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あのアトピーの手がこんなに綺麗に!
先日の煮物コースで、里芋のつるつる感を手で確認している写真があります。
第三者にとってはただそれだけの写真なのですが、私にとっては感慨深い1枚なのです。

この手の持ち主は、以前はこんなにひどいアトピーでした。
良くなったり悪くなったりを繰り返しながらも、お食事は問題ないほど理想的でした。
それでもこういう状態になるのです。


では、その人がなぜ今のようにアトピーが綺麗になったのかというと、それは環境が変わったからです。
私はいつも「アトピーを治すには精神面も考えなければいけない」と口を酸っぱくして伝えていますが、まさに彼女の場合もそうだったのです。
人間は心あっての生き物ですから、その環境が精神面に与える影響を抜きにしては語れないのです。
彼女は今、京都で習ったお料理を喜んで食べてくれる人がいて、それがアトピーの快復に大きな力になってくれたのは言うまでもありません。
お料理というのは一人で食べるより、一緒に食べてくれる人がいると作り甲斐もあります。
「美味しい!」と言ってくれるともっと嬉しくなります。
このブログにはアトピーの記事がいっぱい載っています。
「ブログ内検索」が出来るようにしてありますから、そこに「アトピー」と入力して検索してみてください。
たくさんの情報が詰まっています。
もし今あなたがアトピーで苦しんでいらしたら、お薬に頼るだけでなく、ぜひ腸を改善するようにして、環境を理想的なものに近づけてください。
環境というのは精神面に直結するので、そのままストレスになってしまうからです。
ストレスというのは個人差が大きいので、自分が安らげる場所と人間関係を選びましょう。
アトピーを治すのはあくまで自分です。
最後に、冒頭の彼女は、「私はもう一生素手でお料理できない」と落ち込んでいた時期がありました。
しかし私は、「人間は日々再生しているので、必ず綺麗になるよ。ただ、それまでの時間が必要なだけ。」と言い続けて来ました。
生きている限り、人間は自分の体を自分で治そうとします。
その力を信じてあげましょう。
+ – + – + – + – + – + – +
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カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー, からだ
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玄米ご飯が主食のご両親から産まれた双子ちゃん
むそう塾生の緋乃ちゃんからメールがありました。
ただいま3人目のお子さんを妊娠中なのですが、近況のご報告です。
彼女は初めてのお産を一卵性双生児で出産し、今はそのお子さんを育てている真っ最中です。
このブログでも過去記事に登場していますが、彼女は体調に合わないマクロビオティックをしてヨロヨロしていたのに、ついには双子どころか3人のお子さんのお母さんになろうとしています。
最初の妊娠の時には、まだ不安があったので子象ちゃんが作る鉄火味噌に助けてもらいました。
でも、今回の妊娠では鉄火味噌のお世話にならなくても、自前で血液もまかなえているようです。
日々のお食事が効いて来たようですね。
素晴らしいことです。
<緋乃さんからのメール>
中川さん、美風さん
こんばんは。
最近の近況をご報告させて頂きます。
お腹の子は現在7ヶ月になりました。
来月3日にお弁当講座に伺う時には8ヶ月になっています。
29日の盛付講座と共に久々にお会いできるのを楽しみにしています。
子供の性別ですが・・・
なんと!!!また男児のようです(驚!)
