マクロビオティックの指導現場からシリーズ」カテゴリーアーカイブ

むそう塾の刻みのスピード(塾長と塾生の動画)

むそう塾ではお料理を作るときのスピードをとても大切にします。
それは美味しさに影響するからです。
特に剥く、刻むは秘伝コースの試験項目でもありました。
最近の授業からいくつか動画を撮ってありますので、教室の授業風景をご覧ください。
それにしても秘伝コースレベルになるとやはり凄いです。
満足コースでの半年特訓が力をつけている証拠ですね。
胃が痛くなっても、鴨川の橋を渡るのがつらくなっても(笑)、頑張った甲斐がありました。
まずは、難易度の高い牛蒡の引き切りをした後の写真をどうぞ。
これから金平牛蒡の刻みに入ります。

 
 

刻み マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(牛蒡の引き切り後 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室  むそう塾)

<鉄火味噌の蓮根刻み 塾長>
[youtube width=”880″ height=”560″]

<鉄火味噌の蓮根みじん切り 塾長>
[youtube width=”880″ height=”560″]

<大根を刻むスピード 塾長>
[youtube width=”880″ height=”560″]

<大根を刻むスピード 秘伝コースAさん>
[youtube width=”880″ height=”560″]

<大根を刻むスピード 秘伝コースKさん>
[youtube width=”880″ height=”560″]

<九条葱を刻むスピード 正面から 塾長>
[youtube width=”880″ height=”560″]

<九条葱を刻むスピード 刻む側から 塾長>
[youtube width=”880″ height=”560″]

カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ, マクロビオティック京料理教室 むそう塾 | コメントする

お料理をすると人生の不安が減ります(むそう塾生の実例)

マクロビオティック京料理教室 むそう塾生

 
 

(むそう塾生のsaayaちゃんとこつぶちゃん)

TwitterのDMでこのお写真を見つけて私は大興奮しました。
なぜなら、お二人の笑顔がとっても充実していて、自信にあふれた満ち足りた表情をされていたからです。

こつぶちゃんがむそう塾に初めて来られたのは2013年5月3日でした。
とても体調が悪くて(緊張のせいもある)、愛クラスの授業内容もろくに覚えていない感じでした。
案の定パスポート取得まで3か月半もかかってしまったので、とても疲れたと思います。
でも彼女は諦めませんでした。
翌年には幸せコースに通い始め、今は上級幸せコースに通っています。

誰でも最初は緊張するものですが、こつぶちゃんはその緊張が半端じゃないので、幸せコースの授業ではしょっちゅうアレッ?というようなことがありました(笑)
でも、上級幸せコースではそのメニューの豊富さや美味しさに魅了されて復習を続けているうちに、どんどんお料理が上手になって、それとともに楽しさが増えて来たようです。
毎朝のお弁当投稿も通じて、彼女の中に少しずつ自信が生まれて来たのを感じました。

こつぶちゃんは自分の作ったお料理をご家族に召し上がってもらって「美味しい!」と言ってもらえた体験を重ねるうちに、もう以前のこつぶちゃんではなくなって来たのです。
つまり上書きされたんですね。
強度の緊張感で体調を崩すということは、それだけ精神面が弱いということでもあります。
しかしそれは消化器系や呼吸器系が丈夫でないということの裏返しでもあります。
ですから精神面を強くするには、消化器系や呼吸器系を元気にさせる方法を取ることが有効です。

マクロビオティックでは陰陽五行を用いてそれらの対応ができますから、毎日の生活でそれを実践すればよいわけです。
毎日の生活にあるもの。それは食べることですね。
ですから、食べることを利用して改善に挑むと他の方法より成功率が上がります。
なぜなら、人は毎日何かしらを食べるからです。
その食べることを陰陽で意識してみること。それがマクロビオティックの考え方です。

