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マクロ美風の家事アドバイス講座 冷蔵庫と洗濯機を選びました

ただいまSさんの家事アドバイスをしています。
とてもお忙しい方なのと、すごく遠慮されるご性格なので、冷蔵庫と洗濯機を私が絞り込んでみました。
メールの文面には「決めてください」とは書かれていなかったのですが、行間からそんなお気持ちがにじみでていたからです。

Sさんは一人暮らし。
4月の第1週には引っ越し予定とのことなので、大急ぎで決めなくてはなりません。
新居に新しい冷蔵庫を設置して、そこに冷凍食品を入れておきたいのだそうです。
理由は、お引っ越しまでに今の冷凍食品を使い切れないから。
こういうことってありますよね。よく分かります。

予めネットで商品の絞り込みはしていたのですが、やはり実際にこの目で確かめないと無責任なアドバイスはできません。
京都の四条河原町に、以前は丸井があったのですが、今は「エディオン京都四条河原町店」が入っています。
道路を挟んだ高島屋にはよく行くのですが、こちらの建物は初めてでした。

生活家電は5階です。
商品情報を聞き出すためには、若い店員さんよりある程度生活感のある人のほうがよいので、それとなく店員さんを選びます。
ちょっと年配の、人の良さそうな店員さんを見つけました(^o^)

 
 

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【冷蔵庫】

まず冷蔵庫。
冷蔵庫は外見より中身が大事。
野菜室は真ん中も譲れません。
それから仕切り板などが薄っぺらでチャチなものも避けます。
某メーカーは、かつては良い商品を出していたのに、中国で生産するようになってから、三流の仕上がりになりました。

私が選んだ店員さんにそのことを話すと、次のような答えが返ってきました。
「そうなんです。あそこは宣伝にお金をかけて、部品にお金をかけていないからひどい仕上がりです。各社の冷蔵庫を全部バラして部品の数を調べることがあるんですが、一番部品の数が少ないんですよ。」
やはり家電製品業界は大きく様変わりしているのでした。

また、今の冷蔵庫はどこも不思議な機能がついています。IoT競争というのですかね。
無線LANで外部とつながる機能です。
HITACHIの商品にはカメラが冷蔵庫の中身を写すため、冷蔵庫のてっぺんにカメラが出っ張っていて、その異様さに笑ってしまいました。
でも、それをよしとする人もいるのでしょう。

Sさんはお料理をしてくださるので、一人暮らしですが大きめを選びました。504Lです。
本当はもっと大きいのでもよかったのですが、設置場所の寸法ではこれが限界でした。
お宝さんDIRECTに惚れ込んでから、Sさんの体調が上向いているのが伝わってきます。
食材の関係で今まで作らなかったお料理を作れるようになって、パワーを供給できるようになったんだなと思いました。

 
 

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【洗濯機】

次は洗濯機。
洗濯機を選ぶには、まずドラム式か縦型かを決める必要があります。
次に乾燥機能の有無ですが、浴室乾燥機を使いたいとのことでしたので、乾燥機なしの商品で選ぶことに。

今はドラム式も人気がありますが、縦型もよいものです。
私は両方を何年も使ってみて、やはり縦型がいいかなと思います。

その理由の第一は、ドラム式は水量を抑えてあるので、長い間に衣類に黒ずみが出てくることです。
メーカーもそれは認めていて漂白剤を使うことを勧めていますが、それは違うんじゃないかと思うからです。

洗濯機も冷蔵庫と同じで、大きめの方がよいのですが、今は余計な機能がついていて気に入りません。
「洗剤自動投入」というのがそれです。
それから操作パネルが手前についているか、奥についているか。

 
 

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【洗剤自動投入と操作パネル】

まず「洗剤自動投入」ですが、店員さんにデメリットを聞いたところ、洗剤タンクから洗濯機に注入するところで、時間の経過とともに洗剤が固まってしまうので、3か月に1回は綺麗にお掃除しなければダメということでした。
お掃除するなら自分で計量して入れればいいのでは?と思うでしょうが、どうやら別の事情があるようです。

調査をすると洗剤を多めに入れる人が多くて、その残り成分が洗濯槽の黒カビ発生につながっているのだとか。
だからメーカーは黒カビを減らすために自動投入を考えたらしいんですね。
ふむふむ。

9kgタイプで洗剤自動投入機能を使わないことも考えましたが、デザインがダサいのです(笑)
ということで、洗剤自動投入機能なしの8kgタイプを選びました。
操作パネルも手前にあって、文字も見やすかったです。

Panasonicの洗濯機は奥に操作パネルがあって、洗濯物が取り出しやすいとネットには書いてありましたが、他社の商品と比べてそんなに歴然とした差は感じませんでした。
操作パネルは前の方が文字も見やすくてよいと実感しました。
メーカーも大変ですね。色々と特長を出さないといけないから。

 
 

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【洗いからすすぎまでお湯が理想的】

あ、そうそう。
お洗濯はお湯で洗いからすすぎまで行うのが一番理想的なのですが、ご自分で注文しない限りなかなかそういう物件はありません。
設計する人に男性が多いせいでしょうか?

