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「医者いらずの出産&育児」真弓定夫著 汗腺は3歳まで

私が息子を育てる時にはマクロビオティックなんて知りませんでした。
知っていたのは野口整体の子育て法で、それを徹底して実践しました。
予防接種や体調のことでちょっと困った時には、毛利子来医師や真弓定夫医師の本を頼りに孤軍奮闘していました。
当時私たちが住んでいた町に同じような子育てをしている人は皆無と思われたからです。
それでも私の方向は間違っていないと確信していたので、そのまま突き進みました。
もう28年も前のことです。

その中の一つに子供の汗腺のことがありました。
7月生まれの息子は1階の和室で育てたのですが、室温が34度なんていう暑い日もクーラーをかけずに扇風機でしのぎました。
それは独身の頃に知っていた「汗腺の数は3歳まで過ごした土地で決まる」という情報が頭に残っていたからです。
暑くても我が子の汗腺をいっぱい残してやりたい一心で子育てしていた頃を想い出します。

たまたま真弓貞夫先生が次のような本の中で、汗腺のことに触れていましたので、今子育て中の方やその周りの人たち、そしてこれからお母さんになろうとする人たちに読んでいただけたらと思います。
もしかしたら賢い男性にも読んでもらえたら嬉しいな。
もしエアコンを使用するなら、少しでも外で子供を遊ばせて汗をかかせる工夫が必要だと思います。
何事もかたくなに考えるのではなく、臨機応変に柔軟に考えてほしいと切に願います。

なお、私はお産を絶対お医者さんに頼るなとは言いません。西洋医学否定論者ではありません。
お産は予期せぬ事態も発生する危険な一面も併せ持ち、ある意味ではお母さんの命をかけた大仕事でもあります。
でもお産は病気ではないので、最初からお医者さんが必要だと思い込まない方が良いのは確かです。
むそう塾生でも妊婦健診のことで話題になったことがあります。
不要と思われる検査をされて、その結果体調が悪くなった妊婦さんがいたからです。
ですから私は行政の言いなりにならないで、自分で判断する力をつけてほしいと思います。
そのためには現実をよく知ること、そして自分でも勉強をすることが不可欠になります。
そのための1冊としてこの本をお薦めします。
(ちょっと本の帯が過激なのが気になりますが・・・・。)

 
 

医者いらずの出産&育児 真弓定夫2

 
 

医者いらずの出産&育児 真弓定夫1

 
 

医者いらずの出産&育児 真弓定夫3

 
 

医者いらずの出産&育児 真弓定夫4

 
 

書名:「医者いらずの出産&育児」
著者:真弓定夫 めんどぅーさ漫画
出版社:三五館
定価:1,296円+税

 
 
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「1日3食をやめなさい」内海聡著 とにかく解りやすい

私が講座をしようと思うと、それにピッタリの本が登場するのですが、今年もそんな本が登場しました。
私が最低限お伝えしたいことがコンパクトにまとめられていて、グイグイ読み進められます。
今は情報過多の時代で、それがために不安が増幅している人がたくさんいます。
でも私は、少なくてもいいから確かな情報を手にするべきだと思っています。
その視点でこのブログの記事も書いています。

すでにご存知とは思いますが、Facebookでもお馴染みの内海聡医師の本で、とってもお薦めの新刊本が出ました。
内海先生は何冊も本を書かれて、診察もして、公演も多数こなして大忙しなので、この本は内海先生がインタビューに答えたものを他の人がライティングした内容になっています。
私がこれだけ押さえれば大丈夫と思っていることが書かれていて、説明の仕方がとても解りやすいので、中学生にも読んでほしいです。
夏休み中にぜひ読んでください。

常々私がこのブログでも取り上げている砂糖の説明が、「直接糖」「間接糖」という言葉を使って小学生でも解るように説明されています。
小学生にはこの部分を知ってもらうだけでも、人生に大いに貢献すること間違いなしです。
夏休みの研究対象として、親子で取り組んでみてはいかがでしょうか。
お子さんの一生の財産になりますね。

今まで私はマクロビオティックというカテゴリーの中で説明することが多かったのですが、同じ内容を医師の立場から書いておられるので、とても共感しました。
次世代を育むお母さんたちに知ってもらいたいことが沢山あります。
そして、もしあなたが今体調が悪かったら、それは食べ過ぎに起因するものかも知れません。
マクロビオティックをしっかり実践されている方なら、知っていることばかりでしょうが、むしろ、まだマクロビオティックを知らない人や、マクロビオティックに嫌悪感を抱いている人たちに読んでほしい内容です。

不満を一つだけあげるなら、あの内海節ともいうべき毒舌が本文中にないことかな?(笑)

書名:「1日3食をやめなさい」
著者:内海聡
出版:あさ出版
価格:1,300円+税

 
 

内海聡 1日3食をやめなさい1

 
 

内海聡 1日3食をやめなさい 

 
 

