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マクロビオティックの陰陽で考えてみよう(陽性な食べ方 陰性な食べ方)
マクロビオティックを習っていても、食材の陰陽は気にしているのに、「食べるときの陰陽」を気にしていない人は圧倒的多数ではないかと思います。
私たちは一日のうちに何回かお食事をしますが、いつも同じ陰陽環境で食べているわけではありません。
忙しいとき、ゆっくりしたいとき、悲しいとき、嬉しい時、楽しいとき、いろんな気持ちで食卓に向かいますから、その時にピッタリの食べ方が出来ると、より一層心身の陰陽バランスを取りやすくなります。
下の写真はむそう塾ではお馴染みの「あらめビーフン」です。
初めて愛クラスを受講される人は、なんだか分からないけど美味しいお料理と表現されます(笑)
私はこのあらめビーフンが大好きで、福ZENに盛り付けされている量よりもっと多く食べたいと思ってしまいます。
(あらめ玄米ビーフン丼 料理:京料理人 中川善博)
ところで、先日は3日間連続講座だったのですが、毎日福ZENがつく講座でした。
みんなが憧れる福ZENなのですが、なんとそのうち2日間は福ZENをお断わりして「あらめ玄米ビーフン丼」にしてもらいました。
せっかく中川さんが早朝から仕込んでくださったお料理をいただかないことに後ろめたさがあったのですが、どうしても体が「そんなに何種類も食べたくない」と発しているのです。
それで体の声を優先させてもらったのでした。
では、私の体の声とは何だったのか?
それは昼間授業をして、夜は連日続いている家事アドバイス講座のお返事をして、徹夜同然の状態で次の日の授業になだれ込んでいたからです。
一日7時間あまり立ちっぱなしでいるためには、陽性モードでなければ務まりませんから、体が自然に欲したのだと思います。
初めていただく「あらめビーフン丼」は、一気に食べ進んでしまう美味しさで、美味しいお味噌汁も糠漬けも後からいただいたほどでした(笑)
その日も授業と家事アドバイス講座の記事と二本立ての時間が過ぎ、やはり次の日もあらめビーフン丼をお願いしたのでした。
やはり美味しくて、黙々とお箸が進みました。
その食べ方はまさに陽性で、可笑しくなってしまいました(^^)
* * *
では、ここで食べ方の陰陽を考えてみましょうね。
まずは陽性な食べ方から。
男性に多いのですが、忙しい時にはお箸すら邪魔で、片手で食べられる物を好みます。
代表的なのがおむすびですね。
次はお箸をあっちこっち動かさなくて済む丼物です。
何も考えないで無心に食べられるからです。
お仕事のことが頭の中を占拠していて、食べる暇もないようなときには、とにかく流しこむように食べたいからですね。
次は陰性な食べ方です。
時間的に追われていないので、ゆっくりと楽しみながらいただけますから、おかずの種類が多いと嬉しくなります。
酒席ではちょっとずつお料理を楽しみたくなる心境が代表例ですね。
そんな心境のときには品数の少ないお料理は寂しく感じます。
まさに福ZENは色々なお味を楽しんでいただくお料理ですから、陽性モードのときにはおかずが多く感じるのです。
ということで、5月31日までは家事アドバイスのために陽性モードで全力疾走しなければと気合いを入れていた私なので、最後の最後は丼物が体の声だったわけです。
おかげさまで無事に乗り切りました。
気合いというのは面白いもので、思わぬ力を生み出してくれるものなんです。
余談になりますが、5月6日には連休の最後ということもあって、上りの新幹線はどれも満席のため、京都から東京までデッキに立って帰りました。
(私はいつも切符の予約はしません)
帰宅後はすぐに家事アドバイスの記事を書き続け、結果として徹夜になったのですが、その時の感想が面白いのです。
徹夜になっても椅子に座っていられるだけでありがたいと思ったからです(笑)
人間て凄いですね。より大変な経験をすると、その後はとても楽に感じることが増えるからです。
もっともっとキツイ経験をしたいと思いました。(Mか! ^^;)
経験の大切さを思わぬ場面で再認識したことでした。
