深部体温のことも含めて体温を正しく測って自分を守ろう

先日、「寒い季節の寝具の選び方と体調への影響」という記事を書きました。
そこで「深部体温」に触れていますので、きょうは深部体温のことを書きます。

深部体温は文字どおり体の内部の体温で、脳や内臓などの大切な臓器を守るために安定しています。
しかし、私たちは体の内部の体温を測れないので、比較的測りやすい部位で皮膚体温を測定しているわけですね。

私はわきの下で測りますが、お口で測る女性も多いことでしょう。
これは測定時間の違いも影響しているかと思います。
お口の方が早く測れますからね。

では、測定部位別の検温時間のめやすを比較してみましょう。
(実測式体温計・赤外線体温計)
・「直腸温」 3〜4分
・「鼓膜温(耳)」 1秒
・「舌下温(口中)」 5分
・「腋窩温(わき)」 10分

なお、列挙順は測定体温の高い順です。
「直腸温」と「腋窩(えきか)温」では、直腸温の方が、およそ0.5〜0.8℃高いとのこと。

*   *   *

どのような体温計で測るかにもよりますが、私は電子体温計の実測式と水銀体温計の2種類を使っています。

自分の体温を正しく知っておくことは、急な感染症のときはもちろんですが、常日頃自分の体調を良い状態に保つためにも大事なことです。
まずは「自分を知る」ということですね。

こちらのサイトから「体温の分布イメージ」の図をお借りしました。
今は季節的に右側のパターンですが、夏でも時々右側に似た分布の人がおられます。
暑い季節なのに手が冷たかったりして、手が触れるとビックリすることがあります。
そういう人はやはり活動量が低いのと、マイナス思考をしやすいので、体温の影響は大きいです。

新型コロナウイルスでも発熱のことがたくさん取り上げられました。
正しい検温の仕方と、体調と体温のことは、日々の活動のために自分でしっかり管理しておきましょう。
そして、寝具やお洋服のことも、この体温分布を前提にして決められるといいですね。

 
 

なお、わきの下の検温では、体温計を挟んだ腕の向きによって密着度が変わってきますので、下記の図の⑤と⑥のとおりになっていることを確認しましょう。
これがいい加減な人が案外多いです。

(画像はこちらのサイトからお借りしました。)

 
 
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