むそう塾でお教えしているお料理は、すべてマクロビオティックの陰陽で洗い直したものですから、ご自分の体調に合わせてメニューやお料理方法を当てはめれば良いのです。
日々の食生活に陰陽の視点を持つだけでも人生は大きく変化して行きます。
そんな変化をしつつあるこつぶちゃんは、お友達にむそう塾の存在を教えていてくれて、そのお友達が今年の9月27日に愛クラスを受講されて、5回の投稿でパスポートを取得されました。
その人が上の写真で向かって左側のsaayaちゃんです。

saayaちゃんはこつぶちゃんとは対象的な人で、だから陰陽的に引き合うのでしょう(^^)
こつぶちゃんの陰性は優しさであり、思いやりであり、情感のこもったものです。
このような陰性は人間関係にうまく働きます。
毎日激務で大変なお友達のために、むそう塾で習ったお料理でお弁当を作って届けたこつぶちゃん。
その時の笑顔がお二人とも本当に素敵で、何度見てもこちらまで温かい気持ちになります。
嬉しいです。素敵なむそう塾生に感謝の気持ちでいっぱいです。

saayaちゃんは今後海外に行かれるご予定なので、幸せコースでお料理を学んでいただくことは出来ませんが、彼女がお料理をされたらきっと鬼に金棒の人生になると思います。
それほどお料理は自分に自信をつけてくれます。

何をしてもうまくいかない人、将来への展望が開けない人、そんな時には嘘だと思ってもいいからお料理をしてみてください。
お料理はあなたの五臓六腑に働きかけます。
お料理は不安を安心に変える力があります。
ご飯を食べられるというのは安心の源なのですから、それを生み出す行為をすれば不安が減るのは当然なのです。
あれこれ悩む暇があったら台所に立ちましょう。
男女を問わず!

 
 
カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ, マクロビオティック京料理教室 むそう塾, こころ・想い, 体験談 | 6件のコメント

中川善博のお弁当とむそう塾のお弁当講座誕生のお話

先に二つの記事をアップしました。
お食事の質と内容は睡眠時間に影響します
外食の良し悪しと家庭料理の大切さ
今回はそのお弁当編です。

今はコンビニをはじめとしていたる所にテイクアウトできる食べ物があって、お勤めをする人でもお弁当を持たないで出かける人が多くなりました。
でも当然のことですが、そのような商品は競争に打ち勝ってなおかつ採算が取れないといけないので、ことごとく原価を抑える傾向にあります。
そうすると質の低下が著しくなってしまいます。

私はマクロビオティックのお食事で大切なことは、一番に質であり、その次が量であると伝え続けて来ました。
その最初の質が問題であるお弁当は、たとえ安くても手を出さないのが健康を守るためのセオリーです。
そして、安いから買うという購入態度は断固として排除すべきことで、良い質の商品を提供してくれるところから購入する姿勢を確立しなければ、本当の健康は遠くなります。

そんなことを踏まえてお弁当を見てみると、一番質が良いのは手づくりであることに気づかれることでしょう。
しかし、手づくりのお弁当が体に良いことを知っていながら持参しないのは、自分で作れないか作れる人がそばにいないかのどちらかです。
お弁当というのはご飯を炊けたらおにぎりが作れますから、まずはご飯を炊けるようになれば良いのです。

その次がおかずです。
おかずで悩んでいる人はとても多いのですが、実はお弁当の特徴をよく把握していない人が多いのです。
お弁当はご家庭でのお食事と違って、時間の経過による変化が頭に入っていないと無残になってしまうことも少なくありません。
これを踏まえていないお母さんが作ったお弁当で、通学カバンを汚したとか、教科書にシミがついたとかいう話を時々聞きます。

むそう塾にはお弁当投稿というのがあって、Twitterで毎朝京料理人中川善博から直伝でお弁当全体のアドバイスを受けられるコーナーがあります。
もちろん、マクロビオティックの陰陽を踏まえたアドバイスです。
しかも無料です!(゚д゚)!
もうこんな信じ難いことをするむそう塾って一体何なんでしょう?
それはひとえに塾生さんとそのご家族の健康を願ってのことなのです。

そもそもこのお弁当投稿は、中川さんがお嬢さんや息子さんに作っていたお弁当があまりにも素敵だったので、それを教えてほしいという声に動かされて始まったものでした。
その記事は「中川善博から娘へのお弁当」としてサイトに転載されています。
かつてExciteブログに書かれていたものですが、とても参考になるのでサイトのリニューアルに伴って移動しました。