ですから私は、塾生さんから新築のご相談を受けると、いつも「洗濯機を置く場所にはお湯が出るようにしてもらってね」と言っています。
もちろんSさんにも、お湯が出るように業者さんに頼んでもらいましたので、理想的なお洗濯ができます。

お湯で洗い上げるとふわっとしますので、柔軟剤は必要ありません。
バスタオルもゴワゴワしません。
ドラム式で乾燥機を使うと、頼りないくらい柔らかくなりますが、あんなクタクタした感じではなく、心地よいやわらかさなのです。

よく柔軟剤の宣伝に肌のやわらかい子どもが登場しますが、あれは水で洗わせて柔軟剤を売るための方法だったのかなと思います。
ちなみに、柔軟剤は洗濯用洗剤よりも洗濯槽を汚しやすいそうですよ。
粘度があるからですね。
私は柔軟剤を使っていませんが。

 
 

 
 

 
 
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「セカンド冷凍庫」が大人気らしい TVより冷凍庫の時代ですね

新型コロナウイルスの影響で、「セカンド冷凍庫」が売れているのだとか。
そりゃそうです。
家でちゃんとお料理しようと思ったら、一家4人に冷凍冷蔵庫1台では足りません。

「もう白物家電じゃない」日立が冷蔵庫の10色展開に踏み切った深い理由 2022.2.9

 
 

私は30年前に家を建てる時、しっかりセカンド冷蔵庫を設置しました。
その時は冷蔵庫でよかったのですが、むそう塾で便利なお料理方法を知ってからは、断然冷凍庫が必要だと感じました。

ですから、むそう塾生でお料理をせっせと作っている人たちは、業務用冷凍庫をベランダに設置して、食材を大量にストックしています。
冷凍食材だけでなく、絶品お出汁、絶品スープ、手作り餃子、手作りパスタなどなど、物凄い品数のお料理を常に待機させているのです。

不謹慎な言い方ですが、むそう塾生はオミクロンで自宅待機になっても、しばらくの間、美味しいお料理を食べて過ごしていられるなあと思っています。

*   *   *

買い物から始まって、お料理をすべてを手づくりしようとすると、働いていたり子育て中の人は、お料理がすごく大変になります。
でも、ちょっとの時間でスープをとったり、お出汁をとったり、途中までお料理して冷凍しておくと、ものすごく楽チンです。

そんな魔法のような料理方法を、むそう塾ではいっぱい教えています。
しかもプロのお味で、絶対美味しいので、今までお料理が苦手と言っていた人が、喜々としてお料理しています。
そんな姿を見ると、なんだか人助けをしているような気持ちになってしまうほどです(笑)

 
 

そこに、もう一つ冷凍庫があったら、お料理が断然しやすくなります。
ちなみに私は、京都では一人暮らしなのに、大容量の冷凍庫がある冷蔵庫を使っています。
ここに、うどん屋さんのお出汁とか、参鶏湯とか、お餅・ベーコン・うどん・蕎麦・カットした鶏肉・カットしたお揚げなどが入っています。

というわけで、もしこれから冷蔵庫を買い換える人は、容量の大きいもの、あるいはセカンド冷凍庫をおすすめします。
業務用冷凍庫は霜取り機能がないので、家庭用にはファン式の冷凍庫がよいと思います。
下の記事も参考になります。
コロナ&冷凍食品人気で「セカンド冷凍庫」急拡大 前開きが主流 2021.10.7

実際にセカンド冷凍庫を買った人の体験談記事です。
セカンド冷凍庫を導入して激変したわが家のQOL 2021.12.16

 
 

テレビは不安を流しますが、冷凍庫は幸せを運んできてくれますね。

 
 

(画像はこちらのサイトからお借りしました)

 
 
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「マクロ美風の家事アドバイス講座」 2011年が最初でした

塾生さんから「家の中が寒い」ということで、対策方法を質問されました。
寒いというのは人によって感じ方が違いますが、床付近の室温は何度あるのか?
部屋のどの部分が寒いのか?
その部屋は何向きなのか、コンクリート造りなのか、木造なのか?
築何年なのか?

