マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ

むそう塾のマクロビオティック料理とは?

<玄米の炊き方講座 愛クラス>
朝晩の空気がひんやりして、いよいよ秋を思わせる季節になって来ました。
今が一番玄米ご飯の炊き方が難しい時期です。
生きている玄米は、収穫してから保管の状態まで如実に反映しますので、白米では考えなくても良かったことを玄米では考えなければなりません。
繊細な玄米を美味しく炊き上げるだけでなく、確実に体の調子を変えてくれるほど吸収よく炊き上げるには、やはりいくつかの重要なポイントがあります。
それをマンツーマンで指導するのがむそう塾の愛クラスです。

<マクロビオティックの視点>
マクロビオティックは物事を陰と陽の視点で考えることによって、身体や精神面の不都合を改善してくれる力を持っています。
食べ物が本来持っている力を知らない人も多い時代になりましたが、少しでも食べ物の力を知って、あなた自身が本来持っている体の力を信じられる食習慣を構築しましょう。
そのためにむそう塾は、玄米ご飯・お味噌汁・糠漬け・お弁当に力を入れて、健康の土台を築くお手伝いをしています。

<絶対美味しいお料理>
むそう塾がお伝えするお料理は、何といってもその美味しさが最高の魅力です。
一般的にマクロビオティック料理教室で教えるお料理は、男性たちには不人気のことが多いだけでなく、お子さんたちにはそっぽを向かれることも多いです。
しかし子供は正直なので、美味しいと思ったら食べてくれます。
むそう塾の講座を受けてから、ご主人やお子さんが食べてくれるお料理が増えて、お料理を作る人が嬉しいだけでなく、「美味しい!」と言ってくれる喜びを味わって、今まで経験したことのない幸せ感を味わっている人がいっぱいいます。

<お料理の基本はご飯から>
そんな幸せ感を味わえる入り口は、玄米を炊くことから始まります。
ご飯の炊き方はすべてのお料理に通じる基本が含まれていますので、むそう塾ではこれを最初に学んでいただくようにしています。
玄米ご飯が美味しく炊けるようになってから、色々な美味しいお料理を作る段階に進みます。
何事も基本が大切です。
お料理の基本はまずは玄米ご飯から。

<玄米では炊き込みご飯は出来ない?>
プレーンな玄米ご飯が炊けるようになると、さまざまな炊き込みご飯が炊けるようになります。
下手な玄米ご飯の炊き方だと、炊き込みご飯は出来ません。
玄米がやわらかくならないからです。
(ゆえに、玄米では炊き込みご飯が出来ないと教えているマクロビオティック料理教室もあります。)
しかし中川式の炊き方ですと、炊き込みご飯がとても美味しくて、ご家族はもちろんのこと、お土産にさし上げても大喜びされます。

<動物性と一緒に食べても陽性すぎない玄米ご飯>
マクロビオティックの定説では、玄米に動物性は合わないと言われます。
それは陽性が強くなるからですね。
しかし現在では陽性不足の人が多いので、むしろ玄米と一緒に動物性を摂ってもらった方が元気になれる人が続出です。
たとえば下の写真は、玄米ご飯に牡蠣の時雨煮を載せたものです。
現代人が最も不足しているミネラルをたっぷり補うために、牡蠣は最高の食材です。
私は現代人の体調不良のかなり多くはミネラル不足だと思っていますので、牡蠣の時雨煮は大いにおすすめします。

 
 

牡蠣の時雨煮丼 マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(牡蠣の時雨煮丼 料理:京料理人  中川善博)

<一流の料亭を超えるお味をそのままご家庭に>
むそう塾のお料理は、京料理人中川善博が研究に研究を重ねて編み出したお味と技術なので、絶対美味しいこと間違いなしです。
美味しくないなんてプロの顔に傷がつきますから、それはそれは入念に考え抜かれた美味しさなのです。
そのレベルは一流料亭でも味わえなかったお味が登場して、塾生さんをビックリさせるほどです。
この美味しさが各御家庭に幸せ感をもたらしています。
感謝のお言葉をいただくと、本当に心から嬉しいです。

<プロの技術を素人向けにアレンジして>
プロの技術は長年の修業の結果ですから、それをそのまま素人さんにお伝えするには無理があります。
ですから、素人さんでも作れる技術に置き換える作業が必要になります。
ここが中川善博の一番の悩みどころで、本当に日夜そのことばかり考え続けていると言っても過言ではありません。
「どうやったらこの味を落とさずに料理下手の人でも作れるようになるか?」
これは中川善博がむそう塾を続けている限り背負い続ける課題ですが、それを考えることすら楽しいと思わせるエネルギーが彼にはあります。

<美味しいだけでなく健康に>
むそう塾のお料理は、単にグルメ家を満足させるためのものではありません。
マクロビオティックの陰陽でもう一度洗い直して、召し上がった人の体に負担がかからないように、陰陽を駆使した結果のお料理です。
不思議なことに、陰陽に忠実にお料理を作ると、それは美味しい世界に近づくのです。
そして、体が楽になるのです。
それが健康への一歩ですね。
美味しいだけで満足せず、健康になれるお料理であなたの人生を充実させてください。

