玄米ご飯に寄せて(2)~玄米ご飯と「むそう塾」~

玄米ご飯に寄せて(2)~美味しい玄米ご飯には理論がある~>の続き
マクロビオティック料理の基本は、まず玄米ご飯です。
以前、「玄米ご飯を食べなければマクロビオティックしてないんですよね?」と質問されたことがあります。
きっとその方は玄米ご飯を美味しいと思えないか、美味しく炊けなかったのでしょう。
誤解を恐れずに言えば、究極的には白いご飯を食べたってマクロビオティックをしていることになります。
しかし、それは自分の体に合っている場合という条件のもとでね。
裏を返せば、現代は玄米ご飯が入らなくなっている人が多いのです。
入らないということは、玄米ご飯が合わない、美味しく感じないということです。
美味しくない理由は二つ。
?玄米ご飯の炊き方が体質に合っていない。
?単純に炊き方が下手(調理技術が未熟)。
この二つをクリアしたら、必ず玄米ご飯は美味しく感じるはずなんですよね?。
*    *    *    *
私はブログや、「マクロビ井戸端会議」や、「美風ゼミ」でいつもいつも聞かれます。
「玄米ごはんを美味しく炊くにはどうしたらいいですか?」と。
そんな人達にぜひ「美味しい玄米ご飯の炊き方」をお伝えしたくて、「むそう塾」を始めることにしました。
ですから、「玄米ご飯のむそう塾」・「むそう塾といったら玄米ご飯」を目指しています。

すでにどこかのスクールやお教室で習われた方でも、その炊き方が最高かどうかは疑問ですね。
もう一度、その炊き方が果たして最良の方法かどうかを見直すことが必要だと思います。
なぜなら、マクロビオティックを広めようとした60年前とは、日本人の体質も環境も食生活も大きく変化しているからです。
現代には現代に合わせた調理法も必要だと考えます。
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ところで、「むそう塾」では美味しい玄米ご飯の炊き方をみっちり、しつこく、これでもかーというほどにお伝えします。
なぜなら、美味しい玄米ご飯を炊くために考え、工夫することの中に、お料理のあらゆる基本が含まれているからです。
結論からいえば、美味しい玄米ご飯を炊けない人に美味しいおかずは作れないということです。

よく、お料理教室で何品ものお料理を習って、おかずの種類を増やすことに時間とお金を費やしている人を見かけます。
しかし、そこで習ったことをすべて再現して、ご自分のものになさっている人って、どのくらいいらっしゃるでしょうか?
おかずばかりに神経が行っている人は、案外とまずい玄米ご飯を炊いていたりします。
来る日も来る日も食べるご飯。
一生食べ続けるご飯。
その色が白かろうとベージュであろうと、ご飯を炊く心に変わりはありません。
主食のご飯がしっかり炊けたら、必ず他のお料理もおいしく作れるようになります。

そのために中川さんは、ご自分で辿り着いたノウハウを、すべて惜し気もなく公開してくださいます。
包み隠さずすべてを披露してくださいます。
なぜ、そうして下さるのか?
それは、「自分の炊き方で幸せになってくれる人が出てくれるなら、こんなに嬉しいことはない」からだそうです。
そんな訳で、当分の間は毎回玄米ご飯の炊き方をメインに実演します。
自信が出来るまで何度ご参加いただいても構いません。
そのために、各回とも単発制にしています。
お料理が上達する秘訣は、いかに回数多く作るかにかかっています。
何度でもトライしてみてください。
そして、玄米ご飯がおいしく炊けるようになった暁には、やっとあの中川さんの美味しいおばんざいが作れるようになるんですよ?。
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通常のお料理教室を想定されていた方には、ビックリな内容だったでしょうか?
でも、中川さんと二人で話し合った結果、一番大事なことを確実にお伝えしたいということで、この内容になりました。
そのために「むそう塾」では、個々人の体質・体調を知ることのお手伝いもいたします。
そして何よりも、参加者がマクロビティックの真髄を知って、幸せで楽しい人生を送れるようになってほしいと思っています。
私も中川さんも、皆さんの「幸せづくりのお手伝い」が出来たら、こんなに嬉しいことはありません。
つづく

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