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中川式モバイル味噌汁を1か月間飲んでみたらこんな変化が!
先日開催した「第13回 圧力鍋料理とモバイルみそ汁講座」を受講された方から次のようなメールがありました。
この方は体重が30キロ代、長年の便秘、それに加えて極度の冷え症、それにまだまだ問題のある状態で愛クラスに来られた人です。炊き方の事情もあって、玄米ご飯は食べていません。今は太ることを最優先に考えています。
むそう塾生としては異例の存在なのですが、環境の許せる範囲内で手探り状態というところでしょうか。
モバ味噌講座は10月13日でしたから、ちょうど1か月経ちました。これからモバ味噌講座を受講される方もいらっしゃるので、きっと皆さんがSさんと似たような体験をされるかと思います。
<Sさんからのメール>
こんにちは。
先月は、モバ味噌講座でお世話になり
ありがとうございました。
講座の日から今日まで毎日モバ味噌を飲んでいます。
主に朝と昼の1日2杯です。
朝はモバ味噌と中川さんの糠漬け、それにお弁当の味見と炊きたて白米を少しいただいてました。
お昼は、お弁当とモバ味噌と、中川さんの糠漬けをいただいてました。
その結果、いつもならこの時期はホッカイロやユニクロのヒートテック、湯タンポがかかせないのですが今年はまだお世話になっていません。
出勤も、いつもなら厚着をしても骨にしみる寒さを感じながらしていたのですが、いまだにキャミソールにYシャツ、制服(ベスト)、薄手のカーディガン、ストール1枚で出勤しています。
足は薄い五本指ソックスと黒のストッキングです。
私にとっては大きな変化です!
家では靴下を履かず、レッグウォーマーで過ごしています。奇跡です!
寒くないわけではありませんが、毎年顔がひきつる程寒さに凍え、手と足の指先が痺れて感覚が無くなって台所にたつのが辛かったのが今年は辛さをほとんど感じません。
ちょっと寒いな、指先が痺れてきたかなと思っても、モバ味噌をいただくといつの間にか解消されています。
正直驚いてます。
嬉しいです!
また、モバ味噌のおかげでお肉を気軽に取り入れられるようになりました。
また、質の良い豚肉を選ぶことで夫と同じお肉メニューをいただく日が増えました!
最初、豚肉を食べて「美味しい」と思った自分を一瞬否定しましたが、動物性を口にしないのがマクロビオティックではないんだと、むそう塾でいつも教えていただいてるお話が浮かび、そして素直にお肉が美味しいと思えた自分が嬉しくなりました。
最近ちょっと美味しいお肉にはまってます(笑)
モバ味噌は、主に秋冬の材料から選んでいて14種類ほどを今日まで試しました。
もっとレパートリーを増やしてモバ味噌ライフを続けていきたいと思っています。
不思議なのは、自分で濃く作りすぎてしまったお味噌汁を飲んだ時はとても喉が渇くのですが、モバ味噌はあんなにしっかり濃い味にもかかわらず喉が渇かないことです。
これが陰陽バランスなんですね。
本当に一生もののモバ味噌を教えていただき、ありがとうございました。
椎茸昆布も、毎日いただいています。
美味しすぎて止まらなくなるので、もしかしら食べ過ぎかもしれません…。
体重は、0,5キロだけ増えました。
腸の具合は、良いとは言えませんが、ガスがでるようになり、ぐるぐる腸が動くようになりました。
引き続き、モバ味噌と椎茸昆布と糠漬けに助けてもらいながら体質改善を目指します。
<マクロ美風より>
Sさん、こんにちは。
モバ味噌で体が温まって良かったです。頑張って台風にも負けずに遠くから参加されて正解でしたね。
あなたの冷えの一因には低体重もあります。
さらにマクロビオティックをして動物性を一切排除すると、割りと冷える人が多くなります。(夏は涼しくていいんですけどね。)
それは体内のエネルギー源が変わるからです。
あなたの場合はもっと体重が増えれば改善できることが多くなりますので、引き続き頑張って思考改革をしてください。
インプットしてしまったマクロビオティックの誤解を完全に解消することが必須です。
なお、モバイル味噌汁は名前のとおり外出時に飲むことを想定したものです。
ご自宅で一人分作って飲むこともOKですが、せっかくご夫婦揃ってお食事ができるのなら、ちゃんとお出汁を取ってお鍋で作ったお味噌汁も飲んでほしいです。
あなたはON-OFFしかスイッチがなくて、これまでもとても苦労しました。
その一端がお味噌汁にも表れ始めています。
モバイルにはモバイルの良さが、お鍋にはお鍋の良さがありますから、ぜひお鍋で作るお味噌汁の腕も上げてください。
(お味噌汁 料理:陰陽京料理人 中川善博)
※サイトの「マクロビオティックの盲点」にも関連記事があります。
「男性は植物性だけのお出汁で本当に満足なのか? 体験談(1)」
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 体験談
2件のコメント
妊婦がよくなる便秘や貧血などのトラブルが皆無です!
