7.4現在)
- チャンスを活かす生き方の塾生さん
- 薬を飲むようになると寒さに弱くなる 夫の場合
- 2025年度各コースのお申込状況(2025.7.1現在)
- 「鱧の骨切り特訓講座」が無事終了しました
- 「マクロ美風の陰陽五行説講座 第2回」空席のお知らせ
- 中川式糠漬けがめちゃくちゃ美味しい! 瑠璃茄子のこと
- 夫が飲んでいる薬の数々 早くやめられますように
- 降圧剤と柑橘類のフラノマクリンはどこまで考える?
- 「2025年度 第6期 自由人コース1」課外授業のご連絡
- 京都 梅園へ Xiaomi 15 Ultraの画像に感動!
- 「四毒抜きのすすめ」 吉野敏明著
- お料理ができる人は幸せが多くなる 晩年は特に!
- お弁当投稿の今後はいかに? 終わりは始まりにつながる
- 夫の病気のこと 「お宝さんDIRECT」と「すきまクラブ」のこと
- 第332次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します
- 「おうちレストラン 第2弾」開催のご案内 受付も開始!
- 「おうちレストラン 第2弾」のメニューが決まりました!
- カニを食べていないのに蟹アレルギー?
- 「第7回 小豆絹玄米ごはんの炊き方教室(少量炊き含む)」開催のご案内
- 南海トラフ地震が「30年以内に80%」の確率は間違いの可能性
- 「第6回 小豆絹玄米ごはんの炊き方教室(少量炊き含む)」開催のご案内
- 鉄火味噌が出来上がりました 節多めと筍入り
- オレンジ色のブラウスがお似合い!
- 2025年度の7クラスがスタートしました
- 「2025年度(第17期)幸せコース」開講のご案内
- 梅雨時には室内も体内も湿度コントロールを!
- 久しぶりの富士山と田んぼ
- 「琵琶湖疏水施設」が国宝指定に!
最近のコメント
- チャンスを活かす生き方の塾生さん に マクロ美風 より
- チャンスを活かす生き方の塾生さん に おかめ より
- 京都 梅園へ Xiaomi 15 Ultraの画像に感動! に マクロ美風 より
- 京都 梅園へ Xiaomi 15 Ultraの画像に感動! に なかがわよしひろ より
- お弁当投稿の今後はいかに? 終わりは始まりにつながる に マクロ美風 より
- お弁当投稿の今後はいかに? 終わりは始まりにつながる に おたに より
- お弁当投稿の今後はいかに? 終わりは始まりにつながる に マクロ美風 より
- お弁当投稿の今後はいかに? 終わりは始まりにつながる に 京子 より
- お弁当投稿の今後はいかに? 終わりは始まりにつながる に マクロ美風 より
- お弁当投稿の今後はいかに? 終わりは始まりにつながる に おはる より
- 第332次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します に マクロ美風 より
- 第332次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します に Ya より
- オレンジ色のブラウスがお似合い! に マクロ美風 より
- オレンジ色のブラウスがお似合い! に kyoro より
- 盛り付け上達への道 美しい盛り付けは芸術品と同じ に マクロ美風 より
- 盛り付け上達への道 美しい盛り付けは芸術品と同じ に おはる より
- 一型糖尿病ですが結婚できました! に マクロ美風 より
- 一型糖尿病ですが結婚できました! に AZ 83-1(かよ) より
- 一型糖尿病ですが結婚できました! に マクロ美風 より
- 一型糖尿病ですが結婚できました! に Om67-1 (ゆきこ) より
- 一型糖尿病ですが結婚できました! に マクロ美風 より
- 一型糖尿病ですが結婚できました! に N より
- 塾生さんから届いたうれしいこと クラスメイトに感謝 に マクロ美風 より
- 塾生さんから届いたうれしいこと クラスメイトに感謝 に おはる より
- 塾生さんから届いたうれしいこと クラスメイトに感謝 に マクロ美風 より
- 塾生さんから届いたうれしいこと クラスメイトに感謝 に ひろこ(99−1) より
- 「おうちレストラン 第2弾」を開催します! 開催日追加 に ここ より
- 「おうちレストラン 第2弾」を開催します! 開催日追加 に マクロ美風 より
- 「おうちレストラン 第2弾」を開催します! 開催日追加 に ここ より
- 四毒抜きもマクロビオティックも極端はほどほどに に マクロ美風 より
カレンダー
アーカイブ
月別アーカイブ
- 2025年7月
- 2025年6月
- 2025年5月
- 2025年4月
- 2025年3月
- 2025年2月
- 2025年1月
- 2024年12月
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年5月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2009年2月
