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アトピーと玄米ご飯

玄米ご飯は消化吸収されてこそ玄米の力を発揮します。
ですからいかに消化吸収の良い玄米ご飯に炊き上げるかが最重要課題になります。
むそう塾では炊き方の工夫はもちろんですが、お鍋の選定もわずかな違いでも見逃しません。
今は少量炊飯向けならシリット社のeコントロールVision2.5リットル鍋をお奨めしています。
このお鍋で玄米炊飯を始めてからアトピーがとても良くなったおはるちゃんという塾生さんがいます。
先日おはるちゃんの手に触れてそのスベスベした肌に思わず涙が出そうになりました。
昨日もその嬉しさをメールで伝えてくれました。

(2012年11月)


(2011年10月)

こんなに綺麗になりました。
彼女はストイックにマクロビオティックをしているわけではなく、結構自由に何でも召し上がっておられます。
今は幸せコースを再受講しているので、その復習で同じお料理を続けて作ることもしばしばです。
彼女のメールにこんなことが書いてありました。

>麺類の食べ過ぎは、即座に反応が出ます^^;;
>(1日2,3回、というのは。。。)

あれれ。
一日にこんなに食べてはいけません。
どんなに美味しくてもね。
ということで、消化吸収の良い玄米ご飯に助けられてここまでアトピーが改善されたことに、私も中川さんもそしてクラスメイトもみんなで嬉しく思っています。
なお、彼女の過去の状態はこんな感じでした。

 

 

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マクロ美風の元気の秘密

私はよく「どうしてそんなに元気なんですか?」と聞かれることが多いのですが、決して私は著しく体力があるわけではありません。
もともとは重度のアトピーで喋り方もゆっくりだし、睡眠時間も長いタイプだったのです。
マクロビオティックでいうなら完全に陰性タイプでした。
しかし、野口整体に出会ってから健康に関する知識が一変し、以来ずっと薬なしの生活を40年近く続けているうちに今のような私になったのです。
もちろん途中からマクロビオティックが加わって、私の生き方は確実に土台が出来上がりました。

ひと言で私の元気質問にお答えするなら、「自分を知っている」ということでしょうか。
私は胃が弱いのです。
胃が弱い自分を知っているから、それに逆らわないように生きているのです。
ただそれだけなんですよ。
胃が弱いということは、精神的にもナーバスになりやすいのです。
マクロビオティックを知ってみると、私の過去の陰性と体調はピッタリ符号するのでとても納得しました。

自分の体の弱点を知って、それを意識した生活をしていると驚くほど心身が楽になります。
もちろん食べ物もそれに合わせていただきます。
一病息災と似ていますね。
たとえば胃の弱い私はカフェインがアウトです。
空腹時にコーヒーや緑茶を飲もうものなら、10分以内に胃が反応してきます。
間食はほとんどしませんし、食事の量も多くはありません。
一日の食事回数は朝食抜きの2回がちょうどいいです。
でもそれは我慢しているのではなく、心地よいからそうしているのです。

そうです。
心地よいから、楽しいからするのであって、嫌なことはしないのが私の元気の秘密かもしれません。
ということは、元気を支配するのは精神面のような気がしますね。
ストレスを抱え込まないような判断の連続にしておくと、いつも爽快な気持ちでいられます。
この力は強力です。
あとは食べ物の陰陽をよく考えていただくことです。


(鉄火味噌を作る途中)

鉄火味噌は陰性の人には驚くほどの効果があります。
陽性の人は見向きもしない食べ物ですが(笑)
昨日の講座では調子に乗ってたくさんご飯にかけていただきました。
美味しかったのですが、後で右のこめかみ付近がズキンズキンと痛くなって、あらら?でした。
私の陰性度が小さくなっている証拠ですね。
あわててみかんを3個食べたら、スーッと痛みは消えました。
これぞまさしく陰陽なんですよね。
改めて陰陽って凄いなぁと惚れ直しました。

 

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自律神経免疫療法のひとつの結果

このブログで何度も登場してくださった「ぢゅん」さんですが、最新のぢゅんさん情報をお届けしたいと思います。
それは体調に関することなのですが、ぢゅんさんらしい選択と頑張りの結果、長い間患っていたリウマチに大きな改善がみられたとのことです。
まずは下記の文章をお読みください。

