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マクロ美風の体験的マクロビオティック 痩せたいなら玄米を 太りたいなら白米を
物事には必ず例外というものがありますが、経験的にいって玄米を食べると痩せるケースが圧倒的に多いです。
そして、白米を食べると玄米より太る傾向があります。
これは玄米の持つ排出力の影響なのですが、同じ玄米でも炊き方によってこの効果には差が出ます。
炭水化物抜きダイエットというのがありますが、これはかなり危険です。
一時的には効果があったとしても、ほどなく体調不良を招きます。
食べ物のもつ特性を考えれば当然のことなので、マクロビオティックを知っていらっしゃる人は、間違ってもこのようなダイエット法には手を出さないと思いますが。
むそう塾には痩せたい相談や太りたい相談が寄せられます。
どちらの場合も食べ物を調整することによって、ある程度のところまでは短期間で到達します。
しかし、最後の一歩は食べ物ではなく精神的な面が鍵を握ります。
とことんつき合ってアドバイスをしていると、もう業といいますか、カルマといいますか、短期間ではどうにもならないものを引きずっている人がいます。
時間をかけて根本的なところから絡まった糸をほぐすような作業が必要になります。
そんな大変な作業でも、本人に変わろうとする真摯な姿勢さえあれば期待が見込めます。
しかし、何かに頼ろうとする他力本願ではその壁を突破することはできません。
私個人としては、痩せていても太っていても、本人が前向きで元気であるなら体型はどうであっても良いと思っています。
ただ、体調が今ひとつなら、ベストな状態に持って行く努力はされた方が良いと思います。
そのための参考として、冒頭の玄米と白米の違いを書いたのでした。
他にもパン・パスタ・素麺・冷麦・ラーメンなどの小麦粉製品も太る方向に作用します。
水分や果物の摂り方も影響します。
マクロビオティックの陰陽は、それらを分かりやすく分類しているので、希望の体型にするための指針になります。
体型はその人の心の表れでもありますので、食べ物や精神面をコントロールして、自在な人生を愉しむのも良いかと思います。
怪しげなダイエットをするくらいなら、写真のような糠漬けを食べる方がよっぽど体のためになります。
腸を整えてこそ、本当の健康があるのですから。
カテゴリー: マクロ美風の体験的マクロビオティック
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マクロ美風の体験的マクロビオティック 目の充血
先日京都から帰宅したら、夫の右眼が充血していた。
「どうしたの?」と聞くと、「忙しかったから」とのこと。
年度末で忙しかったんだね。ご苦労様。
そういえば去年にも一度右眼が充血していたことがあった。
慣れない出張が重なって疲れたらしい。
その時の夫の弁。
「お母さんはそんなに京都へピョンピョン行っててよく疲れないね」。
(あのね、私はあなたのように甘いものが多くないのよ。笑)
マクロビオティックを始める前の私は、しょっちゅう眼の充血があった。
視力は良いのに眼は弱いと思っていた。
でも、マクロビオティックを始めたらトンと充血しなくなった。
パソコンに一日18時間向かっていても、眼は疲れない。
肩も凝らない、頭も首も痛くならない。
きっと肝臓が丈夫になったんだと思っている。
夫はといえば、外食が増えて肝臓に負担がかかるようになったのかも知れない。
これでは紺屋の白袴になってしまう。
夫にもなんとか料理をしてもらわねば。(頼む夫よ)
さてさて、陰陽五行説では春は何かと肝臓が忙しい季節。
冬のうちに溜め込んだ毒素を体外に排出するため、主に皮膚に変化が生じる。
背中にも出てくる。
でも、それらを抑えこもうとしないで、早く出せるように助けてやると良い。
一番いいのは汗をかくことである。
体を動かして汗をかくのが理想だが、入浴でも良い。
春の温泉は効果的だ。
大小便をしっかりして、汗をかいて、胸を張って生きる。
意識は将来を見据えて辛抱強く次の用意をする。
「今日」の次は「明日」なので、明日のためになる今日を生きる。
これしかない。
(京都 野村別邸のモミジ)
カテゴリー: マクロ美風の体験的マクロビオティック
14件のコメント
マクロ美風の体験的マクロビオティック 食べ方の基本
