FAST FOOD NATION


仕事を終えて、近くの映画館へと足を運んだ。
アル・ゴアさんの映画、ダーウィンの悪夢に続く
「これだけは見ておけ」シリーズ第三弾
ファーストフードネーションである。
我々マクロビアンはほとんど獣肉は食さない生活を送っている。
そして我々は必ず誰かにこう言われたことがあるはずである。
「肉や卵を食べないで栄養失調や病気にならないの?」と。
もし次にこの言葉を言ってきた方がおられたらその方とこの映画
を見に行っていただきたい。
戦後、敗戦国の日本は某国の大人の理由で半ば強制的に伝統食
である和食をもぎ取られ、ミルクや精白小麦粉、牛肉を食べる生活
に急激に移行してしまった。 
その上核家族化や共働きが増え、大事な食の準備にかける時間や
手間を労働賃金と交換してしまったのだ。
そしてその得た労働賃金で何を買ったのか?
インスタント食品や冷凍食品、さらにその手間をも省いた外食・中食・・・
大事な大事な食への文化を蔑ろにしたツケがそろそろ現代人に降り
そそいでくるであろう。
誰がどこで作ったかわからないものを食べるのはそろそろよさないか?
人は自分以外の生き物を食べて生かせて頂いているのです。
食べると言うことは感謝の基礎をもった立派な文化です。
口にほうばり、飲み込んでのど元を過ぎればハイ終わり。というような
刹那的なものでは決してありません。
他の命の犠牲のもとに生かされているという事を低レベルだと言う人
がいるとすればそれは人間が一番偉いなどと誤解している者の傲慢
であると考えます。
自分の食に対する考えを再確認できたこの映画を必見だとお勧め致
します。 是非見てください。
ハンバーガーや焼き肉食べ放題が大好きなお友達もご一緒に。

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コメント

  1. miki より:

    いつものお写真とはあまりにも違う色彩に、別のサイトに迷い込んだのかと、思わずURLを確認しました!心を込めて作ったお食事がどんなに心と体を元気にするかということを知ってしまったら、もうあっちのけばけばしい世界に戻ることはないだろうなあと思います。その映画、ぜひ見に行きたいと思います。ご紹介ありがとうございました!

  2. 三毛猫 より:

    ほんと、ビックリしました・・・ ついにベジバーガーでも販売されるのかと思いました。それはそれで歓迎ですが、ベジバーガーだったらきっとこんな赤ではないでしょうね・・・。(動物性やファーストフードにはこうした原色が似合いますね)

    エレベーターなどで、たまにこうしたファーストフードの匂いが充満していることがあります。かつては、懐かしさと共に食べてみたくなったりもしましたが、今はなんともいえない、まとわりつくような油の臭いが気になります。今食べてみたら、身体はどう感じるのか、試してみたい気もします。

    映画というと、ポップコーンやポテト片手に見ている人が多い気がしますが(長い間映画館へ行っていないので最近はそんなことないのでしょうか)、流石にこの映画を見ながら・・・という人はいなかったでしょうか?
    でも、そんな人にこそ見てもらいたいですね・・・ いえ、私が見るとき、以外にして欲しいですが・・・

  3. haiji より:

    「誰がどこで作ったかわからないものを食べるのはそろそろよさないか?」

    そうですよね。
    本当にそう思います。

    口の中がねばりつくような不快感を覚えるものが多いですよね、そういう食べ物って。

  4. hiro.k より:

    ただただ、拍手。

    いつも愛読させて頂いておりますが、お初に書き込みさせて頂きます。
    自分はマクロビアンではありませんが、食が好き、料理が好きで、
    心のこもった食をお作りになられているご様子を楽しく拝見しています。
    今回のブログにはあらためて善右衛門さまが気持ちが強く感じられ、
    一人うんうんと関心し、また食や料理への意欲を頂きました。
    自分の私的げ勝手な意見ですがついつい書き込みさせて頂きました。

  5. zenemon より:

    mikiさん こんにちは。
    はい、間違いありません。京都 Macrobiotic Style なかがわブログです。
    マクロビオティックを始めると以前とは違う自分に会えますよね。
    私が一番始めに耐えられなくなったのは冬場のコンビニです。
    おでんのにおいが充満していて入れなくなったのです。
    みなさんいろんな思いや発見をされていますね。
    この映画を見ることも実は多くの発見なんです。是非見てください。
    ご褒美のような役者や歌手に会えるのがオマケです♪

  6. zenemon より:

