桂剥き道」カテゴリーアーカイブ

桂剥き775

Kaさん(8-15)です。












動画も拝見しました。
力で包丁を左に動かしています。
正しく面圧を当てて刃を上下させると、こんなリンゴを剥いているような乾いた音はしません。
微かに聞こえるのはしっとり濡れた大根の囁き程度で、ほとんど無音です。
それはなぜか?
面圧を当てながら大根の細胞を鋭く切ると多少の大根の水分が刃に付着します。
面圧を当てている包丁の右面と大根の間にその水分が入り、潤滑液となって刃が滑らかに滑るのです。
だからパサパサカリカリ音はしないのです。
そして面圧をかけていない左面のいほうは向き上がった大根シートが吸着することなく滑って移動していくのです。
これが正しい状況を文章で解説したものです。
解りにくいでしょう? だから実感するしかないのです。
力んでいては解りません。

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桂剥き774

Isさん(27-9)です。






動画も拝見しました。
思い切り力んでいますね。 そろそろ力みから卒業しましょう。
包丁で左に剥き進むのでそれに抗しようと左手にも力が入ります。
面圧ができておらず刃先に力がこもるのでどんどん大根に食い込んで大根シートが厚くなるのです。
リラックスして、力を抜いて、自分で砥いだ刃の切れ味を信じて薄く薄く剥いて下さい。
刃は上下するだけです。

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桂剥き773

Kuさん(49-1)です。


あなたは投稿と投稿の間にたっぷりの練習をされていますね。
私の目はごまかせません。 よく練習しました 偉いです。
面圧も理解できて、脱力も実行できています。
少し芯が富士山になるのは今はご愛嬌です。 しかし、いつまでもそれではいけません。
練習によって、ビシッときれいな円柱の芯を残して下さい。
ただし、円柱の芯を残す事が目的にならないように注意して下さい。
芯はあくまで桂剥きをした「残り」ですから。
あなたは人に「私、桂剥きできるようになったんだー!」と自慢してもOKです。
よかったね。 
もっとがんばれ!

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桂剥き772

Hoさん(39-6)です。









包丁は砥げていますか? 良く切れますか?
この作品は1さく剥くのにだいたい何分ぐらいかけてますか?
大根から精気を感じられないのです。
長くかかって力んで剥くとこうなるので、ひょっとしたらと思い、尋ねました。
動画が無いので剥くリズムやスピードが判りませんが、大根の細胞を潰さないように、リンゴの皮を向く時のような乾いた音がしないように、スムーズにみずみずしく剥いてください。
包丁をまっすぐに大根にあてて芯が円錐や逆円錐になっていないのが素晴らしいです。
この調子でどんどん剥いてどんどん上達してください。

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桂剥き771

Taさん(34-9)です。










人参を剥くと、素材の硬さの差に驚くとおもいます。
人間はその環境に順応しようとしますので人参の硬さをなんとか克服して皮を剥くという作業を失敗なく終えようとします。 不慣れな作業をする時には必ず人間は力むのです。
その力みの感覚を手に残したまま次の大根の練習をすると力みが反映されて逆円錐になるのです。
普段より両脇、特に右脇が閉じていたでしょう? そゆことです。
汁が手の甲にかかってヒリヒリするほどの辛い「夏大根」にあたったのですね。
夏大根は硬くて身が締まって剥きにくいのですが、細胞の細かさが一段と細かいので、精緻な薄さの大根シートに剥けるという利点もあるのです。
ここで大事なのが「刃に仕事をさせる」ことができるかできないかです。
刃に仕事をさせられるひとはこの硬い、しまった大根でマッチ棒の四分の一くらいの厚みで簡単に剥いてしまいます。 陰性な太い柔らかい大根ではその厚さで剥くと細胞が壊れて蘇生しなくてパリパリにならないのです。 
素材を選ぶのも大事ですが、天から与えられた素材を活かす練習も大事なのです。

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