子育て・野口整体・アトピー」カテゴリーアーカイブ

子育てと仕事を両立するには完璧主義より体力を

きょうは子育て中の塾生さんとお電話でお話をしました。
赤ちゃんはまだ生後40日ほどなので、あと2か月間くらいは超寝不足でつらい日々が続くことでしょう。
話をしていて感じたのは、完璧主義のマイナス面が出ているなということでした。
この完璧主義は良い面もありますが、子育ての時には往々にしてマイナス面に働くことがあるので注意しなければなりません。

このブログでも度々取り上げていますが、完璧主義というのは自己満足の面があるので、周りの人には理解されなかったり、迷惑ですらあったりするので厄介です。
子育て中にこの完璧主義を貫こうとすると、一番つらいのはお子さんでしょうね。(=被害者)
その次は完璧主義のご本人です。
中途半端であってもそれをよしと出来るおおらかさが子育てには必要です。

しょせん子供は別人格であって、親の想いとは別の方向に進みたがるもの。
それもまた親の人生の色付けと思えるくらいに子供を受け容れないと、ついつい子供を支配する接し方をしてしまいます。
かくいう私もまだ子育て中です。
一生私の子育ては続くと思っています。
子育てって自分と向き合うことだから、自分育てでもあるわけですね。

自分を子供のためにどこまで捧げられるか?
自分をどこまで高められるか?
それは可能性の限界に挑むことでもあり、日々はその限界の更新につながります。
限界って一気には越えられないけれど、日々薄皮一枚ずつなら越えられる可能性があります。
荒削りに結果を出す生き方ではなく、薄皮一枚ずつの変化を求める生き方なら、その結果には丸みが出ます。

*   *   *

きょうはお雛祭り。
働く女性が多くなった今の時代に、子育てをめぐってご夫婦間でも考え方の違いがあって、子供を抱えながら自分の人生にあれこれ想いを巡らせると思います。
しかし最後は自分の強い意志をどれだけ相手に伝え、周りに理解してもらえるかにかかっていると思います。
くじけることなく、自分の人生の「今」を大切に生きること。
お電話で話した塾生さんにもそんな生き方が出来るといいなと思った次第です。

なお、サイトの「塾生のきょうの100点お弁当」恭子さんのお弁当が載っています。
彼女は第一線でハードなお仕事をバリバリこなされていますが、こうして自分に出来る最大限の時間の使い方をされています。
まさに妊娠・出産をこなしながらも、自分のお仕事を大切にされて、女性の鏡のような生き方をされています。

気持ちの上でへこたれてしまうのではなく、与えられた環境の中でどこまでも前向きに限界まで挑戦する生き方。
彼女はそんな生き方をしています。
働きながら子育てをされる女性たちにとっては、学ぶところがたくさんある塾生さんです。

 
 

ぜんまいの信田巻き マクロビオティック京料理教室 むそう塾 

 
 

(ぜんまいの信田巻き 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー, こころ・想い | 2件のコメント

子育てに正解はない 一緒に成長しよう

世には子育てに関する悩みがたくさん溢れていますね。
ネット上でも私のところに寄せられる相談でも、悩んだり結論を出すのに躊躇したりして、誰かに背中を押してほしい状態の人がたくさんいます。
結論として私は子育てに正解はないと思っています。
なぜなら、みんなお顔が違うように、お子さんの性格も環境も異なるので、それぞれが異なる状況で対応するのが良いからです。

しかし、それでは現時点での不安や悩みは解決しないでしょうから、似たようなケースを参考にしながら自分なりに納得できるところに落ち着くということでしょうか。
一つだけ心したいと思うことは、躾と称して子供を親の思いどおりにしないということです。
これはオギャーと産まれた時から、いやお腹の中にいる時から始まっていて、何歳になっても続くと思っています。
往々にして、直接的間接的に親の意志を子供は感じ取りますから、場合によってはそんな空気すら漂わせてはいけない時もあります。

親がすべきことは、ひたすら子供に生きる背中を見せることだと思っています。
もし子供が親の望まぬことをしたなら、それは子供の主張なのだから、その主張にはちゃんと耳を傾けるべきだと思うのです。
それが遊びであっても、オモチャを買うことであっても、何歳であってもです。
行動にはすべて原因があるからです。