美味しいから玄米ご飯を食べています(マクロ美風の体験的マクロビオティック)
私はご飯が好きです。
ご飯をいただくと落ち着きます。
ホッとします。
それは白米でも玄米でもかまいません。
ただ、体の反応は白米と玄米で少し異なります。
それもまた楽しいです。
玄米に小豆を入れた小豆ご飯も好きです。
まるでお赤飯のような色合いになって、食べ進むと小豆の澱粉質に癒やされます。
今の季節だと白米にえんどう豆を混ぜれば何杯でもおかわりしたくなるほど美味しくなります。
糖質制限だといってご飯を食べない人もいますが、私は甘いお菓子をそんなに摂らないので、別に体調不良にはなりません。
糖質の範疇に炭水化物も入れると、小豆ご飯もえんどう豆のご飯もNGになってしまうので寂しいですね。
こんなに艶艶して綺麗なのに。
そうそう、ネット検索をしていたら私の記事が出てきました。
「マクロ美風の体験的マクロビオティック 玄米は本当に身体に悪いのか?」
ここにも書かれていますが、私は玄米が美味しいと思うから食べています。
健康のためというのは中川式の炊き方を知ってからふっ飛びました(笑)
この記事って、こちらの「マクロビオティックの盲点」に入れていなかったんですね。
あれれ。
では、ついでに「マクロビオティックの盲点」の記事も一つリンクしておきましょう。
「マクロビオティックの現状を把握するための過去記事一覧」
お時間のあるときにでもお読みくださると、何かヒントになることがあるかも知れません。
それにしても飽きずによくこんなことを書き続けていますねぇ(笑)
もう10年も書き続けて来ました。
どの記事も私の体験したこと、間違いないと思ったことしか書いていません。
いい加減な情報は載せていません。
特に玄米の炊き方については、私が知る限りで最も美味しいと思える中川式玄米の炊き方を多くの人が実践してくださって、体に及ぼす効果も実証済みです。
* * *
中川式玄米の炊き方は、毎月少人数でお教えしており、徹底したフォローで完全に炊けるようになるまで、凄腕の京料理人が指導しています。
次回は6月28日が開催日です。
「玄米の炊き方秘伝(第89回愛クラス)」のご案内
<参考記事>
愛クラス受講者の体験談です。
「中川式玄米ご飯を食べてからたった1週間での変化」
カテゴリー: 講座のご案内・連絡事項, マクロ美風の体験的マクロビオティック
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真の健康を手に入れるためにマクロ美風が思うこと
私ね、最近思うのです。
私が書きたいことの大半は内海聡先生や三浦直樹先生、真弓定夫先生などに代表されるお医者さまが本を書いてくださっているし、講演会も開催してくださっています。
私がブログを通じて発信しようとした10年前とは比べ物にならないほど、健康に関する情報が溢れる時代になりました。
少しでも勉強しようとする気持ちさえあれば、それらの情報に接することが可能な時代です。
10年一昔といいますが、本当にそんな感じがします。
今では健康に関する情報が溢れて、むしろその被害者が増えている時代になってしまいました。
そのくらい健康をとりまくビジネスは多くなり、詐欺まがいの商法も溢れています。
資格ビジネスも怪しいものが多いですね。
健康に関することならそんなものにひっかかる前に、自分の身体を信じましょう。
健康になろうと思って始めたのに、かえって不健康になっていく場合は、すぐその方法を中止することです。
健康法というのは個人差が大きいので、Aさんに合ってもBさんに合わないことはよくあります。
見極める基準はあくまで自分の気持ちも身体も心地よいかどうかです。
決して頭で考えるのではなく、朝の目覚めから始まって、睡眠も含めた24時間すべてに重さを引きずっていないことが分かりやすい目安ですね。
それらを忘れて言葉や理論に踊らされて自分の身体を見失った時、体調不良の階段を踏み出すのだと思います。
ですから、マクロビオティックだって合う人と合わない人がいます。
マクロビオティックの理念に共感はしても、体調が今一つならその食べ方を見直さなければいけません。(陰陽を見直すのです。)