- 2009年1月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年9月
- 2008年8月
- 2008年7月
- 2008年6月
- 2008年5月
- 2008年4月
- 2008年3月
- 2008年2月
- 2008年1月
- 2007年12月
- 2007年11月
- 2007年10月
- 2007年9月
- 2007年8月
- 2007年7月
- 2007年6月
- 2007年5月
- 2007年4月
- 2007年3月
- 2007年2月
- 2007年1月
- 2006年12月
- 2006年11月
- 2006年10月
- 2006年9月
- 2006年8月
- 2006年7月
- 2006年6月
- 2006年5月
- 2006年4月
- 2006年3月
- 2006年2月
- 2006年1月
- 2005年12月
- 2005年11月
- 2005年10月
- 2005年9月
- 2005年8月
カテゴリー
- 講座のご案内・連絡事項 (1,178)
- 新しいむそう塾 2022年 (28)
- 料理は呼吸と同じ (24)
- うれしかったこと (190)
- 玄米の炊き方講座 (213)
- お弁当の想い出 (6)
- 京料理人 中川善博の動画 (82)
- ワーママさんの応援 (4)
- 京都やマクロビオティックのことなど (206)
- 塾生さんのメールから心に響いたこと (82)
- むそう塾 パスポート発表 (203)
- マクロビオティックの指導現場からシリーズ (424)
- むそう塾スタイル (51)
- マクロビオティック京料理教室 むそう塾 (1,184)
- 食べたもののようになる (106)
- 料理人 中川善博の陰陽料理 (173)
- 中川式糠漬け (268)
- 中川式出汁巻き玉子 (24)
- 中川式鉄火味噌の体験談 (25)
- 幸せコース感想文 (36)
- マクロビオティックが楽しい♪ (3,575)
- 子育て・野口整体・アトピー (306)
- 男子厨房に立つ (17)
- 新型コロナウイルス (133)
- からだ (557)
- こころ・想い (529)
- 食べ物あれこれ (331)
- マクロ美風の陰陽落としこみ講座 (17)
- マクロ美風の家事アドバイス講座 (379)
- 陰陽ひとり立ち講座 (93)
- マクロビオティックの陰陽で考えてみよう (114)
- 体験談 (132)
- むそう塾の雰囲気(塾生の体験談を含む) (70)
- マクロ美風の体験的マクロビオティック (78)
- マクロビオティックと歯科治療 (24)
- 桜沢如一先生の陰と陽 (9)
- 本の紹介 (116)
- プロが個人指導するマクロビオティック陰陽弁当 #musobento (90)
- その他 (192)
- 「おしゃべり陰陽cafe 」 (11)
- マクロビオティックわの会 (9)
- 大森英櫻・磯貝昌寛 (8)
- 中川善博の入院日記 (12)
- HP記事更新のお知らせ (9)
macro88のtweet
-
「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ
「玄米は健康か不健康か」内海聡先生の記事より
むそう塾がずっと追求していることが、図らずも第三者の言葉で語られていてとても嬉しかったので、記事にさせていただきます。
Facebookでもシェアさせていただきましたが、もっと多くの人に玄米のことを正しく知ってもらい、紛らわしい情報に翻弄されないようにしてもらいたいと思います。
フィチン酸のこともアブシジン酸のことも、すでに独自に調べてむそう塾としての結論も出ています。
それにしたがって授業を展開してきましたので、塾生さんは今までどおり安心して「美味しくて健康に良い玄米ごはんとお料理」を召し上がっていただければ嬉しいです。
むそう塾を始めてからずっと考えていたこと。
それはすでにあるマクロビオティックや健康法の盲目的な受け売り屋にならないことでした。
もちろん相手の中川さんは、「ならでは」を追究して生きておられる人ですからそんな心配はありませんが、さらに二人とも「体験したこと、あるいは経験上間違っていないと確信がもてること」しか発信しないスタンスを貫いて来ました。
そうして今のむそう塾のカリキュラムがあり、「え? これがマクロビオティック?」というようなお料理もあるのです。
幸いにして「マクロ美風の陰陽落としこみ講座」でその辺のところをお伝えする機会もできましたので、改めて私の言葉で語らせていただきたいと思います。
まずはそれらの機会に接することができない方々のために、内海先生の記事をご紹介します。
* * *
玄米は健康か不健康か。
この議論はよく行われているようですが結構ばかばかしい限りです。栄養学者とか医者が玄米は体に悪いとよく言っていますが(もちろんいいといっている栄養学者や医者もいますが)、これはある意味において正しいものの、結局は何も知らないことの証でしかありません。まったくなんでここまで医者ってクズなんだろう?