世には二つとして同じ親子関係はありません。
すべて親子関係と環境は異なるのですから当然ですね。
あなたにはあなたらしい子育てがあると思います。
良い親子関係が築けるといいですね。

 
 

中川式ぼたもち マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(中川式ぼたもち 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

子供には子供の世界があってよい。
大人には大人の世界があってよい。
大人の考え方や生き方を押しつけるのが子育てではない。
大人もまた育つ途中なのだから。

一緒に成長できたらいいね。

 
 
カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー, こころ・想い | 4件のコメント

子育ては何十年も経ってから答えが出てきますね

先日中川さんから嬉しいお話を聞かせてもらいました。
いま子育て真っ最中の方々にも参考になるお話です。

中川さんの息子さんは保育士さんをされていて、保育園は今インフルエンザでお休みする保育士さんがいて大変なんだそうです。
早番遅番のある保育園なのですが、そのどちらも保育士さん不足になってしまって、中川さんのご長男さんが早番も遅番もこなさなくてはいけない状態なのだとか。
そんなハードでインフルエンザだらけの中、息子さんは風邪も引かずにお仕事をこなされているそうです。

先日、シャワーを浴びて出てきた息子さんがポツリと言ってくれた言葉が嬉しかったと中川さんが話してくれました。
その内容は、「次々とインフルエンザで休む同僚や子どもたちの中で、自分は休まずに働ける丈夫な体に育ててもらってありがとうございます。」という内容だったとか。
その言葉を聞いて中川さんは、「ああ、やっと子育てが終わったんだなぁ」と思ったそうです。

小学校低学年と乳児の子供を残して亡くなった妻は、さぞかし無念だったろう、自分の手で子供を育てたかったろうと思い、中川さんが自分の手で立派に育ててやろうと奥様に無言で約束したそうです。
その約束がやっと果たせたように思えてホッとされたのでしょう。
それは本当に嬉しいと思います。

それで私がどんな子育てをしたのか質問してみました。
その答えが納得できたので記事を書こうと思ったのです。
色々ポイントはありますが、お食事面についてのお話に内容をしぼります。
中川さんはお料理屋さんをしながら2人のお子さんを育てていたわけですが、お食事は白米とお店で使った食材の端しきれを使うことが多かったけれど、質の良い物しかお店では使わなかったので、それが良かったのではないかということでした。

途中で奥様の病気(スキルス胃がん)を治そうと食養料理を作り、玄米を息子さんにも食べさせ続けたところ、ある日息子さんが土下座をして「お願いですから白いご飯を食べさせてください」と懇願された話は前にうかがいました。
それがトラウマになって未だに息子さんは玄米ご飯を召し上がらないのですが、添加物や質にこだわりぬいたお料理を作っておられた中川さんのお料理が、結果としてはマクロビオティックの視点と同じだったことになります。

添加物や養殖物は避ける。
不自然な生育方法や加工された食材は避ける。
体が求める物を食べる。
ざっくりとこんな感じだったようですが、それで息子さんが丈夫に育ってくれました。
私も息子を育てるにあたって、いっぱい気をつけて来たことがありますが、その息子がそろそろ結果を教えてくれる年齢になって来ました。

子育てはすぐに結果を出ないことが多くて、不安になることもありますが、間違いないと信じて貫き通せる核を持っていると不安がグンと減ります。
その一つの支えになるのがマクロビオティックの考え方でもあります。
私の息子は昨年の10月から自分で玄米ご飯を炊くようになりました。
私が不在中に小豆玄米ご飯とプレーンな玄米ご飯を気分で炊き分けているようです。
今日はプレーンな玄米ご飯を炊いたとメールがあったのですが、体調を反映している選択で面白いなと思いました。

子育て中の皆様、神経質にならずに、何十年もかけて子育てをするおつもりで取り組みましょう。

 
 

中川式鰤大根 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(中川式鰤大根 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー, からだ | 10件のコメント

育児休暇中の塾生さんより

むそう塾生の“まい”さんからメールがありました。
むそう塾生では珍しい女児の育児をされています。
こうして育児中にメールをいただくと、孫を見ているようで嬉しくてなりません。
現在子育て中の他の塾生さんにも参考になるので、記事でお返事をさせていただきます。

マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生さんの赤ちゃん)

<まいさんからのメール>

マクロ美風さま

こんにちは。
娘は4カ月半になり、元気いっぱいです。
支援センターなどに顔だしをしてたくさんの赤ちゃんに出会った後は、うつ伏せも上手になり、今は寝返りを練習しています。
先ほど、口の中が見えたのですが、、、歯が生えかけているのかな⁈
前歯が生える辺りに白い点がありました。
大人がご飯を食べているとジッと見ていたり一緒に指を舐めたりするので、5カ月に入ったら様子を見ながら離乳食も始めてみようと思います。

Na(67-5)

 
 

<マクロ美風より>
まいさん、こんにちは。
毎日の育児、お疲れ様です。
大きくなりましたねぇ。
そして、やはり女の子独特のやわらかさがありますね。
これはママ譲りのように思えます。
まいさんのやわらかさは私も大好きなんです♡

寝返りを打ち出したら、次はハイハイですね。
さあ、ママは大変!
あっちこっちと思わぬところまで遠征されて、冷や汗をかくこともあるでしょう。
日に日に危険が増してきます。
「ああ、寝ていた頃の方が楽だった」と思えるようになります(笑)
でも、赤ちゃんは好奇心の塊になっているので、その陽性さに負けないママでいましょう。
そして、しっかりとハイハイさせてあげましょう。
ハイハイの期間は長い方が丈夫になれます。
歩行器に入れないで頑張りましょう。

ところで、いよいよ歯が生えてくるようでワクワクしますね。
下に2本歯がのぞいてくると、もう可愛くって愛らしくって、私なんかよそのお子さんでもただただ見入ってしまいます。
そして、ちゃんとその歯を使う準備も赤ちゃんはしていますね。
誰が教えたわけでもないのに、本当にすごいことだと思います。
その赤ちゃんの様子をしっかり観察されていて、離乳食の時期を見計らっておられるまいさんは賢いですね。

これから離乳食を始めると、あれこれ思うように行かないこともありますが、すべての主導権は赤ちゃんにあるので、決して親主導で悩まないでくださいね。
赤ちゃんのリズムで親も生き直すのが子育ての醍醐味ですから、赤ちゃんに不満を感じるときには、いつもこのことを思い出して穏やかな気持ちで子育てを楽しんでください。

余談ですが、育児休暇中のママが悩むことで一番多いのが、早く哺乳瓶に慣らさなくちゃというものです。
でも、今日はダメでも明日は出来るのが赤ちゃんの成長ですから、先のことを考えていらぬ心配をしたり、不安になったりすることのないようにね。
大人が考えている以上に赤ちゃんの成長は凄いです。
賢くて頑張り屋のまいさんは自分一人で抱え込んでしまうことがあるかもしれませんから、そんな時には堂々と弱音を吐いてください。

子供はみんなの宝物です。
みんなで育てましょう。

 
 
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男児誕生!

塾生さんから赤ちゃん誕生のメールをいただきました。
Ob(90-2)さんからです。
Obさんは妊娠中に愛クラスを受講されました。
3回の玄米投稿でパスポートを取得され、その後に糠漬け講座も受講されて、計画的に出産に臨まれました。
実に優秀な塾生さんで、将来が楽しみです。

赤ちゃんは男児で、1月5日午後0時12分、2954gで産まれたそうです。
産後すぐから完全母乳で育てられているそうで、納得のお産でした。
というのも、彼女はとてもきちんとした食生活をされていたからです。
「退院後、家で食べる玄米ごはんは格別でした。」と書かれていて、彼女が炊いた玄米ご飯はさぞかし美味しいことだろうなあと思いました。

 
 

赤ちゃん むそう塾1

 
 

赤ちゃん むそう塾2

 
 

Obさん、ご出産お疲れ様でした。
予想通り素晴らしいお産だったようですね。
この赤ちゃんのお耳がとても印象的です。
お母さんのお腹の中でしっかりと陽性をもらって来たのが分かります。
赤ちゃんは泣いても可愛いものです。
これからは3人でよりお幸せにお暮らしくださいませ。
幸せコースに来られるようになるといいですね。
ギリギリまでお待ちしています。

 
 
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