*   *   *

<9月10月に開催予定の講座案内>

【9月】
21日(「秋から冬の極上お弁当講座」 満席
22日(「秋から冬の極上お弁当講座」 満席
23日(「秋から冬の極上お弁当講座」 満席
25日(金)「秋から冬の極上お弁当講座」 満席
26日(土)「秋から冬の極上お弁当講座」 満席
27日(「玄米の炊き方秘伝(第90回愛クラス)」 残席2名

【10月】
2015/10/5〜2016/3/7(月) 「煮物コース 秋冬編 2015 残席1名
2015/10/9〜2016/3/11(金) 「煮物コース 秋冬編 2015 満席
12日(「2015年度  中川式糠漬け講座  秋編」 残席1名

 
 
カテゴリー: 講座のご案内・連絡事項, マクロビオティック京料理教室 むそう塾 | 4件のコメント

癒しのお料理をマクロビオティックの陰陽で考えてみる 

先日こちらの100点お弁当の記事で、お料理の味について触れました。
私たちが常々食べているお料理は、体に良いかどうかということより、美味しいと思える味が優先されていると思います。
その「美味しい」がイコール健康につながるのなら良いのですが、そうでないこともあります。
マクロビオティックでは物事を陰陽でとらえて、お料理も陰陽で考えます。
食材や切り方だけでなく、お料理方法や味付けも陰陽で考えます。
そのとき、どの辺りのお料理が癒やされるのかというと、中庸なのです。

たとえば私はこのような「あらめ玄米ビーフン」が大好きです。
あらめがこんなに美味しいなんて、このお料理をいただくまで知りませんでした。
むそう塾生にもこのお料理が大人気です。

あらめ玄米ビーフン マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(あらめ玄米ビーフン 料理:京料理人  中川善博)

あまりにも美味しくて、もっとたくさん食べたい衝動にかられるときには、こんなふうに丼にしてしまいます。
これがまたとても美味しくて、お箸と丼を持ったまま気がつくと一気食いしているほどです。
(お下品な食べ方ですみませんm(_ _)m)

マクロビオティック料理教室 むそう塾 あらめビーフン丼

 
 

でも、どんなに美味しくて満足感があっても、こんな食べ方を毎日していたのでは偏りが生じてしまいます。
それはお料理方法やお味や食材が偏るからですね。

*   *   *

毎日食べても良いのは、下の写真のように色々な料理方法でさまざまなお味と食材で構成されたお料理がベストです。
(秋鮭南蛮漬け、出汁巻き、ひじき豆、三度豆の胡麻和え、丸十檸檬煮。玄米230g、別で糠漬け。)

マクロビオティック料理教室 むそう塾 お弁当

 
 

(夫が妻に作ったお弁当 料理:むそう塾生 カモメさん)

このお弁当はお料理方法もお味も食材の選び方も、実によく計算されています。
焼く(陽性)、煮る(中庸)、和える(中庸)などの料理方法に加え、陽性なお魚を南蛮酢の陰性で中庸にもっていき、毒消しの玉ねぎも覗いています。
三度豆は胡麻の陽性で中庸になり、ひじき豆で海のものと山のものとを融合させ、お出汁をたっぷり入れた出汁巻き玉子は、玉子であるのにその陽性さが強くなりすぎません。
デザート代わりにさつま芋の優しい甘さが唯一の陰性です。

ところで、健康だけでなく精神的にも癒やされるお料理の味付けというのがあります。
それは決して濃い味付けではなく、最初口にした時には「ちょっと薄いかな?」と感じる程度がちょうど良いのです。
食べ進んで行って最後に甘過ぎもせず、しょっぱ過ぎもせず、ほわ〜っと優しく食べ終えられる味ですね。
なお、味が薄いというのは、水くさいのでもなく物足りないのでもなく、甘さやしょっぱさなどの味が前面に突出していないことを指します。
ですから、食べているうちに塩辛さや甘さが邪魔をするようでは、もうしんどくなります。

上のカモメさんのお弁当を拝見した時、お写真ではありますが食べ終わりが想像できて、良いバランスのお弁当だなあと思いました。
そして、きっとこのお弁当を召し上がった人は癒やされるであろう、つまりセラピー効果のあるお弁当だと思ったのです。
むそう塾では京料理人中川善博が、超一流の味にマクロビオティックの陰陽でさらに絞りをかけたお料理をお伝えしていますから、それを叩きこまれているカモメさんのお弁当は、間違いなく癒しのお料理になったことでしょう。

本当に美味しいお料理をいただいてお箸をお膳に置いた時、思わず「あ〜、幸せ」って口にされたことがありますよね?
食べ物にはそんな癒しの力があります。
それが中庸の味付けです。

最後に一言。
中庸って、素材と調味料が喧嘩しない味なんですよね。
調味料が出しゃばらない味が人間にとっても心地よいわけです。
出しゃばる人ってうるさくてイヤでしょ?
食べ物でも同じですね。

 
 
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中川式出汁巻き玉子の特訓風景 これでもまだダメ?