まず玄米批判に関してはいくつかの論点があります。一つは農薬、一つはフィチン酸もしくはアブシジン酸、一つはミネラルや栄養、一つは菜食主義になります。順に説明していきます。
以前生物毒の話を書きましたが、これは玄米にも当てはまります。ほかの穀物として代表的なのが大豆になります。以前も大豆の問題点と食べ方について書いています。簡単にいうと大豆をそのままとりすぎるのはよくない、だから発酵系の大豆食品ばかりなのだと。つまり生物毒というか身を守るために活躍している因子がフィチン酸でありアブシジン酸です。これらは実際、立派な生体毒です。
この話が発芽玄米のほうが良いという話につながっていきます。つまり水にさらされ芽を出そうとすることにより、フィチン酸は変化し毒性が薄れるという理屈です。これは部分的には正しいのですが、一説によるとこれ自体が間違いであるという話もあります。発芽により解毒されるのは一部分であって、根幹はそちらではなくフィチン酸とフィチンの差も理解できていないからという考え方です。前者はミネラルを奪いますが、後者はすでに結合状態で体内からミネラルを奪ったりはしません。フィチンによるミネラル欠乏説は古い説を基本としており、現代において問題が指摘されています。ただ部分的には正しいところもあるので、それを加味して考えねばならないということです。
もう一つ注意しなければならないのが農薬です。古代の玄米は農薬など加味されていませんでしたが、現代の米には農薬が含まれやすくなっています。これは当然指摘されるべきで、この点をクリアしなければ現代的に玄米がいいと一概には言えなくなります。
玄米自体には多くの栄養素が含まれている、これには間違いありません。それに引き替え白米は粕の言葉通り多くの栄養素が欠乏しています。それにGI値の問題が玄米と白米の差では考慮されるべきですが、ほとんどの玄米悪者論ではその話が出てきません。これは非常にナンセンスで、ある種の誘導になっています。放射能防御に玄米が使われたのも、玄米だけでなく味噌汁やごま塩との相乗効果であることを見抜かなければ、意味が分からなくなります。そんなことも無視して医者が白米がよいなんて、アホすぎるを通り過ぎてます。
ここまで書いたことは玄米だけ食べていればいいということではないのです。現実的に菜食主義は栄養欠乏に陥りやすくなります。これはこれでまぎれもない事実であり、副食や魚、場合によっては肉なども含めて栄養素を考慮した方が本当は良く、かといって現代の肉食には現代的別問題(抗生剤、ホルモン剤その他)も考慮しなければなりません。それに引き替え医学者というのは単体論で考えるのが身に沁みついているので、たとえば玄米であれば玄米だけで考える風潮があります。
ということでキチ○イ医の結論として、玄米には健康食として重要な意味があります。ただ、最低限農薬の問題をクリアーし、玄米の炊き方(これは豆の利用法と概念は同じ)を知っていて、かつ菜食主義の弱点を知っていて副食との絡みを理解していること、これがあって玄米は初めて現代の不健康に対して一つのアンチテーゼとなります。納豆だってそれだけ食ってりゃバカになるというものなのです。
転載おわり
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾
コメントする
マクロビオティックを理解するために 課題図書の感想文より
むそう塾の幸せコースでは座学の授業がありますが、最初に課題図書を読んでその感想文を提出してもらいます。
それはマクロビオティックを正しく理解するための導入部分で、この感想文提出のおかげでマクロビオティックに対する間違った認識を修正することができるからです。
今年の場合は6月に急にできた空席をNaさんが埋めることになり、2回目の授業から出席して必死に桂剥き投稿に挑んでくださいました。
その桂剥き投稿もやっと終わって、直ちに課題図書を読んで感想文を送ってくださいました。
その内容がとても素晴らしく、100点を差し上げたいくらいの出来ばえでした。