理念だけでは体調は良くならないのです。
体調はあなたの食べたものをはじめとして、その口から吸った空気や、身の回りの様々な物や環境があなたの心身を形成するのです。
特別に健康のために時間とお金を費やさなくても、身体を敏感な状態に保ってあげられれば案外と健康でいられます。
つまり鈍い身体では真の健康は手に入れられないということですね。
宇宙からいただいたこの身体を、宇宙の理(ことわり)に合わせられる敏感さ、それが今一番必要なのではないでしょうか。
誤解を恐れず極端な言い方を食べ物に関して言えば、「その時食べたいものを食べれば良い」のです。
そのくらい体は自分の体に必要なものを知っています。
現代人の多くは、その能力を信じていないか無視してしまっているんですね。
なお、人間は都合の良い生き物なので、明らかに身体に良くないものでも「身体の声だ」と言って口に運ぶ人が多いので、「身体の声」には嘘もあることを知っておきましょう。
その代表格が甘いものです。
つまり習慣性のあるものは身体の声をかき消してしまう強さがあるので要注意です。
それでもまだ個人差があります。
甘いものをたくさん食べても、それを帳消しに出来るほど汗をいっぱいかくお仕事をしていたり、お酒をたくさん飲んでも肝臓が丈夫でケロッとしている人もいます。
ですから、頭で知った健康法を優先するのではなく、あくまで身体の反応を優先すべきです。
身体の力を信じて、すぐ身体が反応できる機敏さを養うこと。
それが真の敏感な身体として存在できる道です。
熱を出す必要がある時にはすぐ熱が出せる身体であること、下痢をする必要がある時にはすぐ下痢が出来る身体であること。
ここに近づくことが本来の健康法だと思います。
これを知らせるのが痛みであったりだるさであったりするので、それらの反応をしっかり受け止めることが大切です。
これは決して神経質になることではなく、自分の身体をとりまくあらゆることに対して、その力や仕組みを理解することは生きるために当然です。
答えは身体にあり。
私は20代からそう思って生きてきました。
アトピーで薬漬けだった子供時代から一転して、薬なしの40年余りを東洋医学の考えとともに身体を観察してきました。
その結果、身体の仕組みは本当にすごいと今も唸っています。
身体にも陰陽があるように、寿命にも陰陽がありますね。
与えられた命を全うするべく生きれば、それが短くても長くてもジタバタすることなく生きられるように思います。
たった一瞬の幸せ。きょう一日の幸せ。その連続が人生です。
あなたも心穏やかに生きるために、もし呪縛があるのならそれから解き放たれましょう。
もし食べ物の呪縛があるのなら、そんなのはさっさと捨てましょう。
心穏やかな気持ちでいただく食べ物こそがあなたの生命の源となってくれます。
何を食べるかではなく、どんな気持ちで生きるかが健康に貢献してくれると私は思っています。
ですから私は、これからも現場重視で、一料理教室を舞台にして広がる健康ドラマを発信して行こうと思います。
あくまでも事実から軸足を動かすことなく。
(中川式炊き方の玄米ご飯 料理:陰陽京料理人 中川善博)
このお焦げが健康に大きく寄与することを忘れてしまった日本人が多い。
玄米は下半身を強くする食べ物だと実感している。
中川式玄米ご飯を食べてからたった1週間での変化
先日パスポートを取得されたKさんは、パン屋さんでのお仕事もあって、日常的にパン食が多かったので、小麦粉を減らすように愛クラスでアドバイスをしました。
すると、早速パスポートを取れるまではパン断ちをしようと決心されて玄米投稿に臨んだそうです。
そして、愛クラスに来られてから5日間でパスポートを取得されたのでした。
昨日Kさんからメールをいただいたのですが、その中に玄米ご飯を召し上がっての変化が書かれてありましたので、記事にさせていただきます。
<Kさんからのメール> 抜粋
愛クラスを受講してから、すっかり生活の軸が玄米炊飯になりました^^
もともと早寝早起きが、さらに早くなり
アラームがなる前に目も醒めるようになりました。
起きた瞬間から体がサッと動きます。
たった一週間しか経っていないのに
目に見える変化にびっくりしております!