などなど、アドバイスの前に知りたい情報がいっぱいあるわけです。
むそう塾を始めて間もない頃、やはり家のことでご質問が多かったので、「マクロ美風の家事アドバイス講座」というのを始めたことがあります。
2011年3月26日のことでした。

受講してくださる方がとても多くて、盛り上がったものです。
その後、ネットだけでも出来るようにして現在に至ります。
どちらもこのブログで、「マクロ美風の家事アドバイス講座」のカテゴリーで残っています。
(2014年にブログを引っ越したため、テキストが乱れて読みにくくなってしまいました。すみませんm(_ _)m)

 
 

私の家事アドバイス講座は、陰陽ですべてを判断しますので、家の立地や周りの環境、外構なども全部判断材料になります。
そのうえでご希望の部分を改善していきます。

ですから、お引越しをご希望される場合は、お部屋探しから一緒にしています。
今は便利な時代なので、ネットからでもお部屋のことがよく分かるようになっているので助かります。

マクロビオティックは東洋の陰陽の考え方を元にしていますので、食べることだけでなく、暮らし方も陰陽で調えて、氣をアップさせることを目的としています。

陰陽で調えるということは、宇宙の秩序に従うことであり、家の中も外も、そこに暮らす人間もまた心地よくなることです。
氣が乱れているより、氣が調っている方が物事はスムーズに進みますし、ストレスも格段に減ります。

 
 

冒頭の「寒い」というのも大いなるストレスです。
単にストレスというだけでなく、寒さは健康のためになんとしても避けたいのです。
寒くて体温が低下すると免疫力が低下するので、冷えは厳禁なのです。
適温でないと生産性も落ちますから、こちらも問題ですよね。

もっと満足のある人生にするために、周りの環境を調えていくこと、そして穏やかな気持ちで日々を送れるようにしましょう。

 
 

なお、ネットで行う「マクロ美風の家事アドバイス講座」は、ご希望のあったときのみブログに掲載されます。
公にならない方がよい内容の部分は、メールでお返事をしています。
ご希望される場合は、私宛にメールをお送りください。
・期間:2か月間
・受講費:33,000円

 
 

※関連記事
とりあえず症候群 2011.2.25
究極の物 2011.2.27
掃除とは心を掃除することである(家事アドバイス) 2013.4.26

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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マフラーやハンドバッグを選ぶ時あなたはどんなふうにしていますか?

今、ある塾生さんと変身作戦を進めています。
イメージを変えるのに一番大きいのはヘアスタイル。
ということで、あれこれネットから似合いそうなヘアスタイルをご紹介しました。
あとは担当美容師さんの腕とセンス次第。

次は服装。
まずはコートから。
今はコートの季節ではありますが、もうすぐ春になるので、ここはマフラーをお顔に合う色に変えてもらうことで進行中。
マフラーは一番選びやすい商品なのですが、毛玉になりやすい素材は避けた方がいいですね。
襟元で結ぶと毛玉になりやすいので、コートの襟型と相談して決めます。
少し明るめの色で、元気そうに見える色をおすすめしています。

私は過去に真っ赤なコートを着ていたことがあるのですが、赤のコートはテンションが上って最高です。
でも、そんな時のマフラーは黒にしていました。

他にも真っ赤でロングのコートを一目惚れで買ったことがあります。
これは真冬用ではないので、マフラーではおかしいのですが、襟元が大きく開いているので、お洋服と合わないときにはスカーフが欲しくなります。
さんざんデパートやらネット販売を探しましたが見つかりません。
そこで思いついたのが「帯揚げ」です。
帯揚げなら色は豊富ですし、スカーフ代わりに使えます。

ということで検索すると、なんと!
着物の生地を創っているところで、後継ぎさんが洋服にも使えそうなシルク生地の製品を販売しているサイトを見つけました。
ここで赤と黒のグラデーションに染め上げた帯揚げもどきのスカーフを購入してピッタリ!