    三毛猫さん こんにちは。 はじめまして?でしたよね?
    ようこそです 宜しくお願いします。
    全粒パンのベジバーガーも作ってみたいですね。
    車麩カツ入れて、オーガニックソースかけて。 うまいですよー。
    三毛猫さんもぜひこの映画見てくださいね。 後半少しグロい部分もありますが社会勉強だと思ってがんばって下さい。
    今でも映画館にはポップコーンやホットドッグやチュロスが売っています。
    コーンシロップたっぷり摂取できますよ(笑)

  7. zenemon より:

    ハイジさんこんにちは。
    同意してくださってありがとうございます。
    餃子の問題や穀物相場の高騰は危機では無くチャンスだと思える人が
    何人いるかで日本人の民度がわかりますね。
    いま日本人は地球に試されているのかもしれません。
    がんばれ日本人。

  8. zenemon より:

    hiro.kさん こんにちは。 はじめまして ようこそです。
    >>自分はマクロビアンではありませんが
    いえいえ、全然問題ございません。 このブログはマクロビアン専用ブログではありませんので。
    むしろhiro.kさんのように食が好き、料理が好きな方が集うブログでありたいと思っております。 今後とも末永くおつきあい下さいませ。
    お感じになったこと、何でもお気軽に書き込んでください。
    宜しくお願い致します。

  9. tototo-naomity より:

    zenemon様、とてもご無沙汰をしております。こんばんは。
    いつも拝読させていただいております。
    この映画、是非見てみたいです。でも、ごめんなさい、共働きが、マイナス因子として、記事されたことにグサリ。一般的に仕方ないのですが。でも、そうじゃなくて、共働きでも、母親がお仕事頑張っていても、家のことも、食事のことも、頑張れるんだよ。ということを、私は地道にり伝えたいと思っています。
    共働きだとね~という偏見があるからこそ、頑張れている面もあるのですが・・・。
    専業主婦の方も、今の時代、レトルトや、外食産業にたより、お昼はママ友さんと集って子供連れでファーストフードなんて姿見ますし。。。
    食を大切にする日本になってほしいのは私もすごく思います。でも仕事もあきらめないで頑張りたいです!!!

  10. zenemon より:

    tototoさん こんばんは。 ご無沙汰しております。

    たしかにおっしゃるとおり、専業主婦でも子育てを放棄したかのような
    方がおられますね。 共働きでも立派に手作りの安全な食卓を維持
    されている方もおられるでしょう。
    しかしながら現実的にそういう立派な共働きの方は希少といわざるを
    えない状況です。
    人に言われたことはないですか?
    「共働きで、よくそこまで頑張れるわねぇ、えらいわぁ」って。
    その感嘆の声の陰には「私にはとてもムリ」という声が入っているのですね。 残念ですが。
    でも絶対にへこたれずに今の頑張りを続けてくださいね。
    頑張っている親を子供は必ず見ています。
    そして親のような子になります。
    頑張ってください 応援しております。

  11. tototo-naomity より:

    早速のお返事ありがとうございます。応援、ありがとうございます!!
    百人力!嬉です。大丈夫ですよ。私はへこたれません。結婚するときに仕事を続けると決断した際、食事がおろそかになるぐらいなら、仕事は辞めるんだと自分で決めました。
    専業主婦でも立派に手作り安全な食卓を維持しておられる方は、有職の主婦同様、昨今希少と思いますがいかがでしょうか?おのおの、全体に占める割合で考えたら、さほど違わないと思うのです。それほどに、台所を預かる者が、食を軽んじているのでは?と思うのです。
    時間がかけられる、かけられない、ではないのです。意識の問題です。洗濯板の時代を思えば、洗濯機のある世の中、さまざまに便利機器があり、家事労働時間が短縮され専業主婦じゃなくても食事に十分時間をかけることはできます。
    どうぞ、共働き主婦を特別視しないでください。お願いします。

  12. あき より:

    この映画、私も観ました。
    「食」の安全、そして、こう言った安いものがどのようにした経路を経て自分たちの口に入るのか、考えさせられる映画でした。
    肉は、ほとんど摂取してませんが、映画館の帰り道、焼き肉屋さんの匂いやファストフード店のお肉の匂いが、本当にきつかったです。

    これを観ても食べる人は食べるんだろうな、そんなことも思いました。

  13. zenemon より:

    あきさん こんにちは。
    よく観られましたね。 えらいです。
    牛たちが食べる穀物をみんなで食べたら・・と思いますね。
    牛のゲップもいやですね。
    自分や自分の家族が大病にならなければ食を見直せないというのは
    あまりに悲しいです。

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