きのう息子と遅い朝食と昼食と夕食を兼ねて、デパートの上にある中華のお店に行った時のこと。
支配人がそばに来られてちょっと話し込んでいました。
花粉症がひどくてとおっしゃるから、甘いものと乳製品と水分を控えればかなり良くなると話したところ、「甘いものが大好きで〜」とおっしゃる。
「主人は私よりひどいからせっせとヨーグルトを食べているんですけど効かないんです」とも。
「あら、そのヨーグルトはかえっていけないですね」と私。
支配人は??というお顔をされるので、食べ方をかいつまんでお話をしたけれど、きっとご自宅では笑い話で終わってしまうんだろうなぁ。
ずっとずっと前に、白米に玄米を混ぜて炊いていた奥様が、ある時私に試食用に小さなおむすびをくれたことがあります。
白米の軟らかさと玄米の硬さが口の中で一緒になってとても食べづらいものでした。
これはダメだと思った私は、すぐ玄米ご飯の炊き方を習うために、東京のリマ・クッキングスクールに通い始めました。
それから5年ほど経って件の奥様とばったりお会いしたところ、実年齢よりかなり老けてお疲れのご様子でした。
口元にはシワがよって、まるで老婆かと思うほどです。
ご主人と一緒に癌になりたくないから玄米ご飯を食べているのとおっしゃっていたのに、すでに癌患者のような感じでした。
その時私は思いました。
「あ〜、やっぱり玄米の炊き方を習って良かった」と。
あの奥様は体に良いといわれている食品を寄せ集めていただけで、そこには食べ方の骨組みが何もなかったんだなと思いました。
私はつくづくマクロビオティックの陰陽理論に基づいて食べ物を選択する術を知っていて良かったと思いました。
食べ物を取り込むだけではなく、取り込まない選択。
それによって体が快調になる事実。
そんなことをあの支配人さんも知ってくださったら、花粉症なんてサヨナラできるのになぁ。
食事の帰り道、息子に「きょうはお腹がすいたでしょう?」と聞くと、「いや慣れてるから別に」と言いました。
彼には時間がなかったら食べないこと、お腹が空いていなかったら食べないこと、食べない方が人間は健康に近づくことなどを教えていたので、こんな返事が返ってきたのでしょう。
「1週間くらい食べられなくても人間はどうってことないからね」と常々言っておいたので、彼なりに食事に対する認識ができて来たのかもしれません。
それを伝えられただけでも親としては良かったなと思いました。
カテゴリー: マクロ美風の体験的マクロビオティック
2件のコメント
マクロ美風の体験的マクロビオティック アトピーと温泉
この季節になると皮膚のトラブル相談がグンと増えます。
季節柄体内に溜まった毒素が一気に外に出てくるからなのですが、そのトラブルにオタオタしてしまう人が多いようです。
何を食べたら良いのか、私から情報を得たいのでしょうが、体は小手先のことではいうことを聞いてくれません。
今まで体内に蓄積されたものが外に溢れ出ていると考えるのが自然です。
その体内とは、母親の胎内にいる時のこともあるし、自分の口を経て取り込んだものもあります。
「いえ、私はマクロビオティックを知ってから体に悪い物は摂っていません」という人もいるでしょう。
事実ストイックにマクロビオティックをしてから、アトピーが良くなってヤレヤレという人もいます。
しかし体は凄いのです。
体の機能がすべてうまく働いていないと、ちゃんとそれを察知して修正しようとしてまたアトピーが復活する場合があります。
女性の場合は出産することによってアトピーが治ることもあります。
妊娠が体の歪みを治してくれるからですね。
私もその恩恵にあずかった一人です。
アトピーの症状を少しでも楽にするために、お金がどんどんなくなった人もいることでしょう。
みんな藁にもすがる思いなのです。
私も、息子も、かつてはそうでした。
息子には高級外車1台を買えるほどつぎ込みました。
あまりにもひどい症状なので、死ぬことが頭をかすめた一瞬もあります。
しかし辛うじて最後に息子を救ったのは、私の幼い日の体験でした。
時々兄と父がやってきて、長期滞在をしている私を遊んでくれた温泉の記憶でした。
* * *
アトピーに代表されるように、最近増えてきた症状の多くを改善するには、最終的には体の帳尻を合わせることなんだと思います。
体の帳尻を合わせるとは、体の陰陽バランスを取るということです。
私たちは案外冷えています。
それは添加物を多く含んだ食べ物や、冷蔵庫やクーラーに依存する暮らし方、エネルギーの存在を忘れた頭でっかちな思考や人間関係で身も心も冷えているのです。