マクロビオティックを正しく理解してくださったようで一安心です。
彼女は某マクロビオティック指導校の通信教育を受けられていたのですが、そこでは陽性で締まっている体調と判断されて、もっと陰性な食事をするように指導されていました。
しかし、彼女は具合が悪くて寝込むことも多く、仕事ができない状態です。
一目で陰性状態だと判断できるほどだったので、鉄火味噌を上手に作れるようになったIsさんに頼んで、Naさんに鉄火味噌を送ってもらいました。
その鉄火味噌に救われてNaさんは何とか台所に立って桂剥きを完走することが出来ました。
マクロビオティックの一番危険なところは陰陽判断を間違うことです。
それを防ぐためにむそう塾では基本中の基本をしっかり身につけて欲しくて、お料理とは別に座学の時間を設けています。
実際の生活で使いこなしてこそマクロビオティックは活きてきます。
Naさんの感想文には私が伝えたいことが網羅されています。
8月4日から始まる「マクロ美風の陰陽落としこみ講座」では、その陰陽を日常生活の中でいかに具体的に気づき使いこなせるかに焦点を当てて解説します。
お楽しみに♪
* * *
<Naさんの感想文より>(原文のまま)
私が課題図書を読み、中でも特に思いが強かった事柄について
3つの章立てで 記述していきたいと思います。
1.マクロビオティックとは
マクロビオティックを知りむそう塾と出会うまで、私はマクロ
ビオティック=食事法だと思っていました。
しかし、マクロビオティックを実践するという事は、宇宙の秩序
に沿った生き方をすることであるという事を知りました。
ではその宇宙の秩序とは、記述によれば、無限から陰陽の二極が
生じ、この陰陽両極が絶えずぶつかり合いながら螺旋を生み、
陰陽正反対の動きを繰り返しながらバランスを取っている。
すなわち我々地球上に存在するものはすべて、人間であれば
頭のてっぺんから足の先まで、拡散の方向へ働く力・性質−陰と
収縮の方向へ働く力・性質−陽の動きを繰り返している、と
読み取りました。
この宇宙の秩序、すべての存在が陰陽を絶えず繰り返している
ことを理解し、陰陽で物事を考えて暮らしていくという事が、
マクロビオティックを実践していくことだと、
私はこれらの本から理解しました。
人間は食事を摂らなければ生きていけないですし、食べたもので
体がつくられる、血液の質が左右されることから、陰陽を
踏まえた食事法が重要ですが、マクロビオティックにおける
食事法はそれ自体が目的ではなく、健康を手にするための方法
であり、食事法に限定されるものではなく、生き方の指針である
と改めて思いました。
健康を手に入れて自分が幸福だと思う人生を
歩んでいく事、そこに自分がマクロビオティックを実践して
いく大きな目的があると思いました。
2.食事について
先程、マクロビオティック=食事法と認識していたと
書きましたが、その食事法とは、玄米(全粒穀物)を主食とし、
すべての食材を陰陽どちらかに分類し、調理法も考慮して
男性なら陽、女性なら陰の食事を心がけるもの、との認識でした。
この認識では、陰陽を物差しで考えていて、絶対的なものと
とらえています。しかし、陰陽は絶えず入れ替わり、相対的な
ものでした。すべてのことは変化する、絶対の陰と陽は存在
しない・・細胞は日々生まれ変わり、地球は回り続けて
全く同じ日が訪れることはなく、
それらを思えば陰陽が絶対的ではないとわかりそうな
ものでした。
しかし、どうしても知識として覚えることに重点をおいて
しまい、自分で体験し、体感していく事がおろそかになってしまう、
上手でないところが著しい偏食につながっていたと、今では思います。
(これは、現在の日本の教育そのものですね・・受験勉強の
ための知識偏重で、体感し学習する機会は与えられません。)
絶対的な陰・陽にとらわれていることで、だんだんと
自分の体の状態も正しく理解できず、「陰性を心がけて
いるはずなのに、どうして具合がよくないのだろう?