女児希望でしたが、私がむそう塾のお陰でかなり元気になったようで・・・
こらから、3人のパワフル男児を育てていくことになりました。
(ちなみにむそう塾に通う前に流産して手術をした子は女児でした)
もっと体力つけて母ちゃん頑張らないとです。
今でも双子の有り余るエネルギーに圧倒されてヘトヘトな毎日ですが、
これが3人となると今から末恐ろしいです。
お米も思春期には1升くらい毎日炊かないといけないかもしれません( ; ; )
双子は妊娠前から中川式玄米と中川式のお料理で育っているため、
親から見たら元気すぎるのですが、人見知りもせず、
空腹や眠い時、構ってほしいとき以外は愚図らず、
「誰が抱っこしても泣かないね」
「大人しいね」
「可愛いね、子供らしい子だね」
と色々な人に言って頂き、
出先や電車で出会った年配の方にも抱っこして貰ったり、
可愛がって貰ってます。
食べることも大好きで、「よく食べるね」といつも言われます。
二人の一番好きなものはお出汁でしょうか。
中川式の出汁のお味噌汁や麺類、あんかけなどが大好きです。
子供を育てるようになって、本当にしみじみと中川さんのお料理、そして、むそう塾で陰陽を習っておいて本当に良かったと思います。
私の中にもいつも”むそう塾”という中心軸が出来たお陰で、
今、安心&安定して子育て出来ています。
彼らが美味しい、美味しいと食べる姿を見てると、
あーもっと美味しいものを作ってあげたい、
もっと料理頑張ろうーと思います。
中川さんがお伝えしてくださっている、日本料理の真髄を
少しでも吸収して、そして、子供達、その子供達へと繋げていきたいな
というのが今のささやかな夢です。
不器用で中々上達も遅い私ですが、いつもご指導ありがとうございます。
どんどん進化するむそう塾に置いていかれないように
へばりついてきます。
また近況報告させて頂きます。
緋乃(65−2)
* * *
<マクロ美風より>
緋乃ちゃん、こんにちは。
メールをありがとうございました。
もう7か月なんですね。早いなあ。
昨日緋乃ちゃんがTwitterでつぶやいていた言葉が面白かったので、ご紹介しておきましょう。
緋乃
2人を追っ掛けて走ったり、抱っこしたりしてると妊婦だという事を忘れて色々やりそうになる(o_o) 夫も私が妊婦だと忘れると言ってた(@_@)
緋乃
双子が重かったせいか、身軽に感じます。
いや〜、そんなものかもしれません。
最初に大変な思いをしておくと、後が楽に感じるというのも納得です。
この考え方は色々なことに共通しますね。
緋乃ちゃんの先輩の“りんの”ちゃんは、やはり3人が男の子だったので、産み分けに挑戦してめでたく4人目が女の子でした。
・4人目の赤ちゃん(女児)誕生! 産み分けが成功しました
りんのちゃんはご主人様の転勤で、この秋に東京に引っ越されましたので、連絡を取って何かと情報交換されると良いでしょう。
身近にむそう塾生がいるのは、とても心強いですからね。
緋乃ちゃんが元気に子育てをされているお姿は、後に続く人たちの励みになります。
これからもお元気でマタニティライフをお過ごしください。
久しぶりに東京でお会いできるのを楽しみにしています!


<緋乃さんに関する過去記事>
・子育て中はお部屋が片付かなくても許されます 2016.6.21
・貧血でフラフラだったのに双子を完全母乳で育てています(玄米とお味噌汁と糠漬けに感謝!) 2015.6.19
・双子の赤ちゃんがやって来た! 東京→京都 2015.3.16
・一卵性双生児が経膣分娩で産まれました! 2015.1.31
・一卵性双生児をお腹に東京から京都日帰り授業の臨月 2015.1.19
・妊婦がよくなる便秘や貧血などのトラブルが皆無です! 2014.11.7
・流産を乗り越えて男児の一卵性双生児が6か月になりました 2014.10.8
・包丁がちゃんと砥げるようになると玄米が柔らかく炊けるようになる 2014.3.2
・緋乃ちゃんの変化 2014.4.19
+ – + – + – + – + – + – +
【ご案内】
・これから開催予定の講座案内 最新版
【サイト内の記事】
・マクロビオティックの盲点
・塾生のきょうの100点お弁当
・陰陽を感じる日々の暮らし
・中川善博から娘へのお弁当
カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー
6件のコメント
母乳と餅米の関係 マクロビオティックの視点から
先日出産したばかりの新米ママさんから餅米についてのご質問がありました。
