本の紹介」カテゴリーアーカイブ

「幸せなお産」が日本を変える

限りなくマクロビオティック的。
私からの野暮なコメントは不要。
本の帯書きがすべてを語ります。
<引用はじめ>
産科医が産科学と現代社会を痛烈批判!
自然なお産は 喜びに満ち 輝く未来を作る

医療による人工的出産こそが、母子の幸せを奪っている!
お産を、再び女性たちの手に。

女が「女」に戻る瞬間が、セックスであり、お産です。
とくにお産は、一生に何度かしか味わえない貴重な経験であり、生命を産み出すという行為の重大性において、女性の本質にあふれる決定的な体験になる可能性があります。
それくらい、お産は女性にとって大切なことです。
医者がよけいな手出しをして、ザクザクと女性の大切なところを切ったり、赤ん坊を器具で引っ張り出したり、分娩台の上に縛りつけて、まるで手術でもするように子供を産ませられると、女性は本当の「母親」、本当の「女」になる機会を逸してしまいます。
お産は女が「母親」になり、本当の「女」になるいちばん大事な過程です。それをぶち壊しているのが、いまの病院のお産だと思います。

<引用終わり>
              *    *    *    *

書  名 : 幸せなお産」が日本を変える

著  者 : 吉村正


出版社 : 講談社


価  格 : 800円(税別)


 
              *    *    *    *
ぜひ、男性にも読んでいただきたいです。
泣けます。
この本を読んで泣ける男性は素敵です!

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「中島デコのマクロビオティック ライステラスカフェ」

昨日、大阪のそごうデパートで本売り場(三省堂書店)のリサーチをしていました。
そこで驚いたこと!
な、なんとマクロビオティック関連の本がない! ない! ない!
あ、やっと1冊ありました!
「マクロビオティック はじめてお弁当レシピ」
著者:中島デコ
これのみです。
あとは、ちょっとだけマクロっぽい視点の本が1冊あっただけ。
これにはビックリしましたね?。
何で大阪にはマクロビオティックが拡まりにくいのか?
きのう大阪でお会いした人とお食事をしながら、そんな話をしました。
色々理由はあるけれど、文化の違いも大きいでしょうね。
*    *    *    *
さてさて、きょうの本題は本のご紹介です。
書   名  「中島デコのマクロビオティック ライステラスカフェ」

著   者  中島デコ
編   集   吉度日央里
出版社  PARCO出版
定   価  1,700円+税金
– – 本文より抜粋- –
「お肉やお魚や卵や乳製品は避けましょう」なんていうマクロビオティックの「わく」は、二の次、三の次。
マクロな人もマクロって何?って人も、「おいしい!」って笑顔がこぼれるごはんを作りたい。
             *    *    *    *
デコさんらしい文章ですね。
この本は、春夏秋冬の四季に分かれてのお料理が載っています。
ですから、当然1年がかりで撮影された気合いの入ったものです。
なお、この本の編集者である吉度日央里さんは、山村慎一郎先生の「美人のレシピ」でお馴染みのベテランマクロビアンです。
詳しくは、こちらをご覧ください。
あ、「美人のレシピ2」もお楽しみに?♪

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山村慎一郎先生の新しい本から

「自分の顔を見るのが好きな人は病気になりにくい」
まぁ、長いタイトルですが、最近は本のタイトルが長い傾向にあるのだそうです。
確かに本屋さんではそれに似たようなタイトルの本がいっぱい並んでいました。
どうも世の中は健康ブーム、それも「病気にならないための本」が多くなって来ました。
山村慎一郎先生の本もその一つになりますが、この本が軽いタッチで易しく書かれているだけに、楽しくホイホイと読み進んでしまって、大事なことを忘れてほしくないな?と思いました。
私がこんなことを書くのは、よけいなお世話なんですが、マクロビオティックで望診法の勉強をすると、多くの人が陥りやすいことなので、敢えて記事にしてみました。
*    *    *    *
☆「生き方も考えてみるのがほんとうの望診法」より (P150)
<引用1>
望診法を覚えると、「あなたここが悪いかも」と、つい人に言ってみたくなります。しかし、これは言わないでください。「どこが悪いのかな?教えて」と聞かれたとき以外は、絶対に言ってはいけません。
<引用2>
望診法は、自分の体を知るための方法の一つ。「口がこうだからダメ」「目がこうなっているから病気だ」ではなく、自分の体質や症状を知って、「じゃあ、どう生きていくか」「どういう人生を選んでいくか」というところまで考えないと、望診法を知ってもまったく意味がありません。
望診法は、病気にならないようにするためだけに使うものではありません。自分がこれからどう生きていくか、ということも考えさせてくれるものでもあるのです。
*    *    *    *
いかがでしょうか?
<引用1について>
私も大森英櫻先生から、尾形妃樺怜先生から、その他多くのマクロビオティック指導者から、同じ事を最初に教えられました。
望診法に限らず、人を不愉快にさせること、特に体に関することは、こちらから言うものではありませんよね。
社会人のマナーでもあります。
<引用2について>
山村先生のマクロビオティックに対する熱い想い、人生に対する真面目な姿勢が伝わってきますね?。
山村先生は、気さくに誰とでもニコニコとお話をされるので、つい、軽い感じで接してしまいがちですが、本当は、すご?く人生を考え、悩み、血のにじむ想いで生きていらっしゃる方だとい思います。
その想いが、「生き方も考えてみるのがほんとうの望診法」という文章に込められているな?と感じました。
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最後にもう一つ。
☆「おわりに」より (P190)
– – -毎日経験するさまざまな出来事は「心の食べもの」でもあります。本を読んだり音楽を聴いたり、泣いたり笑ったりすることによって心が安定を保ち、成長していくのです。
– – -人生は、本来喜びに満ちているものなのです。そのスタートが食事です。
– – -体にあらわれたさまざまなしるしを知ることは、幸福への道しるべ。この本が、みなさまの幸福への足がかりとしてお役に立てば幸いです。
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山村慎一郎先生の本が発売されました!