もっと陰性が必要なのだろうか?」となってしまい、
悪循環に陥っていました。
しかし必要なのは調和を求めること、陰性に偏らず、
陽性に偏らず、常に中庸になることにつとめることで、
そのためにむそう塾の(中川さんの)陰陽料理が重要で
あるとわかりました。
また、どうしても頭で考える癖が抜けず、己を知らず
無理をして体調を崩す傾向がある自分にとって、
健康の七大条件に自分の状態を照らして、日々の生活を
送り、振り返ることが必要だと思いました。
日々のお便りをきちんとチェックするとか、朝すっきり
目覚められるかどうかとか、そういったことも
おろそかにしてきたんだな、とこれまで(むそう塾に
出会うまで)の生活を改めて思い出しました。
結婚し出産してからの生活は、働いてはいたものの、
出来合いのものは味が好きではないので料理はしていました。
しかし、忙しいからと味噌汁は作らない、調理の時間を
短縮するために、自作の冷凍食品を仕込んで電子レンジを多用する、
(息子が離乳期のとき、おかゆをたくさん作って小分けにして
冷凍、食べさせるときはチンしていました。
今考えると恐ろしいことですが、時短テクという名で
子育て雑誌に書かれているのです。)
焼きさんまを出しても大根をおろすのが面倒だから添えない、
栄養満点と思い夕食は肉と魚両方のおかず・・
など、知らないことは恐ろしいことだと、今では思います。
これで体を壊したという事は、自然に沿った暮らし方を
してほしいという体からのSOSでした。
子供や夫に大きな不調が起きなかったことが救いです。
「『炊事する時間と、ご飯をゆっくり噛むひまがない人』は
幸福になれる見込みはありません。」という言葉は自分を含む
多くの現代人にとって重要な言葉ですし、
母親として「親は子供に対して、常に医者であり、台所の家庭薬局の
薬剤師でなければならない」という言葉は肝に銘じる必要が
あると思いました。
3.女性として生まれたことの意味
以前の自分は、フェミニズムや、ジェンダーフリーと
いった思想に大いに同感していた時期がありました。
極端に、自分の女性性を否定し、性的な役割(女は家庭、
男は仕事といった)を時代遅れと思い、男性並みないしは
それ以上に働いて稼ぐべきであると考えていました。
これは、受けた教育と、育った環境によるところが大きいと
思っています。
女性を家庭役割に縛りつけることが悪、という思い込みが
あったのです。
これは、最近まで少なからずそう思っていました。
男社会の、またほとんど男性ばかりの職場で男性と
同等に働き、夫とほぼ同じ収入を稼ぎ出すことが、
自分のアイデンティティを支えるのに重要なことだった
のです。
最近は、イクメンという言葉も流行っており、
幼い子供をもつ(主に共働きの)夫婦にとって、
「父と母の役割は、父が子に母乳を与えられない以外は
同じである」という認識が急速に広まっています。
しかし、自分が子供を育てていくうち、また会社で
少なくない数の女性が女性機能の不調を訴えている
(自分も含め)のを耳にするうち、男女の役割が
全く同じであるという事はないのではないかと、
これまでの自分の考えや、広まりつつある上記のような
通念に疑問を抱き始めました。
(男性も育児に参加することは、重要であると思いますが)
そして、その疑問に対する一つの回答が課題図書に
ありました。
男女がこの世において担う役割が全く同じであるなら、
「男」と「女」という別の存在である必要はないはずです。
それぞれがもつ能力と役割に違いがあるから、天は
