湿度が高くて暑いのに、マスクを着けている人が多いですね。
外で周りに人がいないのにマスクをして散歩している人を見かけると、過剰な感じがする私です。
この前はマスクをしてシールドも装着しているご夫婦を見かけました。
観光客が激減している京都で、それも周りが緑だらけの川べりだったので、よけいその姿が異様に感じたのでした。
でも、そのご夫婦にはどうしてもコロナを避けたい事情があるのかもしれませんので、一概には言えないのですが・・・。
でもね、マスクを着けていると、せっかく吸った外の空気が温かくなってしまうので、冷えた空気を体内に取り込めません。
そのうえ、吐く息がマスクを温めるので、次に吸い込む空気にも熱が加わります。
誰しもこれが心地よくないと感じているでしょうが、この感覚こそが大事なセンサーなのです。
早朝のひんやりとした空気や、木々の間から流れてくる涼しい空気を吸って、思わず深呼吸したくなった経験をお持ちの方はいっぱいおられると思います。
これが体の本当の反応なんですね。
つまり、体は常に脳を冷やすような構造になっているので、昔から「頭寒足熱」といわれていることがここでも当てはまるのです。
「鼻は脳の冷却装置」と言われているので、暑い季節に屋外でのマスク装着はしない方がよいと思っています。
さらに、運動している時は自律神経中枢に負担がかかるので、脳の温度は上がりやすくなりますから、マスクを着けたまま運動するのは危険です。
熱中症との関係でも、これからの季節に屋外でマスクをするのはおすすめではありません。
特に活動量の激しい小さなお子さんが、マスクをしている姿を見ると複雑な気持ちになります。
もっと呼吸の意味を知って、脳を守ってあげたいですね。
あ、そうそう。
もし熱中症になったら、鼻を冷やすより冷たい空気を吸わせる方が効果的です。