中川式金平牛蒡と鉄火味噌


この金平牛蒡は油だらけで、口に入れた時モワッとする感じに見えますか?
しかし、この金平牛蒡は案外さっぱりしているのです。
こんなに光っていても、これは油だけではなく野菜の持つ成分のそれぞれが絡みあった艶なのです。
中川式金平牛蒡は、この艶が出るように仕上げるのがポイントです。
時間が経っても、お弁当に入れてあっても、この艶がいつまでも失われない方法が中川式金平牛蒡の最後のコツです。
ところが、この艶が引き出せるようにする方法は、鉄火味噌の時には使ってはいけないのです。
ここのところが理解しておられない塾生さんが圧倒的かもしれません。
鉄火味噌の砂感は牛蒡を炒める時点で勝負が決まります。
そして、鉄火味噌の仕上がりに油っぽさは出てはいけないのです。
ここでハッとしてほしいですね。
金平牛蒡と鉄火味噌をなぜ同じ日に教えているか?
上級幸せコースでは「油の履歴」ということを学んでいただきました。
それをよ〜く考えると、鉄火味噌の油はどうすれば良いのか、自ずと答えが出てくるはずです。
でも、これは高度な内容なんです。
ですから結論だけ書いておきます。
鉄火味噌は油を中に閉じ込めておく仕上がりにするのです。
油を外に出してしまうと酸化が激しくなって、油っぽいし体にも良くありません。
鉄火味噌は恐ろしく日持ちの良いお料理です。
それを考えればお料理のフィニッシュはどうあるべきかが自分で考えられるはずです。
教えられた料理方法をなぞるだけではなく、なぜ?、どうしてそうするのか?
そこまで理解して復習すれば、忘れるどころかもっと美味しく作れるようになります。
むそう塾でお伝えするお料理は、すべて理論的に説明してお教えしていますので、その部分をしっかり受け取って中川さんレベルの美味しさをご自分のものにしていただきたいと思います。
一人でも多くの人がこれらのお料理で健康に溢れ、パワーを感じられる日々が送れますように。
 


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肥満をストップしましょう


先日銀行に行こうと思ったら、そのそばで長蛇の列が。
(この辺でiPhoneを売るお店が出来たのかしら?)
なんだろう?と思って歩いていると、その先にはこんな光景が(゚д゚)!
な、なんと、ドーナッツを買うための列だったのです。。。
いえね、他人の嗜好に口を突っ込むことはしませんが、白砂糖と油の組み合わせは間違いなく生理をつらくさせます。
そして限りなく肥満に向かいます。
肥満で一度膨れてしまった表皮は、仮にあとで痩せたとしてももう元には戻りません。
太っているときにはパンパンに張っていても、痩せるとその皮はたるんでしわになったり、プヨプヨになってぶら下がります。
それはまるでお年寄りの現象と同じです。
二の腕もお腹も脇も太腿も、全部垂れ下がります。
仮に20代であっても60代のように、あるいは70代のようになるのです。
ですから、女性の場合はやっぱり「太るの?」なんて呑気なことを言っていないで、やはり適正体重にしておくことが一番美しいし、美しいままの晩年を迎えられると思います。
肥満は特に内臓との関係でも好ましくありません。
甘いものをほしくなる理由は色々ありますが、マクロビオティックではそれを陰陽という二つの視点で解き明かせます。
なぜ甘いものがほしくなるのか?
そして、それをコントロールするにはどうしたらいいのか?
さらには、どんな食べ方をすれば太らないのか?
どんなふうにすれば痩せるのか?
そんなことまでマクロビオティックの考え方でロジカルに説明できて納得できるようになるのです。
そんな視点から警告を。
女性に甘いものは大敵です。
お肌は荒れるし、生理はつらいし、朝の寝起きは悪いし、お昼ごはんのあとは眠くなるし、夕方になるとパワー不足になるし・・・。
そのうち骨粗しょう症も待っているし・・・。
甘いものを食べるのは自由ですが、甘いものは体にそんな影響を与えるんだという事実だけは知っておきましょう。
 


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鉄火味噌における「へら使い」

「腸から陽性になる講座」を開催してみて、大体皆さんの苦手な部分が見えてきました。
まずは刻みのスピード。
次はへら使い。
常に火加減。
今回はへら使いの参考になる動画をアップしましたので、ぜひご覧ください。
きっと大きな発見になって、サラサラの砂感を出せるようになるはずです。
「鉄火味噌へら使い その1 ペンタイプ」” frameborder=”0″ allow=”accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture” allowfullscreen>

中川さんによると、鉄火味噌に必要なへら使いは代表的なものでも3種類あるそうで、それは授業でお伝えしました。
しかし、見逃している人もいるような気がします(泣)
復習作品の出来上がりをみると、へら使いが出来ていないそうです。
たとえば次の写真とその次の写真のへら使いをみてください。
これで2種類ですね。


