マクロビオティックにおける甘いものの摂取と果物

さくらんぼ マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(京都の自然食品店から届いたさくらんぼ)

梅雨の季節は鬱陶しいけれど、私は果物がたくさん出まわるから好きです。
果物好きの私は、マクロビオティックを知ってから果物禁止令を自分に課していました。
でも、このさくらんぼだけは別扱いで、旬の味覚を味わったものです。

きょう、愛クラスにお申し込みをされた人とお電話で話をしておりましたら、甘いものが止められなくてと小さい声で話されていました。
お菓子を止められないのだということですが、止めなくてもいいじゃないですか。
減らすことを考えましょう。
そして、その分ちょっと果物に逃げてみましょう。

でもね、玄米ご飯をよく噛んで食べると不思議なくらいお菓子が減りますよ。
そして、そうこうしているうちに、果物とのつき合い方も変わって来ます。
私は一気に甘いものを止めましたが、それが出来ない人は徐々に減らせばいいと思います。
決して100%を目指さないこと。
柔軟に対応しないとストレスでかえって甘いものが欲しくなります。

甘いものは白砂糖であれ、甜菜糖であれ、米飴であれ、メープルシロップであれ、体を緩めることに変わりはありません。
緩めるスピードに若干の違いがあるだけです。
ですから、「マクロビオティックだからマクロ甘味料を使えば安心」だなんて夢々思わないでくださいね。
そんなことをいう人からは即刻距離をおきましょう。

甘いものについては書いても書いてもネタ切れしないくらい情報が溢れていますが、陰性の怖さを正しく知れば無理なく減らすことが出来ます。
自然界には私たちに必要なものが用意されていますから、静かにその恵みの甘味をいただくことまで禁止をするのは、むしろ不自然だと思います。
しかし、加工食品の甘いもの(お菓子類)をいただくときは体調を崩す薬だと思って、少量にしましょう。
決して毎日摂らないように。

私は日本人の体調不良のほとんどは糖分の摂り過ぎだと思っています。
マクロビオティックにおいても玄米と野菜一辺倒ではなく、もっと積極的に動物性とのバランスについても見直すことが不可欠だと思います。
そうでないと、社会の現状に合いませんし、動物性を摂取しているがゆえにおきる甘いもの欲求は連鎖状態を断ち切ることが出来ないからです。
動物性も絶対摂らないのではなく、オプションとしてバランスよく摂る方法を知って、毒消し方法を徹底するべきだと思います。

頭で甘いものはいけないから止めようといくら頑張ってもダメです。
なぜ甘いものが欲しくなるのか?
どうしたら甘いものへの欲求を減らすことが出来るのか?
そこからきちんと理論的に答えを出して行かないと、必ずどこかで挫折します。

繰り返します。
甘いものは止めようと思わないで減らそうと思いましょう。

 
 


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