お料理が下手になるコツ


涼し気なお料理です。
まるでお菓子のよう。
爽やかなお味をお届けできないのが残念です。
ところで初めてのお料理を作る場合、教えられた材料はきちんと揃えましょう。

そのためにむそう塾では入手しにくい食材は使用していません。
誰でもどこでも買える食材を選んでメニュー構成をしていますので、指定の食材が揃わなかったら作らない姿勢が必要です。
最初から代用の食材で復習してもそれは復習とは言いません。 
中川さんのお料理は調味料に至るまで計算され尽くしていますので、そのとおりにトレースしないと似て非なるお料理どころか、まったく別物になってしまいます。
それから、よくお弁当のおかずにとか、次の日にとか、何日持つかといった質問がありますが、原則としてお料理は作ってすぐ食べるものです。
時間が経ったら温度も違うし水分も変わるし、色も変わるものがあります。
さらには熱い時と冷めた時とでは塩分濃度も異なって感じるので、お弁当にはお弁当用の味付けがあります。
その辺の微妙なさじ加減ができてこそ、真の美味しさが完成するのです。
最初からアレンジしてしまう人は頑固であり、自分勝手であり、お料理の奥深さを知らない人です。
対象になる相手や物に寄り添う心なくして美味しいお料理は生まれません。
あなたが作っているお料理は、下手になるためのお料理ではありませんよね?
ぜひ上手になるコツを忠実に守って復習なさってください。
あ、そうそう。
盛り付けにも細心の注意をはらってお料理してくださいね。
盛付けのセンスのない人が多すぎます。
綺麗に盛り付けられたお料理の写真を見たり、実際にそのようなお料理をいただき、目でそれを記憶しておくことが大事です。
常日頃の暮らしぶりが盛り付けには現れますので要注意です。
やさしく・丁寧に・繊細に日々の暮らしと向き合いましょう。
 

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コメント

  1. さっこ より:

    美風さん、おはようございます。

    >やさしく・丁寧に・繊細に日々の暮らしと向き合いましょう。

    このお言葉が、とてもとても胸に響きました。
    やさしく、丁寧に繊細に、
    ずっと心がけているはずなのに、ときどき忘れて置き去りにしている自分がいます。
    調理も盛り付けも、家事も仕事も子育ても、大切なことはいつも同じですね。
    ありがとうございます。

  2. マクロ美風 より:

    さっこちゃん、おはようございます。

    物事の根っこは一つです。
    枝葉が違うだけ。
    「自分」という根っこがどうであるか?
    そのことに尽きます。

  3. おはる より:

    美風さん、おはようございます。
    心あたりがありすぎて、
    ドキドキしました。。!
    面倒がらずに食材を揃えるようになってから、
    復習が楽しく、おいしくなりました。
    中川さんが考え抜かれたのですから、
    当然、でした。
    その精緻さに触れるたび、目から鱗です。
    そして以前の自分を反省してます。
    素直な心で、まっさらな気持ちで、教わった通りに作る。
    その心が大切でした。

    そして、盛り付け。。
    苦手だと諦めずに、がんばります。

    寄り添う心、テンポ、タイミング、集中力、感性と、
    料理は深くて果てしないです。
    日々の食卓を、整えていきたいです。
    そんな世界に、出会えたこと、幸せです。

  4. マクロ美風 より:

    おはるちゃん、おはようございます。

    うふふ。
    心当たりがいっぱいあったでしょう?
    なかなかお料理が上手にならない人は、絶対下手になることをしているのです。
    その下手になる癖や大雑把さを減らせば減らすほど、美味しいお料理に近づきます。
    間違いありません。

  5. ばんぶーん より:

    美風さん、こんばんは。

    四日連続講座、お疲れ様でございます。
    昨日は楽しい&美味しいで幸せな一日でした。

    ご指摘ありがとうございます。
    私自身にいただいたお言葉としてこの記事を拝見いたしました。
    物や相手に寄り添う心を忘れてはいけませんね。肝に命じます。

    忠実に再現してこその美味しさ。
    陰陽を踏まえているからこその美味しさ。
    口伝いただいたことを大切に再現し、自分のものとしたいです。

    いつもありがとうございます!

  6. マクロ美風 より:

    ばんぶーん、おはようございます。

    中川さんのお料理は、事前に何度も試作してあらゆることを考えた結果の完成形でお伝えしています。
    ですから、習った人がそれをアレンジするということは、中川さんのお料理よりまずくなることを意味します。
    美味しくなるアレンジがある場合は、講座でも中川さんが色々とご紹介していますね。

    ちなみに中川さんによると、元のお料理より美味しくすることをアレンジといい、まずくすることを改悪というとのことです。
    決して改悪にならないようにしてね。

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