中川さんのお弁当で何に驚いたかというと、あのお弁当がいつも一人分だけ作られていたという事実を知ったからです。
そんなことが果たして可能なの?
その真実を知りたくてお弁当講座まで開催されました。

たとえば2005年1月11日のお弁当にはこんなことが書かれています。
今から10年前ですね。
お嬢さんはこの頃ストイックなマクロビオティック料理に関心があったそうです。
【今日から学校が始まり、また毎朝の弁当職人の復活である。 しっかりマクロビ心を根付かせた娘にはいい加減なものは持たせられない。 なかなか楽しい毎日である。 日々是修業也。 雑穀米、梅干し、里芋含め煮、人参グラッセ、堀川牛蒡きんぴら、水菜胡麻和え、おからの焚いたん、畑菜とお揚げさんの焚いたん、焼き椎茸金山寺味噌田楽。】

 
 

中川善博から娘へのお弁当 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(中川善博から娘へのお弁当 2005.1.11

むそう塾では幸せコースの授業でもお弁当についてお教えしますが、その後にお弁当に挑戦する人も多く、その到達点はおせちに行き着きます。
こんなにお弁当に力を入れているお料理教室はとても珍しいと思います。

お弁当は人の心と心をつなぐものなので、とても重要な位置づけになるはずなのですが、今はそこがないがしろにされていると思います。
それはお母さん自身に伝えるべき母の味がないか、お仕事を持って忙しすぎるお母さんが増えているためでしょうか?
いえ、お弁当の真の価値を分かっていないのだと思います。
お弁当がどれほど健康と心身の安定に貢献してくれるか、ひいては人間関係を良好にしてくれるか、そのことを深いところで理解していないのだと思います。

本当のお弁当の力を知ったなら、作らずにはいられなくなると思います。
でも、まだまだ面倒臭さや義務感で作っている人が多いのでしょう。
それではなかなか美味しいものが出来ません。
そんな人には次の記事をお読みいただきたいです。
過去記事になりますが、大切な言葉があるのです。

お弁当とは自分を持って行ってもらうことである。(2013.4.9)
お弁当とは「自分」を持って行ってもらうもの(2014.8.19)

お弁当についてはまだまだ書きたいことがあります。
ぜひ違う角度からお弁当を掘り下げたいと思います。
きょうはもう時間がないので、また書きますね。

 
 
カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ, マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 食べ物あれこれ | 2件のコメント

お料理の力を借りて生き直すむそう塾生

昨日上級幸せコースの復習投稿をされたFuさんのメール文を読んで、一つのお料理が持つ力というのを感じて胸がいっぱいになりました。
つらかった過去の記憶を、美味しさが上書きして塗り替えてくれました。
Fuさんはお父様との記憶が暗い影を落としていて、それがずっと彼女の精神面の壁になっていました。
これから少しでもその壁がもろくなってくれることを望んでいます。
とても個人的な内容のメールなのですが、お世話になったむそう塾に少しでもお役に立てるのならと公開を快諾してくださいました。

<Fuさんのメールより>

中川さん

こんばんは。
南瓜の含め煮の復習を致しました。
ご指導をよろしくお願い致します。

1日おきか2日おき位に作って、ほぼ毎日頂いています。
その時に、何度か調味料や◯◯を入れるタイミングを間違えたり、等分の仕方や皮の剥き方、煮崩れなどの失敗を重ねました。
その時はガッカリしましたが、後日作るときの気づきにもなりましたし、何度も作ることで覚書が頭に入ったり、自分なりの手順ができました。
毎日の様に頂いても、家族みな、飽きることなく美味しく頂いています。
Aバージョンの味付けも、Bバージョンの味付けも、どちらも好評で、娘は大半(満腹の時以外)お代わりをし、主人も(男性ですが)よく食べます。
私は、頂く度に、自己主張し過ぎることも、控えめ過ぎることもなく、ほかのお料理に寄り添ってくれるようなお料理に感じます。