復習メールで嬉しい内容がありました。
現在妊娠中ですが、東京からせっせと京都まで通ってくれている塾生さんからです。
この塾生さんは、愛クラスの福ZENの美味しさに感動して幸せコース受講を決意されました。
しかし、そのお料理は上級幸せコースまで習えません。
やっと先月念願の煮物三種が習えました。
2年間待ちわびたお料理です。
何度も復習して高野豆腐が美味しく炊けるようになりました。
メールの中に次のような一文があって、中川さんも私も心から嬉しくなりました。
妊婦さんの健康のお役に立っていること、そして赤ちゃんの健やかな発育に貢献出来ていること、このように何気ない文章からも、むそう塾をしていて良かったと思えます。
塾生さんにエネルギーをいただきました。
緋乃ちゃん、ありがとうございます。
<緋乃さんからのメール> 抜粋
10月は復習で金平や高野豆腐、南瓜の炊いたんばかり食べているので、
妊婦がよくなる便秘や貧血などのトラブルが皆無です!
昔から血圧は低血圧なのですが、朝も4時にパッと目が覚めます。
食事の、陽性の力を体感しています!
むそう塾のご指導のおかげです!
ありがとうございます♡
(高野豆腐の白煮 塾生作品 緋乃さん)
塾長からの講評はこちらから。
親の役目は、子供の一番の理解者であることと、美味しいご飯を食べさせてあげること
きょうは朝から嬉しいメールがありました。
先日開催したモバ味噌講座を受講された塾生さんからです。
彼女は遠くからのご参加で、台風の中を(ある意味台風とともに)飛行機で駆けつけてくださった勇者です(笑)
一番の嬉しいことはお嬢さんのことなのですが、プライバシーに関することなのでここでは伏せておきます。
その他のことで皆さんと嬉しさを共有できればと思い、記事にさせていただきます。
<Aさんのメールより>
美風さん
おはようございます。
今朝は嬉しいことがあったのでメールします。
ー省略ー
モバ味噌講座で、お料理だけでなく、たくさんいただいたものがあったのだと感じています。
その後、お弁当を作るのも楽しくて、お弁当は四つ(夫、息子、娘、自分用)、モバ味噌三つ(息子は学校にお湯がないらしく…)作っています。
モバ味噌はとってもあたたかいものを運んできてくれました!
うまく言葉にできませんが、いつもありがとうございます(^^)
むそう塾にご縁をいただいて感謝しています。これからも頑張ります!