現在妊娠中のかたも含めて、母乳に関することは多くの人と共有した方が良いと思いますので、記事でお答えします。
【Sさんからの質問内容】
(1)餅米が、良いと言う意見と良くないと言う意見両方ご年配の方からいただいています。
(2)私は始めは、退院したら玄米餅を味噌汁に入れて食べようとか、赤飯を炊いて食べようとか考えていましたが昨日病院で受けた栄養指導では餅米はダメですと断言されました。
<マクロ美風より>
【質問(1)のお返事】
この問題はマクロビオティックの考え方を使えば簡単なのですが、そういう視点が抜け落ちたままだと相反する意見に振り回されることになります。
まず、年配の方だからといってすべて正しい情報であると思わない方がいいです。
色々なタイプの年配がいて、それぞれが自分の体験を語ったりするので、Sさんと合わない場合があります。
つまり、マクロビオティックの陰陽でいうなら、その年配者とSさんの陰陽が違う場合には、その情報は採用しない方が良いことになります。
次に、仮にその年配者とSさんが同じ陰陽タイプだったとしても、年配者が授乳した当時とSさんが同じような食べ物を食べているかどうかです。
年配者と食生活が大幅に違っているようなら、その情報は参考程度にとどめましょう。
【質問(2)のお返事】
まず、この問題を考える時には、餅米はどういう性質をもったものなのかを知らなければなりません。
餅米は白米に比べると高タンパク高カロリーです。
したがって餅米は母乳の出が良くなるのですが、その製造された母乳を赤ちゃんが全部飲みきれない場合は、母乳が残って乳腺炎を起こす原因になります。
ということは、母乳というのは赤ちゃんが飲んでくれる分だけ製造されるのが一番理想的なわけです。
ここで個人差が出てきます。
もともと母乳の出が良いお母さんもいれば、足りないお母さんもいます。
足りないお母さんならお餅を食べるのは効果的ですが、たっぷり母乳の出るお母さんがお餅を食べるとトラブル発生の原因になります。
それから、出産までどういうお食事をしてきたか。
このことがとても影響するのです。
まず普通のお食事をして高タンパク高カロリーだったお母さんがお餅を食べると、案外乳腺トラブルが多くなります。
しかし、マクロビオティックをしている人のように、玄米とお野菜中心の食生活だった人は、お餅を食べるとお乳の出が良かったりします。
ですから、Sさんが妊娠期間中に食べたお食事が白米とお野菜と少しの動物性というのであれば、お餅を食べても大丈夫なように思いますが、私は実際にあなたのお体を確かめているわけではないので断言はできません。
さらに、赤ちゃんによっておっぱいを沢山飲むお子さんと、そんなに飲まないお子さんというように個人差がありますので、赤ちゃんの飲みっぷりを確認できない私としては、あくまであなたが乳房の張り具合を確認しながら進めてほしいと思います。
【病院でなぜ餅米はダメと指導されたか?】
その答えは明確です。
餅米を食べると母乳の出が良くなる現実を把握していて、餅米を食べると乳腺炎になりやすいので、トラブルを避けるためにダメというのです。
これは病院側のためでもあり、お母さんのためでもあります。
しかし、お母さんと赤ちゃん双方の個人差までは考えていないため、一律禁止としているのでしょう。
さらに、病院で出産される人は圧倒的多数がマクロビオティックとは無縁の人であるため、いわゆる一般食として高タンパク高カロリーのお食事をしてきた人が多いので、そういう人が餅米を食べるとトラブルの確率が高かったためだろうと想像できます。
【最後に】
Sさんは病院で出産されていますが、助産師さんのところでお世話になると、案外玄米とお野菜のお料理を勧められることがあります。
それは助産師さんが現場で多くのお母さんと赤ちゃんに接して、高タンパク高カロリーのお食事でない方が授乳がスムーズであることを経験則として知っているからです。
丁寧に一人ひとりと向き合った結果、10組の母子がいれば10通りの食べ方があると助産師さんたちは実感されていることでしょう。
これからは、自分の体はどんな物を食べて生きてきたかということを判断の中心に据えて、一般の情報と混乱しないようにしてください。
良いとこ取りをすると、とっ散らかって混乱するだけになります。
しかし、自分の中心軸がしっかりしていて、そこに何かの情報を取り込む方法ですと混乱しません。
情報は丸呑みも丸投げもいけません。
考えられる人になりましょう。

(中川式玄米ご飯 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