次の写真の彼女はおへらを立てています。
こうすると手がとても疲れますので、もっと寝かせましょう。

「腸から陽性になる講座」を受けて、その当日の帰宅時にすでに陽性とはこういうものか!と何人ものかたが感じておられます。
帰り道の疲れ方がいつもと違うとおっしゃいます。
いつもより朝の集合時間は早いし、終わりも遅いし、ずっと立ちっぱなしだったのに。
精神的な集中、ずっと一つの作業。
これは陽性さを要求される動作です。
鉄火味噌を作りながら自分の陰陽度を知ることになって、なかなか面白いものです。
きょうも「腸から陽性になる講座」があります。
すっかり鉄火味噌に話題をさらわれてしまった感がありますが、中川さんの胡麻塩は想像を絶するパウダーな出来上がりなのです。
これは先に「中川式胡麻塩」としてご紹介しました。
まるで粉薬と間違うような仕上がりです。
そしてそれはスッと体に吸収されて、陽性の力を発揮してくれます。
ミネラルの補給のためにも中川式胡麻塩をお料理に取り入れてお楽しみください。
 


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買ったお弁当



きのうはとっても大忙しで新幹線に飛び乗りました。
比較的野菜多めのお弁当ということで、このようなお弁当を買いました。
お味の方は・・・、それなりということで(笑)
カロリーを気にするメタボの殿方やお若い女性には良いのかも知れません。 
大豆タンパクの唐揚げが親指の先ほど入っていて、なかなかヘルシーメニューでした。
マクロビオティックをしている人でも食べられそうな感じですが、右下の表記項目のなんと多いことか!
お弁当を買わずにおむすびを作って自宅を出る時間が欲しかった。。。
なお、これはiPhone5で写してみました。
揺れながらだったので画像が鮮明でなくてすみません。
 


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鉄火味噌への唸るアドバイス


(鉄火味噌を作っている途中)
むそう塾ではお料理を教えた後も、徹底的にフォローしています。
その一つが玄米投稿であり、瑠璃茄子投稿であり、桂剥き投稿であり、今日の復習です。
「今日の復習」は最近作ったカテゴリですが、裏では毎日どんどん中川さんへのメールが送られています。
その中で「お!」という作品を記事にして、皆さんの復習の励みにしています。
一方的に教えたままにするのではなく、習った人が教わったお料理のレベルに達しているかどうかまで、細かくアドバイスしているのです。
それらは中川善博さんのブログで随時記事にされ、塾生さんの頑張った成果が並んでいます。
この方法は習った人がお料理の腕を上げるには最高なのですが、アドバイスは誰にでも出来ることではありません。 
写真を見ただけで何が問題かを瞬時に判断できる能力がなければ不可能です。
中川さんの長い料理人生があってこそのアドバイスですが、そのアドバイスは外部から見ていてもとても勉強になります。
昨日もこのような素晴らしいアドバイスがありました。 
先日「腸から陽性になる講座」を受講されたSaさんが、鉄火味噌を復習して送って来られたのですが、それに対するアドバイスが凄い内容でした。
焦げずに綺麗にできましたね。 ここまでになるまでに一度さらさらになった時が有るはずです。 その時にまだ「ダマ」が残っているとさらに炒ってここまで進んでしまいます。 これはずばり、野菜の炒めが足りないのです。 「えー?」と思うでしょうがそうなのです。とくに蓮根です。 刻みは相変わらずキレがありますね。素晴らしいです。 目指せ「砂感」
どうですか?
たった1枚の写真からここまで判ってしまうのです。
これが中川さんの実力の凄いところです。
今回の記事の鉄火味噌はこちらの写真の彼女が作りました。
講座の時には切り方は申し分なかったのですが、火加減が少し弱かったので、それを考慮して復習されたのでしょう。
そうすると今度は炒めている途中の問題が指摘されました。
私はこのアドバイスを読んで「ははん」と思いました。
蓮根のあれが影響しているんだなと思ったのです。 
こんな風にしてむそう塾では、他の人へのアドバイスを参考にしながら、自分のお料理まで上手になる人がいっぱいです。
そうなるためにオープンでアドバイスを掲載しています。 
しかしそのオープンは、一度はきちんと中川さん本人から直接教えてもらい、作る人の性格や家族構成や家庭環境を考えたうえでのアドバイスなので、ここでもマンツーマンが貫かれています。
 
きょうも多くの塾生さんが玄米ご飯を炊き、糠漬けを漬け、お味噌汁の出汁をひき、美味しいお料理とともに笑顔で食卓を囲んでいることと思います。
そんな「ありきたり」の光景が、実は一番幸せであることを知って、人生を充実させる生き方を共に分かち合いたいと、むそう塾では思っています。
 
きょうも心穏やかな一日でありますように。
 
 


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