行ってきます。
A
<マクロ美風より>
Aさん、おはようございます。
良かったですねぇ。朝、メールのお返事を書いていて、私は涙がこぼれて来ましたよ。
息子のことで薄氷を踏む思いをしていた時期があったので、お嬢さんに対するAさんのお気持ちが痛いほど伝わって来ましたよ。
親は子供につい多くのことを望んで無言の圧力をかけてしまいますが、「生きていてくれるだけでいい」って心から思って、それを言動で示していると、子供には必ず通じますね。
子供は大人より敏感なので、親の息遣いまでも察知してくれます。
親の役目は、子供の一番の理解者であることと、美味しいご飯を食べさせてあげることかな。
それが出来たら他は多少出来ていなくてもまあまあ許されます。
一杯のお味噌汁。
そこから家族の愛が紡ぎ出され、ご家庭に幸せや健康がやって来るのですから、主婦たるものはお味噌汁に真剣に向き合ってほしいと常々思っています。
汁物の力は大きく、まさに五臓六腑に沁みわたる力を持っています。
どんなに美味しいおかず一品より力があります。
モバ味噌講座でお伝えした内容は極々一部で、中川さんの引き出しには、まだまだ沢山の愛情の込め方が入っています。
これからもお時間を作って京都までお出かけください。
ご主人やお子様が喜んでくれるだけでなく、Aさん自身が楽になれて、ホッとできる生き方が可能になりますよ。
マクロビオティックの考え方を、Aさんにこそ知ってほしいです。
環境に押しつぶされず、自分の力で前向きに生きる術をマクロビオティックが教えてくれます。
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 子育て・野口整体・アトピー, こころ・想い, 体験談
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乳腺炎とお食事の関係 お医者さんの立場で思うこと
てんこさんからメールをいただきました。
ブログの記事を読んでくださって、こうして感想やお仕事との関連を文章で送ってくださることがとても嬉しく、また勉強にもなって心から感謝しています。
早速記事にさせていただきます。
なお、私も乳腺炎について書きたいことがあるのですが、長くなってしまうので別記事にします。
これらの記事は女性だけでなく、男性にもお読みいただいて、ぜひおっぱいのことや体の仕組みを知っていただきたいなと思います。
<てんこさんからのメール>
先日美風さんのブログで赤ちゃんのお写真を拝見して、おっぱいについて考えるきっかけとなりました。
産後の乳腺炎について最近感じた事を書いてみます。
お産の後、おっぱいにしこりが出来て、熱・腫れ・赤みなどを伴うと『乳腺炎』と診断されます。
私も第一子の時一度経験しているのですが、結構な痛みがあり辛いものです。
原因は乳腺の『つまり』なのですが、なぜつまるのか?という点が肝心ですよね。
赤ちゃんの乳首への吸い付き方が悪かったり、だっこの仕方が適切でないと乳管が折れ曲がったり傷ついたりしてつまる、とされています。
それに対して赤ちゃんの口に乳頭を含ませるやり方や、いろいろな角度から吸い付くようにだっこの方法が指導されています。
(乳腺炎は医師よりも助産師さんがかかわることが多い疾患です。)
私が勤務している施設では食事についても少々触れられており、生クリームなどのカロリーが高い物はつまりやすくなるので和食にしましょうと指導しているようです。
症状により解熱剤や抗生剤が処方される場合もあります。
最近の事ですが、比較的重傷の乳腺炎を繰り返す方がいて、マッサージを受けたり(つまりを取るため)薬をのんだりしていましたが、短期間のうちにまたすぐつまってしまって受診されるのでした。
その方の食事を間接的にですが聞いてみると、チョコレート・ホットケーキ・てんぷらなど。てんぷらは確かに和食ですけど。。。。
この方について考えてみると、授乳になれていない間は赤ちゃんの吸い方やだっこの仕方にも改善点はあったかもしれませんが、お産後何か月も赤ちゃんが上手におっぱいを飲めないはずがなく、他に原因があると考えるほうが自然です。
何が一番の原因なのか?
おっぱいが血液から出来ています。
美風さんが血液の質、というお話をして下さいますが、この血液の質が悪いからつまってしまうのだと思います。
つまり、動物性油脂や糖分など血液がどろどろする物を多くたべているから、つまってしまうのではないでしょうか?
おっぱいは人工乳と違ってお母さんが食べた物の風味がするので、その日その日で味が違うという事も言われます。
赤ちゃんが飲んで美味しいと思うおっぱいを意識して食事することはとても大切だと思います。
乳腺炎になると痛いだけでなく、お母さんが40度近い熱をだしたりします。
体力的にはかなりつらい状態です。
乳腺炎をきっかけに母乳育児を断念してしまって、人工乳にする方もいるくらいです。
でも、乳腺炎の苦しみがなかったら、授乳って最高に楽しくて気持ちのいい行為ですよね。
私は息子が生まれて4ヶ月で仕事復帰して夜勤もしていましたが、出来る限り授乳していました。
日中、授乳時間をもらって職場の保育園に走っていくと息子がお腹をすかせて泣きながら待っていました。