人間(生物)を男と女に分けたはずです。
男性は、主に天のエネルギーを受けた「陽」の存在、
女性は、主に地のエネルギーを受けた「陰」の存在で
あり、陰陽二極の力が引かれ合い、調和を生む。
であれば、子供に対する役割、家庭で担う役割、
社会で担う役割は、男女で違って当たり前なのでした。
自分は、結婚・出産で女性のキャリアが中断されることが
非常に嫌で、また、自分勝手な父の奴隷のような母の姿も
重なって、今すぐ男性に生まれ変わりたい、と思って
いました。
しかし、大切な息子を授かり育てている今は、
女性であることをとても幸せに思いますし、
また、課題図書にあった「母性はすべての女性が与えられ、
子供への愛情、感情の豊かさはひいては人類存続に
対する本能(精神)なのです。」という言葉に
勇気づけられました。
子供がいようといまいと、女性自体が命を生み出す
性であることは間違いなく、女性として生まれたからには、
女性としての能力を活かして生きていく事が自分自身の
幸せにつながり、また社会の調和を実現していけるのでは
ないかと思います。
ずっと、何事も自分中心に考えていました。
子供を産んでもなお、です。恥ずかしい限りです。
(今でもそういったことは絶えず省みなければ
なりませんが・・)
しかし、こうしてたくさんのことを学ぶ機会を頂いた
今は、それは、何より間違っているし、せっかくの限りある
時間を無駄にすることだと気づきました。
親となったことは、宇宙全体から見たら命をつないでいく
役割を担ったという事だと思います。
また、健康な人間となり、女性としての自分の
能力を磨いて、「母」としての役割を家庭で、
社会で果たしていく事。
家庭の台所を預かることに、自信と誇りと責任を
持って生きていこうと、改めて決意しました。
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 体験談
15件のコメント
桂剥きにおける「剥き2割 刻み8割」 そして鉄火味噌
今年も桂剥き月間が終わったので、98%の人はもう練習を続けていないかと思われます。
そこでちょっと面白い写真を。
勇気を出して希望を持っていただきたいから。
まずはIs(25−2)さんの最初はこんな感じです。
本当はこれよりもっと酷いレンガのかけらのような写真があったはずなのですが、探しても見当たりません。
まな板の上にバラバラとかけらが4つ5つあった記憶があるのですが・・・。
それなのに今年の桂剥き投稿の最後はこうでした。
次はAr(28−4)さんの最初です。
そして今年の桂剥き投稿の最後です。
どちらも桂剥きのスタートは同じです。
お二人とも確実に成長していますが、Isさんの方が出来上がりが揃っているのには理由があります。
Isさんは今年の冬、鉄火味噌の復習を毎週していたのです。
昨年の鉄火味噌講座を受講されたかたは、毎週と聞いただけで鳥肌が立つかも知れません(笑)
そのくらい鉄火味噌の材料の刻みは緻密さを求められます。
つまりIsさんは長い直方体だけでなく、それをサイコロにする立方体の段階まで直線を追究したので、刻みが綺麗に出来るようになったのです。
桂剥き投稿が終わってから、私は中川さんに質問してみました。
桂剥きにおける「剥き」と「刻み」の技術的な割合はどんな数字になるのかと。
そうすると中川さんの口から「う〜ん、剥きが2割で刻みが8割。でも、それは難しいだろうから、剥きが3割、刻みが7割かなぁ」とおっしゃるではありませんか!