小学生の頃、ひとりお留守番の毎日でした。
夕方、母が仕事から戻るまでに何かお手伝いしようと夕食を作る時に、南瓜の含め煮をよく作りました。(多分、1番よく作りました)
母が戻ると、歌を歌いながら一緒に作った温かい想い出があります。(その時によく歌ったのが「朧月夜」で、Twitter名の由来です)
一方で、そうして作ったお料理を、些細な事をきっかけに父が激怒して暴れ、卓袱台をひっくり返すような(実際はテーブルでしたが)悲惨な夕食になり、泣きながら後片付けした哀しい想い出もあるお料理です。

お教室の日、中川さんにこの南瓜の含め煮を教えて頂き、母との想い出はより温かく大切に思え、父との想い出は、雪がとけるように消え始めて、帰宅する時に、とても嬉しくて幸せな気持ちになると同時に、この南瓜の含め煮を食べて、生き直すんだという気持ちになりました。
そして、自宅で復習する度に、心が癒されていくように感じます。

南瓜の種類や大きさによって、食材の等分の仕方やお鍋の中の様子が変わるので、毎回難しさを感じますが、何度も練習して、中川さんのお味を完全コピーできるようにしたいと思います。

大好きなお料理を中川さんに教えて頂けて、本当に嬉しいです。ありがとうございました。

Fu

 
 

南瓜の炊いたん マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(南瓜の炊いたん 塾生作品 マクロビオティック京料理教室  むそう塾

<マクロ美風より>
Fuさんの文章を読んで、このお写真をじーっと見つめていると、煮汁があなたが過去に流した涙のように思えました。
きっともっとたくさんの涙を流したことと思います。
でも、むそう塾生となって今は心身ともお元気になってきました。
幸せコースの頃に比べてずいぶん明るさが増してきました。
そしてとても偉いのは、どのお料理も真剣に復習をされて投稿をされていることです。
何度も作って投稿されるその姿勢は、必ずあなたのお料理が美味しくなるだけでなく、あなた自身の精神面を解放してくれるでしょう。
そのことがご家族様との関係もベストな方向に導いてくれます。
お料理から人間関係が改善されるって素敵ですね。
お料理って凄い力を持っていますね。

この南瓜の含め煮を食べて、生き直すんだという気持ちになりました。

嬉しいです。あなたがこのように前向きに考えられるようになったことがとても嬉しいです。
一緒に生き直しましょう!

 
 
カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ, こころ・想い | 2件のコメント

中川式玄米の炊き方はやっぱり凄い!

昨日は改めて中川式玄米の炊き方は凄いなあと思いました。
というのは、まったくご飯を炊いたことのない男性が、生まれて初めて玄米ご飯を炊いたのにパスポートレベルで炊けたからです。
かつて中学生の男の子が1回の玄米投稿でパスポートをゲットしたことがありましたが、炊き方さえ正しく伝われば、中川式は物凄く計算され尽くした簡単な炊き方なのだと改めて確信しました。

事前にお鍋の調子と炊飯手順を水実験で確認し、教えられたとおりに炊飯すれば良いだけです。
1分の狂いもなく忠実に再現できれば、あのふわふわの美味しい玄米ご飯が炊きあがるのです。
それを阻むものが道具の準備不足であったり、タイムへのアバウトさであったり、既成観念だったりするのでしょう。
つまり、炊飯経験はなくても美味しく炊きあがるということです。
この方法はある意味画期的なことです。

実は昨日のNaさんは私の息子でした。
恥ずかしながら彼は今までに一度も炊飯をしたことがなかったのです。
(その年令まで炊飯もさせない親の顔が見たいと石を投げられそうですが・・・。)
彼が愛クラスを受けるに当たって、私は一つだけ言いました。
絶対メモを取らずに中川さんの手元をしっかり見て、数値は覚えなさい。
メモは手順だけ新幹線の中で書きなさいと。

家で実際に炊く前に、彼はしげしげと圧力鍋のフタを長い間観察していました。
きっと構造を知りたかったのでしょう。(やはり男なんですね。)
次は水実験です。中川さんがデモで見せてくれたような手順で、シューまで行ないました。
さて、いよいよお米洗いからスタートです。
圧力鍋の重さに戸惑っている手つきです。
音を立てないように慎重に扱っている姿をみて、中川さんの話を覚えていたんだなと思いました。

