連日糠漬けの発送が続いています。
中川さんのところでは樽が9個に増え、毎日一樽一樽が大切に気を抜くことなく管理されています。
その空間はまるで糠床蔵のような香りに包まれて、コロコロと並んだ樽が可愛らしく見えてきます。
一つひとつに個性が出てくるのだそうですが、それを均一に保っていくようにしながら、発送の日にベストの状態になるようただいま熟成中です。
今月の30日から4日間連続で恒例の糠漬け講座が始まります。
その後、全国に向けてじゃい安がお嫁入りします。
(ジャイアンはやんちゃな男の子ですが、じゃい安は手塩にかけて育てた愛する娘のような感じなのであえて女子扱い^^)
ところで、すでに宅配されている「じゃい安ダイレクト」は、召し上がったあとの感想がたくさん寄せられて、その効果の大きさに改めて納得しているところです。
先日も“りすのん”さんがTwitterで下記のようなご報告をしてくれました。
こんにちは。遅くなりましたが、糠漬けの感想をお伝えします。
前提として、夫の糠床は、丸3年を前に、かなり好調だと思います。
1年も維持できなかった私は、平身低頭、野菜の入手に尽力しつつ、日々おいしくいただいてました。
その上で、食べ比べて感じたことです…
じゃい漬けにあって、夫漬けにないもの 。
その1:穏やかなまろやかさ。
夫のはものすごくしょっぱすっぱく、糠床の香りも強いです。
すぐ水分が欲しくなるのですが、じゃいは、じわーっ、きゅーっと酸味がくる。
水分ではなく、玄米ご飯がほしくなりました(食べました)。
その2:芳醇な後味と香り。
鼻に抜ける、濃厚で複雑で香ばしい香りに、みなさんがおっしゃるように酔います。
あとをひいて、止まらなくなりました。
夫と、「総合的な、旨味と深みかなあ」「この味を身体で覚えて、目指すところのイメージングをしよう」と話しました。
そして、昨日のお昼にきゅうり一本、糠がついたままいただいて、半日もしないうちに、ここのところ荒れていた唇がつるつるになってました*\(^o^)/*
ありがとうございました、リピートさせていただきたいです。
連続Tweet失礼しました。
140文字の制限を受けながらも、連続ツイートでこのような感想をお寄せくださったことがとても嬉しかったです。
特に「糠がついたままいただいて、半日もしないうちに、ここのところ荒れていた唇がつるつるになってました*\(^o^)/*」の部分ですが、唇は胃と腸の状態を表す場所なので、荒れていた腸が改善の方向に向かったことを示していますね。
腸が改善されるということは、頭もクリアになって来るということです。
腸と脳はつながっているので、腸の状態が良いと前向きな発想が出来るようになります。
一番大事な腸を改善することによって免疫力がアップしますから、アトピー症状も良い方向に向かう人が多いです。
私の息子は中川さんの糠漬けでアトピー地獄から脱出できたのです。
中川さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
そういえば、母乳を飲ませているお母さんがじゃい安を食べたところ、赤ちゃんの便が物凄く良い状態になってビックリしたと呟いていた人もいます。
また後日「#giantdirect」として記事にまとめたいと思いますが、お母さんが食べたものが赤ちゃんに直結していることを感じて、きっと認識を新たにされたことでしょう。
これらの反応は、中川式糠漬けに多くの乳酸菌が含まれているためだと想像します。
先日もこちらの記事に書きましたが、今年のじゃい安はかなり強力に育てていますので、乳酸菌の力が強いのだと思います。
なお、漬物にも陰陽があります。
当然糠漬けにも陰陽があります。
マクロビオティックの指導者の中には、糠漬けを陰性だと分類して、陰性な人には食べないように指導する先生もおられますが、失礼ながらまだ糠漬けのことをよくご存じないなと思います。
たとえば胡瓜は90%ほどが水分ですし、体を冷やす作用があるのでダメと分類されるのでしょうが、お塩の陽はどう考えておられるでしょうか?
漬ける時間の陽はいかがでしょうか?
米糠に含まれるミネラルの陽はどうでしょうか?
糠漬けにも色々な漬かり具合があります。
たとえば次の写真の胡瓜は漬け時間が異なります。
鮮やかなグリーンの胡瓜は陰性寄り、べっこう色の下の胡瓜は陽性寄り。
食べる人の体質や体調によって食べ分けられるように漬けています。
もし糠漬けが陰性のひと言で片付けられるなら、糠漬けを多く食べていた昔の人はもっと体調が悪くなければ変ですね。
しかし、昔の人の方が今の人よりシャキッとして精神性が高かったと思いませんか?
昔は今ほど甘いものはなく、お茶うけにもお漬物を食べていた地方もあるのです。
私の育った北海道でもそのような食習慣はありましたし、数年前に訪れた山形でもお茶のお供に美味しいお漬物を大皿に沢山出してくださいました。
これは寒い地方で陽性を必要とする先人の智恵だったのだと思います。
しかしいつの頃からか、塩分が高血圧の原因だと濡れ衣を着せられて、すっかりお漬物は悪者にされてしまいました。
それとともに発酵食品の摂取が減って、むしろ体調の悪い人が増える一因になったとも考えられます。
もともと日本には生の野菜を食べる習慣はありませんでした。
野菜を取るにはお浸しが多く、あとは漬物でビタミン補給をしていたのです。
しかし、食生活の欧米化にともなってサラダが登場し、今では野菜というとサラダをイメージするほど一般的になりました。
でも生野菜には良い面と悪い面があります。
特にカット野菜として売られているものは怖いですね。
実態を知ると食べられなくなります。
マクロビオティックをしている人なら当然お塩の良し悪しは把握していますよね?
しっかり学んで、塩分と野菜を上手に摂る一つの方法として糠漬けを見直してみてください。
糠漬けを食べて元気になった!
これが動かぬ現実の姿です。
私が何年も食事指導をしてきていつも感じるのは、ミネラルと発酵食品の摂取が少ないために体調不良の人が多いことです。
発酵食品の力を侮っている人も多いですね。
むそう塾生のみならず、多くの人が糠漬けを見直すきっかけにしてくださったらいいなと思ってこの記事を書きました。
中川式糠床をご予約された方、糠漬け講座を受講される方への出荷まであと半月。
楽しみにお待ちくださいね。
<関連記事>
・中川式糠漬けの乳酸菌とミネラルの力が凄い!
・中川式糠漬け宅配のご感想(1)#giantdirect(じゃい安ダイレクト)
・中川式糠漬け宅配のご感想(2)#giantdirect(じゃい安ダイレクト)
美風さん、こんにちは。
とても貴重な内容をアップして下さり有難うございます。
胡瓜、茄子ですぐ頭に浮かぶのが、体を冷やすからなるべく摂らない。
これが今までの私の感覚でした。
じゃい安を頂いてみて、美風さんの仰る意味が本当によくわかります。頭ではなく、体が感じるのです。ジワーッと沁みてくるのです。
この気づきを有難く感じております。
Niさん、こんばんは。
陰性だから避けるのではなく、季節の食材をいかに体に負担なく食べられるようにするかということが、マクロビオティックの究極の食べ方です。
それは、どんなサバイバルな環境になっても、生き抜けるたくましさを身につけることに他なりません。
また塩分の取り方も、このように深い発酵段階まで持って行くと、腎臓への負担も軽減されるので、安心して召し上がれます。
どうか頭でマクロビオティックをするのではなく、体の反応を見ながらマクロビオティックの視点で判断なさってください。
明日から頑張りましょう。