◆以下ぢゅんさんの記事より抜粋
小川先生と初めて会った日に言われたこと、それは「リウマチは治るよ!」だった。
免疫疾患で不治の病とされてきたリウマチを、小川先生たちのチームは感染症であると言い続け、薬を使わず体を強くする方法で治すことを試みてきた。
あれから7年。
わたしの今回の血液検査を見てリウマチだと判断する医師はたぶん、いないでしょう。
(抜粋おわり)

私の親友はリウマチで亡くなりました。
いや、正確にはステロイドの副作用で亡くなったのでした。
上手に薬とつき合う生き方もありますが、できれば薬なしの生活をしたいのは誰しも共通の願いだと思います。
ぢゅんさんは薬の怖さを身をもって体験し、新しい方法を求めて頑張りました。
その結果ここまでの成果を出されたのです。
ぢゅんさんの記事の全文はこちらから。

 
 

(かつてぢゅんさんに会いに行った札幌のホテルから撮影)

 
 
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睡眠と陰陽五行

自分を変えるってなかなか出来ないものです。
精神的なことになると特にその傾向は強くなります。
しかし行動パターンなら少し変えられそうに思いませんか?
実は病気って結構この行動パターンの支配する部分が多いのです。
自分が気づかない癖もそうだし、生活上の習慣もそうです。
だから生活習慣病っていうのは良い名前のつけ方だと思います。

その生活の中で睡眠は実に多くのパターンがありますね。
巷では睡眠時間は8時間必要であるようなことを言ったり、たっぷり睡眠を取りましょうと言ったりしますが、マクロビオティックの世界では睡眠時間はそんなに長くありません。
そもそも睡眠は身体の疲れをとるためのものですが、身体が疲れなければそんなにいらないわけです。

では、身体のどこが疲れるのかといえば主に内臓です。
内臓が疲れる理由は簡単。食べるからです。
食べるということは内蔵を働かせることであり、食べ過ぎるということは内蔵に負担をかけるということです。
ですから、食べる量を減らせば睡眠も少なくてすみます。
あるいは食べる物の質を高めると、内臓にかかる負担も少なくてすみますので、これまた睡眠の短縮化ができます。

マクロビオティックはこの食べ物の質を高めて量を少なくする考え方なので、それを実践したら自ずと睡眠時間が少なくてすむはずなのです。
では、いつ寝るか?
睡眠の時間帯の問題ですが、これには陰陽五行の考え方が有効です。
ご存知のように陰陽五行では、一日24時間も木火土金水で分けられます。
マクロビオティック初心者のために書いておきましょうかね。
(gooとMacの相性が悪いので、見にくくてすみません。)

23時〜1時 :(陽)水:冬 :「腎臓」
1時〜3時  :(陰)土:土用:「脾臓・胃腸」
3時〜5時  :(陽)木:春 :「肝臓」
5時〜7時  :(陰)木:春 :「肝臓」
7時〜9時  :(陽)土:土用:「脾臓・胃腸」
9時〜11時 :(陰)火:夏 :「心臓」
11時〜13時:(陽)火:夏 :「心臓」
13時〜15時:(陰)土:土用:「脾臓・胃腸」
15時〜17時:(陽)金:秋 :「肺」
17時〜19時:(陰)金:秋 :「肺」
19時〜21時:(陽)土:土用:「脾臓
・胃腸」
21時〜23時:(陰)水:冬 :「腎臓」
(注:土用というのは季節の変わり目を意味します。)

*    *   *

まず、イメージしてください。
21時〜23時〜1時は陰陽五行でいうところの冬です。
冬眠という言葉もあるように、自然界の冬は眠るんですね。
だから21時〜1時の時間帯が睡眠時間に入っていると、ものすごく自然で理想的ですね。

事実電気のない時代には、そんなに遅くまで起きていなかったわけですから、私達の睡眠時間を狂わせたのは電気とテレビなのでしょう。
今はそれに加えてインターネットということになります。
ですから、これらをそこそこにしたら一気に理想的な睡眠になり、充実した時間を過ごせる可能性が出てきます。