中川式出汁巻き玉子はしっとりとして本当に美味しいのですが、それを焼き上げるには練習につぐ練習が必要になります。
むそう塾生のうち何人が中川さんのお味に近づけるでしょうか。

 
 

中川式出汁巻き玉子 マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(中川式出汁巻き玉子 料理:京料理人  中川善博)

先日の満足コースで出汁巻きに合格者が出ましたので、その動画をご紹介しましょう。
ただし、合格といっても中川さんのレベルに到達したわけではないので、巻き終わった後にさらに指導が入っています。
むそう塾生ってどれだけ凄いレベルを目指しているのでしょうか?
そして、どうしてそんなに頑張れるのでしょうか?
それはただ一つ。上手に巻けると美味しくなるからです。

まずは愛ちゃんの出汁巻きの様子です。
[youtube width=”880″ height=”560″]

次はつむぎさんの出汁巻きの様子です。
[youtube width=”880″ height=”560″]

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「三厭五葷」とマクロビオティックの陰陽バランス

あまり聞き慣れない言葉でしょうが、「三厭五葷」(さんえんごくん)というのが精進料理の世界にはあります。
つまり、「三厭」は肉類・鳥類・魚類を指し、「五葷」はネギ・玉ねぎ・ニンニク・ラッキョウ・ニラを指します。
先日のお弁当投稿でもこの言葉が登場しましたが、確かに元々の中川さんのお料理を見ていると、それらが登場しません。
しかし、私がそれらを入れるようにお願いして、むそう塾のメニューが陰陽バランスで組み立てられています。

マクロビオティックの陰陽を知っている人なら誰でもお気づきでしょうが、三厭(陽性)を取らなければ五葷(陰性)も不要なわけです。
ですから、修行僧のように一切の動物性を排除したお食事をしている人なら五葷を摂らない方が陰陽バランスが良くなりますが、現代人の多くは五葷の力を借りた方が良い場合があります。

この五葷の力は相当なもので、マクロビオティックを嫌っている人でも陰陽の視点から考えて納得できると思います。
これは食べ物にはそれぞれ陰陽の働きがあるという現実を素直に受け止めればよいのであって、それ以上難しく考えなくても良いのです。

先日も五葷の力に泣いた人がおりました。
糠床にニンニクを数個入れて、糠床をダメにしてしまったのです。
糠漬け講座の時に、あれほど漬けて良いものと悪いものをお教えしたのですが、すっかり忘れてしまっていたようです。
この方はそれまでの食習慣からいって、ニンニクを身近な食材としすぎていたようですね。
しかし、ニンニクの殺菌力は凄いのです。
だから毒消しにも使われるわけですが、糠床の乳酸菌もあっけなく消されてしまったのでした。

この1例だけで考えても、食材の陰陽バランスを考えることは、私たちの体を健康に導くためにとても重要な考え方だと理解できるでしょう。
往々にして五葷のお好きな人は生まれつき体力のある人が多いですね。(陽性)
そうでない場合は、お肉がお好きな人です。
そして、そんな人はおビールもお好きです。
日本酒の重さ(陽性)より、おビールの軽さ(陰性)が心地よく感じるからでしょう。
日本酒より発泡酒の方が好まれる背景には、こんなお肉好きな現代人の食の背景がありますね。

また、五葷に入っている食材はいずれもスタミナのつくものばかりです。
修行僧にとってはスタミナがつくのは煩悩が増えて困りますから、そんなこともあって精神修養のためには避けるべきものとされたのでしょうが、マクロビオティックの陰陽バランスの観点からは、上手に毒消しとして利用してほしいなと思います。

なお、格のあるお料理には五葷に入るものは避けましょう。
一気にお味が下品になります。
存在感が強すぎるんですね。
全体のバランスを壊さない食材とお料理方法が、心地良いお味につながります。
そしてまた、そんなお料理が精神的にも落ち着くのです。
中川ワールドにはそんなお料理がいっぱいあります。

 
 

京都 無鄰菴の庭

 
 

(京都 無鄰菴にて 2015.9.1撮影)

 
 
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妊娠おめでとう!

単発講座にはコース授業とはまた違った魅力があります。
それは講座に参加していただく側にも、講座を開催する側にもそれぞれの愉しみがあるのですが、私の側としては久しぶりにお会い出来る人がいることでしょうか。
さらに、各クラスを横断しての交流はいつ見ていてもほのぼのとして良いものです。

マクロビオティック料理教室 むそう塾生

 
 

むそう塾生のこまきちゃん(左)とゆうぽん(右)

このお写真のお二人は、なんと妊娠14週と15週になっていて、とても嬉しかったです。
それぞれから事前に妊娠のご報告は受けていたのですが、こうして実際にお会いするとホッとします。
女性ホルモンが最高に活性化している時ですから、お肌も綺麗でまぶしいくらいでした。
ともに東京なので、これから色々と情報交換しながら元気にマタニティライフを乗り切ってほしいと思います。
頑張ってくださいね!

子象ちゃん、鉄火味噌をよろしくお願いしますm(_ _)m

 
 
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