懸命に吸い付いてきて、ごくごく音をたてながら母乳を飲む姿は癒しでした。
この時間があったから、いま子供たちと過ごす時間が少なくても何とか絆が切れずにいるのかなと思います。
全てのお母さんに授乳を喜びとして感じていただきたい。
だから乳腺炎で母乳育児をやめることにならないよう、お食事の指導がもっと乳腺炎治療の中心にならなければいけないと思います。
でも単純に和食、といっても先ほどの例のように、母乳に合わないメニューもあるわけで。
若い助産師さんが、あまり和食を意識した事のない若いお母さんに食事指導するには限界があります。
私も具体的に指導する力がまだないのですが、食事が『一番』大事なんだよ!という主張はしていきたいです。
皆さんが自然に母乳育児を楽しめる環境が整うよう、願っています。
カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー, 体験談
10件のコメント
西洋医学と東洋医学とマクロビオティックの間で最良の選択を
先日、てんこさんからメールをいただきました。
てんこさんはお医者さんとして医療の現場で日々患者さんの医療のかかわり方を体験されているので、その内容はとても貴重です。
お医者さんができること、患者さんがするべきこと。
そんな医療の原点を実際の事例をもとに、皆さんで一緒に考えてみましょう。
そして、マクロビオティックを知っているからといって、全面的に西洋医学を拒否する人を多くみかけますが、私は盲目的な拒否ではなく、西洋医学や東洋医学を上手に利用するべきだと常々言っております。
てんこさんのメールにもそのことが書かれています。
マクロビオティックの食事療法にすがって来られても、時間的にその余裕がない人もおられますので、私もてんこさんの文章を拝見して同感でした。
<てんこさんからのメール>
美風さん、こんにちは。
先日のコメントに引き続き、昨日診療で感じたことをお伝えさせていただきたくてメールします。
外来に、子宮全摘術と左の付属器(卵巣と卵管)を切除したあとの経過観察を受けている方が受診されました。
手術前は月経中でなくとも鎮痛剤が手放せず、内膜症に対する薬物療法もかなりたくさん受けていて、日常的な体調不良を訴えられていました。
手術後半年経過し、診察室に入ってきたその方は、嘘のように調子いいんです!鎮痛剤も飲んでいません!と笑っていました。
これまでで一番の笑顔だったと思います。
簡単に体の臓器を切除してしまうことに批判的な意見はありますが、私はこの方は手術してしかるべきだったと思いました。
体の一部を取り除いてしまうことでしか回復できないくらい、状態が悪かったのだと思います。
手術することで全身のバランスは変化してしまうでしょう。
でも、私は美風さんの『完璧はない』という言葉を思い出して、手術してもしなくても完璧はありえないのだから、この方は今置かれた状況から目指せる最良の状態を目指せばいいじゃないか、と思い至りました。
例えば癌性腹水(癌がおなかに散らばって産生する水がたまった状態)でお腹が苦しい方は食事療法などと言っている余裕はありません。
抗がん剤を使って一時的にでも体調を回復させ、そこからどうするか、なのだと思います。
西洋医学が医原病を作り出しているのは事実ですが、東洋医学と異なった役割を担っているのもまた事実です。
重要なのは、中心に自分があって医学的なものをどう『利用』するのかということなのだと思います。
医療に丸投げするのではなく、頼り切りにならず、自分が医療を利用することを『選ぶ』ことが基本スタンスとして必要です。
本来人間に与えられている能力を十全に発揮すれば医療のお世話になる必要はないはずで、『病んでいる』ことがスタートラインとなってしまっているのが現代社会であると認識しなければならないことは残念です。
でも、無双原理が世界を作り出していることが分かっていれば決して悲嘆しなくてよいことを知っていますから、良くなっていく方向を目指す希望を失うことはありませんね。
私は日常的に自分の仕事に疑問を感じていた訳ではないのですが、自分の進むべき方角がはっきりしてきたので、お伝えしたくメールさせていただきました。
読んでいただき、ありがとうございます。
今月京都でお目にかかることを楽しみに。
てんこ
【注】文中に「完璧はない」という言葉が出てきますが、それはこのような場面でのやり取りからきています。
<てんこさんからのコメントの抜粋>
完璧にしてきちきちに生活することはそこに無理にとどまってしまうことになって、ゆるやかなリズムを失ってしまった状態なんですね。
なるほど~と納得でした。
<私からのお返事>
講座でもお話ししたように、私は大きな意味での完璧なんてないと思っています。
小さな意味でも完璧というのはごく少数です。
仕事上や自己満足としての完璧はありますが、陰陽バランスとしてみれば、それは一瞬の完璧なのだと思います。
すべてはゆらぎの範囲内ですね。
私たちは相手のある社会で生きているのですから、自己満足ではいけないと思うのです。
常に相手のことを考えて、そのうえでの自分を最大限に活かすことが、一番障碍を少なくする物事の進め方ですね。
そして満足感も大きいです。
(水仙:宝泉 京都駅店)