内海聡 1日3食をやめなさい12

 
 

内海聡 1日3食をやめなさい13

 
 

内海聡 1日3食をやめなさい14

 
 

内海聡 1日3食をやめなさい15

 
 

(『1日3食はやめなさい』内海聡著)

 
 
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「からだの自然治癒力をひきだす生き方」と玄米食

からだの自然治(癒力を引き出す生き方 大森一慧著) マクロビオティック1

 
 

からだの自然治(癒力を引き出す生き方 大森一慧著) マクロビオティック2

(からだの自然治癒力をひきだす生き方 著者:大森一慧)

2009年に出版されたこの本は、ご本人は遺書のつもりで書かれたと聞いています。
それほどこれからの人に伝えたいことが「自然治癒力をひきだす方法」だったのでしょう。
私もこれだけマクロビオティックに没頭した生き方をしているのは、やはりこの方法が素晴らしいからに他なりません。
自分で体験しても同じように感じます。

その方法の第一歩は主食を玄米に変えるところから始まります。
むそう塾も同じく玄米を炊くところから始めているのですが、どうもおかずの方に関心のある人が多いようです(苦笑)
でもね、騙されたと思って3か月でもいいから玄米を食べてみてください。
きっと心身の変化に驚かれることでしょう。
玄米の炊き方はこちらの愛クラスでお教えしています。
ただいま受付中です。

この「からだの自然治癒力をひきだす生き方」は、まさに生き方を考える本なので、これからを生きる若者にも読んでいただきたい本です。
もし今あなたが人生を真剣に考えていらっしゃるなら「10代からのマクロビオティックス」久司道夫著とともにお読みになってください。
必ずや目からウロコが落ちることでしょう。

 
 
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「10代からのマクロビオティックス」久司道夫著

むそう塾の愛クラスで初めてお会いする人達から感じることは、もっと早くマクロビオティックに出会っていれば良かったのになあということです。
でも、出会いには意味があるので、その前でもその後でもなく、「その時」がちょうどなのだと思いますが、「その時」をもう少し早めてあげたい人達がいます。
それは10代の若者です。
10代の若者たちは学校教育だけの中で生きていますから、どうしても思考が偏ります。
あるいはネットに溺れていて、情報が多すぎて混乱しています。
そんな若者たちに「こんな考え方があるんだよ」とチャンスをあげたいです。

若者たちに希望をもってほしい。
それは桜沢如一先生が若者向けの本を書いた原点でもあります。
その桜沢先生の指導を受けた久司道夫先生が書かれた「10代からのマクロビオティックス」は、そんな少年少女の健全な心身を育てることに一役買ってくれると信じます。
多感な時期にはたった一冊の本が人生を決めることもあります。
夏休みにもお薦めの一冊です。
マクロビオティックがよく解らない大人たちにもお薦めです。

 
 

10代からのマクロビオティックス 久司道夫 むそう塾

 
 

10代からのマクロビオティックス 久司道夫

 
 

書名:「10代からのマクロビオティックス」
著者:久司道夫
出版:河出書房出版
定価:1,200円(税別)

 
 
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「高血圧はほっとくのが一番」松本光正著

マクロビオティックを始めると、まずお塩のことで疑問に思う人が多いですね。
それは塩の重要性を真正面から取り上げるからだと思います。
巷では減塩が常識のように言われますが、ちょっと待ってください。
塩の足りない人を多く見てきましたが、それはとても哀れです。
塩はちょうど良いのが当たり前であって、多すぎても少なすぎても体調不良につながります。
「いい塩梅」という言葉がありますが言い得て妙です。

ところで、癌とともに高血圧の人が多いですね。
本当に薬が必要な人ならいざ知らず、中には薬が必要ない人までいることをご存知ですか?
むそう塾生にもご家族に血圧の高い人がおられ、薬を飲んでいたけれど玄米ご飯を食べ始めたら数値が安定したという報告が何例もあります。

高血圧で病院に行けば減塩を指示されて、普段は栄養面にまったく関心を示さない殿方たちでも、減塩に気を使っている人が沢山います。
そのために糠漬けも良くないのでは?と尻込みするのです。
これは困りますね。
正しく説明してあげましょう。
マクロビオティックを知っていても、ご家族との不和を嫌って塩分控え目でお料理する人がいますが、高血圧という状態の背景まで考えるようにしましょう。

まずは本当に高血圧なのかどうか?
そしてそれは下げる必要のある数値なのか?
私は決して西洋医学や薬を否定するものではありませんが、高血圧を一度ご自分なりに勉強されるのが良いと思います。
ちょうど良い本がありますのでご紹介します。

 
 

高血圧はほっとくのが一番 マクロビオティック

高血圧はほっとくのが一番 マクロビオティック むそう塾

 
 

書名:「高血圧はほっとくのが一番」
著者:松本光正(関東医療クリニック院長)
出版社:講談社
定価:840円(税別)
 

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