先日予告しました、山村慎一郎先生の2冊目の本が発売されました!
「自分の顔を見るのが好きな人は病気になりにくい」
amazon楽天ブックスサンマーク出版などでも買えます。
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私も買って来ましたが、本屋さんで平積みになっていましたよ?。
あ、そうそう、 「美人のレシピ」と違って、健康や病気に関する本のコーナーにありました。
新谷弘実先生の本の近くにありましたから、やはりサンマークの力ですね!
高校生の女の子が、二人で楽しそうに手にとっていたのが、印象的でした。
*    *    *    *
山村先生のお話によると、本当は先にこちらが出て、それから「美人のレシピ」が出る予定だったそうです。
「自分の顔を見るのが好きな人は病気になりにくい」は、確かに、「美人のレシピ」より易しく、軽いタッチで書かれています。

 

ですから、初心者や独学者にもオススメしま?す♪

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マクロビオティック マガジン「むすび」より–自由に生きること–

東の「日本CI協会」、西の「正食協会」、ともに日本におけるマクロビオティックの2大普及団体です。


「日本CI協会」は、1945年に桜沢如一氏が創設したマクロビオティックの普及団体で、東京にあります。
一方「正食協会」は、それから10年後に、桜沢如一氏の意志を受けて、故・岡田周三氏が創設したマクロビオティックの普及団体で、大阪にあります。
どちらも月刊誌を発行していて、「日本CI協会」は「Macrobiotique(マクロビオティック)」、「正食協会」は「むすび」というタイトルです。
              *    *    *    *
私は東京の「リマ・クッキングスクール」で学んだので、月刊誌「Macrobiotique(マクロビオティック)」が毎月自宅に送られて来ていました。


しかし、「日本CI協会」の書籍売り場には、「正食協会」の「むすび」も並んでいるので、毎月買って読んでいました。
内容が「むすび」の方が充実していて、いい記事が多かったからです。
そして、それは、今も変わらないように思います。
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たとえば2007年10月1日発行(?577)の「むすび」。
インターネットからも目次をご覧になれるので、ちょっと覗いてみてください。
知っているお名前がズラズラ並んでいるでしょう。
そうそうたる方々が筆をとっておられますね。
中でも、巻頭言の「石澤文規」(いしざわ・ふみのり)氏。
札幌で「身土不二」というマクロビオティックのお店を経営されていますが、それはそれは、腰を抜かすほどの膨大な記事のコピーが店の壁を埋め尽くしています。
彼の活動や肩書きは、それだけでも長い記事になってしまいますが、いわゆる本来のマクロビオティックを啓蒙するための日々ということでしょうか。
その石澤氏が、ショッキングなタイトルの記事を巻頭言として書いています。
同様の文章を、以前彼のお店で読んだことがありますので、私はとりたてて驚きはしないのですが、初めて石澤氏の文章に接した人は、ビックリされるかも知れません。
その記事の一部分を抜粋します。
               *    *    *    *
引用はじめ
食養料理とは、玄米の心を、野菜の心を、そして農民の心を、調理してくださった方々の心を、有難くいただくものである。
 タクアン二切れ、梅干一個、少量のおかずで、玄米ご飯一日一食あるいは二食で健康で過ごす。そして、この健康でもって「自由に生きること」が、食養の極意である。 
引用おわり
                              
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私がお伝えしたかったこと。
それは、マクロビオティックとは、病気治しやダイエットが目的なのではないと言うことです。
石澤氏の文章に大切なことが書かれています。
- - - この健康でもって「自由に生きること」が、食養の極意である。 - - -
よく噛みしめたい言葉ですね。

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