正直言ってもっと剥きの方が難しいのだと思っていました。
中川さんによると、桂剥きの大根を刻む時だけでなく、胡瓜でもキャベツでもハムでもパンでも、なんでも「刃に仕事をさせる」ことを意識しているかどうかが上達の秘訣だということでした。
ですから、まさに練習のチャンスは毎日あるわけなので、桂剥き投稿が終わってもなお、「刃に仕事をさせているかどうか」をチェックしながらお台所に立ってほしいと思いました。
切る行為がつい力任せになってしまう人がいますが、そうではなくてまずは意識の改革が必要なようです。
Arさんにその意識が備わったら、きっとIsさんを超える刻みが可能になることでしょう。
もしかしたら練習量はArさんの方が多いかも知れません。
しかし肝心な意識が不足していたのだと推測できます。
そこをIsさんは鉄火味噌の刻みから気づいたのでした。
みんなでIsさんレベルの刻みが出来るよう、日々の包丁仕事を意識しましょう。
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾
14件のコメント
「玄米の炊き方秘伝」が終わりました 懇親会風景もちょっと
昨日は「玄米の炊き方秘伝 (第73回 むそう塾 愛クラス)」を開催しました。
埼玉県1名・東京都5名・神奈川県1名・京都府1名・大阪府1名・兵庫県1名という参加状況でした。
今回は癌患者のかた、肉親で癌になっている人、化学物質過敏症のかたなど、体調不良のかたが多かったです。
当然他でご指導を受けておられるのですが、食べ物で体調を変えて行くことに対する認識がまだまだ甘いなと感じました。
ですから、食べ物をいかにして体に取り込むのか、その方法や重要性についてご説明しました。
どの方にも申し上げたいのですが、自分の命や人生を他人任せにしないこと。
このことに尽きます。
医学とその他の療法を併用する場合は、本人が相当勉強しなければなりません。
誰かの言いなりになるのではなく、自分の人生と自分の体は自分が責任をもつ生き方をするべきだと申し上げました。
これから玄米投稿を始めるにあたって、励ましてくれる仲間の存在は大きいです。
それを可能にするため、むそう塾では活発にTwitterを利用しています。
先輩や後輩が入り乱れて「美味しい玄米ごはんを炊くこと」にみんな日々頑張っている共通点があって、情報の共有という点で優れています。
マクロビオティックをしていると身近に仲間がいなくて孤独になる人が多いのですが、むそう塾ではTwitterを通じてその孤独感は著しく減っています。
日々のおかずの話や人間関係の話、どこかの美味しいもの情報などでタイムラインが賑やかです。
昨日も懇親会で新人さんがTwitterを始めるべく、下の写真のように助けあいながらアカウントを取ってTwitterデビューされました。
「おはよう」「おやすみ」「こんにちは」「こんなのを食べたよ」でもいいので呟いてみましょう。
では、懇親会での風景から。
この時点ではお二人がすでに帰られていました。
われらのアイドル!
ioちゃんとめがねさん
じんちづちゃん
新人さん。
左からあさちゃん、naga_eさん、みおちゃん。
なおりんちゃん。
お母様もお姉様もむそう塾生です。
おわり。
一日、お疲れさまでした。
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾
4件のコメント
2013年度「桂剝き美人・美男」を発表します!
1ヵ月の桂剝き投稿期間が済んで、やれやれとしていらっしゃいますか?
それとも、きょうも大根を片手に一サクでも剥いていらっしゃいますか?
中川さんは毎年皆さんに言います。
「1ヵ月で覚えた技術は練習をやめると10日間で忘れる」と。
全員に「頑張ったね!」と労をねぎらうとともに、特に心身ともに頑張った方々を「桂剝き美人・美男」として発表します。
1ヵ月間の成果はこちらからご覧になれます。
なお、桂剥き美人・美男さんには、後日「檜のまな板」を発送させていただきます。
楽しみにお待ちください。
<2013年度 桂剝き美人・美男該当者>
<中川善博より寸評>
【Is(25−2)さん】
余計なプレッシャーをかけてしまったようで申し訳なかったです。
28/30は苦しかったですと打ち明けられて反省しきりでした。もっとプレッシャーを楽しめる人かと思っていましたが、そうでもなかったのですね。
でも最後には楽しみ方と殻を突き破る突破力を身につけてくださって嬉しかったです。
あなたの横ケンの均一さは見事です。剥きと刻みが高次元で融合しなければ生まれないレベルのものができています。
さぁ次はどこに向かいましょうか。