私が玄米ご飯を炊いていると
子どもたちが興味津々で集まってきます。
何か楽しい事が始まるって思っているのです^^
<マクロ美風より>
Kさんはもともと玄米ご飯を召し上がっておられたのですが、小さいお子さんが玄米ご飯を食べてくれないということで愛クラスを受講されました。
でも、中川式の玄米ご飯を召し上がって、ご自身がこんなにも変化されたのです。
ということは、今までの玄米ご飯は完全に消化吸収できていなかった可能性があります。
もちろん、パン断ちをされたことも効果が早く出た要因になっていると思います。
玄米投稿のときにお通じでのつぶつぶ確認がありますが、それは消化吸収の程度を知りたいからなのです。お通じは雄弁です。
本当に美味しいだけでなく、消化吸収力抜群の中川式玄米ご飯は、Kさんのお子さんたちも大喜びで、1回目から食べ尽くしてしまったそうです(^^)
きっと玄米ご飯を炊いているお母さん(Kさん)の表情も今までとは違っていたのでしょう。
それをお子さんたちは敏感に感じ取っていたからこそ、炊飯時に集まって来るのだと思います。
「食べなさい!」というより喜んで食べてくれるお料理を作る。
これがむそう塾のお料理レベルです。
たった1週間でも体は正直に応えてくれます。
多くの先輩達が玄米投稿期間中に変化して、ビックリされる実例が数多くむそう塾にはあります。
こんな結果を目の当たりにすると、「ああ、ご家庭の幸せに貢献できたんだなあ」と感慨深い気持ちになるんですよね。
マクロビオティックの良さと個人の健康をつなげて、それがご家庭の幸せにつながって行くことがこの上ない喜びです。
そんな日々の繰り返しがたまらなく幸せです。
マクロビオティックに出会って良かった。
それを受け取ってくれる人がいて良かった。
すべてに感謝です。
(愛クラスのお食事準備中 むそう塾)
カテゴリー: からだ, 体験談, マクロ美風の体験的マクロビオティック
2件のコメント
無双原理がマクロビオティックの羅針盤である実例
「日本人(特にアトピーの人)はなぜ小麦粉を多く摂らない方が良いのか?」の記事のコメントに、てんこさんからとても深いコメントをいただきました。
おはるさんへのコメントを踏まえてのコメントなのですが、マクロビオティックの無双原理をよく理解されてのコメントにとても嬉しくなりました。
まずはてんこさんからのコメントをご紹介します。
<てんこさんからのコメント>
美風さん、こんにちは。
>迷わない背景には、勇気や度胸や決断や責任などが一緒にあります。
おはるさんへのコメントのこの文章に、とても惹かれました。
もとから長時間悩むのが苦手で、さっさと決めてさっさと行動してしまう傾向がありましたが、むそう塾でマクロビオティックを学んでからは本当に迷いがなくなりました。
どちらへ進めばいいのかは陰陽が示してくれるので、後は現状に合わせてどう行動するか、それだけなのだと思います。
勇気、度胸、決断、責任、一見重そうなこれらの言葉達を軽々と飛び越えさせてくれるのが無双原理なのですよね。
迷いがなくなった事に加えてもう一つ、『損をする』、という概念が私の中から無くなった気がしています。
他の人からみて損をしてしまったような状況も、その状況を招いたのは自分の選択なのだから、損というよりもあくまで『結果』と思えます。
大変な仕事を引き受けたりして損をしているように見えても、それで全体が望ましい状況になるのなら、やはり損というより良い結果になって得をした、と思えます。『損をした』という感覚を感じなくなってから、いろいろな選択が楽になりました。
何を食べても平気でいられる体は、何が起こっても柔軟に対応できる精神と繋がっているのですね。
むそう塾の深い学びに感謝です。
<マクロ美風からのコメント>
てんこさん、こんにちは。
お忙しい日々なのに、コメントをありがとうございました。
>どちらへ進めばいいのかは陰陽が示してくれるので、後は現状に合わせてどう行動するか、それだけなのだと思います。
>勇気、度胸、決断、責任、一見重そうなこれらの言葉達を軽々と飛び越えさせてくれるのが無双原理なのですよね。
そうそう、そうなんです!
すべては無双原理のとおりに動いているので、目の前のことを無双原理に添わせて考えてみれば自ずと答えが出てくるのですが、そこがあやふやになっている人が圧倒的ですね。
それが一般の人ならいざ知らず、マクロビオティックを何年も前から知っているという人が無双原理の無の字を知らないことも多くて、頭を抱えてしまうのが現状です。
てんこさんがおっしゃるように、軽々と飛び越えられる根拠が無双原理であり、それが羅針盤として安心感を生み出すのだと思います。
>迷いがなくなった事に加えてもう一つ、『損をする』、という概念が私の中から無くなった気がしています。
ああ、それは私もないですねぇ。不思議なくらいありません。
それは「部分」でとらえるのではなく「全体」でとらえることが出来るからであり、それが無双原理のおかげですね。
原因と結果は陰陽なので、その視点で物事をとらえていくと、「損と得」も陰陽で説明がついてしまうからです。
そして、その結果残るのは安心感とか平穏とかいう中庸な心境なんですよね。
無双原理がマクロビオティックの羅針盤としてしっかり働いていることがよく理解できます。
最後に、「何を食べても平気」でいられる体は結果であり、その陰には何が起こっても対応しきれる精神が存在することは言うまでもありません。
こうして考えると、ほとんど大事なことは「見えない部分」にあるような気がしますね。食べ物もしかりです。
(寒桜 宝泉 京都駅店)