あとは、レディースにこだわらないで、メンズの商品も見てみます。
この前塾生さんが褒めてくださったマフラーは、実はメンズ売り場で見つけたものでした。
オレンジ色に模様が入っていて、それが素敵だなと思ったのです。
今の時代のメンズはなかなかカラフルですよ(^o^)

あ、そうそう。赤のハンドバッグも楽しくなります。
赤を選ぶ時は、ちょっと小さめの方が可愛いですね。
赤のハンドバッグに負けないオーラを持っている人は、赤の大きめでも大丈夫。

ところで、ハンドバックはピンからキリまであって、一番迷うところかもしれません。
でも、私は使い勝手を最優先しています。
決してブランドで買うことはしません。
素材とデザインで決めます。
しかし、なぜかエルメスって使用済みのものでも高価な値段で取り引きされるんですよね。
使ってみた感じでは、エルメスより使い良いブランドもあるのですが。

そのバッグに何を入れたいのか?
それがはっきりしていたら、バッグ選びで悩むことはありません。
私は先に「こんなデザインで、こんなサイズのバッグがほしい」と決まっていて、それに合うものを探します。
どうしてもない場合は作ってもらうことも考えます。

昔、横浜に住んでいた時、伊勢佐木町にお気に入りのハンドバッグ屋さんがありました。
そこの商品は皮の状態がとてもよいのと、デザインが素敵なものが多かったのでよく通っていました。
ある時、ニシキヘビの小さな小さなバッグを購入したのですが、とても使い勝手がよくて、みんなにも素敵だと褒められました。
(実は、このバッグを持っているときは、本当によくお金が入って来ました。)

これよりもう少し大きくて、パープルのバッグが欲しかったのですが、横浜のあちこちのお店に行ってもなかなかありません。
そこで、例のお店に希望のデザインを伝えたところ、「うちで作りましょうか?」と言われて、工場から皮を運ばせて見せてくれました。
どうせ作るならと、好みの色に染めてもらいました。
これもかなり評判のよいバッグになりました。

仕事が変わって、A4サイズの書類が入るバッグが必要になったとき、東京のデパートでピッタリのバッグを見つけたのですが、1色だけでは洋服が変わった時困ります。
それで、同じデザインで色違いを希望したところ、「ご希望の色で作りましょう」と言ってくれました。
こうして同じデザインのバッグが、色違いで4個出来上がりました。

現在は、仕事の内容に合うデザインのものをメインにして、同じデザインで6個持っています。
お洋服の色に合わせて持ち替えています。

あ、バッグだけでなく、寝具も希望どおりの物がない場合は、デパートでも受注してくれますよ。
シーツでも布団カバーでも受けてくれます。
その代わり少し期間がかかるのと、ちょっと割高になりますが、それは当然のことですね。

物を買うときには、あくまでも「こんなのがほしい」というのを決めましょう。
それが決まらないという人は、常々こだわりが少ないのだと思います。
そういう人はこだわり派の人に相談するとよいです。
たくさんの情報を持っていて、教えてくれるでしょうから。

模倣でもよいから、最初はこだわり派のお勧め品を使ってみて、そこから自分なりの使い勝手を構築していけばよいのです。
決して安売りに騙されてはいけません。

これは服装に限らず、台所用品や食器でも同じです。
実際に使ってみて、デパートなどで手にとってみて、目や手で確認するようにしましょう。
いきなりネットだけで決めようとすると、リスクを伴います。
でも、見る目が育ってきたら、ネットでも買えるようになります。

私は買う目的がなくてもデパートをウロウロするのが好きです。
新しい発見があったり、新商品に触れたり、気がついたら相当な歩数を歩いていたりします。
あ、これって健康のためにはよいかも(笑)
太陽の光は浴びられないけど。

 
 

 
 

これはザックリ織ったタイシルクです。
お安いのですが色が気に入って買いました。
季節の変わり目のちょっと肌寒いとき、バッグに忍ばせておくと重宝します。
地味なコートのときには、こんな鮮やかな色でお顔周りを華やかにすると元気が出ますよ。
ブルーは陰性な色なのですが、光沢は陽性の輝きをもたらしてくれます。

 
 
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寒い季節の寝具の選び方と体調への影響

【深部体温】

ここ2、3日は12月の割には暖かい日が続いているのですが、本格的に寒くなってくると冷たいお布団に入るのはイヤという人がおられるかもしれませんね。
それで電気敷き毛布を使うお年寄りも多いことでしょう。
あるいは、電気コタツが登場しているかもしれません。

でも、自分の体温より暖かい環境にいると、人は体がだるくなりますし、皮膚に近いところの温度が高いと皮膚が乾燥したり痒くなったりします。
これは床暖房のしすぎでも同じようになります。

人間は眠ることによって深部体温が下がり、体を休めるわけですが、電気毛布などを使用していると深部体温が下がりにくいので、かえって疲れてしまいます。
同じことが電気コタツに長時間入っていることでも起きます。
うっかりコタツでうたた寝をしたあとは、妙にだるい経験がおありでしょう?