【Ar(28−4)さん】
私も羨ましいほどの綺麗で長くしなやかな指を持つあなたの桂剥きは本当に正しいお手本となります。
どれだけ後輩たちのイメージトレーニングに貢献してくださったかわかりません。 私のクリームパンでは大きさも太さも長さも異次元なので真似しにくいのです。 ほんとうに助かりました。
あなたがIsさんのレベルに達するにはあとは「刻み」です。
これは横ケンの刻みだけをひたすら数やってもすぐに上達するものではありません。 包丁を使う仕事をする時すべての時に力づくでは無く、いかに「刃に仕事をさせるか」を考え続けることが必要です。
そうして横ケンの刻み「も」上手になってください。
【Mi(6−6)さん】
今年の目標は大胆に繊細にでしたね。 丁寧に剥くことはすでに前回のむき方講習のときにマスターはされていましたがキレが足りないことをご自分でも解かっておられたようです。
どの女性よりも大きな手、長い指をお持ちなのですからそれを使わない手は無いのです。
ゆったり長いストロークで、たっぷり送ってたっぷり上げる。 そしてその間なるべく面圧のオンオフをしない。というのが命題でした。 かなりのレベルまでアップできたと思います。
練習してください。 その大きな手で女性の小さな頭をぐっとご自分の胸板に抱き寄せるように。包み込むのです。
「優しく強く」「激しく淡く」これがこれからのあなたのテーマです。
【Ya(3−4)さん】
大進化しましたねぇ。 力むから遅いんですよ。ということは、速めるには力を抜くこと。これを理解する1月でしたね。 どんどん力みが抜けてどんどん速くなっていくと、力みの中に埋もれていた「優しい面圧」が顔を出してきて「あ、これかな?」という実感を持ってくださいました。 こうなればしめたもの。 「力抜いたほうが速いやん!♫」となりました。 ここからは私は見守っているだけで良かったのです。 最後すこし小罠をしかけてみましたが、まんまとハマりましたね。(笑) まぁ、油断大敵ということです。まだまだ脱力があたりまえになっていなかったという実験でした。 これからも優しい面圧を楽しんでください。
【Ch(60−4)さん】
妊娠中なのに真剣に精緻に桂剥きに取り組んでくださいました。 大したもんです。
お勉強が出来た賢い方の特徴で、なぜ出来ないのかを細かく分析しておられました。 細部にわたって分析してしまうので全体を俯瞰や鳥瞰で見ることができなくなっておられました。 その結果「左右で違う動きが出来ないんです〜」と言われたのでクスクス笑ったのを覚えています。 だってあなたは左右でとんでもなく違うことをするピアノ弾きさんなのですから。(足まで動かす)それに比べたら桂剥きなど簡単な動きなのです。 ですからあなたへのアドバイスは「感覚」「センサー」「リズム」「タイミング」そんなことばっかり言っていました。 でもそれは前半のあなたの自己分析による変形尺取虫の矯正があったからこそなのです。 分析力も感性も必要な桂剥きって陰陽でしょう?
【As(67−3)さん】
玄米炊飯投稿のときから気づいてはおりましたが、見事なガンコさんでした。 包丁は上下だけ大根は左手で剥きます。っていうのをいったい何度書いたでしょう。 一回もコピペしなかった私を褒めてやりたいです(笑)
でもあなたの偉いところは練習を止めなかったこと。そしてご主人様との信頼関係が素晴らしかったことですね。
ですからこの桂剥き美人の名誉は半分ご主人様のものです。はい。
これからも練習を続けるとお約束してくださいましたので期待しています。 いつでもアドバイスしますので基金も増やしてもらいながら練習を続けてください。
【Wa(49−3)さん】
桂剥きの授業の時に、初めて剥くのにするする切れずに剥けて、まがりなりにもぴら〜んまでできたのには驚きました。
よくよく聞くと、一年前から4期生の投稿を見て「よし、来年はあそこに私も!」と心に決めて予習をしてくださっていたのですね。 さすがです。
そこで判定をしていたのなら文句なしの桂剥き美人さんだったのですが、むそう塾はそう甘くはありませんでした。
予習していた貯金は数日で使い果たしてしまい、無意識の悪癖なども見つかって、こりゃぁ大変だと本腰を入れなおすことになりました。 お勤めも子育ても有る中でよく練習してよく自分を見つめられました。 努力の結果本当の面圧も理解できてさらに正しい剥きも刻みも会得できました。 これからは時間の制約を気にせずに落ち着いて練習を重ねてください。 いつでもアドバイスしますのでメール下さい。
以上
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾
14件のコメント