アトピーの子供をもった親同士の気持ちや余談として授乳のこと

先日アトピーが糠漬けを食べて改善されたという記事をアップしました。
そのコメントがとても素直な気持ちを書かれていて、アトピーで苦しむ人には参考になると思いましたので、記事にさせていただきます。
腸内細菌叢は私たちの目に見えないものですからピンと来ないかもしれませんが、こうして体験してみるとその存在を感じることができると思います。

さらに、こちらの記事でご紹介した番組では、腸内にペットを飼っているつもりで、毎日腸内細菌にエサをあげましょうということでした。
そのエサの一つが今回の事例では糠漬けだったわけですが、これは続けて摂った方が良いのは当然です。
なにしろエサですから、毎日欠かせないのです。
このことをしっかり認識されれば、腸内環境を良い方向に持っていかれると思います。

 
 

<Ebさんのコメントより>

美風さん

ご報告を記事にしてくださいましてありがとうございました。
息子のアトピーの改善を美風さんにもそのように思っていただけますこと、
本当にありがたく嬉しく存じます。
美風さんは、私などよりもっと大変な思いやご苦労をなさってこられたのだということは、
お話しや記事を拝見していつも思っておりましたが、
私自身に心の余裕がないため、子どものしんどそうな様子を目の前にすると、軽度のことでも、
感情が先に立ってしまい、神経質に、過剰な反応になってしまうことがよくありました。
本物の発酵食品の力、腸内環境を整えることの大切さについて身をもって実感できたことと、
ブログの記事でも勉強させていただくうちに、今までの断片的な知識ばかりでまとまらず、
結局どうしてよいかわからない・・・と思っていたことが、少しずつ整理されてきています。
子どもの様子にも落ち着いて対処できることが増えてきたように思います。
子どもをもってから、私は何にも分かっていなかったんだと思うことばかりですが、子どもから
教えてもらい気づかせてもらう毎日で、それも含めて周りの皆様に感謝しています。
これからも、講座や記事などで勉強させていただき、正しい知識や技術を身につけていきたい
です。そして何事についても、一本自分の芯になるものを持てるようになりたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

息子の肌の荒れがおさまりつるつるになったのは、
糠漬けをいただきだしてから1週間から10日くらいです。
中川さんの糠漬けは本当にすごいなあと感動し、毎日欠かさず美味しくいただいています。

お礼とコメントが大変遅くなり失礼しました。

 
 

<マクロ美風より>

Ebさん、おはようございます。

息子さんのお肌の調子はお母さんの心と連動しますよね。
母親ってそんなものです。産み落とした者の責任を感じるからですよね。
私は何度も息子と替われるものなら替わってやりたいと思ったかしれません。
血みどろの息子を抱えながら万策尽き果てた時、息子を殺して自分も死にたいと本気で思いました。
ちょうどその頃、アトピーの子供を殺してしまったお母さんの記事が新聞に載り、ハッと我に返って思いとどまったのでした。

もっと早くマクロビオティックを知っていたら、死ぬことは考えなかったと思いますが、そんな息子の状況に同情してくださった健康オタクの人が1冊の本をくださって、初めてマクロビオティックを知ったのでした。
ですから、息子のアトピーがなかったらマクロビオティックとの出会いはなかったかも知れないと思うと、私にとって息子はマクロビオティックを連れてきてくれた恩人になるのです。
アトピーのお陰というには余りにも無残な出来事でしたが、私にとってはアトピーのお陰なのです。
ですから、私はせめてもの恩返しとして、同じアトピーで苦しむ人のために少しでもお役に立ちたいと思ってブログを書くようになったのでした。

アトピーは軽度であっても気持ちに影を落とします。
そのことが一家にとって暗くのしかかってくることが多いので、そんなこともサポートしてあげられたらいいなと思っています。
つらい時って藁にもすがりつきたいものなんですよね。
ですから私は、その藁になろうと思いました。

子どもをもってから、私は何にも分かっていなかったんだと思うことばかりですが、子どもから教えてもらい気づかせてもらう毎日で、それも含めて周りの皆様に感謝しています。

みんなそうですよ。英語や数学のお勉強はしても、子育てのことは学校で習わないからみんな分からないのです。
私は39歳で子供を産んだのですが、仕事や社会のことはある程度自信があっても、子育てのことでは爪切り一つとってもドキドキでしたから、何歳になっても初めてのことは分からないのです。
ですから、子供の反応を見ながら生き直しをするのが子育てなんだと思っています。

余談ですが、電車の中でお母さんがおっぱいを出して授乳出来るくらいの環境があれば、もっと子育ても楽にできるだろうなあというのが実感です。
そのくらい鷹揚とした社会の方が子供もノビノビできますね。
授乳のときにケープをかけている光景を見ると心が痛みます。
むそう塾では塾生さんが赤ちゃんを連れてきた時には、ケープなんかしないで赤ちゃんのお顔を見ながら授乳しましょうと言っています。
授乳時に人前でおっぱいを出すことは恥ずかしいことではなく、授乳する姿は尊く美しいものなんだと多くの人が感じる社会になってほしいです。

これからはもっと自信をもって子育てに向き合いましょう。
むそう塾が応援しますから安心してね。

 
 

マクロビオティック料理教室 中川式糠漬け むそう塾

 
 

(中川式糠漬け 料理:京料理人 中川善博)

 
 
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コメント

  1. Eb より:

    美風さん

    貴重なお話をいただきありがとうございました。
    気持ちを受け止めていただきとても嬉しいです。
    いろいろなことを経験してこられ、思い、たくさん勉強をされてご自分のものにしてこられた
    美風さんに、困ったときはお話を聞いていただける、適切なアドバイスをいただけると思うと、
    それだけで気持ちが楽になりますし、とても心強く思います。
    応援していただけるとの嬉しいお言葉、本当にありがとうございます。

    子育ては、親自身の最後の生き直しの機会だと本で読んだことがあります。
    今までずっと抱えてきた自分の課題や直したいことを、子育てをするようになって
    これまで以上に目の前につきつけられています。
    子どもや周りの方に気づかせてもらいながら、私も子どもと一緒に成長していきたいです。
    「はじめるに「遅すぎる」ということはありません」「あなたが今生きるスピードは、
    子供が成長するスピードです」(musooyajibot より)
    頑張ります!

    • マクロ美風 より:

      Ebさん、こんにちは。

      >「はじめるに「遅すぎる」ということはありません」「あなたが今生きるスピードは、
      子供が成長するスピードです」(musooyajibot より)

      中川さんは二人のお子さんを男手で育てて来られましたから、子育てに関しても一家言をお持ちです。
      それは傾聴に値することも多くて、男親目線としての言葉がとても参考になります。
      私は今でも中川さんに子育ての相談をしたりしますよ。
      何歳になっても子供は子供です。
      みんなで次世代を育てて行きましょう。

  2. Eb より:

    美風さん、こんにちは。

    中川さんや美風さんをはじめ、多くの経験と実践を積んでこられた方のお言葉は、
    本当に重みが違うなあと思います。
    これからも、いろいろ教えていただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

    • マクロ美風 より:

      Ebさん、こんにちは。

      次世代はみんなの財産です。
      大切に育てましょうね。
      こちらこそ、よろしくお願いします。

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