この陰陽五行で大事なのは、時間帯と臓器との関係です。
21時〜23時〜1時には腎臓が割り当てられています。
ということは、この時間帯に寝ておくと腎臓への負担が最も少なくてすみます。
腎臓は精気を司る大事な臓器です。
ここが衰えることは不健康と老化を意味します。

例えば甘いものの食べ過ぎ、水分の摂り過ぎも腎臓に負担をかけます。
そして何より深夜の行動も腎臓を酷使します。
昔から健康のために早寝早起きが言われていますが、これは自然界の理にとても敵っていたことだったのです。

もうちょっと陰陽五行を見てみましょう。
早起きしたなら、春のような躍動感と共に行動を開始し、 昼間は夏のようにエネルギッシュに働き、夕方になったら秋のように静かに一日を終える。
そして、わずかな食を口にして静かに眠りにつく。
決して冬の時間帯には騒ぎまくらない。

「草木も眠る丑三つ時」と言いますが、 これは今の時間帯なら夜中の2時半頃です。
この頃の自然界は植物も眠っていて、夜露がしっとりと降りています。
やがて小鳥が鳴き始めて太陽が昇り、黒の世界が終わります。
ちなみに黒は陰陽五行では冬の配当色です。
こんなふうに自然界と季節と時間を陰陽五行で考えてみると、もうどの時間帯に寝たら良いのか答えが出ましたよね。

私は京都通いが始まってから、深夜の行動が多くなりました。
そうすると身体は正直なもので、ちゃんとそのとおりの反応をしてくれます。
我が身をもって陰陽五行を確認した感じです。
幸せコースの1期生にお伝えした「G睡眠」。
これをまた復活させて、これからは私も早寝早起きしようと思います。
すでに今週はG睡眠もどきを実行しております。
もどきというのは、なかなか22時の確保が難しいのです。
でも、頑張ります!

 
 
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かかとは綺麗ですか?

夏になると素足でサンダル姿の人が多くなります。
見た目は涼しそうで良いのですが、後ろ姿のかかとをみるとガッカリする人が多いです。
爪はマニュキアを綺麗にしても、かかとの汚い女性が結構多いのです。
かかとは陽性が溜まる場所です。
過去に動物性を大量に摂った人は、かなり長い期間がかからないと綺麗になりません。

私は大量にではなく、少なめの動物性でしたが、それでも冬にはかかとがカサカサして困ったものです。
それがマクロビオティックを始めて最初の冬、なんと!かかとはカサカサにならなかったのです!
半年間でこんな効果が出ました。
もちろん乳液もクリームもなしです。
お風呂から出てもそのままでOKです。
その上かかとはスベスベしています。

米糠部分に含まれる油分がいいのだと分かりましたが、玄米を食べてもかかとがカサカサの人がいますね。
このような人は過去に摂取した動物性がまだ体の中に残っているのです。
つまり、動物性を摂った血液で作られた細胞が、まだかかとの部分にあるということなんですね。
新陳代謝が遅いのです。
動物性の排毒は時間がかかるからですね。

最近はかかとを綺麗にする工夫をした靴下や、塗り物やグッズが出回っていますが、そんなことより原因を知ることの方がいいと思います。
食生活の動物性とかかとの関係を知って、バランスの取れた食事が出来るようにすることが大切です。
動物の皮膚は人間より厚いです。
食べたもののようになるのですから、さもありなんですね。

何年も前に、山村慎一郎先生と一緒に若い女性の足を片っ端から拝見したことがありました。
お顔はとっても美人なのに、足の汚い人が多かったです。
後で山村先生と、「今の若い人は足が汚いね〜」と話し合ったものです。
そんなこともあって、私はどんな美人でも足を見ます。
ふくらはぎや足首はもちろんのこと、虫刺されの場所も重要な情報源です。
女性は顔や胸で選ぶのではないことを、世の男性に知ってもらいたいなぁ。
(それでも胸に関心が行くのだろうけれど・・・・フ・ク・ザ・ツ)

 

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