それである人はアトピーになり、ある人は便秘になり、ある人は鬱になり、ある人は癌になり、もう枚挙にいとまがありません。
体にトラブルが発生したら、それを消し去ろうとするのではなく、「なぜそうなったのか?」を心身両面から考える必要があります。
そして多くの場合は体を温めることによって排泄が促され、そのことが病気の改善につながるのです。
私は過去の記事でも書いたように、私自身が重度のアトピーで薬では治らなかったのですが、最後は温泉で綺麗に治った経験があります。
そして私の息子もまた重度のアトピーで散々苦労した挙句、最後は温泉でスルスルと治って行きました。
入浴開始から湯治終了まで3週間。
でも、この3週間をためらう人が今は多いのです。
時間とお金の確保の壁があるからですね。
未だに地方には古びて汚いけれど、湯治の出来る所があります。
馬だって、猿だって、温泉の良さは知っているんですよね。
温泉には大地のエネルギーが満ち溢れ、陰陽バランスからいっても申し分なく、日本ならではの治療法だと思います。
でもね、どんなに温泉で治ったとしても、また問題のある食べ物を食べれば元の木阿弥になります。
どんな病気であっても、食べ物のことを抜きにしては本当の快復はあり得ません。
先に排出を優先しながら、併せて食べ物を理想的な内容に近づけて、その間にストレスも軽減すれば言うことなしです。
何かを取り入れるより、まずは出すこと。
これが間違いのない順序です。
体内の不要物を出すことと体を温めることが、人間には一番負担のない健康快復法だと私は思います。
(排出の強い味方:中川式糠漬け)
カテゴリー: 中川式糠漬け, 子育て・野口整体・アトピー, マクロ美風の体験的マクロビオティック
8件のコメント
マクロ美風の体験的マクロビオティック 芽吹きの季節
春になると芽吹いて花が咲き、やがて若葉から濃い緑に変わって夏を過ぎ、秋にはまた葉の色で美しさを魅せ、木枯らしとともに新芽の準備に入る木々たち。
一連のエネルギー変化はそっくりそのまま私たち人間にも当てはまります。
陰陽五行説という東洋の考え方は、宇宙(自然界)の営みをそのまま私たちの体や暮らし方、そして生き方にも当てはめて説明します。
その考え方は、西洋的な考え方で行き止まりを感じてしまった人には大いなる解決策になったりします。
そして心の平和や安心感や、癒しの感覚があなたを救ってくれることでしょう。
マクロビオティックとは、そんなことを意識した考え方です。
私は中学生の頃から一年のうちでは秋が一番好きでした。
センチメンタルな想いにふけるおマセな学生でした。
ずっとそのまま大人になって、夢を食べながら生きていたのですが、法律の勉強を始めるとそんな暮らしは一変しました。
花見シーズンはもちろん、お盆やお正月であっても試験に合格するまではすべてお預け状態です。
ちょっとした時間も惜しんで六法全書にのめり込んでいた暮らし方では、桜の花が咲いても感動する心の余裕はありませんでした。
でも、恋をしたら春が好きになったのです。
桜の美しさに感動出来る心が蘇っていたのです。
今も何らかの理由で心に余裕のない人は、桜に浮かれる気持ちにはなれないことでしょう。
ある意味で桜を楽しめるということは、その人に余裕がある証拠だと思います。
それは物心両面での余裕です。
桜にははかなさがあります。
それゆえ桜には悲しい想い出のある人もおられるでしょう。
しかし、桜の咲く季節は間違いなく自然界のエネルギーが躍動感に満ち溢れている時ですから、素直にそのエネルギーを取り入れて暮らすのが心身のためには望ましい生き方です。
私もあの葉っぱのように躍動感のある生き方をしよう!
そう思って私は日々自然界のエネルギーのお世話になりながら生きています。
ところで、花の準備は花が散った時からすでに始まっているんですよね。
自然界は一日も休むことなく、コツコツと「その時」に必要な営みをしているのです。
それを一年の流れで見ると変化があるのですが、昨日と今日では変化を感じないことでしょう。
私はいつも「その時」の氣を大事にしながら、自然界から学んで生きたいと思っています。
人間もまた自然界の生き物だから。
カテゴリー: マクロ美風の体験的マクロビオティック
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