ですから一番いいのは、眠る前にお部屋を少し暖かくしておいて、寝具から受けるヒヤッとした感じを和らげたり、寝具そのものを羊毛素材にしておくことです。
もちろん、眠るときには暖房を切ります。

 
 

【寝具】

寝具で理想的なのは、敷きには羊毛、掛けには羽毛です。
羽毛の掛け布団の場合は、毛布などは使いません。
良い羽毛布団は、肩や首周りに吸い付くようにトロンとかかるので、首周りが寒くないのです。
敷き布団は綿より羊毛の方が保温性があるのと、発汗作用があるのでムレません。

1番気をつけることは、眠る位置を床から高くすることです。
以前に「マクロ美風の家事アドバイス講座」をしているとき、フローリングの上に敷布団を1枚直接敷いていた人がおりましたが、これは1番冷えるので絶対やめましょう。
できればベッドに、どうしても駄目ならウールの敷き布団を2枚にしましょう。

 
 

【布団の中まで温めてしまわない】

寝室を暖房する場合は、掛ふとんを頭の方に二つ折りにして、敷き布団の足元の方にエアコンなどの暖かい風を当てます。
1時間暖房しただけもOKです。
部屋の空気が暖まれば、お布団のひんやり感が和らぐからです。

ワンルームで暖房のしてあったお部屋で寝る場合は、起きているときからお布団(特に掛ふとん)の中まで完全に温めてしまわないように、エアコンの風がお布団(特に掛ふとん)に当たらないようにしておきます。

これは、お布団の中まで温まってしまうと、なかなか深部体温が下がらないので、寝付きが悪いだけでなく、夢を見たり、目がさめても体がだるい状態になるからです。

これと同じようなことは、夏にお布団を干して、そのお布団に寝た場合でも起きます。
ですから私は、お布団を干した場合はそのお布団は押入れに入れて、別のお布団に寝ていました。
その日に干したお布団に寝て、なかなか寝付けなかったり、イヤな夢を見たりすることがあれば、それはお布団にこもっている熱のせいです。

こういう場合は、子どもの寝相がうんと悪かったり、寝返りばかり打つようになります。
背中が熱くなるので、逃げるように動くからですね。

 
 

【人工的に温めすぎると体がゆるむ】

夏の暑さや、体を動かしたときには、汗が出て体温調節をしてくれます。
しかし、寒い冬にじっとしていて、暖房や人工的保温が皮膚に近い場合は体がゆるみます。
このゆるみが、だるい感じとなって活動を低下させるのです。

寒い=陰性 → 緊張(陽性)、暖かい=陽性 → 弛緩(陰性)。
マクロビオティックを知っている人なら、この陰陽の流れを理解しましょう。
寒い時にはキュッと締まることが必要であり、暖かい時には穏やかにゆるむことが自然体として必要なのです。

 
 

ですから、真冬に暖かさを求めすぎてしまうと、体調が狂ってしまうのは当然なんですね。
ということで、冬に登場する人工的な方法で暖かさを強調した衣服や下着はおすすめしません。

結論として、床暖房も低めに設定することや、なるべく電気毛布類を使わない方が体調を崩しません。
どうしても朝方寒さを感じる場合は、それはお布団の厚さが薄いのです。
もう1枚お布団を増やしましょう。

足元だけ寒かったら、足元に大判のひざ掛けや毛布を掛ふとんの上からかけましょう。
これだけでも随分寒さが防げますよ。

 
 

【敷布団の上に毛布】

私は今ベッド生活なので、畳の上には寝ていませんが、北海道で育ったときには和式のお布団でした。
そしてお部屋も寒いです。
(昔の家は寒かったのです。)

それでも寝室に暖房はなくて、湯たんぽ1個だけでした。
冬になると母は、お布団を厚くしてくれるとともに、敷布団の上に毛布を敷いてくれました。
これがとても暖かさを増して、嬉しかったのを覚えています。
これは、体温を外に逃さない効果があったためと思われます。

今はベッドなのと、本州ではそんなに寒くないので、私の生活から毛布が消えて何十年にもなります。
自分の体温で寝て、朝はスパッと起きられて、体がだるいこともなく、いたって健康的な日々を送っています。

 
 
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