+ – + – + – + – + – + – +
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カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー
4件のコメント
塾生さんに赤ちゃんが産まれました
塾生のゆかえもんさんに赤ちゃんが誕生しました。
ゆかえもんさんはご家族との調和を優先するため、玄米を食べないようにしてもらっています。
何が何でも玄米を食べることだけがマクロビオティックではないので、このようにあえて白米を召し上がってもらっている塾生さんが他にもいらっしゃいます。
では、ゆかえもんさんからのメールをご紹介します。
<ゆかえもんさんからのメール>
こんにちは。
68-2 のSです。
私事ですが、昨夜10/8 22 時37分に
無事、3158gの元気な男の子を出産しました。
病院に行ってから2時間ほどで生まれてきてくれました。分娩室に入ってからは40分くらいでした。
心配していた貧血も出血が200ccと少なく母子ともに今のところ異常もなく順調です。
見そこねてしまったのですが胎盤が立派な大きさだったと言われました。
私は他の塾生さんのように、真剣に教室に通えたわけでも、毎日中川式玄米炊飯ができたわけでもなく、むそう塾ベビーとは言えませんが、いつも頭の片隅に陰陽バランス‥主食のごはんをしっかりと‥動物性の大切さが忘れずありました。
これは、むそう塾で私が学んだことです。
そして陰陽バランスは常に同じではなく変化する。
妊婦してそれが目に見えるようにわかりました。
私は息子に、今まで頭でっかちで頑固だった考えの数々を妊婦を通して沢山気づきかせてもらいました。
そんな時、ああ~美風さんが言ってくれてたのはこういうことだったのか!
と思うこともありました。
まだまだこれから大変な思いや壁に直面するかと思いますが、愛おしい息子を授かったこの喜びを忘れることなく、日々成長して行きたいと思っています。
赤ちゃんの生まれてこようとする力にただただ驚きただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
取り急ぎ、ご報告までにメールさせていただきました。
S

(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生の赤ちゃん)
<マクロ美風より>
ゆかえもんさん、おめでとうございます!
正直なところ、あなたの体調を考えるとヒヤヒヤものでした。
でも、こうして無事に大役を果たされて、大きな経験をすることが出来ましたね。
それはしっかりとお米を召し上がってくださったので、体の土台と中心軸が割としっかりしていたということです。
頑張ってお米を召し上がって良かったですね。
あれこれお料理に工夫を凝らしながら妊娠生活を送ったことが、この快挙につながったと思っています。
これからは寝不足の日が続いて大変ですが、お母さんの体が変化するチャンスでもありますので、赤ちゃんに大掃除してもらったその体の変化をお楽しみにください。
メールをありがとうございました。
嬉しかったです。
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息子の糠漬け適性
この前息子と糠床の話をしていたら、こんなことを言う。
「糠床って車と同じだね。毎日かまってやらないと機嫌悪くなるから」。
ほほう、そんなふうに思っているのか。
息子の車は20年以上前の古い車なので、一日に一回はエンジンをかけてあげた方がいいらしい。
私が「それって手巻き時計と同じだね」というと、「そうだよ、機械だからね」と言う。
息子は時計も車も古いものが好きで、効率の悪い暮らし方をしている。
古い車はクーラーの立ち上がりが遅いので、私から見ると実用的ではないけれど、息子にはそれがまた良いところなのだそうだ。
そんな息子が育てている糠床は、案外いい感じになっていて、京都から帰宅してふたを開けるといい香りがしてくる。
中川さんの樽から漂ってくる香りと似ているので大丈夫だなと思った。
今朝は茄子の糠漬けを取り出して6時間放置しておいたけれど、瑠璃色は変わらなかった。
味も美味しかった。

(息子が漬けた茄子の糠漬け)
案外息子には糠漬け適性があるのかも知れない。
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