マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ

黙々と頑張るむそう塾生 鱧をおろす

鱧をおろすむそう塾生 

 
 

今年の夏は鱧と心中したむそう塾生の子象ちゃん。
彼女のすごいところは諦めないことです。
中川さんに指摘されたご自分の欠点を克服すべく、あれこれと工夫しながら練習を続けています。
材料が入手できるかぎり頑張るそうです。
今回はここまで出来るようになりました。

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この他に子象ちゃんは、定期的に鉄火味噌も作っています。
この鉄火味噌作りは、誰に言われたわけでもないのに、黙々と一人で練習していたのでした。
鉄火味噌の作り方を習っても復習しない人が多い中、彼女は違いました。
鉄火味噌の練習をすることは刻みの練習になることを知ったのです。

でも、そんな彼女もまだ課題がいろいろあります。
中川さんから手の硬さを指摘されています。
この雲をつかむような課題と彼女はどのように取り組んで行くのでしょうか?
今後の彼女の変化を楽しみに待っています。

 
 
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「煮物コース秋冬編」が始まりました

今日からむそう塾で初めての講座である「煮物コース秋冬編  2015」が始まりました。
日程の関係上、今年は平日開催なのですが、月曜と金曜の2クラスでスタートです。
今月は「子持ち鮎の煮浸し」「金時豆の甘煮」「水菜と黒豚のはりはり煮」の三種類をお伝えしました。
それから桂剥きと刻みもしましたよ〜。
煮物にはとても大切な基本なのでね。

 
 

子持ち鮎の煮浸し マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(子持ち鮎の煮浸し 料理:京料理人  中川善博)

それにしてもこの子持ち鮎の煮浸しは美味しかったです!
まるでシシャモ感覚で頭からモグモグと食べられて、お酒にもお弁当にも重宝する煮物だと思いました。
お魚のはずなのに食べ進んでもちっともお魚臭くないのが不思議でした。
ま、作り方を知れば納得するのですが。
幸せコースでお教えする煮魚とはまた違った煮方が新鮮でもあり、プロの料理方法の素晴らしさに感心した一日でもありました。

マクロビオティック料理教室なのに煮魚を教えるなんて、と思いながらこのブログを見てくださる方もいらっしゃることでしょう。
しかし、藻を食べて生きている鮎は、マクロビオティックの陰陽でみても敬遠すべき食べ物ではありません。
ましてや写真の鮎は体長14センチとかなり小ぶりです。
鮎にはカルシウムやビタミンB12や鉄が含まれているため、貧血気味の人にも成長期のお子さんにもおすすめしたいお料理です。

煮物だけを毎月習えるコースなんて、いかにもむそう塾らしいですね。
これから受講される方も、期待を裏切らない講座内容なので、どうぞお楽しみに♪

 
 
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むそう塾生が鱧をおろすところ(麗可さんの場合)

むそう塾生が鱧をおろす動画と骨切りした写真をご紹介します。
上の動画は連続講座が始まる前、下の動画は連続講座の中休み。
その間の4日間はむそう塾でスタッフの仕事をしていたので、腕が落ちたのではないかと思っていたそうですが、そんなことはなくて上手におろせましたね。
中川さんのコメントにもあるように、そろそろ体で覚える段階まで進んだようです。
これからも鱧が入手できるかぎり練習を続けるそうなので、どこまで行けるか楽しみですね。

(鱧をおろす麗可さんの手元)
鱧をおろすむそう塾生

 
 

(2015.9.19)
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鱧をおろす1

鱧をおろす2

鱧の骨切り1

鱧の骨切り2

 
 

<中川善博より>
速くなったねー 文句なしですな。合格!
もう完璧やろう
後は骨切を薄くするだけ。

*   *   *

(2015.9.24)
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鱧をおろす3

鱧をおろす4

鱧の骨切り3

鱧の骨切り4

 
 

<中川善博より>
上手になったねー。
何日も練習しなくても忘れてへんかったやろ?
もう、身体が覚えてるからね。

 
 
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フランスでも鰹節 発酵食品の力が必要な時代ですね

私のブログで「味覚を正確に認識できない子供が30%超。このままでは日本の食文化は崩壊する」という記事があります。(2014年12月3日)
今朝、朝日新聞で「フランスでかつお節生産へ 枕崎の業者ら、来夏稼働目標」というのがありました。(2015年9月23日)

フランスで販売されているかつお節の味が日本のものとは違うそうなので、ぜひ本物のかつお節の味を知ってもらいたいとのことですが、日本独特の気候が生んだ発酵の技術が、フランスの気候でどのような仕上がりになるのか気になります。
特に本枯れ節は難易度が高いですよね。

それはそうと、こうして海外で日本食がブームになっているのに、日本人である私たちが本物の味を忘れたり知らなかったりでは勿体ないですね。
日本人が健康であるためにも、そして日本人としての精神を育めるためにも、もっともっと日本料理を大切にお伝えしたいと強く思いました。

ところで、マクロビオティック料理を知って、昆布と椎茸だけでお出汁を取っている人がおられるでしょうが、こうして外国でも注目される鰹節の素晴らしさから距離を置くのはあまり感心しません。
本枯れ節は立派な発酵食品であることを忘れないで、日常的に使うようにしましょう。
そして、お味の変化や効果を体全体で感じてみてください。
それを知ることこそ、生きたマクロビオティックの学び方です。

発酵の力を知らずしてマクロビオティックを語るなかれ。

京都 南禅寺 瓢亭本館 マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(京都 南禅寺畔 瓢亭本館)

 
 
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牡蠣の時雨煮が旨すぎる! むそう塾のお弁当講座より 

むそう塾ではいよいよ秋冬バージョンのお弁当講座が始まりました。
このお弁当講座は、もう名物講座になりましたね。

今日の講座で、中川さんがお料理をしている途中から声が上がり、出来上がった時には何やら感動の熱気に包まれていたのがこの「牡蠣の時雨煮」です。
こんなにぷっくりと大きく膨らんだ牡蠣のまま仕上がるところが中川さんの腕なんですよね。
美味しくて、美味しくて。
ご飯もお酒もほしい一品でした。
もちろん、ご飯を召し上がっていましたよ(^^)

ミネラルもたっぷりあるので、貧血気味の方にはぜひ召し上がってほしいです。
また、肝臓にも効果があるので、目がお疲れの時にもおすすめします。
これは陰陽五行を知っている人なら、すぐピンと来ますね。
体のことはよく分からないという人は、とにかく肝臓と腎臓を大事にしましょう。
この時雨煮をおつまみにしながらお酒を呑むと、肝臓への負担を大いに減らしてくれることになります。
左党には嬉しいお料理ですね。

 
 

牡蠣の時雨煮 マクロビオティック料理教室 むそう塾

(牡蠣の時雨煮 料理:京料理人  中川善博)

 
 
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