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おせん
昨日4月23日から始まった 日テレ系ドラマ「おせん」が面白い。
老舗料亭一升庵を舞台に若い女将の半田仙(蒼井優)が華咲いている。
ストーリーはよくある人情ドラマパターンだが、その本の中には今の食卓事
情がうまく描かれていた。 期待して今後も見てみよう。
物語の佳境になる電子レンジをはじめとする電気調理器具を駆使した即席
調理と、おせんが作るおばんざいの対決は対決を見ている観客の反応も含
めて視聴者の中のかなりの割合を占めるであろう主婦層に「なにか」を訴え
る内容になっていたのではないだろうか。
もうひとつ話題になりそうなのがおせんが着こなす和装である。 これは、全
国で若い女性に和装ブームが来そうな予感がする。 いや、そうさせる企み
がすでに働いているのかもしれない。
風呂上がりも、お出かけの時も、女将のときも、すべてのシチュエーションで
違う装いを見せるおせん。
おそらく上手にレトロな古着を使っているのであろうが、洋服では絶対に合わ
せないであろう色彩と柄の組み合わせは若い女性の良い和装のお手本にな
るであろう。
なにしろ蒼井優さんの糊の効いた白い割烹着姿にぞっこんである。
FAST FOOD NATION
仕事を終えて、近くの映画館へと足を運んだ。
アル・ゴアさんの映画、ダーウィンの悪夢に続く
「これだけは見ておけ」シリーズ第三弾
ファーストフードネーションである。
我々マクロビアンはほとんど獣肉は食さない生活を送っている。
そして我々は必ず誰かにこう言われたことがあるはずである。
「肉や卵を食べないで栄養失調や病気にならないの?」と。
もし次にこの言葉を言ってきた方がおられたらその方とこの映画
を見に行っていただきたい。
戦後、敗戦国の日本は某国の大人の理由で半ば強制的に伝統食
である和食をもぎ取られ、ミルクや精白小麦粉、牛肉を食べる生活
に急激に移行してしまった。
その上核家族化や共働きが増え、大事な食の準備にかける時間や
手間を労働賃金と交換してしまったのだ。
そしてその得た労働賃金で何を買ったのか?
インスタント食品や冷凍食品、さらにその手間をも省いた外食・中食・・・
大事な大事な食への文化を蔑ろにしたツケがそろそろ現代人に降り
そそいでくるであろう。
誰がどこで作ったかわからないものを食べるのはそろそろよさないか?
人は自分以外の生き物を食べて生かせて頂いているのです。
食べると言うことは感謝の基礎をもった立派な文化です。
口にほうばり、飲み込んでのど元を過ぎればハイ終わり。というような
刹那的なものでは決してありません。
他の命の犠牲のもとに生かされているという事を低レベルだと言う人
がいるとすればそれは人間が一番偉いなどと誤解している者の傲慢
であると考えます。
自分の食に対する考えを再確認できたこの映画を必見だとお勧め致
します。 是非見てください。
ハンバーガーや焼き肉食べ放題が大好きなお友達もご一緒に。