情報過多時代の本当に大切な情報は目に見えないところにある

中学生の頃、私はよく思ったものです。
自分が読める本の量は限られている。
でも、本屋さんに行くと一生かかっても読みきれない量の本が並んでいる。
自分の好みで読んでいて、情報不足にならないのだろうかと。

私が小学生の時にテレビが登場して、急速に各家庭に広まり始めた頃、「一億総白痴化」ということが言われました。
そして今、見事に洗脳されている国民が多くいます。

今では、インターネットというものが登場して、行き交う情報量はとんでもなく多くなりました。
私が本に抱いた冒頭の疑問なんて可愛いものです。
ネット検索でたどり着くところ、それは受け身で細切れの知識になります。
あとはそれをどのように利用して組み立てていくかがその人の力の見せ所です。

つまり、本当に必要な情報は目で追えるものではなく、その人の中にある見えないものであることが多いです。
見えるものだけを追っていると不安が増幅します。
きりがないからです。
そんなときには、目を閉じて自分の心に問うてみましょう。
その時に顔や心がホコッと緩んでくれる方向、ピクッと心臓が反応することがら、そんなところに意識を集中して歩めば間違いありません。
これは陽性な方向と行為になります。

情報を仕入れるばかりでは陽性過多になって、そこから陰性(不安)を生みます。
知識を入れれば入れるほど不安は増して悪い陰性過多になります。
不安をなくすには、自分の中にある情報を引き出してアウトプットすれば良いのです。
これは良い陰性なので、安心につながります。
多くの人は自分の情報を見落とすか過小評価しています。
ですから、もっと自分を正しく認識して、見えないものを見る訓練をしましょう。

今までの学校教育で、見えるものだけを相手に生きてきた人には、最初は難しく感じるかもしれませんが、じきに見えないものを見ることができるようになります。
なぜなら、それは人間の本能として備わっているものだからです。
ですから、錆びついてしまったその本能に磨きをかければよいのです。
お手本がそばにいます。
赤ちゃんや幼児です。

あなたも目をキラキラと輝かせて、夢いっぱいだった幼い時に戻りましょう。
そして、心が踊ること、目が輝くことに時間を費やしましょう。
そんな日々を送れば、気がついたら不安はなくなっているはずです。

それが陰陽バランスが取れている状態なのです。
マクロビオティックをことさら難しく考えるのではなく、心地良い状態にするための物差しとして利用してみましょう。
強い味方であり、安心出来る人生のために有益な考え方です。
それは陰陽を理解するところから始まりますが、最後は陰陽を手放せるようになります。
勝手に体がバランスを取ってくれるようになるからです。
そうなるまではちょっと陰陽を意識してみましょう。
あなたの人生が激変することでしょう。

 
 

むそう塾 マクロビオティック料理教室 

 
 

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