マクロビオティックのイメージを塗り替えるために魔法のメガネを再び!

マクロビオティックにおける私の第2の師匠である高桑智雄氏が、Facebookで素敵な記事を書かれていましたので、シェアさせていただきます。

 
 

『柔道でいきなり大技は使えない』

例えば柔道を習い始める時、いきなり一本背負いや巴投げのような大技をやろうとしたらどうなるだろう。

それは大怪我する可能性があるので、指導者はそれを止めて、まずは受け身や基本の型を繰り返すことを教えるだろう。

マクロビオティックにおいて、動物性や砂糖などの極陽や極陰の素材を調理して食べることは、いわばこの「大技」をいきなり繰り出すことと同じことなのである。

まずは身体にとって比較的やさしく扱える中庸な食材を調理して食べることが、柔道における「基本の型」の練習になるわけである。

現代人の多くは、この「基本の型」を知らずに、日々大技を繰り出し続けている。これでは、大怪我(病気ともいう)する人が増えるのは当たり前なのである。

とは言え、我々マクロビオティックに携わる者も、近年、この「基本の型」を強調し過ぎた感がある。

結果、「とにかくこの基本の型から外れない食事をしていれば、あなたは健康で幸せな人生が送れる」といったマクロビオティックとはおよそかけ離れた奴隷的人生観を広めることになってしまった。

柔道を習いたいという人に、「あなたは一生涯、受け身や基本の型の練習だけしていなさい」と言ったら、おそらくほとんどの人はいづれ「柔道」を辞めるであろう。

だって一生涯、コツコツと基本の型だけをし続ける人に、誰が魅力を感じるだろう。

ここぞという時に、ダイナミックな大技を繰り出せるからこそ、柔道は魅力的なのである。

マクロビオティックを創始した桜沢如一の人生は、世界という大きな畳の上で、とてもダイナミックな大技をこれでもかと繰り出す名勝負の連続であった。

それはもうワクワクドキドキで、私もいつかこんな名勝負をしてみたい、マクロビオティックを極めて桜沢先生のような「自由人」になりたいと思ったものである。

だからいま巷に流布するマクロビオティックの不自由で凝り固まったとてもダイナミックとは言えないイメージに憂いを感じてしまうのである。

11月22日は、桜沢如一資料室の活動でした。

11月に入って全国の感染者数の急増に伴い運営元の日本CI協会より、イベント人数を3名までと指示があり、今回残念ながらボランティアによる整理活動の再開を中止しました。

参加を予定していた方々、大変申し訳ありませんでした!

22日は資料室のご意見番、斉藤武次さんと安藤耀顔さんを招き、桜沢如一の略年譜の修正作業を行いました。

◆11/22日 桜沢如一資料室活動議事録はこちら

http://go-library.org/2020/11/25/report20201122/

そして23日は「マクロビオティックの疑問がとけるセミナー」をリアル&オンラインで開催しました。

今は、とにかく桜沢如一のダイナミックなマクロビティックの世界観、そして東洋哲学、道(タオ)の原理としてのマクロビオティックのルーツと思想、そして陰陽という人生を面白くする魔法のメガネを知ってもらい、巷の浅薄なるマクロビオティックのイメージを塗り替えていく活動に専心いたします!

次回12月13日(日)は池尻大橋CI協会で、「マクロビオティックの陰陽がわかるセミナー」を開催します。

年内最後のリアル&オンラインセミナーです。

ご興味のある方はぜひご参加下さい。

◆12/13日 マクロビオティックの陰陽がわかるセミナー

http://www.ci-kyokai.jp/event/takakuwa.html

 
 

【巷のマクロビオティック】

この中で私が感動したのは、「巷の浅薄なるマクロビオティックのイメージを塗り替えていく活動に専心いたします!」の部分です。
わかる。そうなるお気持ちがわかる。

私がむそう塾を始めようと思ったのも、「巷のマクロビオティック」でマクロビオティック難民がゴロゴロしていたからなのです。

当時は、動物性とお砂糖ダメ、ダメという点だけが強調されていて、美味しい中庸のお料理は一歩引いてしまった感じがありました。
病気治しの人が動物性を排除したり、お砂糖を排除して元気になって行くのは良いのですが、その後もずーっとその生活を続けて体調不良になっている人もおられました。
その食事が原因で離婚や家庭不和もありました。

そうではなくて、健康を取り戻した体でどんな人生を送りたいのか? そのときに役立つのがマクロビオティックの「陰陽」の考え方なのですが、そのことは伝わっていませんでした。
極端なお料理だけが広まっていたのです。
それは、ビーガン料理なのか、ベジタリアン料理なのか分からない状態で。

そこに本来のマクロビオティックの考え方を伝えたいと思って始めたむそう塾ですが、いやはや「美味しいもの好き」の人が多くて、陰陽を活かして生きようとする人は少数でした(笑)
それでも理解してくださる人はおられるので、今も陰陽を大切に伝え続けていますが、こうして師匠が宣言してくださると、とても心強く感じます。

しかし師匠、市場は狭いです。
マニアックな人たちの集まりになるかもしれません。
でも、やっぱり素晴らしい考え方は伝えたいですよね。一人でも多くの方に。
混沌としたこの時代だからこそ。

ぜひ、中興の祖になってください!

 
 

【マクロビオティックの陰陽がわかるセミナー】

12月13日は私は授業があるので受講できないのが残念ですが、ご都合がつく方はどうぞ高桑氏のお話しを聞かれることをおすすめします。
歴史的な背景から説明してくれると思うので、とても勉強になること間違いありません。

そして、マクロビオティックに対する認識が変わってくれたら嬉しいな。
生き方に中心軸ができて、不安がなくなるか激減しますよ。

 
 

(桜沢如一 GOレター)

 
 
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