お箸の持ち方における機能美

むそう塾では中川さんがプロの味や技術をご家庭でも使えるようにアレンジしてお伝えしています。
しかし、どうしても譲れないのがお箸の持ち方です。
こればかりは日本人としても正しく持つ努力をして欲しいと思っています。
なぜならお箸が正しく持てないと、お箸の文化を継承できないからです。
日本人はお箸を使いこなすことによって、世界にも誇れる器用さを身につけたのですが、今ではそれもガタガタと崩れています。
お料理もお箸を正しく持てないと、技術的に壁にぶつかります。
それを今一番実感されているのが、出し巻き玉子を上手く巻けないと嘆いている人たちです。
天ぷらや唐揚げの時にも、油の中に落としてしまって困っている人がいました。
それは結果として揚げ時を逃すことにもつながります。
中川さんが仰るにはお箸の持ち方には「機能美」があるということです。
ただ見て美しいのではなく、挟んでも落ちない、どんな形の物でもつまめる、素早くつかめる、何時間お箸を使っても疲れない、そんな機能性が備わっているのが正しい持ち方です。
そうでなければ素早く多くのお料理をこなせるプロとして通用しないということですね。
さらに、指の感触の延長のようにお箸を使える場所があって、お箸を持っている感覚を忘れてしまう持ち方が理想の持ち方ということになります。
詳しくは写真だけではお伝えできないのが残念です。
何しろ実際に物を挟んでみなければ、力のかかり方も判断できませんのでね。
そんな意味でお箸の持ち方講座は貴重な講座だったなぁと改めて思います。
参加された皆さん、ちゃんと練習していますか?
水泳や自転車乗りと同じで、体に覚え込ませるまでは頑張ってくださいよ。
体が覚えてしまったら、もう一生の財産ですから。
今、Twitterで簡単な診断をしています。
あなたの持ち方が正しいかどうかの判断にお役立てください。

カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です