さあ、いよいよ炊飯開始です。
手順は頭に入っていたようですが、なにぶんにも初めてなのでオロオロヒヤヒヤしています。
教えられたとおりにタイマーと鍋の中に全神経を注いで、片時も鍋のそばから離れずにつきっきりです。
湯気の量が途中から少なくなっていくので心配になって私に一度聞きました。
そこで私は鍋の中の今の状態を説明すると納得していました。

蒸らし中は体中を耳にして全神経を音に集中しています。
『鍋の中の音が変わるんだね』などと言いながら。
(なかなかいいところに気がついたぞ。そうなの、鍋の中は刻々と変化しているからね。)
タイマーの音が鳴ってカシャンという音を聞いた時には、二人で大喜びをしました。

*   *   *

玄米投稿をしてからは、親子でドキドキして中川さんの記事を待ちました。
いつしか私も投稿者の気持ちになって、みんなこんな感じで記事を待っていてくれるんだなあと思いました。
いよいよ記事がアップされました。
中川さんの記事からは思いがけないパスポートの文字が(゚д゚)!
『どうしましょう!』というのが実感でした。
息子の様子を見ると、びっくりしながらも嬉しそうでした。

何だか拍子抜けすると同時に、まだ目の前の展開がよく分からない息子は、よそったご飯を一口食べたり、写真を眺めたり、ウロウロしていましたが、食べかけのご飯がいつまでたっても硬くならないことを不思議がっていました。
というのは、彼は幸か不幸か某所で硬い玄米ご飯を食べ続けた日々があったので、玄米ご飯は時間が経つと硬くなるものだと思い込んでいたのです。
しかし自分が炊いた玄米ご飯が時間が経っても硬くならないので、そのことに感激したようでした。

ここでちょっと話を戻します。
愛クラス当日、お土産用にほんの少しだけもらった中川式の玄米ご飯を、夫が翌日のお昼にいただいたそうですが、まったく硬いことはなく、ふんわりと軟らかかったと息子に話していました。
そうなんです。中川式の玄米ご飯は冷めても美味しいのです。というか、冷めるとまた別の美味しさが顔を出すのです。
これは「温かい=軟らかい」「冷たい=硬い」だけではなく、「冷たい=軟らかい」炊き方があることを物語っています。

息子は自分の手で軟らかい玄米ご飯を炊きあげられたことが何よりも不思議な感じらしく、狐につままれたような顔をしています。
そういう意味では某所の硬い玄米ご飯経験も無駄ではなかったのかなと思います(笑)
今回の経験で息子は一気に玄米に対する認識が変わったようでした。
臭い・硬い・美味しくないのが玄米。
私はそんな玄米ご飯は食べさせていなかったのですが(笑)、いつしか某所で上書きされてしまったようです。
母親がすることは当たり前すぎて価値を見出していなかったということですね(泣)

*   *   *

ところで、息子は中川さんのことが大好きです。
車のこと、カメラのこと、パソコンのことなど、何を話しても中川さんの世界は広くて教えられることばかりだったからです。
息子の周りには中川さんのような尊敬出来る大人の見本がいなかったのですが、その大好きな中川さんから直接教わることが出来る嬉しさが彼にはあったのです。
ですからきっと息子は嬉しい気持ち全開で炊飯に向かったことでしょう。

誰かを信じて、誰かを尊敬して自分に出来ることを増やして行くのはとても恵まれたことです。
中川式の炊き方をそのとおりに実現しようとした息子の純粋な気持ちが玄米ご飯を軟らかい炊き上がりにしてくれたのかもしれません。
ですから、忠実に手順どおりに炊けば中川式の炊き方は簡単に玄米ご飯が軟らかくなる方法だと、息子を通じて再確認したところです。

きっちりと数値化して誰にでも美味しい玄米ご飯が炊けるようにした中川式玄米の炊き方は、やはり画期的な方法だと思います。

 
 

松茸ご飯 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(松茸の炊き込み玄米ご飯 料理:京料理人  中川善博/マクロビオティック京料理教室  むそう塾)

 
 
カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ, 体験談 | 4件のコメント